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アーリーン・クオラティエロというかたによる本。鳥影社という(僕は初めて聞く名前の)会社から、2006年に出版された訳本で読んだ。リアさんの著書“Rachel Carson. Witness for Nature.”からの引用だらけで出来た本だと思えた。また、それ以上に、(ネガティヴな意味で)印象に残った点は、日本語訳の御粗末さだ。至るところに誤訳、誤記がある。例えば、以下の通り。「ナルガッソー海」(p.52)は、正しくは「サルガッソー海」。手書き草稿(下訳)を読み間違えたまま、活字にしたのかな。「オーデュボン協会の会長に選出された」(p.72)。ボードメンバーに選出されたが、会長職では無かった筈。「諸刃のやいば」(p.141)。「スクリップス大学」(p.158)は、「研究所」とすべきだろう。きわめつけは、p.22。登場人物の一人を「学長(中略)クーリッジと、ディーン・メアリー・ヘレン・マークス」。後者のDeanが、「学部長」の意味だとわからずに、人名だと思い込んで訳したらしい。学生に下訳をさせて、内容の確認もせずに本にしてしまったものか。
2013年05月03日
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