【粗筋】
第二次大戦中の鹿児島・知覧、陸軍の飛行場があって、近くの食堂を営む鳥浜トメさんは、陸軍の指定で訓練兵の世話をし、母親代わりとして明るく接していた。戦況が悪化し、特攻隊員として出撃して行く兵士を同じように送り出していたが、ある日昔世話をした兵士が挨拶に来た。明日特攻に飛び立つのだと知って心を痛める。何か出来ることはないかと、隊員の最後の様子を手紙に書いて家族に送ることを始める。最後の食事を用意しているところへ空襲警報……明日特攻する兵が、「また帰りたいなあ」とつぶやいて、ふと蛍を見つけ、「おばちゃん、明日蛍になって戻るから、追っ払わないでくれよ」と言い残す。翌日蛍が飛び込んで来て、兵士らが涙ながらに敬礼をする。その後間もなく終戦。トメさんは、「あの子たちは死ぬことはなかったんじゃないですか」と声を上げる。
特攻の祈念館が出来て、トメさんが来る。一人一人の思い出を胸に祈りをささげると……目の前を蛍が……
【成立】

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