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2026.07.05
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カテゴリ: 現代史
 10円玉が最近の銅価の値上がりで地金価格が額面を上回っている。
 最近の物価高とキャッシュ化でめっきり使いでのなくなった10円玉は、ポケットや机の片隅に眠っていることが多い。

◎10円玉の真の価値は10.5円?
 最近の銅の値上がりは凄まじく( )、直近の銅建値は1トン233万円にもなっている。銅価格の値上がりは、最近の生成AIの普及でデータセンターの投資が急増し、電線需要の急拡大が続いているからだ。電気自動車(AV)にも大量の銅が使われるから、こちらも増えている。最近は一服気味だが、金・銀の急騰に引っ張られた面もある。



 5円玉の場合は、銅と亜鉛の合金で、さらに額面より地金時価が高い。6.4円もする。辛うじてアルミがまだ安い1円玉は、素材価値が7割程度に留まる( 写真 =10円玉と1円玉)。



◎かつて100円玉が銀貨だった時代があったが
 さて、こうなると、銅線や蛇口を窃盗する連中もそろそろ目をつける頃かもしれない。10円玉を大量に集めて溶かし地金で売れば、儲かるからだ。ただ、それは違法で、貨幣損傷等取締法で1年以下の拘禁刑か20万円以下の罰金、となる。
 それに1枚4.5グラムの10円玉を鋳つぶして意味のある銅価格にするのは、100キロくらいに、つまり2万2000枚以上集めなければ労多く割に合わない。
 それで思い出した。100円玉は今でこそ白銅貨(銅75%、ニッケル25%)だが、昭和30年代は銀貨(銀が60%、30%、亜鉛10%)だった( 写真 )。重さは4.80グラムだったから純銀の重量は2.88グラムとなる。単純計算で銀の価値は、今は約1000円だ。


◎今、大量に出てきたらお宝
 今、100円銀貨が例えば地下から掘り出されたら、古銭業者の買取価格で1枚630円くらいになる。田舎の古い蔵から大量の100円銀貨が出てきたら、ちょっとしたお宝だ。
 10円だがお宝になるかは、貨幣単位が小さいから無理だと思う。

※これまでの銅の関連日記
・26年3月30日付日記:「銅は未来の我を支えてくれるのか、急増する需要背景に急伸する価格」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202603300000/
・21年6月10日付日記:「銅はどこまで騰がるのか、急増するグリーン需要をまかなえるのか?」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202106100000/
・10年7月15日付日記「銅はありふれた金属なのか? 枯渇の危機迫る:別子銅山、都市鉱山、リサイクル」https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/201007150000/

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Last updated  2026.07.05 01:09:05


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