政治、現代史、進化生物学、人類学・考古学、旅行、映画、メディアなどのブログ

政治、現代史、進化生物学、人類学・考古学、旅行、映画、メディアなどのブログ

PR

×

Profile

自費出版のリブパブリ2010

自費出版のリブパブリ2010

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

Comments

farr@ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
背番号のないエース0829 @ 婿入り 現在井上ひさし「吉里吉里人」を読書中な…
自費出版のリブパブリ2010 @ ありがとうございました。 京都ヒストリカ国際映画祭事務局さん …
2023.06.17
XML
カテゴリ: 考古学
 中世志海苔古銭の展示コーナーは、博物館で最も入り口に近い一等地にある。それが、この博物館の最大の目玉であることを示す。

​◎新しい洪武通宝は13枚だけ、永楽通宝はゼロ​
​ 解説パネルによると、2004年からの5年計画で実施された保存修理により、実に38万7514枚もの古銭が確認された( 写真 =珠洲焼大甕に入っていた古銭約6500枚)。


 38万枚余の古銭のうち、最も古いものは前漢の時代の紀元前175年初鋳の四銖半両で、新しいものでは明代の洪武通宝(1368年初鋳)だ。実に約1500年間にわたって作られた銭(ぜに)が網羅されている。ただ、中世後期に国内で大量に流通する明の銭は洪武通宝が13枚だけで、1408年初鋳の永楽通宝は1枚も含まれていなかった。
 明銭は、商業の盛んになった中世日本で大量に輸入、流通していた。それなのに、洪武通宝が13枚だけしかなかったのは、収納に使われた大甕の制作年代とも考え合わせると、古銭大量埋納が1370年頃だったらしいことを強く示唆している。

​◎志海苔海岸産の昆布を畿内に移出​
​ そしてこの時代に近くの高台で志苔館( 写真 )が営まれ、築いたのは道南十二館の1つを支配した小林氏である。​



 小林氏は、志海苔沿岸産の昆布を大量に京・大坂方面へ移出し、巨大な利益を得ていたと思われる。越前焼と珠洲焼の大甕の存在は、越前・能登が交易中継地として深く関わっていたことを示す。
 ちなみに高田屋嘉兵衛たちが廻船した北前船は、まだ行われていない。それ以前の中世に、早くも京・大坂との太い交易ルートが開かれていたのも驚異的だ。

◎アイヌとの緊張漂うなか、財宝を埋納して忘却されたか
写真 =志苔館と古銭出土地)。そして志苔館の陥落で、デポの存在も忘れられたのだろうか。​



(この項、続く)

昨年の今日の日記 :「掛川花鳥園を観覧(上):人気の鳥が放鳥されて身近で観られる;ハシビロコウ、オオハシ、ケア、ヘビクイワシetc.」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202206170000/​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.06.17 05:03:29


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: