迷鴎亭 ★BAKERY FESTE★

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2006.01.17
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「理想の女」を見てきた。原作はオスカー・ワイルドの「ウィンダミア夫人の扇」。夫婦愛を描いたラブコメ。

ワイルド原作といえば、「理想の結婚」の映画化にがっかりしたので期待してなかったが、今回は当たりだった。1930年のイタリアという設定が生かされて、風景、インテリア、衣装、どれもすばらしい。目の保養。

主演女優はヘレン・ハント。恋多き中年女性を原作より品良く魅力的に演じている。原作は芝居だから、演じ方によっていくらでも変わるだろうけど、読んだ感じでは、魅力的だけどあまりいい人じゃないみたいな印象だった。
若きウィンダミア夫人(劇中で21歳の誕生日を迎える)を演じるのはスカーレット・ヨハンソン。超美人というよりはファニーで可愛いお嬢さん。はちきれそうな官能的なプロポーション。清楚で健気だけど若い情熱をたっぷり持った美しいヤングミセス。可愛いですよ。ハアハアしちゃいますよ(ぇ

とにかく、面白かった。原作の細かいところは覚えてないけど、ちょっと話を変えたところもあるのかな。映画としてまとまってるし、結末も納得いくし、何よりも登場人物たちが魅力的。ウィンダミア卿はまじめで一本調子だけど、身分にふさわしい品格のある愛情深い夫。ダーリントン卿は誘惑者だがやはり育ちの良い紳士だし、結局はウィンダミア夫人は誘惑に屈しなかったので、彼も悪者にならずにすんだ。この二人は原作のイメージにぴったり。
ヘレン・ハントのアーリン夫人に恋する老紳士は、原作でどんな人だったか忘れたけど、映画ではすごくステキ。

非常におすすめの一本でした。





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Last updated  2006.01.17 16:33:47
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