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さて今日は株式投資本オールタイムベスト25位
敗者のゲーム原著第6版 (チャールズ・エリス著、日本経済新聞社)

の最終回第4弾です。
私がこの本が本当に凄いと思うのは、アクティブ投資家的な観点から読んだ場合に、
インデックスに勝つためのヒント
が綺羅星の如くに、無数に、散りばめられていることです。
今日は、そういった観点から彼の金言を見ていきましょう。
インデックス・ファンドの議論は米英・日本の大型株市場など最も効率的な市場でよりあてはまるものである。市場の厚みや広がり、すなわち効率性に欠ける新興市場を対象として、その市場構造に近いファンドを作ることは必ずしも容易ではない。言い換えれば、
効率性の落ちる市場においては、逆にアクティブ運用が勝つ可能性も出てくる
という事だ。
この表現は素晴らしいですね。つまり、資金力の限られた我々アクティブ個人投資家は、逆にその欠点を生かして、資金力が大きすぎる「図体のデカい恐竜」である機関投資家が参入できない領域に限りなく特化して戦うべきであり、
小型株効果
を存分に使わなくてはならない、ということなんですね。
投資家は常に高いレベルの知識と技能を維持できるわけではない。むしろ、その水準は常に変動する。とすれば、
いつでも「待った」をかけて、インデックス・ファンドに投資できることは大きな利点
である。
これも素晴らしい指摘ですね。以前の日記で書いたように、
投資家の能力はろうそくの炎のように揺らぎ増減する
ものです。私は自分自身を含め、多くの投資家の方々がある時は光り輝き、その後悲しいことに衰えて劣化していく様を見つめ続けてきました。かぶ1000さんのように、
「常に確実にインデックスを上回ることが出来る」投資家などほとんどいない、1000人の投資家がいれば上位のほんの2、3人
であるというのが実情なのです。
私は正直に言って、今現在の自分の力量からすれば「数年単位で慣らして見れば確実にインデックスを上回るパフォーマンスを上げることが出来る。」と確信しています。実力でいえば残念ながらかぶ1000さんは明白に下回るし、同時に成績の安定性も著しく欠いているのですが、それでもその程度の力はある、1000人の投資家がいれば、恐らく上位の10~20人くらいには入るところだろうと感じています。ただ同時にそれは日々の死に物狂いの努力を前提としての事であり、今のレベルの投資への熱量を30年後にも維持できるか?と問われれば、きっとそれは無理だろうと思います。そもそももう既に死んでしまっていてこの世にいないかもしれないですし。(笑)
そして、いつかは力量が落ちてインデックスに勝てない日が来るだろうと言う事も覚悟しています。私はそれがとても怖いですし、だからこそ日々極限まで勉強を続けながら戦っています。でも、いつかは私も必ず衰える。。。
しかし、残酷な「その日」が来ても、私には「インデックス投資と言う逃げ場」が残されています。
戦いに敗れ落ちぶれても、「いつでも平均点を取れる楽園」が待っていてくれる
のです。そしてだからこそ、しっかりとした安全弁があるからこそ、私は毎日勇気と知恵を振り絞って市場で戦い続けることが出来ているんですね。
すいません、脱線しました。本文に戻ります。
現実には、平均以下にリスクを抑えて、常に市場平均を0.5%上回る成果をあげられれば大成功と言えるが、それを長期にわたって実現し続けられる運用機関など、ほとんどなかった
のである。
これがマーケットの厳然たる事実です。ところが、我々弱小個人投資家はその資金力の少なさを生かして、
優待バリュー株インデックス投資法
という伝家の宝刀を抜くことで、この「0.5%」を確実に稼ぎ出すことが出来ます。これは実はとても凄いことですし、以前から私が述べているように、
機関投資家よりも個人投資家の方が有利
でもあるのです。
優れた実績を上げたファンドが勝ち続けるのも不思議ではない。唯一の問題は、最高のヘッジファンド同様、最高のベンチャー・キャピタル・ファンドは、新規投資家には閉ざされている。。。
一口に言えば、投資したいと思うようなファンドには投資できない
ということだ。コメディアンのグルーチョ・マルクスも言っている。「自分をメンバーに受け入れてくれるようなクラブには入りたくない。」
これもその通り。世の中にはインデックスに勝ち続けているファンドも個人もたくさんいますが、彼らは資金量が大きくなり過ぎるとパフォーマンスに致命的な悪影響を及ぼすことが良く分かっています。だから受け入れる資金量とその相手を厳しく吟味・制限しています。
弱小個人である我々が憧れの倶楽部の「メンバーに入れる可能性はない。」 そして仮にもしも受け入れてくれたのなら、それは間違いなく時代遅れの赤紫のベロアの破れたソファーに安いウイスキーの腐臭が漂う場末のC級スナックのような「酷いクラブ」に違いないのです。(笑) つまり、
私たちはどこまでも「自分の力だけで」戦うしかない
んですね。
そして、私が考えるインデックスに勝つための方策は、
インデックスに勝つための秘密の7つの方法
として以前にまとめていますので、未読の方は是非こちらもご覧下さい。
さて、これで 敗者のゲーム第6版 の紹介は終わりです。読むたびに新しい発見のある、最高の1冊ですね。インデックス投資家にもアクティブ投資家にも間違いなく必読の神本です。未読の方は是非。
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