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くどいんですが、「ようよう、てめぇには、ずいぶん世話になったな」ではないんである。
祈願成就の御礼を神様に申し上げる、正しく「御礼参り」、である。
ぽっこり丸い里山が目立つ近江平野に、峨々たる山容で一際、異彩を放つ山。
「太郎坊宮 阿賀神社」である。
天狗伝説で有名な京都・鞍馬山の次郎坊の兄さん天狗、太郎坊がお守り下さるそうな。
友人Bは、標高わずか350mとはいえ、石段が延々と続く本殿にお参りしてくれた。
だもんで、御礼も当然.....。ご覧、中腹にあるのが参集殿で、本殿はもっと上だよ。
ここは、境内建物が、山の斜面中に散らばっているんである。
絵馬殿は土・日には休憩所になり、ご神水でいれるコーヒーや焼きそば、お酒なんかも。
氏子さん達だろうか、お正月のお飾り作りに余念がない傍らで、早々と休憩しちゃった。

麓からでも目立つ参集殿を過ぎた手水舎脇から、ご神体「赤神山」山頂への山道が延びる。
ご神体を迂回する形で、赤神山三角地点に到達するらしい(よく解ってない)。
ご神体だから山中立入ルベカラズ、山道の両脇には「止め山」と貼り紙が、そこここに。
冬枯れの山は明るい。足元はふかふかの落ち葉だ。
空気は冷え込んでいるけれど、風はなく、近江平野が見晴らせる。
快適に歩いて20分程だろうか、山頂の姿を捉えそうな頃、いきなり風が巻き起こった。
鳥の鳴き声もしなかった山が、木々をしならせ、枝々から唸りを上げる。
しかし、1mほど頭上で旋回し渦を描く風は、私の髪の毛さえもそよがせないのだ。
しばし猛ったのち、それは、山頂目がけて駆け昇っていった。
何だったんだ、今の突風は。
大きな、途轍もなく大きな鳥が、旋回して飛んでいったみたいだ。
天狗の山だぁ。
友人に追い付いて尋ねたところ、風には気が付かなかったと言う....。
そこから、道を曲がればむき出しになった山頂の岩が、眼前にそびえる。
三角地点の岩から見下ろせば、どこまでも真っ平らな大地を、
不規則な刺し子の様に田んぼが区切っている。
米処・近江ならでは、湖東独特の美しい風景だ。
修験道のお山らしく、峰々には巨石信仰の名残や遺跡が見られるらしいけれど、
本日は縦走せず、来た道を戻って本殿にお参りをする。
本殿前には、神力でかち割ったという巨岩(誰の神力なのかが不明 笑)があり、
悪心を抱く者や嘘つきは、挟まれるんだそうな。
隙間80cm、悪心もないんだけど、正直者のくり乃々は、正直、狭い空に息がつまりそう。
ぱっくり割れた巨岩は、その名も「夫婦岩」。
ひいては家庭円満に効用あり。
いかにも度胸も付きそうで、よって、勝負事、出世開運、商売繁盛にもよろしある。
下り道にも点々とお参り処があって、開祖は最澄さんだし、
いかにも、太古からの自然信仰を踏まえた神仏混合だ。
滅多にお札は頂かないのだが、ペット用のお守りがあったので購入した。
どうぞ、くれぐれも宜しくご加護下さいませ。
近江平野に西日がさした。
今日のお宿「休暇村 近江八幡」を目指して、冬の湖岸道路をひた走る。
公共の宿だから、温泉も循環・加水・加温・塩素とフル装備、浴感も温泉だか何だか(笑)
それでも、近江牛のしゃぶしゃぶは口の中でほろほろ甘く、滋賀の地酒は静かで優しい。
部屋や浴室からは、間近に琵琶湖湖畔を見渡せる。
水面に浮かぶは渡りの鴨ばかり、冬の琵琶湖は、寂しい様な穏やかさに沈んでいる。




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