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2026.02.02
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依存症

人間は全くの無力な存在、一人では何もできない“寄る辺なき存在”として生まれます。

そのため、養育者である母に 100 %依存するしかありません。

芸能人・歌手の中に薬物(覚せい剤)依存で逮捕される報道をいくつも見ました。

それも、繰り返し再犯を犯す人たちがいます。

一度ならず二度と繰り返す薬物依存は、依存症から薬物依存中毒に陥っています。

依存中毒とは、溺れる、耽溺行為、アディクションが、やがて人格崩壊に至る危険性があります。

医学的には、意思の弱さではなく、脳の病気と見られていますが、突き詰めれば精神の病です。

一口に「依存」と言いますが、健康的な依存と病理の依存があります。

その境界線は過剰か適切かです。

病的な依存は、過剰です。

例えば、食べても食べても満腹感がなく食べ過ぎてしまうと、過食になり肥満になります。

適切であれば腹八分目というように、食欲を自分でコントロールできます。

それには空腹と満腹を知覚する内部知覚センサーが正常に働いていることです。

そして、も一つ” 超自我“です。

超自我は心的に自分をコントロールし、ほどほどに止める役目、働きをします。

内部知覚センサーと超自我の二つが働かなければ、歯止め、抑制が効かず、中毒に至ります。

社会人としてお金を稼ぎ多大な収入があって、聴衆から支持されても、超自我を内在化しなければ自分をコントロールすることが出来ず、身を滅ぼしていきます。

法に背き、して善いことと悪いことの判断がつかない。心の構造が未熟で、赤ちゃんのまま心が成長していません。

そのことに気づく病識が欠落しています。精神は目に見えないようでも、その人の言動に現れます。



母は安心と安全の存在

すると、 100 %依存しなければ生きていけない寄る辺なき存在である人間は、もともと無意識の中に依存中毒の因子があるといえます。

だからこそ、赤ちゃん時代に 100 %依存できれば、そこで精神は成長してくため、依存中毒は免れます。

100 %依存するには、母が子供の要求に all ok し、 100 %応える必要があります。

ここで健康な依存が出来れば満足し、依存から卒業していき、自律に向かいます。

それを子供がいつまでも依存し続けると恐れるのは、養育する母の無意識にある満たされなかった欲望の投影です。

それくらい依存したいのは母自身だということです。



母とは子供にとって安心・安全の存在です。

寄る辺なき子供が求めるのは、この安心と安全、保護です。

母が all ok し、 100 %子供に応えれば、子供は安心感を得ます。心は安定します。

この 100 %の安心・安全を得られたか、不適切な養育により 100 %依存が欠如しているかは、 18 ヵ月未満の子供の症状に表れます。

安心・安全が欠如した場合は

生後 4 6 か月頃は、過剰な夜泣きで表れます。

 極端な夜泣き、夜寝ない、泣き止まないは、安心・安全の欠如です。

 母が適切に世話し(授乳・おむつ替え・睡眠への導入)、まなざしと声、抱っこ(スキンシップ)を怠っていると考えます。


生後 8 ヵ月頃は、「八ヵ月不安」と言われる人見知りが見られない。誰に抱かれてもニコニコしています。 

 人見知りは母が子供に確定したこと。

 つまり、母とそれ以外の人の区別がついたことを表します。

だから、母以外の人が抱こうとすると、または近づいただけでも泣きます。

これがこの時期の正常な反応です。

 それは、 24 時間態勢で子供の傍にいて育児に専念した結果です。

生後 18 ヵ月未満では、高熱、ひきつけ、肺炎、小児喘息、自家中毒、股関節脱臼、腸重積、アトピー性皮膚炎の症状が見られます。

これらの症状は母性喪失の診断基準です。



母性とは

子供の成長と心の発達に不可欠で、これに関与する主な人としての母の役割を「母性」と言います。

母なるものをゲルトレート・シュヴィングは、「積極的、献身的で思慮深く、かつ連綿とした優しさとでもいうべき風土の中で、相手に向けられた配慮全体とでも称すべきのも」と定義しています。

この風土、環境の中で初めて子供の心は解放され。活力を得、生まれ変わり、人間的価値を摂り入れ創造的となります。

ライト .a 精神科学研究所 登張豊実

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『インテグレーター養成講座』テキスト 1  より)

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Last updated  2026.02.02 06:51:26
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