週刊 くりんこ・ころ・ころ

週刊 くりんこ・ころ・ころ

PR

Profile

nononeko3

nononeko3

Calendar

Comments

姫でございますm(_ _)m @ Re:愛しき言をつくし....たい。(09/08) くり乃々さん >醜くエゲツない、相当の…
トンカツ1188 @ Re:愛しき言をつくし....たい。(09/08) ブログは楽しんでアップするもの と思…
姫でございますm(_ _)m @ Re:一事が万事と、言いたくもなるさ。(09/07) くり乃々さん まずは・・・ 結局は書か…
HANG ZERO @ Re:愛しき言をつくし....たい。(09/08) ま、いろんな方...います。 言葉では…
snowy0427 @ Re:愛しき言をつくし....たい。(09/08) 「続きはこちら」ってところ、リンクが入…

Keyword Search

▼キーワード検索

2007年03月21日
XML
カテゴリ: 行・道楽

うさぎ雛.JPG

父には、値段は内緒だそう。墓場まで持って行く秘密の、一つと言ったところ。

最近、個人所蔵のひな人形を各戸で展示し
観光客は、古い町並みを楽しみながら、店や玄関先に飾られたそれらを
眺めさせて頂くという形式の町おこしが、そちこちで見られるようになりました。
琵琶湖湖畔には、古い町並みを残す珠のような町々が残っています。
梅に誘われ、早春を味わうつもりで訪れたそんな湖国の町でも、
桃の節句はもう始まっておりました。

長浜は、戦国時代を舞台にしたドラマで、
豊臣秀吉が、初めて城持ち大名となった城下町として登場しますが
その城址に天守閣を模した博物館があります。
高さはありませんが、最上階がお決まりの展望台になっており、
平坦な長浜の町並みと、間近にずんと拡がる琵琶湖をぐるりと見回し
秀吉の高揚感をひと時、味わうことが出来ます。

常設品としては、国友火縄銃の生産地として、様々な武器が展示されていましたが、
この時期、企画展として「砂千代の雛と雛道具」が開催されており
長浜の古刹「大通寺」と縁深い彦根藩主の娘、
砂千代姫(井伊直弼の七女)が同寺に縁づいた折の道具が展示されています。

幕末の、しかし幕府の屋台骨を支え続けた大藩の、
恐らく浮世離れもしてたろう姫君の種々の贅を尽くしたお道具類。
お寺かお城の大広間にしか映えないほどに、大きな内裏雛(一抱えもある)。
漆に蒔絵の、実用品と見紛うばかりの雛道具類。
様々な美しい化粧道具、風変わりな意匠の食器。
幼いうちから内室となるべく大通寺に養女に出され、
また父を早くに亡くした姫君は、小柄で華奢だったのでしょうか。
白地の紬地に刺繍が施された振り袖は、身幅も着丈もとても小さいものでした。
父直弼と亡くなった婚約者の絵姿は展示されているのに、
この日の主人公を、そっと空想する唯一のよすがでした。

彦根市では姫の姉、弥千代姫のひな人形の展示があったようです。
あわせてみることが出来れば、どれほど、感慨深かったことでしょう。
「砂千代の雛と雛道具」展は3月25日まで、もっと早くにご紹介すべきでしたが。
隣市、彦根と併せて、大名家の暮らしを伺えるこんな企画展があれば、
また足を運んでしまうでしょう。
長浜城歴史博物館の周囲にも、たくさんの桜が植えられ
その花の盛りを思い描いたことでした。


お雛.JPG
くり乃々の姉姫初節句のひな人形。
かれこれ30年もたつと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、古色もつきますが
綺麗なお顔をしていると思うのは、愛着ゆえでしょうか。
お内裏様とお雛様しか残していないのが、残念です。


またのお越しを、お待ち申し上げております。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007年03月21日 12時42分42秒
[行・道楽] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: