伊賀へいらっしゃい
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公益財団法人「前田教育会」(伊賀市)で1999年以来の、大きさ縦横9メートル、重さは4キロの謝罪状が公開された。納軸が左側に表装されています、ギネス世界記録に申請したこともあるが、該当するジャンルがなく登録には至らなかったという。今回、教育会が映画や音楽などのイベントに使ってきた小ホール「蕉門ホール」が設備老朽化で6月末に閉鎖することになり、25年ぶりに最後の展示をすることにした。 送り主は伊賀地方の近代化の礎を築いた実業家で、旧上野町(現伊賀市)の町長も務めた田中善助(1858~1946)。 田中善助は伊賀地方に鉄道を通したり水力発電所や下水道を整備したりし、景観保護活動にも取り組んだ。手紙は新田開発用のため池を整備する際、他人の山林に道を造ってしまったことを謝罪する内容で、1899(明治32)年、山林所有者の寺の住職に送ったもの。 模造紙をつなぎ合わせ、漢字と片仮名交じりで「御寛大思召(おぼしめし)」でお許し頂ければ「感喜ノ至ニ御座候」などと約130字でしたためている。わらぼうきに墨を含ませて書いたらしい。冒頭の「謝罪状」の3文字はそれぞれ縦横1メートル以上ある。 「田中善助伝記」によると、檀家(だんか)が寺領を荒らされたことに怒り、謝罪状を書かせたが、その大きさに「住職はじめ檀家総代一同啞然(あぜん)たらざるを得」ず、平和的に解決したという。桐納箱が壁側に置かれています。上の消火器で大きさがはかれるでしょうか。前田会館は平成元年3月に三重県教育委員会より認可された公益法人です。平成4年11月に教育会館が竣工。前田会館ホームページ 「蕉門ホールは稼働から30年が経過し、ホール設備(空調・音響・照明)の各機器類は耐用年数を超えて使用しているものが多く、利用者へのサービス低下を招く恐れがあり、安定的なホール機能の提供を保障することができないため、2024年6月30日をもって、蕉門ホールを閉鎖(ホール機能の廃止)することとなりました。 長年、地域の皆さまをはじめ、多くの皆さまにご利用いただきましたこと感謝申し上げます。 尚、蕉門ホール以外の施設『講座室』『和室』につきましては、引き続き、ご利用いただけます。」とのことです。句碑 日本庭園前と裏門に4基の句碑があります。前田事務局長さんに案内して頂きました。 松尾芭蕉 宗房 『千宜要記』 「春や来し 年や行けん 小晦日」(はるやこし としやいきけん こつもごり)この句は収載された芭蕉の最も若い時の発句で俳号は宗房です。寛文二年(1662)芭蕉十九歳の年末の作小晦日12月29日に立春になり、春なのか年の瀬の年や行けんか、とした遊びに近い疑問を二つ重ねて興した勻。 これは『古今集』や『伊勢物語』の古歌に材を とったパロディーで、宗房は主の蝉吟とともに こうした貞門俳諧の滑稽に興じていたのでしょう。高浜虚子 「掛稲の伊賀の盆地を一目の居」一目の居 高浜虚子句碑高浜虚子が上野丸之内の菊山九園邸を訪 れたのは、昭和十八年十一月二十三日でした。 その前夜、友忠旅館(中町)に一泊した虚子は、「ここに来てまみえし思ひ翁の忌」と詠み、翌二十三日、日本文学報国会俳句部会長として、 愛染院故郷塚での芭蕉翁二百五十回忌大法要に出席されました。 そのあと、白鳳公園の増田公会堂での全国俳句大会に参加する 途次、九園邸に立寄り休憩、ここで「掛稲の伊賀の盆地を一目の居」(かけいねの いがのぼんちを ひとめのきょ)と詠みました。城山につづく高台にあった九園邸から、刈取りが済み 稲架(はさ)掛けされた田園風景が一望できたのです。こののち、九園邸は「一目の居」と呼ばれるようになりました。昭和 三十六年五月一日、虚子の二女・星野立子氏によって現地で除幕された この句碑は、その後、九園邸の処分によってこの前田会館に移設されました。 菊山九園 「梅さむし 岩より屋根へ 石たゝき」 菊山享女 「この月に 祈れる母は 吾のみか」上野丸之内の「一目の居」に住んだ菊山九園・享女はおしどり俳人 として 知られました。九園(本名・辰男)は明治二十五年上野町に生まれ。また享女 (本名・逸子)は明治二十八年、名張町生まれ、 この夫婦句碑は金婚記念として昭和四十年六月十三日に自邸に 建てられたものです。菊山有星 「掌に這はせ天道蟲の星七つ」菊山夫婦の三男裕生(俳号・有星)は三高京大ホトトギス会で活躍し ましたが、東京帝國大学在学中に学徒出陣、昭和二十年四月二十九日 にルソン島で戦死しました。この二基の句碑は、九園邸の処分によってこの前田会館に移設されました。
2024年05月20日
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