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いよいよ万博会場は待ちに待った全国から多くのお客さまを迎える日々、ゴールデンウィーク到来、様々な準備体制がひかれていることでしょう。海外報道は平日に行われるナショナルデーを中心に、各国の情報や国際交流的な話題、芸術情報を中心に取材を行っているので、今回ゴールデンウィークは一旦、お休みをとって編集作業や写真の整理など、今まで行ってきた取材を煮詰める作業を行い5月からの取材に備え自宅待機。早速、現地のラジオ局向けのページをアップすることができましたので、よろしかったら御覧ください。(まだ最初の1ページですが)AMPAIRA 愛地球博レポート「はちどりの庭」本当に刺激的な日々で、なかなかプライベートな時間がとれず.. 今日はようやく家族で母の誕生祝いを近所の焼肉屋で行えました。アルゼンチン滞在時、焼肉はアマリに日常にあったのですが、これほど丁重に扱われた繊細で、とろけるように柔らかい、しかも素晴らしい切り口.. 値段も凄いですが、日本の焼き肉はあなどれません。身体に染み込んでいくような不思議な食感。 染み込みすぎたのか、食べ過ぎたのか.. 帰宅後、寝込みました。日本の食事は海外のものに比べて繊細なものが多いので、身体が慣れるまで時間がかかります。会話も然り・・安いか、高いか、稼ぐか、稼がないか・・全ては「物質」と「金」ありき。Live Door の話題の社長さんが潔く話していました。「金で人の心は買える」触れることができないものの素晴らしさや、お金に変わらないものの価値や仕事.. そういったものが理解されるどころか、馬鹿馬鹿しく思えてくる..そんな流れや言葉に接する度に感じる寂しさと空しさ。 心の針は確実に日々、削られていきます。人は敬意と理解の上で初めて存在意義を確認、未来を築いていくことができるのでしょう。 アルゼンチンでの豊かな話題と笑い声の絶えなかった日々.. 日々の挑戦で物語を重ね、人づてに伝わっていくものを重ね、信頼を得ることができました。「日本人初」ではなく、「誰でもの初」=新鮮な物語を刻むこと。でも、それは一重にアルゼンチンの人々が目の前に現れるものに対して、わけへだてなく自分の感性で見極め、交流する事ができる人達だったから。そこには前評判も賄賂も存在しない、冒険で溢れる一発勝負の冒険があり「夢」があります。 そんな現地で築いてきた流れを家族に理解してもらうには、日本で同じ重さの「お金」に変えることだとして・・それが「安心」という意味で日本的な価値観を満たすものを提示しなければならない・・ それが家族に対しての今回の旅のケジメなのかもしれません。新たな困難に呆然・・いつも心に広がるブエノスアイレスの青空へ Abraso muy muy fuerte !!佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.30
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始まった当初から外観に釘付けでした。国連館、側面に写真が貼られているのですが、見事な瞬間と光の輝きをとらえた写真の数々、度々そばを通過する度に見とれています。世の中で現代おこっていることの徹底的瞬間を捉える報道写真 Foto periodismo アルゼンチンでは非常に精力的な数多くの写真家の方々の仕事に遭遇。毎日のようにデモ行進が行われ、様々な問題に何とかしようと立ち上がる場面が非常に数多く、集会などが日常的に行われるので、刺激的な場面が目の前に次々と・・テロ事件や、つい先日おこってしまった火災事件・・ことあるごとに振り返り、人々は集結。本当に自由で活動的な人の流れがあります。(Foto/Mari Sano)ブエノスアイレスでは、そんな動きに関心のある多くの若者が歴史の1枚として残していこうと常に目を光らせている.. 写真クラブや写真展、写真学校で溢れ、非常に大きな写真フェスティバルが毎年行われ、沢山の写真コンテストが国をあげて行われています。そんな聖地ともいえるブエノスアイレスで報道写真を学んで、人の流れによる勢いの場面を中心に撮影してきました。この国連館の写真展は非常にグローバルです。多くの写真は人が起こしてしまった過ちが引き起こす他の生物の佇まい、眼差し、そんな決定的瞬間が捉えられています。ショックでした。「たった1枚の写真が世界を変えることがある」 写真家ロバートキャパのそんな言葉をシミジミ思い出していました。国連館では特別展示も常時行われていて、5月15日までアフリカの現代をとらえた写真展 A day in the life of Africa が開催中。佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.23
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朝、出発前の車にこぶりついている埃が尋常ではなく..これが「黄砂」というもの.. しみじみ眺めています。中国から飛んでくるらしい。中国といえば.. 即、複雑な気持ちになってしまうのですがテレビで見た騒動の画面、人々の行進がアマリに暴力的で、優しさや理解の欠片もなく「日本=敵」の流れにガッカリしてしまいます。一瞬にして、恨みの対象にされてしまった。きっと全てがそんな訳はなく様々な思いや事情が交錯しているはず。ただ煽られた世論によって壊れてしまうものがあったとしたら・・あまりに哀しい..本日はイギリスデーでした。アンドリュー王子のお話が素敵でした。全く何も見ないで、非常に自然な形で出席者に語られました。「皆さん、おはようございます。私は今日、特に前列に座っていらっしゃる若い少年少女のお顔を拝見して、非常に嬉しく思っています」 今後の世界がグローバルな形で経済的にも、環境的にも関わっていくこと、どこの国がというよりも地球市民として、若い人にこの意味を受けとめてほしい..未来をふまえて若い人にむけてメッセージを発信していらっしゃいました。そんな話の流れに沿ったような機会.. 地球広場にて行われていたアースデーのイベント。今日の中継は局アナウンサーの方の都合で前録りで、昼14時からとなり急遽題材をさがしていたところ、音楽関係の恩人より御連絡を頂いて丁度、地球広場にいらしているというので駆けつけました。懐かしい笑顔の恩人・工房プロフェショナルパーカッション貞丘さんと合流、番組に参加して頂きました。この日は広場で竹の太鼓を制作されていました。貞岡さんが素敵な出会いを沢山導いて下さってアルバム2作品が完成しました。出会いの泉パーカッション専門店の貞岡さんに中継を結び、アースデーを記念した地球広場よりお届けしました。「地球人」様々な国で育ってきた生い立ちも含めて、活動のテーマになっています。そんなメッセージを環境もふまえた上で、取り組んでいる方が大勢いらっしゃる。1970年4月22日、今から35年前にアメリカの環境弁護士、デニスヘイズ氏が発起人となり、大きな広がりをみせた「地球感謝の日」そんな始まりの話に始まり、7年に渡り愛地球博を目指して活動、リハーサルを重ねていらしたという音楽集団の話にいたるまで、推進局の沖本渉さんに伺いました。(本番は8月23,24日EXPOドームで行われるとのこと。近日、リハーサルに取材に伺う約束をしましたので、そこであらためて詳細をお届けします)様々な風が吹き抜ける万博会場にて、約1ヶ月間が経過したところです。佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.22
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アフリカ.. 毎度、南米から帰国する度にアフリカの大地の上空を通過しています。乗継は、ケープタウンとヨハネスバーグ、南アフリカの二つの都市で2.3時間を飛行場で過ごしつつ、実際に街を歩いた訳ではないのですが、その数時間の間にお土産物屋さんで毎回、長いこと写真集を立ち読みしていました。本当に驚くほどの数の素敵な写真集が販売されています。もちろん、どれもがアフリカの素晴らしい景色を撮影したもの。世界中の写真家を惹きつけてやまない物凄い迫力の景色や野生動物。 ただ景色そのものがあまりに凄いので、数多くある写真集を見ていて気が付いたのですが、景色プラスアルファがある本は少なかった。そんな乗り継ぎで通過するたびに憧れるアフリカの大地、今日の式典のメッセージ、誇るべき大自然をふまえた要人の話は感動的でした。ありがちな台本通りのお話とは一線を画していました。アフリカ諸国に対しての敬意を求め、自国の素晴らしい大地や自然を語られていました。アフリカ共同館にあるビデオメッセージも同じくですが、どこか確固たる自然への敬意が地に足がついている「自然の叡智」そのもの.. ずっしりとした「本物」を感じます。セネガルの感動に続いて、ジンバブエ。今日のミュージカルは凄かった。ジンバブエの歴史をダンスや歌、そして映像も含めて表現された作品「ジンバブエの旅」1980年から2005年に渡る独立後の四半世紀に焦点をあてた社会、文化そして政治の万華鏡..と資料にありますが、様々な時代背景が非常にコンパクトにまとまっていて見ごたえがありました。最後にジンバブエの国家が軽快な形で歌われました。幾度となく厳しい時代を乗り越えてきた方達。おもてなしの「パートナシップ」では愛知県の名物、七福神踊りと笹踊り、そしてフレンドシップの御津町の小学校の生徒さんがジンバブエの国家を大きな声で斉唱しました。これにはジンバブエの皆様も非常に感動されていた模様です。日本の君が代も斉唱、このように国家を大きな声で歌えるのはトテモ素敵なことではないかと新鮮に思いました。様々な式典が行われていますが、今日は構成的にもそれがトッテモ明確。 様々な問題で始終デモ行進など騒がしいアルゼンチンですが、国家を歌うときは皆、姿勢を正し心をこめて大きな歌声を響かせています。国を皆でよくしていこう..そんな思いをこめての国家の歌声は力強く神聖なものを感じます。佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.18
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本日18:45より万博会場から生中継!(第2回目の中継になります)新潟にお住まいの方、是非ご参加ください。今日はナショナルデーについての特集。まだ未定ですがスイスイベントもしくは、アルゼンチンのパビリオンより繋ぎます。「地球を巡る風..コンビエント」毎週金曜日18:45-55新潟角田山ぽかぽかラジオ FM 84.9 Mhzアナウンサー 村山まみさん(週に1度コラムをお届けしている番組です)佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.15
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身体の芯が熱くなって、自然に涙が溢れる..愛・地球博では度々そんな機会に遭遇します。「数年前、好きな女性を誘ってコンサートに出掛けたのですが、それがサラブライトマンのコンサートでした。ここで同じ舞台に立つことができる.. 何か縁を感じています」この日共演の笙、篳篥奏者の東儀秀樹さんの舞台でのMCでも語られた「縁」.. 同じく御縁を感じました。アルゼンチンに長期滞在してきて、つくづく世界の音楽情報が抜けていた事に気が付く今日この頃。現地ではナショナリズムが強いせいか地元アーティスト、もしくはラテン諸国中心な文化にのみ接してきて、ここ数年の世界的なアーティストの動きを掴みきれておらず、本日のメインSarah Brightman がドンナ方なのかも把握せずに会場入り。 報道席でお隣の某テレビ局の方に伺った所、ここ1年TOYOTAのCMなどで御馴染みになり、本当に素晴らしい歌声..との事、「直接インタビューをとりたいのだけど、今日は本当に厳しい規制が引かれていて大変なんだ..」その方も、本当に心からファンのようでした。ロングドレスで颯爽と現れ、歌い始めた瞬間.. この声どこかで生で聞いたことがある.. どこか懐かしいものを感じました。コンサート終了後、調べてみたところ、ミュージカル・キャッツのメモリーを歌われていた事が。ダイブ前、ロンドンでミュージカル巡りをした際に最も感動したキャッツ。ロンドンの会場が感動で沸きかえった、あの歌声。当時のミュージカルのシーンや多分、最後になった家族での旅..様々なことが思い出されて余計に感極まってしまいました。満員御礼の会場は身動き一つ、物音ひとつせず。繊細で完璧なオーケストラの演奏、つい先日コロン劇場のオーケストラの演奏を聞いてきたばかりだったのですが、レベルの高さをシミジミ感じました。現地では、ここ数年経済的な問題なども含めオーケストラのレベルが低下しているという話を関係者から伺っていたのですが、このオーケストラの演奏を目の当たりにしてしまうと..納得、全てにおいて非常に優れた世界に遭遇する事で目からウロコが落ちました。世界的レベル..万博会場では打ちのめされてばかりいます。Sarah Brightman & Her Asian Friends1. Powder 東京フィルハーモニー 指揮、編曲 ポールベイトマン サラ登場2. Les Files de Cadiz 3. Anytime Anywhere 胡弓・チェンミン、琴・ジャンシャオチン 指揮 藤野浩一 4. Feel The Moon 5. Last Emperor6. Hana 再びサラ登場7. La Luna8. Capriccio Espagno9. Stranger in Paradise 東儀秀樹 10. 大河悠久11. 星空につつまれて12. New Asia サラ登場13. Pantom Overture - In Sleep He Sang to Me & Little Lotte14. Wishing you were somehow here again15. Time to say goodbye アンコール16. Nessun Dorma サラ17. Scaborough fair 出演者揃って素晴らしい芸術のシャワーを浴びたせいか.. 帰り道、見上げた夜桜がいつも以上に輝いて見えました。佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.12
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桜の話に続いて、花についてのお薦めがあります。万博会場には3つの入り口があります。多くの一般入場者の訪れる万博会場駅最寄の北ゲート、多くの団体客の訪れる観光バス駐車場最寄の西ゲート、そしてシャトルバス停留所最寄の東ゲート春到来、まさに万博会場内の花博といっても過言でないほど、そこは素晴らしい花々で彩られています。到着したら入り口脇のエレベーターへ向かう通路で下を見下ろしてみてください。花々で描かれた蝶が、手のひらから飛び立つ様子の花絵を見ることができます。入り口を通過して、豪華なトンネルを抜け、目の前に広がる楽園。春満開の彩りと、付近を通過するゴンドラを背景にした、独特の景色。モリゾーとキッコロ、そして親切なボランティアの方々に迎えられ、シャッターを切りつづけていました。撮影スポットとしては絶好の場所、非常にお薦めの入り口。今日が初日のボランティア、まきたサンは道行く人々に記念撮影を頼まれ、お忙しそうでした。期間中5回に渡って勤務されるとのこと..嬉しそうにお話してくださいました。会場内では黄色のチョッキを来た沢山のボランティアの方々に遭遇するのですが、皆さんトテモ生き生きお仕事をされています。実は私の母も尾張瀬戸の方で週1回、スペイン語通訳を兼ねたボランティアをしていて(会場の外で制服は少し違います)とても楽しそうです。まきたさんに導かれ、入り口付近の小高い山を登ってみると、そこには日本古来の伝統の森、鎮守の森。日本古来の信仰に自然の叡智を感じる..そんなスタート地点、東ゲートお薦めです佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.11
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帰国して目の当たりにした1番の感動といっても過言ではない..桜の木。満開の桜の木の下でふと立ち止まり日本を離れてからの4年間の時の流れを一気に飛び越えたような.. ふんわりと広がる白く優しい花々に、忘れかけていた深く四季を感じる心を取り戻すことができました。特に夜桜。万博会場からの帰り道、駅近くに広がる桜の木々の輝きには言葉を失います。個人的には真っ青な空に映える桜が好きですが、「白い曇り空にボンヤリ溶け込む様子が好きだ」(アルゼンチンから来日している Matias君)そんな彼に頼まれ何枚か撮影しながら合流した今回の催し。瀬戸市の国際センター主催による「お花見」に伺いました。今日の主役は日本へ訪れている海外からの留学生や旅人の方々。知るひとぞ知る「瀬戸名所めぐり」無風庵でお茶を飲み、ピクニックのように昼食をとり、深川神社へお参り、最後は瀬戸ノベルティ創造館にて陶芸に親しむ.. いたれりつくせりの催しでした。「本当に良い人達。これが日本の雰囲気なのか」としみじみ、Matias君も、今日の交流に感激していました。 日本の素晴らしい風物詩の一こまをこのように交流や体験を通じて日本の良き思い出として心に刻む事のできる素敵な機会。そんな様子や情報は尾張瀬戸駅最寄・パルティ瀬戸3階の国際センターへTEL 0561-88-2790瀬戸の家
2005.04.10
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オーストラリア館で特別映画試写会が行われていました。なんと、たった一つのビデオカメラ(ハンディカム)で制作された映画ということですが、とにかく映像が素晴らしかったです。まるで、良質の写真集を見ているよう.. オーストラリアの深く青い空は、日本の多くの写真家がおいかける特別な青。コバルトブルー、とにかく宇宙が透けているのか、と思うほど濃厚な青。雄大に広がる大地と雲のコントラストはオーストラリアなでらはの空模様、そんな空に憧れたのは、大好きな写真家HABUさんのホームページに伺って以来。空模様には焼けた小麦色の肌が非常によく映える。ところがこの映画の面白いところは、その焼けた肌の主人公は日本人の若者達なのです。映像を辿っている間に深く引き込まれ、今まで遠い存在だったオーストラリアの空が身近なものに感じることができました。 会場の多くのお客様は関係者のようで内輪で盛り上がる様を眺めつつ、なんとなく関係者でなさそうな隣にいらしたカップルに話し掛けてみると、彼等はラジオ番組の応募でいらしたとのこと。感想などを伺ったところ「よくわからなかった.. 変わっているなーといった感じ」 言葉少なに戸惑いを語って下さいました。 この戸惑いこそがインデペンデントの面白さ。正直アメリカ映画のわかりやすさと豪華さに慣れてしまうと、そうでないものに拒否反応を示すケースは否めません。ぼんやりとした明らかでない物語を辿りながらどうしたらいいのかわからない・・ アルゼンチンで自主制作映画祭に接してきて、少しずつ当たり前の構造から脱出しつつあったので、この戸惑いに心地よいものを感じる今日この頃。 何よりも映像の美しさと、主人公の素朴で朴訥としたセリフがオーストラリアの俳句世界のような..思わぬ旅に出た心持ち。 地元オーストラリアでは非常に大きな反響を呼んだということ。会場に置いてあった数多くの現地プレス紹介を拝見。関係者と雑談の中でブエノスアイレス自主制作映画祭をお薦めしました。間違いなく「戸惑い」を好むポルテーニョ(ブエノスアイレスの人)に指示されることでしょう。現地では北野たけしの映画が非常に人気が高く、東洋のものに興味深々な今日この頃、だいぶステレオタイプな以前の東洋イメージから、現代が伝わりつつあるのですが、この映画でまた新たな世界が広がって、非常に面白い現象を生むことと思います。映画祭は5月、まだ間に合うといいのですが是非ともブエノスアイレスに登場されることを願ってやみません。本日、日本封切の機会に立ち会うことができて幸運でした。丁度オーストラリア館をユックリ訪ね、かものはしワールドに触れたばかりだったので、トーテムビジョンに続いて再び映像と共に頭の開かれる一時。監督は挨拶で「制作に5年間を費やした、特に映画を学んだ訳ではない」キッパリ。監督 レイチェル・ルーカス制作 バーレスク・プロダクションBONDI TSUNAMI監督、妹、ご主人様、その3人がメイン、そして日本人の関係者と役者さん達が家族のように一丸となって、作り上げ届けている。 強い意志さえあれば、やってできないことはない.. そんな情熱をヒシヒシと感じました。万博会場では、ソンナ方々が次々と登場します。佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.09
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アルゼンチンー日本の往復、マレーシア航空の航路でアフリカの2箇所ヨハネスバーグとケープタウンが乗り継ぎになっているため、何度となくアフリカの上空を通過してきました。今回は天候が良かったため、上空から見るアフリカの景色は格別。そんなアフリカの大地より EXPO セネガル共和国の日彼等のゆっくりとした身のこなしに惹かれます。決してセカセカと慌てることはなく、歩きが実に雄大。アフリカの広大な台地をユックリ歩くキリンのよう。 公式式典の後、当地人気デザイナーによるファッションショーが行われましたが、モデルさん達の身のこなし、そんな豊かな歩き方や表情にシミジミ見とれていました。 ファッションの方はとにかく色合いが華やかで、大きな帽子に大きなガッポリとした民族的デザイン。彼らならではの、ゆとりあるものに加え、身体のラインに沿ったシャープなものまで.. 普段あまり目にすることのないものばかり。現代のアフリカを目の当たりにして衝撃を受けました。千住明さんの「アフリカの夢」というアルバムを愛聴しているのですが、そのおおらかなメロディラインそのもの。多くのアーティストが彼等の雄大な背景に惹かれ、感じるものを投影させておられます。アルゼンチンでは「アフロヨルンバ」というタイトルのダンス講義が開講されていて、動きを煮詰めるため体験レッスンを受けたことがあるのですが、非常にエネルギッシュで豪快でした。そのダンスを今日は思いがけずトッテモ自然な形で目の当たり。それは演奏が盛り上がってきた際に突如、ハプニングのように目の前で自然に繰り広げられました。関係者、モデルサンたちだと思うのですが、次々とステージに客席から飛び出していったのです。踊りまくって、何事もなかったように客席に戻ってくる、そんな繰り返しがまるで日常の一こまのように普通に行われていて微笑ましかったです。本当に「もう我慢できなーーい!!」といった感じで音楽の中に乗り込んでいく様は、実に爽快でした。アルゼンチンのフェスティバルでも「チャカレーラ」というリズムがかかると、そんな模様が繰り広げられるのですが同じ勢いを感じました。そのダンスでの動きにおいては、それまで思い描いていたアフリカのユックリした雄大さから一変して、獣が大暴れしているような様子で、時折片手を振りながら踊る様は、ゾウさんのよう.. 様々な動物の姿を思い描く事ができます。彼等の身体に多くの獣が宿っているようです。演奏はヴュマクフェイバンド。シンプルなメロディの繰り返しが心地よいものでした。 きっと、現地では非常に人気ものなのでしょう。現地での演奏を見てみたくなりました。今度、戻りのトランジットでは時間をとってアフリカの大地に降りてみたい。佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.08
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万博会場に多くの神戸からの来場者が訪れていました。愛・地球博「神戸の日」震災10年、神戸からの発信してきたこと、これからすること最大の広さを誇る地球広場のステージやEXPOホールなど、万博会場のあちらこちらで神戸主催の様々な催しが行われていました。特に印象的だったのは、神戸出身で世界的な活動を行っているソプラノ歌手・鈴木美登里さんの歌われたアメージンググレース.. 舞台では設置されている後方の大画面に、神戸大震災の様々な場面が映し出されました。 震災当日の瓦礫の山、人々の悲しみと厳しい日々、復興に至るまでの様々な映像、高らかに清らかにのびるその声に、春の暖かい日差しの下、緑の芝生を客席とする会場で、多くの方が涙を浮かべ、静まり返っていました。あっという間の10年でしたが神戸の方々は本当に長い、1日、1日を必死に重ねていらした.. 今、神戸は見事復興、そして発展への道を歩んでいる。非常に多くの文化が交錯する風通しの良い街のようです。南京町の竜の舞いや獅子舞、サンバやジャズの演奏、和服でのコンテンポラリーダンスなど.. 創造的で素晴らしいステージでした。最後は歌手・桑名正博さんも登場.. 骨太のブルース、地響きのするような声に驚きました。震災10年、神戸からの発信4月21日から8月31日の133日間に渡って、神戸のメリケンパーク海洋博物館にてそんな神戸の勢いが届けられるそうです。 震災を乗り越え、強い絆と共に復活した町・神戸。沢山学ぶべきことがある。この日のナショナルデー「カナダの日」会場内はカナダの旗で溢れていました。カナダ館は開館当初から見事な演出で本当にスタッフ一体となって頑張っている印象を受けます。今日のイベントも、スタッフが様々な形で日本語を駆使して盛り上げていました。「世界の誰もがカナダ人!」ステージではタヒチの母、ベトナムのオジイサン、フランス人の父を持つ、英語とフランス語、そして大阪弁の堪能なグローバルな特別な女性が司会進行に加わっていました。コンサートの合間には「1分間にどれだけ周囲の方と握手ができるか」 そんな一時も準備され、カナダデーは特別な盛り上がりを感じました。 カナダ、神戸に通ずること、様々な文化を取り込む懐の深さと風通しの良さ、今後の地球の未来を担う勢いと情熱。地球人を感じる1日でした。佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.06
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これであなたは万博博士!某テレビ局が愛知万博におけるクイズを行っていました。「カモノハシといえば..??」答えは、オーストラリア。夕暮れ時の万博会場は素敵です。照明で昼間とはガラリと変貌、そんなオーストラリア館が夕日でキラキラと輝いていました。各館の見せ場、映像表現としてのスクリーンの設置には本当に驚かされます。オーストラリア館の画面は12本のトーテムポールからなるプリズマスクリーン.. 鏡の反射を利用、教会にあるステンドガラスが立体的になったような.. 大自然の映像と効果音が織りなす世界が素敵です。 「周りに座って観覧してください!」係員に案内され腰を下ろすと、時間的に遅めに入館したため、周囲の人々が疲れを癒しながらトーテムを眺めている姿を見ることができ..とても印象的でした。そして例のカモノハシ..現存する世界最古の未進化の哺乳類カモノハシ..The lessons of the past applied to the present create a sustainable futre過去の教訓を生かし持続可能な未来へこれは最後まで明かすことなく会場で驚いて頂きたい代物。目の当たりに瞬間、驚きと共に笑ってしまいました..唐突で、非常にユニーク。最後4つの画面で現在のオーストラリアを見ることができます。「斬新でクリエィティブ、自立的な考え方を得る場所」オーストラリアのコンテンポラリーダンスにおける記事を見たことがあるのですが、非常に豊かで自由なダンス環境があるとのことでした。このパビリオンを体感して、世界中から留学生が殺到する訳が何となくわかりました。ブエノスアイレスに惚れ込みすぎて視野を狭くしていたかもしれません。何事も入れ込みすぎは盲目となる..別会場で「生まれた街を愛することで世界が平和になる!」というメッセージを繰り返し叫んでいた歌手の公演に遭遇。気持ちはよくわかるのですが、他の街も愛した方が.. いい気がします。 平和、環境、人間愛.. 壮大で荘厳、とても大切なテーマですが、冷めた目を保ち、軽やかに、そして現実的に。情報も交錯していますが、心情も交錯。佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.04
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毎日が物語で溢れ、盛り沢山の愛地球博。なかなかまとまらず、まとめる時間もなく更新や御報告が遅れがちです。アルゼンチン放送局に送る第1段のレポートを準備しはじめました。来週には取材してきた様々な感動を地球の真裏にお届けできそうです。丁度、ボリビア新聞社のアルゼンチン支店からも依頼をうけ.. もちろん記事を耳にしたボリビアの方が即飛んでくるという訳ではないのですが、何らかの形で記憶に残ることに貢献できれば..2年程前、アルゼンチン大衆紙のクラリン新聞でバラデーロ音楽祭で踊るチャランゴを発表した際「フォルクローレ界のローリーアンダーソン」という記事が掲載され、その時以来ずっと、ローリーアンダーソン..気になっていました。 中国のローリーアンダーソン、クラッシックのローリーアンダーソン..とかく様々な記事の中で代名詞のように使用される方。会場内を歩いていて「まもなくEXPOドームでローリアンダーソンのコンサートが始まります。無料です、無料!」という大きな声に遭遇。彼女のポスターを手に係員が強力な宣伝活動を行っていました。16時、19時。2回に渡って彼女の出演するコンサートが2日間に渡って開催されました。Laurie Anderson 1947年シカゴに生まれ、69年バーナード大学を卒業。コロンビアで彫刻を学び、1970年代はじめニューヨークダウンタウンを拠点に実験的パフォーマンスの創作開始。音楽家としては82年に全英チャート2位を獲得した「オースーパーマン」をフィーチャーした「ビックシーン」を含む10数枚のアルバムをリリース。音楽、朗読、造形作品などマルチメディアを駆使した舞台作品を創造する、類まれなアーティスト。そんな彼女の愛地球博でのパフォーマンス「10枚のポストカード」は、映像や音響効果を駆使した40分に渡る壮大なポエトリーリーディング。ベース Skuli Sverrisson、パーカッションは Jim Black。パーカッショ二ストのたたき出すは絶妙で細やかな金属音が素晴らしく、ドラムセットに加えアクセサリーでリズムの合間に奏でる小さな音色が本当に清らかでした。ドームの素晴らしい音響設備で、そんな絶妙な音がキラキラと輝き、バックの幻想的な映像と見事に溶け合う舞台。個人的にはJim Black の参加している作品は全てチェックしてみたい..衣装はシックな黒のスーツ、縦に真っ赤なラインが縦に交差して入っていて髪はショートカット。背筋の燐とのびた、ヤンチャな少年のような59歳.. アルゼンチンの誇る Nacha Guevarraをふと思い出しました。もっとも彼女は獣のような鋭さで全く違う方向性ですが、芸術家としてのかっこよさ、何かを貫いている眼差し、表情に垣間見える自信と潔さ..隙のなさ。 こんな風に年をとりたいものです。電子バイオリンを手にマズイントロで遠い世界に誘い込み、メンバーが参加しての演奏をしばらく奏でた後、物語・詩の朗読が始まりました.. ささやかな日常の風景が、徐々に現代における問題に繋がっていきます。 例えば自国アメリカのことに触れ..「超特大の旗、ファントムエネルギー、見事な無関心、戦争は終わる事なく、ただ移動しつづけるだけ..」 訳詞も見事だったのでしょう、言葉の数々に深く打ちのめされました。途中、眼鏡をかけた瞬間から不思議な音が会場に響き渡りました。多分マイクが耳元に仕込んであるのでしょうか..頭を叩き始め、その音が会場にパーカッションのように鳴り響き、しかも彼女の歯音まで..。その歯音を響かせながらバイオリンを弾き始めました。 靴の音をパーカッションに使用するケースは御馴染みですが、歯は..驚きです。アルゼンチン流にいうなら「LOCA」そのもの。全てにおいて抜きん出ている感性。視覚的、聴覚的、そして詩的.. 全てにおいて創造的な挑戦を繰り広げる彼女。貴重な体験となりました。「創造」の代名詞、女王に納得です。今後の彼女の動きも楽しみ、追いかけてみたい真の芸術家。 (会場内ではローリーアンダーソンの作品が大型映像で地球広場にて毎日19時から19時半まで、日本庭園でも彼女作品を散歩しながら体験できます)佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical(書き込みありがとうございました)Pescaさん今日オフで..体調不良のためオフにしました(4月9日)久しぶりにおじゃましました。沢山の本の数々に驚きました。あっという間に読めてしまうのですね。帰国してから最寄で図書館で10冊借りてきた本、なかなか読めずにいます。万博の音楽結集は本当に凄いです!! 見れないものが全部見れる..ロシアのヤハ共和国やクート族は顔は日本人そのものでしたが、陽気さと笑顔が非常にノビノビとしていて南米な雰囲気を感じました。打楽器はジャンベ、そしてらくだの皮を張ったタムタムです。caso4さん毎日混雑パニックというわけではありませんし、日がたつごとに誘導などスタッフの方も日々慣れて改革されていくものもあるのでしょう..予約はホームページの方からできますし、整理券も度々発行されています。ただ1日で全部見るのは無理ですし、もったいない気がします。本当に見尽くす価値あり! 5日は最低でもかけてみてほしい..そういった意味では期間パスポートで何度も..というのもお得だと思います。眺鴨庵さん会場内での子供の表情や反応に接する度に感動です。この子供達が大きくなったとき、どのようにこの思い出が生かされ語られるのでしょう..楽しみです。きっくあたっくさん少しドタバタしてましてなかなか更新できませんが、よろしくお願いします。写真には特に力をいれていきたいと思っています。かんちいさんリンクありがとうございます。こちらこそよろしくおねがいします。少しモタモタしている今日この頃ですが..Dream Boatさん日本にいるときのほうが不便を感じています。街じゅうにインターネットカフェのあったブエノスアイレス..それが普通だと思っていました。電話局も街じゅうにあって、そこでは画像のスキャンやCDRのコピー、印刷が即できました。。今は、何をするのも手探りで全て自分で把握しなくてはいけません。修理やさんもなし、日本てコンナに不便だったのですね..
2005.04.03
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ベトナム館にて毎日5回に渡り行われている本場の演奏は必見です。楽器にとにかく驚かされました。アルゼンチンで御馴染みの本場のサンポーニャを(長さの違う葦をパイプオルガンのように横並びにして強く吹き込み奏でる楽器。シークともいう)寝かせて(材質は竹筒のようですが)入り口付近を手で叩き、その圧力でポンポンと音色を奏でる楽器や呼吸、多くの鉄弦を鉄筋のように叩いて音を出すもの、他パーカッションも含めて全てが珍しいものばかり。演奏家が音を奏ではじめると、場の雰囲気が一変。彼らは一瞬にして別世界と交信しているようでした。まるで一瞬にして天と深く繋がるような..雰囲気に会場が包まれます。そんな気配を天真爛漫な子供達はキャッチするのでしょうか。一様にポカンと口を開け演奏者の前で佇んでいるのが印象的でした。そんな子供達の表情を撮影していて特に一人の子供をアップで確認していたところ、子供がフト我に返り一気に涙目になりました。どうやら子供の親が先へ進んでしまった様で、はぐれてしまったことに気が付いた模様。早速、子供が泣き出す前に「大丈夫だからね」と駆け寄って、会場の出口付近にいた親の場所へ導き迷子は免れたのですが、涙目の子供を見て即、「何やっとんの!キチンとついてきなさい」子供は怒られてしまいました。巨大な万博会場で限られた時間に多くのものを見る事を目的としているためか、非常に駆け足でまわられている方が多い様です..ただ残念なのはジックリ味わっている子供の表情も見てあげてほしい。彼等は深いところで交信、堪能しているのです。そんな豊かな体験がキッと心に深く刻まれ、それこそが大きな糧や家に戻った時に話し合える大切な機会。どれだけ多くのものを見たか..も大事な話の種かもしれませんが、何に心を奪われたか..そんな機会や余裕が子供達には必要なのかもしれません。真っ白な心で、感性を持った子供達が、急いでいる親に引きずられている場面を見ると少し残念です。今日は先日、感動を届けていたロシアのサハの皆様が最終日の観光を楽しんでいらっしゃいました。アフリカ館には物凄い数の楽器が、所狭しといたるところに並べられ販売されています。そこで会場内から子気味いいリズムが聞こえてきて、これは生演奏?と駆けつけてみるとナント彼等が楽器を手にして自分達のリズムで叩ききっていました。これにはアフリカ係員もビックリ。笑顔で見守っていました。会場内では日本人のお客さまもビックリ「何でこんなにうまいわけ」と口々にささやいていたほどです。パビリオンで働いている演奏家が別のパビリオンに突如出没、驚きの瞬間を演出する。これも万博ならではの名場面かもしれません。ベトナム料理も見ものです! 佐野まりFacebook / danzacharangoInstagram / amistadmusical
2005.04.01
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