花の名前 0
ラ行の花 0
全182件 (182件中 151-182件目)
春から初夏に、縁や裏に白い毛が生えたへら形の葉をつけた茎先に、黄色い花弁の先が三つに切れ込んだ舌状花が中心の黄色い筒状花を取り囲む頭花が咲き続けます。誕生花の花は、金貨のようにピカピカ輝くゴールドコイン、アステリスカス。花の名は、属名Asteriscusの音読みで、ギリシャ語のaster(星)に由来し、花弁が放射状になっている花の形から名づけられました。アステリスカスは学名Asteriscus maritimusで、種小名はmaritimus(海浜性の)です。英名のMediterranean Beach Daisyは、地中海沿岸の砂丘や崖、岩場などに自生していることからつけられています。別名のゴールドコインは、鮮黄色の丸い花が金貨のように見えることからつけられた品種名で、鉢植え向きの矮性種です。 花言葉「小さな思い出」は、毎日つぼみがつき、次々と花を咲かせる様子からつけられたのでしょうか。それとも、広い空とどこまでも続く大海原の浜辺で遊んだときに、傍らで咲いていたキュートな花の姿からでしょうか。 アステリスカスは高温多湿に弱く、夏に枯れる一年草扱いされることもあるそうで、ポットのまま花を楽しみ、晩夏にまた花をつけたので、鉢に植え替えて翌春の花後に庭に植えました。庭植えすると大きくなって、花がら摘みもあきらめたほどたくさんの花を咲かせましたが、暖地の暑い夏を越すことができませんでした。キク科アステリカス属、耐寒性秋植え多年草(一年草扱い)、原産地:カナリー諸島、地中海沿岸別名:ゴールドコインアステリスカスの花言葉:小さな思い出。アステリスカスの誕生花:―流通時期:ポット苗を早春に見かけます。フジ
2015.04.07
コメント(0)
湖沼の底で、たくさんの小さな糸状の藻がからみあって緑の毬の形をつくり、阿寒湖では最大で直径30cmほどの球の形に発達するものがあります。誕生花のない花は、特別天然記念物の阿寒湖のマリモ、マリモ(毬藻)。花の名は、毬(ボール)のような形の藻から名づけられました。マリモが球状になる理由は湖の流れによって自然に丸まったという説や、マリモをつくっている糸状の藻が絡まりやすい性質を持っているという説などがあります。3月29日は1952年に北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されたことからマリモの日に制定されました。 阿寒湖の展示マリモ 花言葉「懐かしい関係」は、糸状の藻が絡み合ったり離れたり、湖底で寄り添っていた球が水の流れに離れ、また寄り添うことからつけられたのでしょうか。マリモは成長しすぎてバラバラになっても、死んでしまったわけではく、小さなバラバラの藻はまた小さなマリモに成長していくそうです。 昔、ホームセンターで初めて見かけたマリモは何年かして直径4cmくらいになった真夏に、形がくずれてバラバラになったので、枯れたと思って捨ててしまいました。お花さんで見つけたマリモは一緒に入っていた藻が枯れてもなかなか大きくなりませんが、元気に育っています。養殖マリモは釧路湿原国立公園のシラルトロ湖生まれだそうです。シオグサ科マリモ属、淡水性緑藻、原産地:日本、ヨーロッパ北部、ロシア、北アメリカなどマリモ(毬藻)の花言葉:懐かしい関係。マリモ(毬藻)の誕生花:―流通時期:瓶入りを春~秋に見かけます。お土産通販北海道ギフトバザール、イチネンネット、阿寒湖 きりりさんにあります。
2015.03.29
コメント(0)
春から初夏に、幅の広い線形の垂れた灰色がかった緑色の葉の間から長く伸びた花茎の先に、淡い紫色の小さな花が球状に集まって咲きます。誕生花のない花は、ピラミッド建造の人々も精力をつけるために食べたといわれているガーリック、ニンニク(蒜、葫、忍辱)。花の名は、仏教の忍辱(侮辱や苦しみに耐え忍び心を動かさないこと)に由来し、臭いが強烈で精力を高めるので僧侶たちが食べることを禁じられていたことから名づけられました。英名のgarlicは、アングロサクソン語の槍(ger)と辛い味(leak)で、葉の形が槍状で細長く、根茎に辛い味があることからつけられています。 花言葉「勇気と力」は、嫌われる強烈な臭いに負けずに鱗茎を食べると、疲労回復や滋養強壮の効果を得られたことからつけられたのでしょう。ニンニクはエジプトで紀元前から栽培され、中国を経由し記紀・万葉の時代には渡来していて、強壮や健胃、利尿などの薬効に富み、古くから民間薬として利用されています。 ニンニクは以前、鉢植えのバラの根をコガネムシの幼虫がかじるので、コンパニオンプランツとしてバラと一緒に鉢に植えていたときは白い花が咲きました。ニンニクの品種には、ホワイト六片や富良野などの寒地向きと、壱州早生や鳥取ホワイトなどの暖地向きの品種があります。ユリ科ネギ属、半耐寒性秋植え多年草(一年草)、原産地:中央アジア別名:オオニンニク(大蒜)、オオビル(大蒜)ニンニク(蒜、葫、忍辱)の花言葉:勇気と力。ニンニク(蒜、葫、忍辱)の誕生花:―流通時期:種ニンニクを秋に、芽だしポット苗を早春に見かけます。 charm 楽天市場店、ガーデニングどっとコムさんにあります。 行者ニンニク
2015.03.08
コメント(0)
冬の終わり頃から春に、放射状に伸びた赤褐色の茎についた線形の短い葉のわきに、淡いピンクの小さな五弁花が枝いっぱいに咲きます。誕生花のない花は、冬枯れの庭に春を呼ぶやさしい花、アスターティア(アスタルテア)。花の名は、属名のAstarteaの音読みで、フェニキアの豊穣の女神アスタルテにちなみ、きれいな花をたくさん咲かせることから名づけられました。別名のアスタルテア・ファスキクラリスは、学名の音読みで、種小名fascicularis(束になった、ほうき状の)は放射状に伸びる枝からつけられています。 花言葉「華美」は、枝葉をおおうようにたくさん集まってにぎやかに咲く花の美しさからつけられたのでしょう。花言葉「愛の告白」は、やさしいピンクの花色からのイメージである愛情と、放射状に伸びる枝に次々とささやくように開いていく小さな花の連想からでしょうか。 アスターティアは1月の雪の舞い散る中、ホームセンターの戸外に置かれていたけれど、心配だったので、しばらく南側の窓下に置き、ぽつりぽつりと咲く花を楽しみました。早春になると、花を次々と咲かせましたが、高温多湿に弱かったようで、夏を越せませんでした。原産地のオーストラリアでは、秋から春まで咲いているそうです。フトモモ科アスタルテア属、半耐寒性常緑低木、原産地:オーストラリア別名:アスタルテア・ファスキクラリス、アスターチアアスターティアの花言葉:華美、愛の告白。アスターティアの誕生花:―流通時期:鉢花を冬に見かけます。園芸ネット プラスさんにあります。ワックスフラワー ギョリュウバイ
2015.02.23
コメント(0)
真冬から早春に、細長い葉の間から短く伸びた花茎の先に、垂れ下がった花弁(外花被)の黄色の基部に紫色の編み目模様のある淡い青紫色の花が2~3輪咲きます。誕生花のない花は、寒に咲くアヤメ(文目、菖蒲)の花、カンザキアヤメ(寒咲文目、寒咲菖蒲)花の名は、寒い季節に咲くアヤメで、漢字の文目(筋道、模様)は葉がきちんと並んで生えることからつけられています。漢字の菖蒲はサトイモ科のショウブ(菖蒲)の名で、花が咲くのでハナアヤメと呼ばれていたときの名残です。アヤメとその仲間のイチハツ(一初)、シャガ(射干)、ヒメシャガ(姫射干)、キショウブ(黄菖蒲)、ハナショウブ(花菖蒲)などは4月から5月に咲きます。 花言葉「勇気」は、仲間の他のアヤメに先駆けていち早く美しい花を咲かせるために、冬の寒さの中で咲くことを選んだことからつけられたのでしょう。花言葉「軽快」は、他のアヤメの仲間に比べて花色が淡く軽やかに見える花の印象からきているのでしょうか。 カンザキアヤメは冬枯れの庭に咲き、花茎が短いので一番花のつぼみに気づかないことが多く、花も濃い緑の葉に隠れるように咲きます。暖地では一月の終わりから二月頃に咲き、せっかくの一番花が雨に打たれて寝ていた年もあります。アヤメ科アヤメ属、耐寒性多年草、原産地:地中海沿岸別名:カンアヤメ(寒文目、寒菖蒲)カンザキアヤメ(寒咲文目、寒咲菖蒲)の花言葉:勇気、軽快、信じる者の幸せ、思慮深い、よい便り。カンザキアヤメ(寒咲文目、寒咲菖蒲)の誕生花:―流通時期:ポット苗を秋~冬に見かけます。 アヤメ
2015.02.18
コメント(0)
春に、幅広の厚い葉に包まれて中心の固く重なった球がわれて芯が伸び、十字形の黄色い花が穂状に次々と咲き、モンシロチョウやキチョウがよく訪れます。誕生花のない花は、胃や十二指腸の潰瘍に効果のあるビタミンUを含む野菜、キャベツ。花の名は、英名のcabbageが転化したもので、英名は葉が結球して頭のように見えることからのラテン語のcaput(頭)が変化した古いフランス語のcabocheに由来するといわれています。別名のカンラン(甘藍)は漢名の甘藍(ganlan)から、別名のタマナ(玉菜)は結球する性質からつけられています。キャベツの野生種は結球しないタイプで、紀元前6世紀頃ケルト人によってヨーロッパ各地へ広められ、中世に結球するタイプが生まれたそうです。 花言葉「利益」は、葉が次々と大きくなって中心部の葉が内側に幾重にも巻いて結球することからつけられたのでしょうか。小さなタネひとつから収穫した大きくどっしりしたキャベツ一個で、お好み焼きや焼きそば、ロールキャベツ、とんかつの千切りなどが作れます。 暖地のご近所の畑では、晩秋から春まで次々と結球し、収穫した残りのキャベツが春に花を咲かせています。庭の一坪菜園に植えると、秋は夜間にヨトウムシに葉をかじられ、春にはアオムシのお食事処になります。アブラナ科アブラナ属、耐寒性一年草(または二年草)、原産地:ヨーロッパ別名:カンラン(甘藍)、タマナ(玉菜)、ボタンナ(牡丹菜)キャベツの花言葉:利益、利得。キャベツの誕生花:―流通時期:苗を春と秋に見かけます。なえ屋、てしまの苗屋 楽天市場店さんにあります。 アッツザクラ
2015.01.23
コメント(0)
晩春から夏に、甘い香りをもつシルバーグレイの長楕円形の葉をつけて伸びた茎先に、淡い青色の唇形花が輪状に段になって咲き上がります。誕生花のない花は、香水のように甘い香りの葉と気品のある段咲きの花、クレベラントセージ。花の名は、英名のCleveland Sageからで、Clevelandはアメリカの植物学者Daniel Clevelandにちなんでつけられた学名Salvia clevelandiiの種小名に由来します。セージは、ラテン語のsalvare(治療)、salveo(健康、よい状態)に由来にする属名のSalviaがフランス語でsaugeになり、英語でsageになりました。クレベラントセージは香りのよい葉をポプリやドライフラワーに使用します。 花言葉「家族愛」は、細い茎のまわりに寄り添い輪になって咲く花の姿からつけられています。庭植えにするとよく伸びて、春に短めに切り戻して花枝を増やし、初夏に晩春からの花が咲き終わったあと短く切り戻すと、また盛夏に咲きました。 クレベラントセージは盛夏に咲き終わったあと、もう一度咲くかと切り戻しましたが、記録的な大雨の晩夏には花が見られませんでした。シソ科アキギリ属(サルビア属)、耐寒性多年草、原産地:北アメリカ別名:サルビア・クレベランディ、サンディエゴセージ、ブルーセージクレベラントセージの花言葉:家族愛。クレベラントセージの誕生花:―セージの花言葉:幸福な家庭、家庭の徳、家庭的。セージの誕生花:12月18日、12月24日流通時期:ポット苗を春に見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店さんにあります。シクラメン
2014.12.18
コメント(0)
晩夏から初秋に、まっすぐ伸びてよく枝分かれした稜線のある茎先や披針形の葉のわきに、四弁や五弁の黄色い小さな花が次々と咲きます。誕生花のない花は、秋の水辺のかわいらしい花、チョウジタデ(丁字蓼)。花の名は、葉がタデ(蓼)に似て、花後の形がスパイスに使われるグローブ(チョウジ)に似ていることから名づけられました。別名のタゴボウ(田牛蒡)は、田に生えゴボウ(牛蒡)のような根を持つことから呼ばれています。 花言葉「温厚な性格」は、仲間のヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)と同じ花言葉で、柔らかい葉のわきに控えめに咲くかわいらしい花の姿からつけられたのでしょうか。休耕田の縁で、チョウジタデが小さな花を咲かせている奥で、ヒレタゴボウが群生して大きな花を誇らしげに咲かせていました。 チョウジタデは稲刈りの頃に休耕田が耕されてしまい、ガク(萼)が残っている紅い円柱形の実(蒴果)がたくさんありましたが、翌年は花が見られませんでした。アカバナ科チョウジタデ属、一年草、原産地:日本、中国、朝鮮半島別名:タゴボウ(田牛蒡)チョウジタデ(丁字蓼)の花言葉:温厚な性格。チョウジタデ(丁字蓼)の誕生花:―流通時期:―ススキ
2014.09.13
コメント(0)
夏から秋に、よく枝分かれした赤紫色の茎先に、白い小さな花(頭花)が咲いて、花より大きな緑色の実がつき、実(痩果)が黒褐色に熟すと水に散布されます。誕生花のない花は、水田や湿地の縁で小さな花を咲かせる古い時代の帰化植物、タカサブロウ(高三郎)。花の名は、貧しくて筆や墨が買えなかった高三郎が茎を切って文字を書いたという説や、古名のタタラビが転訛したという説などがあります。別名のボクトソウ(墨斗草)は、茎を折って出る黒ずんだ液で文字が書けることからつけられています。別名のモトタカサブロウ(学名Eclipta thermalis)は、1981年に発見された新しい帰化植物のアメリカタカサブロウ(Eclipta alba)と区別して呼ばれています。 花言葉「いつかきっと」は、花の名前の由来である高三郎の筆や墨が買えない貧しさから抜け出そうとする決意につけられたのでしょうか。子どもの頃、田んぼの縁に咲く名も知らないタカサブロウの花をかわいいと思い、黒く熟したタネをママゴト遊びでゴマのかわりに使っていました。 今は、葉が細く花が小さく目立たないアメリカタカサブロウ(亜米利加高三郎)が増え、花の大きいタカサブロウは少なくなりました。大きな花を咲かせ、熟した実が田に落ちていく株を見つけましたが、実の回りに翼があればタカサブロウ、なければアメリカタカサブロウとのこと、どちらでしょうか。キク科タカサブロウ属、一年草、原産地:日本別名:モトタカサブロウ、ボクトソウ(墨斗草)タカサブロウ(高三郎)の花言葉:いつかきっと。タカサブロウ(高三郎)の誕生花:―流通時期:―リコリス
2014.08.21
コメント(0)
夏に、近くの木などに巻きついて登っていくつるに対になってついた細長いハート形の葉のわきに、花弁のほとんど開かない白い小花が穂状に咲き、葉のわきに珠芽(むかご)ができます。誕生花のない花は、生で食べられる栄養価の高いイモ、ヤマノイモ(山の芋)。花の名は、山でとれるイモ(芋)から名づけられました。別名のヤマイモ(山芋)は大きくジネンジョ(自然薯)、外来のナガイモ(長芋)とダイジョ(大薯)の3種類に分けられています。ジネンジョは自然に生えるイモ(薯)から呼ばれ、縄文時代以前から食され、古くから滋養強壮に効果があるとされ、山のうなぎとも呼ばれています。 花言葉「気長」は、ジネンジョが山の地中でゆっくりと大きくなり、地中に張った根を折ることなく掘るのにとても時間がかかることからきているのでしょう。花言葉「恋の溜め息」は雌雄異株で、穂状の雌花が垂れ下がって、雄花が直立して咲き、たくさんつけた花がほとんど開かないことからつけられたのでしょうか。 いつのまにか庭に生え、花木などにまきついて、ヒョロヒョロと伸びて増えていますが、初めてつぼみを見たときには、花が開くのを待って、毎日眺めていました。地面に落ちて春に発芽したむかごが今では庭中に広がって鉢の中でも見られるようになり、抜いていますが、根に小さな芋がついているものもあります。ヤマノイモ科ヤマノイモ属、耐寒性つる性多年草、原産地:日本別名:ジネンジョ(自然薯)、ヤマイモ(山芋)ヤマノイモ(山の芋)の花言葉:気長、芯の強さ、恋の溜め息、治療、悲しい思い出。ヤマノイモ(山の芋)の誕生花:―流通時期:―ススキ
2014.07.29
コメント(0)
夏から晩秋に、枯れ木や切り株、雑木林の地面などに、黄や白、淡褐色などの円錐形や皿形などの傘と円筒状の柄が現われ、傘の裏側のひだにできる胞子をばらまいて増えます。誕生花のない花は、担子(たんし)菌類と子嚢(しのう)菌類の子実体(しじつたい)、キノコ(茸)。花の名は、倒れた木などに多く発生していることから、木の子供、木の子といわれ、漢字の茸は草が盛んに生い茂る様子を表したものだそうです。キノコは椎木のシイタケ、榎木のエノキタケ、松の木のマツタケなど特定の木にしか発生しないものもあります。シイタケやマツタケなどはそれぞれ花言葉がつけられています。 花言葉「疑い」は、キノコ狩りで見つけたキノコに食用キノコか毒キノコか区別のつかないものがあることからつけられたのでしょう。野生のキノコの中には食べると幻覚を起こすものや死に至る毒を持つものなどがあり、タマゴテングタケなどが食用キノコと混同されて食中毒が起きています。 毎年梅雨に、庭にキクラゲのようなキノコが生え、近くの公園の芝生では茶色の小さなキノコがわっと生え、白いキノコがニョキニョキと生えて傘をひろげています。ツキヨタケ科シイタケ属(シイタケ)、キシメジ科キシメジ属(マツタケ)など、菌類、原産地:日本、韓国、中国などキノコ(茸)の花言葉:疑い。キノコ(茸)の誕生花:―シイタケ(椎茸)の花言葉:疑い。マツタケ(松茸)の花言葉:控えめ。エリンギの花言葉:宇宙。マッシュルームの花言葉:福音、希望。流通時期:シイタケなどの栽培キットを春に見かけます。アークマーケット、charm 楽天市場店、園芸ネット プラス、くまもとうまかもんShop、森のきのこ倶楽部、北海道のきのこ屋さん、ARUNE 仮装雑貨のお店あるねさんにあります。食用キノコ
2014.07.20
コメント(0)
初夏から夏に、長楕円形の小葉をつけた羽状の葉(奇数羽状複葉)を広げた茎先の長い花穂に、淡黄色の蝶形花が密生して咲き、花の後に長い莢ができます。誕生花のない花は、オオルリシジミの幼虫のお食事処、クララ(苦参)。花の名は、根を噛むと目が眩むほど苦いことから呼ばれていたクララグサ(眩草)が転訛したものといわれています。別名のクサエンジュ(草槐)は、同属の樹木のエンジュ(槐)と葉のつき方が似ていることからきています。絶滅危惧I類に指定されているオオルリシジミの幼虫はクララの花とつぼみを摂食するそうです。 花言葉「個性的な」は、ずらりと並んで密生して咲く花のユニークな形からつけられたのでしょうか。淡黄緑色の鐘形の萼筒からのぞく蝶形花は1個の旗弁、2個の翼弁(側弁)、2個が密接している竜骨弁(舟弁)の5枚の花弁からなります。 クララの乾燥させた塊根は生薬の苦参で、健胃、利尿、解熱・鎮痛薬に用いられ、古くは乾燥させた茎葉を煎じた液でハエの幼虫やシラミなどの駆除に使用された虫除け植物だそうです。クララは日当たりのよい斜面にのびのびと花茎をいくつも伸ばして花をたくさん咲かせていますが、春に羽状の葉を見たときは近くのエンジュのタネが飛んできて生えたのだろうと思いました。マメ科エンジュ属(クララ属)、耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、中国別名:クサエンジュ(草槐)クララ(苦参)の花言葉:個性的な。クララ(苦参)の誕生花:―流通時期:―ルリマツリ デュランタ
2014.06.17
コメント(0)
春に、細くやわらかい茎先や茎の節ごとに輪状に重なった細長い葉のわきに、淡い黄緑色の極小の四弁花が咲き、表面にかぎ状の毛が生えた球形の小さな実をつけます。誕生花のない花は、くっついてあちこちに運ばれるくっつき虫、ヤエムグラ(八重葎)。花の名は、八重(いくつも重なっている)の葎(生い茂る雑草)で、幾重にも折り重なって茂る様子から名づけられました。別名のクンショウグサ(勲章草)は、子供たちが茎にある逆トゲを利用して、勲章を作って服にくっつけて遊んだことからつけられています。 花言葉「拮抗」は、自立して立ち上がることのできないやわらかい茎が下向きの小さなトゲを利用して、互いに絡みあいながら藪を形成する様子からつけられたのでしょう。花言葉「抵抗」は、繁殖力が強く、茎や葉、実にかぎ状のトゲがあって、互いにくっつきあいなかなか抜けないことからきているのでしょう。 ヤエムグラは道端で、晩秋から早春に芽生え、春になるとやわらかい茎が伸びあがって葉と葉の間が広がり、他の草などに寄りかかって、草叢を作っているのを見かけます。アカネ科ヤエムグラ属、耐寒性一年草、原産地:日本、東アジア、ヨーロッパ、アフリカ別名:クンショウグサ(勲章草)ヤエムグラ(八重葎)の花言葉:抵抗、拮抗。ヤエムグラ(八重葎)の誕生花:―流通時期:―ハス コウホネ
2014.05.15
コメント(0)
春から初夏にかけて、茎の下の方に細長い葉をつけてすらっと伸びた細い茎先に、白い斑が中央に入った淡い紫色の唇形の小さな花が穂状に次々と咲きます。誕生花のない花は、群生して咲くキュートな帰化植物、マツバウンラン(松葉海蘭)。花の名は、花がウンラン(海蘭)に似ていて、松葉のような線形の葉をしていることから名づけられました。ウンランは海岸に自生し、ラン(蘭)の花に似ていることからつけられています。 花言葉「喜び」は、淡い紫色の霞がかかったように群生してまっすぐ伸ばした細い茎先にいっせいに咲く花の様子からつけられたのでしょう。花言葉「輝き」は、花が小さく華やかな花色でもないのに群生すると人目を引くことからきているのでしょうか。 マツバウンランはガーデニングを始めた頃にはまだ珍しくきれいな花だったので、道で見かけた花を庭に植えたらすぐ増えましたが、日当たりが悪くなると消えていきました。今では、お花見の頃から田植えが終わる頃まで、田んぼの土手、空き地などあちこちで群生する花をよく見かけるようになり、いつの間にかまた日当たりのよい軒下で咲いていました。ゴマノハグサ科ウンラン属、耐寒性一年草、原産地:北アメリカマツバウンラン(松葉海蘭)の花言葉:喜び、輝き。マツバウンラン(松葉海蘭)の誕生花:―流通時期:―ヤマアジサイ
2014.04.10
コメント(0)
冬から春に、濃い緑色の先が尖った葉を茂らせた枝先に、黄白色の小さな花が房状に咲き、うまく実を結ぶと、夏頃に広卵形の実は紫の部分が赤く、緑の部分がオレンジ色になって完熟します。誕生花のない花は、独特の香りと甘くてとろけるような食感のトロピカルフルーツ、マンゴー。花(木)の名は、英名のMangoの音読みで、南インド地方の呼び名のMan-kay、Man-gas、ジャワのmangaが転訛したといわれています。 花言葉「甘いささやき」は、受粉をしてくれるハエを呼ぶための花の臭いからつけられたのでしょう。マンゴーは熱帯地域で生き残るために、花粉を運んでもらう相手に、熱帯の暑い日中に活動できるハエを選んで、ハエ好みの強烈な腐敗臭を持つように進化したそうです。春の植物園でマンゴーの花が咲き、小さな実がなっていましたが、高い所で咲いていたので、花の臭いはよくわかりませんでした。 沖縄産完熟アップルマンゴーのタネを植木鉢に横に置いただけで芽が出て、三年もすると大きくなり、急いで花が咲くまでの年数を調べたら、環境によっては6~7年で結実するとありました。でも、実生は親と同じおいしい果実が実ることは少ないそうで、室内での冬越しをあきらめました。アップルマンゴーには沖縄や宮崎などで栽培されているアーウィン種や、メキシコやブラジルから輸入されるヘイデン種などがあり、実言葉や誕生果としては種によってつけられています。ウルシ科マンゴー属、非耐寒性常緑高木、原産地:インド~マレーシアマンゴーの花言葉:甘いささやき。マンゴーの誕生花:―流通時期:鉢植えを春~夏に見かけます。沖縄サトウキビ畑、植物販売のITANSE楽天市場店、苗木部 by 花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンターさんにあります。
2014.03.31
コメント(0)
晩春から初夏に、雄株には黄色い雄花が円柱形にたくさん咲き、雌株には細長く平べったい葉のわきに、球体と2本のめしべをつけた棒状の雌花が咲きます。誕生花のない花は、生垣に実る甘い花托と手裏剣遊びの平らな葉、イヌマキ(犬槇)。花(木)の名は、古くに真木(本当の木)と呼ばれた杉より劣ることから役に立たない(価値が劣る)という意味のイヌをつけて名づけられました。イヌマキの葉は長さ10~15cm、幅1cmほどで、葉の真ん中から軽く半分に折って、4枚を互い違いに組むと手裏剣のような形になり、昔近所の男の子たちが作って遊んでいました。 花言葉「慈愛」は、生垣が風よけとなって、親が子をいつくしむように家を見守ることからきているのでしょう。花言葉「色あせぬ恋」は、螺旋状に数多くつく細長い葉が常緑で、庭木や生垣など身近に見られることからつけられたのでしょうか。 晩夏から雌花の花托は黄色からオレンジ色になって、秋に赤紫色に熟すと食べられ、花托の上の白い粉を吹いた丸い実にはタネが入っていて食べられません。ご近所の長く続く槇囲いのマキの木は毎年、雌花や雄花を咲かせる木と、一度も花を咲かせていない木があります。マキ科マキ属、耐寒性常緑針葉樹、原産地:日本、中国別名:クサマキ(草槇、臭槙)、マキ(槇)イヌマキ(犬槇)の花言葉:慈愛、色あせぬ恋。イヌマキ(犬槇)の誕生花:―流通時期:苗木を秋に見かけます。苗木部 by 花ひろばオンライン、片岡笑幸園「悠々の森」、園芸ネット プラス、花と緑、季の香(きのか)、遊恵盆栽 楽天市場店、グリーンロケットさんにあります。
2013.12.31
コメント(0)
春から夏に、赤やオレンジの色鮮やかな新芽が黄金色の大きな斑の入った緑の葉になり、オレンジや金色が混ざると、金糸の美しい織物のようにきらびやかな模様を織りなします。誕生花のない花は、テイカカズラ(定家葛)の斑入りの園芸品種、オウゴンニシキ(黄金錦)。花の名は、鮮やかで美しい葉色を錦にたとえて名づけられました。別名のオウゴンカズラ(黄金蔓)は、つる性で濃緑色の葉に黄金色の斑が入ることからつけられています。 花言葉「優雅」はテイカカズラと同じ花言葉で、オレンジや黄金色、濃い緑の厚めで光沢のある葉が錦の織物のように雅やかなことからつけられたのでしょう。オウゴンニシキは同じテイカカズラの斑入り種のハツユキカズラ(初雪蔓)より、繁殖力が弱いので、一緒に植えるとハツユキカズラに埋もれてしまいました。 オウゴンニシキは庭の片隅に植え替えると、今度は庭のあちこちに広がっているブライダールベールにおおわれていましたが、ちゃんとその下でつるを伸ばしていました。ハツユキカズラは晩春に白いスクリューのような形をした花を咲かせましたが、成長が遅いオウゴンニシキの花はまだ見たことがありません。キョウチクトウ科テイカカズラ属、耐寒性のつる性低木、原産地:日本、朝鮮半島別名:オウゴンカズラ(黄金蔓)オウゴンニシキ(黄金錦)の花言葉:優雅。オウゴンニシキ(黄金錦)の誕生花:―テイカカズラ(定家葛)の花言葉:依存、栄誉、優雅、優美な女性。テイカカズラ(定家葛)の誕生花:6月10日ハツユキカズラ(初雪蔓)の花言葉:化粧、素敵になって。ハツユキカズラ(初雪蔓)の誕生花:9月18日流通時期:ポット苗を春に見かけます。園芸ネット プラス、charm 楽天市場店さんにあります。 ハツユキカズラ
2013.12.30
コメント(0)
夏に、まっすぐ伸びていく茎につく長楕円形の葉のわきに、柔らかな毛が生えた白や淡紅色の釣鐘形の花が朝開き夕方に落下しながら、茎の下から上へ次々と咲きます。誕生花のない花は、クレオパトラも愛した最古の植物油の原料の花、ゴマ(胡麻)。花の名は、漢名の胡麻の音読みからで、胡(中国の西域)から渡来したアサ(麻)に似ている植物ということから名づけられました。ゴマは天平時代に中国から渡来し、種子の表皮の色により白ゴマ、黒ゴマ、茶ゴマ(黄ゴマ、金ゴマ)と区別されています。 花言葉「あなたのために歌う」は、毎日大きな口をあけて次々と茎を咲き上がっていく花の姿からつけられたのでしょう。花言葉「救護」は、中国最古の薬物書「神農本草経」に不老長寿の秘薬と記され、薬や食料が十分にない時代に養生食となった豊富な栄養成分や薬効からきているのでしょう。 ご近所のゴマ畑で、白い花にまじって淡紅色の花が咲いていましたが、白い花は白ゴマと金ゴマで、淡紅色の花は黒ゴマと聞きました。ご近所から苗をわけていただいたゴマは白ゴマで、鉢植えで真夏の太陽が照りつける中、次々と花を咲かせてさやをつけ、ひとつのさやに種子がたくさん入っていました。ゴマ科ゴマ属、非耐寒性春まき一年草、原産地:アフリカ別名:セサミゴマ(胡麻)の花言葉:救護、たくましく生きる、あなたのために歌う。ゴマ(胡麻)の誕生花:―流通時期:タネを秋~春に見かけます。Hana Uta 米沢園芸 楽天市場店、Hana Uta 米沢園芸 楽天市場店、グリーンロフトネモトさんにあります。 エリカ
2013.12.09
コメント(0)
夏に、縁にギザギザ(鋸歯)がある葉のわきから花茎を伸ばして、白い花弁の先が糸状に細く裂けた小さな五弁花が穂状に咲き、長楕円形の緑の小さな実を次々とつけます。誕生花のない花は、一年を通して木のどこかで見られる紅い葉、ホルトノキ。花(木)の名は、ポルトガルの木が転化したもので、紀州で木を見た平賀源内が江戸時代に薬用に使われていたオリーブ油(ポルトガル油)の採れる木と間違えたことから名づけられました。ホルトノキは新葉が展開した後、葉が古くなると順に赤くなっていき、花が咲くときも緑の実が黒紫色の実に変化していく間にも、枝先に鮮やかな紅い葉が見られます。 花言葉「夫婦の愛」は、花弁の先が細く裂けてふさふさとした白い花が老夫婦の白髪頭を連想させることからつけられたのでしょうか。それとも、濃い緑の新葉と真っ赤になった古い葉が寄りそっているように見えることからきているのでしょうか。 ホルトノキは雌雄同株の、ひとつの花におしべとめしべをつける両性花で、長楕円形の緑の実は冬に順に黒紫色に熟して落ちます。道路の拡幅工事後に同じ樹高のホルトノキが街路沿いに植えられて何年も経ちますが、日当たりやビルの陰などによって、あまり花が咲かない木や実をつけない木があります。ホルトノキ科ホルトノキ属、半耐寒性常緑高木、原産地:日本、朝鮮、台湾、中国、インドシナ別名:モガシ(茂樫)ホルトノキの花言葉:夫婦の愛。ホルトノキの誕生花:―流通時期:苗木を秋に見かけます。トオヤマグリーン、とろばとさんにあります。 オリーブ
2013.12.07
コメント(0)
ゴールデンウイークの頃に、3つに浅く分かれた葉をつけた枝先に、淡黄色の小さな両性花と雄花が混ざって房状に咲き、花後に二つのタネが密着した翼のある実をつけます。誕生花のない花は、京都の東福寺の通天モミジ、トウカエデ(唐楓)。花(木)の名は、江戸時代に中国(唐)から渡来したカエデ(楓)から名づけられました。カエデは葉がカエルの手に似ていることに由来し、蛙手(かえるで)が訛化したと考えられています。別名のサンカクカエデ(三角楓)は、浅く3つに裂けている葉の形からつけられています。東福寺のトウカエデ(唐楓)は、開山である僧の円爾弁円(えんにべんねん)が中国の宋から持ち帰ったといわれています。 花言葉「豊穣」は、先が三つに分かれた葉が稲穂のように黄金色に染まることからつけられたのでしょうか。トウカエデは秋に茶色に熟した翼果が舞い落ちたあとの晩秋から初冬に、葉が鮮やかな黄から赤に紅葉するものと、黄色に黄葉するものがあります。 トウカエデは寒暖の差が大きいなど条件によって、黄色、オレンジ、鮮やかな赤色などに色づくそうで、暖地の植物園のトウカエデは黄葉して落ちています。カエデ科カエデ属、耐寒性落葉高木、原産地:中国、台湾別名:サンカクカエデ(三角楓)トウカエデ(唐楓)の花言葉:豊穣。トウカエデ(唐楓)の誕生花:―流通時期:苗木を秋に見かけます。ファーム フローラル、園芸ネット プラス、苗木の専門店 グリーンでGO!、トオヤマグリーン、グリーンロケット、小品盆栽 京都 広樹園 楽天市場店、グリーンロケット、苗木部 by 花ひろばオンライン、さんにあります。
2013.11.19
コメント(0)
春に、先の尖った線形の葉を羽状に広げる前の枝先に、球形の緑色の雌花と淡褐色の雄花がひも状に垂れ下がって咲き、花後に丸い緑色の球果をつけます。誕生花のない花は、沼地に自生するスギの仲間、ラクウショウ(落羽松)。花(木)の名は、漢名の落羽松の音読みで、晩秋に鳥の羽が舞い落ちるように落葉することから名づけられました。別名のヌマスギ(沼杉)は、沼などの湿地に自生することからつけられています。ラクウショウは湿地では、幹の周りに呼吸のための呼吸根(気根)がニョキニョキと地上に出てきて呼吸をするので、長い水没に耐えられ、酸素の少ない環境でも生きられます。 花言葉「大胆」は、晩秋に鳥の羽のような葉が黄葉してバサバサと落ちてくる様子からつけられたのでしょう。ラクウショウは、全葉の半分が毎年落葉するマツ(松)などの針葉樹と違って、秋に葉がすべて落葉するので、冬の姿は落葉樹です。 公園のラクウショウは大木で、見上げるとひも状の雄花が垂れ下がっていますが、雌花は確認できず、一斉に落葉して下に植えられているカンツバキ(寒椿)を枯れ葉で埋もれさせています。春の植物園では、草木の色とりどりの花に誘われて見て回るうちに忘れて、初夏に実が近くの枝先についているのを見て目立たない花を見損ねたことに気づきます。スギ科ヌマスギ属、耐寒性落葉針葉高木、原産地:北アメリカ別名:ヌマスギ(沼杉)ラクウショウ(落羽松)の花言葉:大胆。ラクウショウ(落羽松)の誕生花:―流通時期:苗木を秋に見かけます。トオヤマグリーンさんにあります。寄せ植え
2013.11.10
コメント(0)
夏に、枝先に集まった光沢がある卵形の葉の間から伸びた1~4つの花柄に、黄緑色の小さな五弁花が球状に集まって次々と咲き、晩秋になると黒紫色の実が垂れ下がります。誕生花のない花は、切れ込みのある葉や卵形などいろいろな形の葉がつく木、カクレミノ(隠れ蓑)。花(木)の名は、葉の形が空想上の宝物のひとつで、着ると姿を消すことができる隠れ蓑(ミノ)に似ていることから名づけられました。別名のテングノカクレミノ(天狗の隠れ蓑)は、天狗の宝物の隠れ蓑に似ていることからつけられています。 花言葉「ずる賢い」は、天狗をだまして隠れ蓑を手に入れ、色々といたずらをした彦一のおとぎ話「かくれみの」から連想してつけられたのでしょう。花言葉「耐え忍ぶ」は、日陰や乾燥に強く他の樹木が育ちにくい場所でも育つことからつけられたのでしょう。 いつも信号待ちをしている事務所の前に、カクレミノの若木が植えられたときは、葉は3~5つに裂けていましたが、今では成木になって切れ込みが見られなくなりました。特徴のある花を見るまでは、植物園の生垣風の若木と公園の卵形の葉をした大きな木が同じカクレミノの木と気づきませんでした。ウコギ科カクレミノ属、半耐寒性常緑高木、原産地:中国、東南アジア別名:テングノカクレミノ(天狗の隠れ蓑)カクレミノ(隠れ蓑)の花言葉:耐え忍ぶ、ずる賢い。カクレミノ(隠れ蓑)の誕生花:―流通時期:苗木を秋に見かけます。苗木部 by 花ひろばオンライン、日本花卉ガーデンセンター、SORA、トオヤマグリーン、インターフェース市、遊恵盆栽 楽天市場店さんにあります。
2013.11.04
コメント(0)
晩夏から秋に、先が尖って縁に細かいギザギザ(鋸歯)のある長楕円形の葉をつけてまっすぐ伸びた枝先に、淡い紅色や白などの4弁花が次々と咲きます。誕生花のない花は、ノボタンの仲間でかわいい小花、ハシカンボク(波志干木)。花(木)の名は、屋久島以南の林の中などに自生し、沖縄でハシカン(波志干)と呼ばれていたことから名づけられましたが、ハシカンの意味はわからないそうです。 花言葉「年齢を感じる」は、夏の暑さに強いのに、強い直射日光が苦手で葉焼けすることからきているのでしょうか。花言葉「変わらない真情」は、次々とたくさん咲く愛らしい花の印象からつけられたのでしょう。 ハシカンボクは淡紅色の花が開くと、花弁の先が尖っていて、葯が淡紅色の長いおしべと黄色い葯の短いおしべが中心部に盛り上がってきます。樹高は低く、半日陰でよく花を咲かせ、鉢植えで何年かすると大きくなって、今では枝先の下やわきの側枝に次々と競うように、秋遅くまで次々と花が咲き続けます。ノボタン科ハシカンボク属、半耐寒性常緑亜低木、原産地:日本別名:ハシカン(波志干)、ブレディア、ノカイドウ(野海棠)ハシカンボク(波志干木)の花言葉:変わらない真情、年齢を感じる、淡い期待。ハシカンボク(波志干木)の誕生花:―流通時期:鉢花を秋に見かけます。ハッピーガーデンさんにあります。ノボタン
2013.10.11
コメント(0)
夏に、細い鱗片状の葉が密着した茎がよく枝分かれして地を這って広がり、葉の途中につぼみがふくらんで、花柄を1~2本まっすぐ出し、小さな鐘形の白い花が一面に咲きます。誕生花のない花は、草のような木の茎葉に咲くかわいい花、イワヒゲ(岩髭、岩鬚)。花の名は、高山の岩場にしがみつくように生える茎葉がヒゲ(髭、鬚)のように見えることから名づけられました。 花言葉「揺れる思い」は、か細い花柄の先で、高山の強い風に揺れながらけなげに咲く花の姿をたとえたのでしょう。ヒゲを表す漢字は口髭(くちひげ)と顎鬚(あごひげ)がありますが、ポット苗のイワヒゲは口髭サイズで、高山の岩場に自生するイワヒゲは枝を長く伸ばして、顎鬚サイズのようです。 イワヒゲのネームタグには八ヶ岳が故郷の高山植物とあり、暖地の夏越しはむずかしそうで、いつ頃咲くのだろうと思いながら、手に取った早春のポット苗は葉が茶枯れているようでした。暖かくなると、緑を取り戻しながら茎がふくらんで、いくつもの花芽がつき、次々と花が咲いたので、春が八ヶ岳の夏の気候と同じなのでしょう。ツツジ科イワヒゲ属、耐寒性常緑小低木、原産地:日本、サハリン、カムチャツカ、アラスカイワヒゲ(岩髭、岩鬚)の花言葉:揺れる思い。イワヒゲ(岩髭、岩鬚)の誕生花:―流通時期:ポット苗を春に見かけます。秋植え球根
2013.10.07
コメント(0)
晩秋から初冬に、葉の裏に密生した白い絹毛でくっきりと縁取りされた葉をつけて、いくつにも枝分かれした茎先に、白い花(頭花)が1輪ずつ、次々と咲きます。誕生花のない花は、晩秋の海岸に群れ咲く可憐なノギク(野菊)、アシズリノジギク(足摺野路菊)。花の名は、ノジギク(野路菊)の変種で、高知県の足摺岬(愛媛県の佐多岬まで)の海岸の岩場に自生することから名づけられました。 ノジギクは、植物学の父、牧野富太郎博士が高知県の仁淀川の河原で発見した野生のキク(菊)で、海岸沿いに生えると思われず野路と命名されました。花言葉「可愛らしい」は、葉に白い縁取りのあるシルバーがかった葉も、黄色の筒状花が集まった花芯の周りに白い舌状花が並ぶ頭花も丸みをおびてかわいらしいことからつけられています。 鉢植えのアシズリノジギクは茎を横に這うにように伸ばして、晩秋から初冬には花径3cmほどの白い花がこんもりと咲きそろいます。落葉樹が葉を落とし、他の草花の茎葉の枯れた頃に、行く秋を惜しむように美しく咲いています。キク科キク属、耐寒性多年草、原産地:日本アシズリノジギク(足摺野路菊)の花言葉:可愛らしい。アシズリノジギク(足摺野路菊)の誕生花:―流通時期:ポット苗を晩秋に見かけます。ハマギク・ノジギク
2013.10.01
コメント(0)
晩夏から秋に、長楕円形の小葉を羽状につけた葉(羽状複葉)のわきや枝先に、濃い黄色の五弁の蝶形花が房になって咲き、花後につけた細長いさやの中に豆果が入っています。誕生花のない花は、長い葯のついたおしべがユニークな黄金色の花、カッシア。花の名は、属名Casseiaの音読みで、属名はヘブライ語のgasta(皮を剝く)に由来し、樹皮をはがして乾燥させた香辛料のシナニッケイ(Cinnamomum cassia)の種小名から転用されました。別名のハナセンナ(花旃那)は、生薬のセンナ(旃那)の仲間で花がきれいなことからつけられています。 花言葉「輝かしい未来」は、満開のときに枝いっぱいに咲く、まばゆい黄金色の花からつけられたのでしょう。アンデスノオトメ(学名Casseia corymbosa)はハナセンナの流通名で、小葉の先が尖っていて、花柄が下の花ほど長く上の花は短いので、上向きに集まって咲きます。 暖地の植物園では、仲間のコバノセンナ(小葉の旃那)の小葉は先が丸い広楕円形で、初冬にもちらほらと花を咲かせていました。マメ科センナ属(カッシア属)、半耐寒性落葉低木、原産地: 南アメリカ別名:ハナセンナ(花旃那)、アンデスノオトメ(アンデスの乙女)カッシアの花言葉:輝かしい未来。カッシアの誕生花:―流通時期:鉢花を秋に見かけます。園芸ネット プラス、打出農園、花みどりマーケット 楽天市場店、千草園芸、charm 楽天市場店、観葉植物の専門店e-RAN、産直花だん屋さんにあります。
2013.09.17
コメント(0)
晩夏から秋に、茎の上部の浅く掌状に裂けた大きい葉のわきから伸びた細長い花茎の先に、筒状の黄色い5弁花が斜め下向きに数輪、咲きます。誕生花のない花は、晩夏に黄色い花を次々と咲かせる大型の高山植物、キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)。花の名は、花姿がレンゲショウマ(蓮華升麻)に似て、花が黄色いことから名づけられました。レンゲショウマ(キンポウゲ科)は花の形がハス(蓮)に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ていることからつけられています。キレンゲショウマの学名Kirengeshoma palmataは、属名が花の名と同じキレンゲショウマで、種小名がpalmatus(掌状の)で、手のひらのような葉の形からつけられています。 花言葉「幸せを得る」は、濃い緑の大きな葉の中に点々と咲く鮮やかな黄色い花に思いがけず出会った喜びを表しているのでしょうか。キレンゲショウマは霧が発生して空中湿度が高くなるような深山の石灰岩地の原始林に自生する花で、晩夏の高山植物園では、林の奥に群生していました。 林の縁からなだらかな斜面の奥へと花がまばらに咲いていて、近くで丸いつぼみとナスのようにふくらんだ黄色いつぼみ、花後に角が3本ある実を茎先につけていました。キレンゲショウマは霧が発生して、空中湿度が高くなるような深山の湿った岩上や岩礫地などに生え、湿度が低いと筒状の花弁の先が開かないそうです。高山植物園で咲く花を見ると、キレンゲショウマは平開咲きではないそうで、花弁の先が開いた花がちらほら咲いていました。アジサイ科(ユキノシタ科)キレンゲショウマ属、耐寒性多年草、原産地:日本、韓国、中国キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)の花言葉:幸せを得る。キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)の誕生花:―流通時期:ポット苗を春~夏に見かけます。四国ガーデン楽天市場支店、やましち山野草店、つどいの里八ヶ岳山野草園、ファーム フローラルさんにあります。 レンゲショウマ
2013.08.18
コメント(0)
春から秋まで、放射状に伸びた細長い葉の間からつぼみをのぞかせて、ピンクや白、紫色の五弁花が朝開き、夕方になるとめしべを残して、花冠がするりと落ちます。8月14日の誕生花のわからない花は、密生した葉をかき分けるように咲く愛らしい一日花、ルエリア。花の名は、属名Ruelliaの音読みで、フランスの植物学者Jean de la Ruelleにちなんで名づけられました。 花言葉「愛らしさ」は、筒状の先が5つに裂けた花弁のフリルとしわがよった可憐な花からつけられているのでしょう。花言葉「魅惑」は、花弁が薄く透きとおるように見える一日花のはかない美しさからきているのでしょう。 ルエリアの仲間は多く、冬から春に植物園の温室で咲く紫紅色のマクランタや、春から晩秋まで繁殖力が強く日当たりのよい道端などで咲く青紫色のヤナギバルイラソウなどを見かけます。ルエリア・サザンスターはRuellia simplexの園芸品種で、花色はブルー、ピンク、ホワイトがあり、コンパクトなので、フラワースタンドに鉢を置いています。キツネノマゴ科ルエリア属、半耐寒性常緑小低木、原産地:メキシコルエリアの花言葉:正直、愛らしさ、魅惑。ルエリアの誕生花:―流通時期:ポット苗を夏に見かけます。秋植え球根
2013.08.14
コメント(0)
春から秋まで、縁にギザギザのある細長い葉のわきから伸びた花柄の先に、先が5つに裂けた漏斗形の薄い青紫色の花が朝開き、夕方になるとめしべを残して、花がするりと落ちます。誕生花のない花は、メキシコからきて寒くなるまで咲き続けるきれいな薄青紫色の一日花、ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)。花の名は、葉がヤナギ(柳)の葉のように細長いルイラソウ(ルイラ草)で、ルイラはフランスの植物学者Jean de la Ruelleにちなんでつけられた属名のRuelliaが転訛したものです。 花言葉「愛らしさ」は、めしべやおしべが花の濃い紫色をした筒部からほとんど突き出ない、花弁にしわがある花姿からきているのでしょう。花言葉「勇気と力」は、場所を選ばずどこへでもタネを飛ばして花を咲かせ続ける繁殖力が強さからきているのでしょうか。 北東のブロック塀横の軒下近くに植えたヤナギバルイラソウは花後に棒状のさやができ、実が熟して縦に裂け、タネを勢いよくはじきとばして、春にあちこちで芽を出しています。今では、近くの空き地や道路沿いの街路樹の下などでも、花が見られるようになりました。キツネノマゴ科ルエリア属、半耐寒性多年草、原産地:メキシコ別名:コモン・ルエリアヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)の花言葉:正直、勇気と力、愛らしさ、魅惑。ヤナギバルイラソウ(柳葉ルイラ草)の誕生花:―流通時期:仲間のルエリアのポット苗を夏に見かけます。 ホオズキ
2013.07.15
コメント(1)
晩夏から秋に、春から伸びたつる先の卵円形の小葉をつけた羽状の葉のわきに、4枚の白い花弁状の萼(がく)の中央に長いおしべとめしべの目立つ小さな花が群がって咲きます。誕生花のない花は、夏に咲く甘い香りのする純白の花と秋にひときわ目立つ実の白い毛、センニンソウ(仙人草)。花の名は、花後に結んだ実の先端に長く伸びて密生する白い毛を仙人のヒゲに見立てて名づけられました。別名のウマクワズ(馬食わず)は有毒で牧草地の馬が食べずに残すことから、ウシノハコボレ(牛歯欠)は牛が牧草といっしょに食べてしまうと歯が抜けてしまうことから呼ばれています。 花言葉「あふれるばかりの善意」は、白い小花が株をおおいつくすように無数に咲く様子からつけられたのでしょう。花言葉「安全」は、ヨーロッパの宿屋の玄関に旅人を労い、歓迎するという意味で植えられる風習があったことからつけられたクレマチスの花言葉からきているのでしょうか。 センニンソウはフラミュラ系クレマチスで、林縁や草原などから風に乗って飛んできたタネが土手や街路の植え込みなどで芽を出し、つるを伸ばして草や木をおおって咲いています。キンポウゲ科センニンソウ属、つる性の耐寒性多年草、原産地:日本、朝鮮半島、台湾、中国別名:ウマクワズ(馬食わず)、ウシノハコボレ(牛歯欠)センニンソウ(仙人草)の花言葉:安全、無事、あふれるばかりの善意。センニンソウ(仙人草)の誕生花:―流通時期:ポット苗を春から初夏に見かけます。トオヤマグリーン、グリーンロケット、あなたの街のお花屋さんイングの森さんにあります。 ボタンヅル
2013.07.04
コメント(0)
春から秋に、波打って光沢のある楕円形の葉をつけた枝先に、長い花筒の先が5~6弁に分かれて、中心が黄色い紅橙色の小さな花がまとまって次々と咲きます。誕生花のない花は、熱帯のエキゾチックな紅色の花、ベニマツリ(紅茉莉)。花の名は、紅い花がモクセイ科のマツリカ(茉莉花)に似ていることから名づけられました。莱莉(マツリ)は漢名の音読みで、サンスクリット語のmallikaに由来します。ベニマツリの学名Rondeletia odorataは属名が16世紀のフランスの博物学者Guillaume Rondeletにちなみ、種小名odorata(芳香のある)は花に香りがあることからつけられています。 花言葉「情熱」は、鮮やかな紅橙色の花色のイメージからつけられています。花言葉「初恋」は、この燃えるような情熱的な色を持つ花のどこからきているのでしょう。 鉢植えのベニマツリはしだれるように長く四方に伸びていく枝先に花を咲かせ、真夏に一休みしてまた新しく伸びた枝先に花を咲かせています。ネームタグに深紅の星形の花を咲かせるベニマツリRondeletiaとありましたが、種小名がなく、植物園のベニマツリとは葉と花色が違っていました。アカネ科ベニマツリ属、非耐寒性常緑低木、原産地:キューバ、パナマベニマツリ(紅茉莉)の花言葉:情熱、初恋。ベニマツリ(紅茉莉)の誕生花:―流通時期:ポット苗や鉢花を初夏に見かけます。マツリカ ニオイバンマツリ
2013.03.22
コメント(0)
早春から初夏に、よく枝分かれしたやわらかな枝の銀白色の毛で覆われた線形の葉のわきに、淡い青紫色のベル形の花が咲きます。誕生花のない花は、シルバーリーフのユニークな鉢花、エレモフィラ・ニベア。花の名は、学名Eremophila niveaの音読みで、属名のEremophilaはギリシャ語のeremos(砂漠)とphilo(愛)に由来し、乾燥地を好んで自生していることから名づけられました。種小名のniveaはラテン語のnivea(雪のように白い)で、銀白色の枝葉からつけられました。別名のホワイトツリー(White Tree)は英名の音読みで、葉や茎だけでなく幹や枝も白いことからつけられています。オーストラリアやニュージーランドを含むオセアニアの植物には珍しく美しい花が多く、魅力あふれています。 花言葉「憧れの佳人」は、オセアニアの憧れの花の中でも、銀白色の枝に引き立つパステルラベンダーの花の美しさからきているのでしょう。花言葉「瞳の佳人」は、雪のように白い葉や茎に映えるやさしい薄紫色の花の姿を、白い肌に美しいバイオレットの眼をした美人にたとえたのでしょう。 エレモフィラ・ニベアは茎が柔らかく、大きくなった枝を剪定しなかったので、枝が暴れていますが、枝先いっぱいに花が咲くと人目を引きます。晩秋から春に咲く花の寄せ植えの中で、エレモフィラ・ニベアがつぼみを少しずつふくらませながら、暖かくなる春を待ちわびています。ハマジンチョウ科エレモフィラ属、半耐寒性常緑低木、原産地:オーストラリア別名:ホワイトツリーエレモフィラ・ニベアの花言葉:憧れの佳人、瞳の佳人。エレモフィラ・ニベアの誕生花:― 流通時期:ポット苗や鉢花を秋~春に見かけます。ペットエコ&ザガーデン楽天市場店、ハッピーガーデン、園芸ネット プラス、花 ガーデニングshop岐阜緑園、LAND PLANTS 楽天市場店、アリスガーデンさんにあります。
2013.02.03
コメント(0)
全182件 (182件中 151-182件目)