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(腕を掴み上げ)『人間、貴公の力はそんなものなのか?』
冗談・・・ ガン・スレイヤー・・・ッ!!
『ぬ・・・?』
これで・・・殺れた?
『ほぅ、一撃で消滅させる魔術兵器か、面白い・・・』
・・・・・・空気中のばら撒かれたナノマシンまでは消せないか・・・面倒な奴。
この気分で戦うのは数年ぶりだな・・・・・・ 一撃試させてもらうぞ。
――ッ!?

ったく・・・恐ろしいモン着てるよな。
何を言っている、貴様の着ているソレも同じ物だろう。
お見通しか・・・・・・ でもな、俺が聞きたいのはその同じモンをなんでお前が持ってるって事だ。
・・・皮肉だな、俺も貴様と同じ同類だ。
これは俺達フェンリル、ヘル、ヨルムンガンドの三人にのみ与えられる特別な服、それを脱走したアンタが着てる・・・それこそ皮肉なんだよ。
・・・・・・。
親父の下から逃げ出せた事は褒めてやる・・・・・・ でもそれで親父に認められるアンタが俺は嫌いなんだよ!!『天脚』ッ!!!
な・・・糞ッ!!
お遊戯は・・・此処までだ。
・・・どうして、どうして俺の前に立てるんだ!?どうして!!?
闇雲に目に頼るのは愚直の極みだった・・・・・・どれだけ高速で走ろうとも、その到達点を先読みすれば意味は無い。
俺の動きを先読み・・・ッ、それがアンタの能力って訳か!?
そして―――
(ゴヴッ)
ブハッ!!
奴に縋る為にしか力を振るえない貴様と俺の差だ。
ッ!?しまッ・・・!!?
『(・・・・・・何だ?俺はまだ、生きてる・・・?)』
――ッ!!?
『(何だこれは!?血の、膜・・・!?動けねぇ・・・・・・!!)』
朱血牢・・・呼吸は可能だ、暫く其処で大人しくしている事だ。
『(糞っ・・・ 糞糞糞ォッ!!
今度会った時には絶対にこの蹴りを着けてやる!忘れんな!!)』

昔話は終わりだ・・・・・・後は自分で考えろ、分からないなら・・・一生抱えていろ。
『(・・・・・・ッ!)』[Femme Enfant]Terminal 2012.08.30
Femme Enfant:あとがき 2012.08.30
Femme Enfant:第十九話 2012.08.30
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