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感情的反応
私たちは、目で対象を見て、その対象を言語にして認識します。
外から自分に向ってくる物事が危険かどうか、判断しなければなりません。
例えば、それが花びらか、小石か、はたまた矢かで行動は違います。
花びらならそのまま眺めていてもいいが、小石や矢ならできる限り回避行動をとらなければなりません。
外からの物事・情報を言語化します。これが知性化です
そのために、五知覚のアンテナをを外に向けて張っておきます。
これが人からの言葉だとどうでしょう。
「 A さんがあなたの悪口を言っていたよ」と言われて、それに対する自分の意見・考え・反論などの言葉が出てこなければ、知性で反応できず、首から下の肉体に属する感情で反応します。
フロイトが言ったように欲動には生の欲動(エトス)と死の欲動(タナトス)の二つあります。
生の欲動(エトス)で反応する内容なら、ワクワク・ドキドキします。

言い返せなった時、言葉が出なかった時はイライラ、ムカムカ、カリカリ、キリキリ、カチンと来たり、オロオロします。これは死の欲動(タナトス)です。
何にどうイライラしカチンと来たのか、言葉にできないため自分でもわかりません。
言葉にならないで、擬音で済ませます。
擬音の多い人は、言語化できないということです。
「好き・嫌い」の起源は「快・不快」
人・事・物への感情的反応「好き」と「嫌い」です。
好き・嫌いの起源は、快と不快。
快刺激は赤ちゃん時代の抱っこ・スキンシップの温もりから始まり、「好き」を作ります。
不快刺激は「嫌い」を作り、排除と攻撃に向かいます。
不快刺激の基は、放ったらかしの無感覚。
養育者(母)に抱っこされ、触れられて肉体に安心と安全、気持ちいいがマーキングされ記憶されますが、それがありません。つまり愛されなかったということです。

アトピー性皮膚炎
母が放置し自分に関わらなかったことを否認するために、皮膚を掻きむしります。これがアトピー性皮膚炎です。
触れられず無感覚であった、愛されなかったことを否認するために、自分で自分の皮膚を掻きむしり、痒みと痛みの感覚を作り出します。
これで少なくとも無感覚は免れます。
掻きむしるくらいではすまないと、自ら自分の体を切ったり刺したりして傷つけます。
切る場所は手首に限らず、足をハサミで刺したりと全身に及びます。
母が子供に触れないことが、どれだけ子供の心を傷つけ、更には身体を傷つけるかを知っているでしょうか。
また、皮膚を掻きむしったり、切る行為が、放置され愛されなかったことの防衛としての否認であることを、本人も自覚しているでしょうか。
知らない、わからないから、辞められないで治りません。
行動の元には動機が、原因が在ります。
それを言語化していくことが治療になります。
言語化・知性化
言語化・知性化する脳、思考するための時間と空間概念を持たないと動物と同じです。
生の欲動(エトス)と死の欲動(タナトス)から感情の好き・嫌いにいく。だから人を好き・嫌いで判断します。
「あの人が嫌い」と言うだけで、その人のどこがどう嫌いか、何故自分はその人を嫌うのかの知性による吟味がありません。
自分の中から湧き上がってきた感情・情動を、思わす言葉にしてしまいます。
言っていい事と悪い事の判断がつきません。人ともめ、争いになります。
言語化が無いと、感情に任せて手が出て暴力になってしまう。これは最悪です。
初めに言葉ありき。
目で見て、知性で認識し判断するのが人間です。
そのために「本を読み、言語を憶えよ」と師は言います。

ライト .a 精神科学研究所 登張豊実
( LAFAERO1 大澤秀行 『 DIAGURAMU 解説』講座より筆者まとめ)
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