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5月に観た映画は10作品でした。3回に分けて紹介します。
「バースデー・ワンダーランド」
観客は、私以外に2組しかいなかったかけど、とってもステキなアニメでした。
原監督は、この数作、アニメのカラーの可能性にかけているようです。造形美は素晴らしい。原作はあるけど、映像は完全に原監督の創造でしょう。
ただ、人物の表情が人形みたいで、あれだとなかなかキャラに自分を託せない。言いたいことはよくわかる。産業革命以来、私たちはたしかに美しい世界をなくしているのかもしれない。でも、それを体現すべき人間も描いてくれないと、やはり弱い。
(ストーリー)
自分に自信のないアカネは誕生日の前日、突如現れた謎の錬金術師ヒポクラテスと弟子のピポから世界を救ってほしいと言われ、骨董(こっとう)屋の地下室からつながるワンダーランドへ連れ出される。幸せな色に満ちたワクワクする世界は、色が消えてしまうという危険にさらされていた。ワンダーランドを守る救世主として期待されるアカネは、世界を救うための冒険に出る。
(キャスト)松岡茉優、杏、麻生久美子、東山奈央、藤原啓治、矢島晶子、市村正親
(スタッフ)
監督:原恵一
2019年5月2日
ムービックス倉敷
★★★★
「映画 賭ケグルイ 」
テレビシリーズが続いている中で、映画を上映する意図をちゃんと計算に入れておくのだった。まさかの、あそこで終わり。賭けに負けました。新人俳優の表情変化を楽しむことはできました。
支持率がある程度高いのは、ドラマの完成度よりも、賭けグルイ観客の「程度」に、製作者が勝ったからだろう。
(ストーリー)
創立122年を迎える私立百花王学園。この伝統ある名門校で生徒の階級を決めるのは“ギャンブルの強さ”。勝者には地位と名誉が与えられ、敗者は財産も尊厳も奪われる。この学園に、一人の少女が転校してくる。彼女の名は蛇喰夢子。一見するとお淑やかなこの美少女は、いかなるリスクもいとわない常軌を逸したギャンブル狂だった。学園を支配する生徒会は、夢子を危険な存在と判断し、百戦練磨の刺客を送り込むも次々と撃破。学園は夢子を中心に大きく動き出そうとしていた。生徒会はついに、全校生徒を巻き込んだ百花王学園史上最大のギャンブルバトルの開催を宣言する―監督 英勉
出演 浜辺美波、高杉真宙、宮沢氷魚、福原遥、伊藤万理華、松田るか、岡本夏美、柳美稀、松村沙友理(乃木坂46)、小野寺晃良、池田エライザ、中村ゆりか、三戸なつめ、矢本悠馬、森川葵
2019年5月7日
TOHOシネマズ岡南
★★★
「E.T.」
実は初めて観た。1982年の年末映画なので、大学時代、卒論に追われてそれどころではなかったようだ。ヨーダも出てくるあたり笑える。序盤はずっとE.T.の手しか出てこない演出や、ジョンウィリアムの見事な音楽と映像がピッタリ合っている様や、最終盤のCIAぽい大人たちが、実は科学者集団だったという種明かしや、上手い演出だと思う。有名俳優を使わずにヒット作を連発したスピルバーグの才能が光っている。
指と指を合わす仕草や、月明かりを背に自転車で飛翔する影や、その後のアイコンとなる映像も、実は怪我を治す映像だったり、そのあと夕陽を背にもう一度同じ映像を作っていたり、とか意外な場面もある。
最初は野蛮な動物、そして未開人、そして人間、やがて知性豊かな超能力者と、印象が2日で変わって行くE.T.のクリエイティブな姿は、その後の人類の進化に大きな影響をを与えたに違いないと思う。ただ、人類の大きな特徴は、食物の共食にあると私は思っているので、エリオットがそれを最初にするのは理解できるが、E.T.もそれに倣うのはおかしいかもしれない、とは思った。
出演者の中で、出世頭は、結局紆余曲折のあったドリューバリモアだけだったというのは、アメリカという国の不思議だろう。
(解説)
宇宙人と地球の子供たちの交流を描くSFファンタジー。スティーブン・スピルバーグとキャスリーン・ケネディが製作に当り、スティーブン・スピルバーグが監督。脚本は「マジック・ボーイ」のメリッサ・マシソン、撮影はアレン・ダヴュー、音楽はジョン・ウィリアムス、E・T創造はカルロ・ランバルディ、視覚効果はデニス・ミュレンの監修によりILMが担当。出演はディー・ウォーレス、ヘンリー・トーマス、ピーター・コヨーテ、ロバート・マクノートン、ドリュー・バリモアなど。
ストーリー
アメリカ杉の森に、球形の宇宙船が着地し、なかから小さな宇宙人が数人出てきた。彼らは地球の植物を観察し、サンプルを採集する。1人だけ宇宙船から遠く離れた宇宙人が、崖の上から光の海を見て驚く。それは郊外の住宅地の灯だった。突然、物音がした。宇宙船の着陸を知った人間たちが、宇宙船に向かってきたのだ。宇宙船は危険を察知して離陸する。先ほどの宇宙人1人は、地上にとり残された。その頃、住宅地の1軒では、少年たちがカード遊びをしていた。10歳のエリオット(ヘンリー・卜ーマス)は、小さいという理由から、兄マイケル(ロバート・マクノートン)らの仲間にいれてもらえず、くさっていた。ピッツアの出前を受け取りに外へ出たエリオットは、物置小屋で音がしたことに気付いて、みんなを呼びよせた。しかし、中には誰もいなかった。深夜、エリオットはトウモロコシ畑で、宇宙人を目撃。翌日、夕食をたべながら、エリオットは宇宙人を見たことを話すが、誰も信じない。「パパなら…」というエリオットの言葉に、母のメリー(ディー・ウォーレス)は動揺する。パパは愛人とメキシコに行っているのだ。その夜もふけ、エリオットがポーチで見張っていると、宇宙人が彼の前に姿を現わす。エリオットは宇宙人を部屋に隠した。翌日、エリオットは仮病をつかって学校を休み、宇宙人とのコミニュケーションを試みた。そして帰宅した兄、妹ガーティ(ドリュー・バリモア)に紹介する。宇宙人は太陽系を遠く離れた星からやって来たことを、超能力でボールを宙に浮上させて説明した。次の朝、エリオットにマイケルの友達が、「怪物がいたか」と尋ね、宇宙人だと聞かされると、「ではエキストラ・テレストリアルだな」という。こうして宇宙人は以後、エキストラ・テレストリアルを略してE・Tを呼ぱれることになる。学校で授業をうけるエリオットと家にいるE・Tとの間に心が通いあい、E・Tが冷蔵庫からビールを取り出して飲むと、学校のエリオットも酔っぱらう。E・TがTVで「静かなる男」を見て、ジョン・ウェインとモーリン・オハラのキスシーンに見とれていると、学校でエリオットがかわいい女の子にキスをする。E・TはTVの「セサミストリート」を見ながら、英語を覚え、家に電話したいといい出す。E・Tはノコギリや傘を使って通信器を作る。ハロウィーンの夜、子供たちはE・Tに白い布をかぶせて森に連れ出し、E・Tは故郷の星に連絡をとる。翌朝、E・Tは瀕死の状態となり、エリオットが彼を家に運ぶ。E・Tを始めて見て、驚くメリー。突然、宇宙服を着た科学者たちが家にやって来た。NASAの科学者キース(ピーター・コヨーテ)がエリオットに「私も10歳の時からE・Tを待っていた」と話しかける。E・Tは死亡し、最後のお別れをエリオットがしていると、E・Tの胸が赤くなる。彼は死んでいなかったのだ。エリオットは兄妹、兄の友人グレッグ、スティーブ、タイラーの協力を得て、E・Tを森に運ぶ。後を必死に追う科学者の一団。森の空地に着地した宇宙船に乗り込むE・T。宇宙船が消えたあと、空に美しい虹がかかった。
スタッフ
監督
スティーヴン・スピルバーグ
脚本
メリッサ・マシソン
製作
スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
メカニカルデザイン
ラルフ・マクウォーリー
クリーチャーデザイン
カルロ・ランバルディ
撮影
アレン・ダヴュー
美術
ジェームズ・ビッセル
フランク・マーシャル
装飾
ジャッキー・カー
音楽
ジョン・ウィリアムス
音響効果
ベン・バート
編集
キャロル・リトルトン
衣裳/スタイリスト
デボラ・スコット
メイク
ロバート・シーデル
MA(音声編集)
ケネス・ホール
アソシエイト・プロデューサー
メリッサ・マシソン
SFX/VFX/特撮
インダストリアル・ライト・アンド・マジック
クリストファー・エヴァンズ
フランク・オーダス
SFX/VFXスーパーバイザー
デニス・ミューレン
ケネス・F・スミス
ローン・ピーターソン
字幕
戸田奈津子
アドバイザー
チャールズ・L・キャンベル
キャスト
出演
ディー・ウォーレス
Mary
ヘンリー・トーマス
Elliott
ピーター・コヨーテ
Keys
ロバート・マクノートン
Michael
ドリュー・バリモア
Gertie
K・C・マーテル
Greg
ショーン・フライ
Steve
トム・ハウエル
Tyler
エリカ・エレニアック
Pretty_Girl
リチャード・スウィングラー
School_Teacher
フランク・トス
Policeman
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