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予定より若干遅れて、僕たちはついにラリベラにランディングした。到着した空港は、まことに小さい、まさに地方空港もいいところだ( 写真 )。

遠くに、南アフリカのケープタウンで見たテーブルマウンテンのような山が見える( 写真 )。山頂部が浸食されて失われ、硬い基盤が取り残されたのだ。

◎着いたラリベラは人口2万余の「田舎町」
後で空港からラリベラ市街に入って納得したが、街としてはまことに小さい。人口はせいぜい2万数千人である。エチオピアでこれまで宿泊したバハルダールもゴンダールも、曲がりなりにも20数万人の人口を擁していたことからすれば、「ただの田舎町」である。
しかしこの田舎町にいちおう、空港があり、市内に多くのホテルがあることから( 写真
=空港到着ロビーでの各ホテルの案内所)、ここが観光地であることははっきりしている。

ここにも、様々な絵が掲げられている( 写真 )。


◎ポルトガル宣教師も偉容に驚く
欧米人に特に高い人気を誇るのは、12世紀から13世紀にかけて建造された世界遺産「ラリベラの岩窟教会群」である。というか、これしか観る物はない。しかし岩窟教会群はその偉容から、訪れる誰もが圧倒される。かつて16世紀初頭、ここを訪れたポルトガルのカトリック司祭が、その偉容に驚嘆したが、報告用に描いた絵は母国の人たちには信じてもらえないだろう、と語ったとされる。
前にもちょっと触れたが、僕は以前からラリベラ岩窟教会群を訪れたいと熱望していた。昔、アフリカ考古学の本を読んで、ラリベラ岩窟教会群が書かれていて、驚いたからである。
◎羨望のエチオピアの至宝
それが今年まで遅れたのは、生来の潔癖症がある。
旅行社に何度か足を運び、説明会を聴いたが、岩をくり抜いた教会なので、薄暗くてジメジメしており、したがってノミ、ダニの巣窟でもあること、ホテルも決して国際級の水準ではないことなどと説明されて、尻込みをしてしまった。
しかしそれでも、ついに意を決してエチオピア周遊の旅に加わることに決めた。その第一誘因は、ラリベラであった。
だから空港ロビーに足を踏み入れ、ついに来たか、と感慨深いものがあった。
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