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2023.06.16
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カテゴリ: 現代史
​ トランプ前大統領がまたも起訴された。昨年8月のFBIのフロリダ州の自宅の家宅捜索で、多数の機密文書が見つかり、国防に関する情報を故意に保持した罪に問われている他、FBIなどに文書が見つからないよう移動させていたとして司法妨害の共謀の罪などにも問われている。件数は、合わせて37件にも達する( 写真 =開示された起訴状=持ち出して機密文書のずさんな管理状況も明らかに)。​





​◎共和党支持層でトランプ氏の支持率急上昇中​
 この3月には、ポルノ女優との不倫問題に関して州法違反で起訴された件に続いて2度目だが、今回はアメリカの安全保障に直接の脅威をもたらす重罪容疑だ。
​ トランプ氏は、例によってバイデン政権による迫害を訴え、起訴を政治利用と一蹴している( 写真 )。​



 問題は、このトランプ氏の迫害訴えが、一定程度、説得力をもってアメリカ国民に受け入れられていることだ。特に共和党支持層では81%もの多数で「起訴を政治的動機によるもの」と見ている。3月の州法違反での起訴でも、共和党支持層に同様な反応があり、これによって共和党支持層のトランプ支持率は上がった。
 今回も、その傾向が顕著だ。

​◎トランプ前大統領に対して腰が引けている共和党大統領指名争い候補​
 そのため、共和党内の反トランプの有力候補、デサンティス・フロリダ州知事も、ペンス前副大統領も、司法の政治利用を訴え、トランプ氏擁護に回っている。来年から始まる共和党予備選で、圧倒的優位のトランプ氏に対し、腰が引けているのだ。
 これは、アメリカ民主主義に対して極めて憂うべきことだ。民主党と対立する共和党が、反民主主義的なトランプ色一色に塗りつぶされている。
 トランプ前大統領の思惑は、大統領選挙の出馬で山ほどある容疑も党派的な魔女狩りと正当化し、また選挙に勝って大統領に就任することにより法的保護を受けられると考えていると見られる。確かに仮に大統領選挙で当選してしまえば、有罪の司法判断は下しにくくなる。それによってあらゆる疑惑を雲散霧消にさせてしまおう、ということなのだろう。

​◎大統領選の本選と上下両院議員選などで共和党大敗の危機​
 しかし民主党支持層と無党派層からは、嫌悪をもって受け取られているから、2022年の中間選挙のように、民主・共和の拮抗州では軒並みバイデン氏に敗れるだろう。同時に行われる下院全議席と上院3分の1の改選、そして州知事選挙でも、共和党は大敗するに違いない。
 バイデン陣営は、共和党の自己崩壊を待っていればよい状況だ。
 共和党の党内自浄作用が働くことを望む。

昨年の今日の日記 :「列強も驚いた正確な日本全図を作った伊能忠敬は実は熱烈な天文マニア、地球を測るために蝦夷地まで旅した」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202206160000/​





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Last updated  2023.06.16 05:09:28


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