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August 14, 2006
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カテゴリ: 京都歩き
 京都の老舗巡りは楽しいが、難点は所在が分かりにくいこと。

 店の佇まいが実に奥ゆかしく、うっかりすると通り過ぎてしまう。
060817-1.jpg
 看板も控えめで、香港や台湾に見る「ウチの店はココッ!」と、無理やり客を振り向かせんばかりのものと好対照だ。


 お箸の専門店「 市原平兵衛商店 」を最初に訪れた時のこと。
住所は事前に調べておいたので、半径5メートル以内には間違いなく絞り込めているはずなのに、それらしきお店が見当たらない。

 ひょっとして潰れたんだろうか・・・と、ふと天を仰ぐと、
060817-2.jpg仕舞屋風のお家の壁から、「いちはら」との文字が覗いているではないか。
「市原平兵衛商店」という、いかにも老舗っぽい仰々しい店名から、デーンとした店構えを想像していたものだから驚いてしまった。

060817-3.jpg
石黒香舗 」を探す時は、さすがに「いちはら」さんでの学習効果から、すぐに見つけることができたものの、やはりそのおっとりとした店構えには共通するものがある。


 でも、さすが京都の老舗だなぁと思うのは、むき出しの商売っ気は感じられないけれども、ちゃんとお客さんの方を向いているところ。決して、古色蒼然とした伝統工芸品を殿様商売的に販売しているのではなく、新規商品開発も怠らない。

 「いちはら」さんで手に入れて、大変重宝しているものがある。商品名は、確か「 比叡おろし 」とかいったと思うが、竹でできた刷毛のような箒のようなもの。茶筅の手法を応用して作ったオリジナル商品だそうだ。何に使うのかと言うと、柚子の皮や生姜などをおろした時、おろし器のギザギザにおろした柚子皮やら生姜がひっかかりますよね。それを掻き集めるのに便利なんです。昔、お料理教室で、爪楊枝を数本、輪ゴムで束ねたもので、サッサッとギザギザをなぞるとよいと教わったが、そんなものより、ずっと使い勝手がいい。

 伝統と革新、それが京都という気がする。





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Last updated  August 16, 2006 05:27:19 PM
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