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2009年09月24日
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カテゴリ: 旅の記録
二日目。まずは瓜割(うりわり)の滝に行ってみる。日本名水百選に選ばれていて、近くの水汲み場には朝からたくさんの人が汲みに来ていた。
18瓜割の滝.JPG

クマゼミが落ちてきた。もう秋なのである。羽が傷ついている。近くの杉の木に留めてやる。もう汁を吸う元気はないだろうけど。
17クマゼミ.JPG

小浜市の福井県立若狭歴史民族資料館に行ってみる。ここは、縄文から弥生、古墳、律令、中世、近世の若狭の歴史と民俗が満遍なく展示されている。縄文博物館にない視点の展示もあって面白かった。たとえば、写真にあるように石斧柄の作り方はいわれてみればそうかそういう作り方があったんだと納得。
19なるほど.JPG

博物館で古墳マップをもらったので、すこし周りの古墳を探しに行った。丸山塚古墳は6C中ごろの円墳。S28年の大水害のときに円丘もろとも崩されたらしい。副葬品としては、鏡や大刀、馬具、よろい、水晶製三輪玉など色々出ている。
20丸山古墳跡.JPG

すぐ近くにあるきれいな前方後円が残っている十善の森古墳。丸山塚と同じような副葬品が出ているが、できたのは6C初め。
21膳の森古墳.JPG

小浜市の水産市場に行ってなにか昼食を物色する。食堂は20分も待つということだったので、店で握り鮨を買って、その場で食べた。お茶とカニのあらが入っている味噌汁は無料でついてくる。一応鮨の上(1000円)を買ってみたのだけど、ネタが新鮮な以外はふーんという感じ。味噌汁は抜群にうまかった。けれども、10分ごとに商品を持ってきていたので、飛ぶように売れていたのだろう。市場だからと言ってすべてが安いわけではない。
22お寿司の上.JPG

ショックだったのは、昨日の鯖缶がうまかったので、じつは朝の滝の売店で一缶420円で買っていたのである。ところが、この市場では330円で売っていた。悔しいのでここでも二缶買う。小浜といえば、オバマ。当然いたるところにオバマグッズが溢れていた。とうとう一つも買わなかった。1500円のTシャツを買えば、オバマ会員になれたのだけど、なんか気恥ずかしい。けれども、この食べ物もお水も美味しい町が平和のオバマで潤うのは喜ばしいことではある。
23小浜といえばオバマ.JPG

海を見ながら西に向かう。この二日はいい天気だった。
24小浜の海.JPG

舞鶴市に着いた。一度来て見たかった『引き上げ記念館』に行って見る。戦後もはや60年以上たって、来館者はまばらなのではないかと予想していたのであるが、なんの、次々と車が入ってきて、にぎわっていた。

27白樺日記.JPG


25歴史認識1.JPG
たしかに、戦争そのものに対する分析はない。よって反省もない。

26平和の誓い.JPG
だから、記念館の一番初めに書いている「平和の誓い」にはただ平和を願う、祈りみたいなものだけがあるのである。しかし、けれどもここは平和を願うところなのだと思う。靖国神社の博物館にあってここに無いものがある。『愛国心』そして『御霊』という言葉である。

28平和を願い戦争に反対する戦没者遺族の会.JPG
だからこそ、戦友会の記念樹の隣に『平和を願い戦争に反対する戦没者遺族の会』の記念樹も植えることができるのだろう。日本はついに戦争責任をあいまいなままに終わらせた。その弊害が、たとえばこのような記念館で『平和を願う』という本当に『切実な願い』が単なる『願い』だけに終わるようなそんな建物しか作れないという結果に結びついているのだろう。

29自衛隊施設.JPG
舞鶴市には自衛隊の海軍施設がたくさんある。自衛隊の施設はすぐに分かる。なぜか。塀の上は全て鉄条網で仕切られているのである。こういう仕切りは日本や韓国の米軍の施設でよく見た。米軍のときには仕方ないと思っていた。なぜなら塀によって『国』が仕切られているのだから。けれども自衛隊の場合は、どちらも日本だろう?しかし、自衛隊の場合は中に入れば『日本ではない』のかもしれない。

帰りも、若狭舞鶴自動車道で帰る。神戸のジャンクションに入るまで10キロ、40分ぐらいずっと大渋滞にはまってしまった。それでも、ETC1000円がなければ、決して行くことがなかった地域だろうと思う。(行って帰るだけで交通費16000円くらいかかる場所が2000円でいけるのである。しかも時間的にもたぶん車で行くからこそ機動力があって色々なところに行けた)CO2の問題は残るけれども、満足のいく旅であった。

総走行距離は715キロでした。





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最終更新日  2009年09月24日 21時56分46秒
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