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1月31日(火) 時間は節約できたけれど Eさんは、駅から会社まで、最短距離の道を選んで出勤しています。「少しでも時間の節約になる」と、内心、得意気でした。 ある日、駅で先輩に会い、会社へ一緒に向かうことになりました。先輩は、Eさんとは違う道を通ります。「なぜ近道を歩かないのですか」と理由を尋ねると、先輩の答えはこうでした。 「あの道はたしかに近いが、大通りに面しているから騒音がひどい。歩道も狭くて、人とぶつからないように気を使う。少し時間がかかっても、大きな道をゆったり歩いて、ストレスを溜めないようにしているんだ」 先輩の話を聞き、Eさんには、思い当たる節がありました。いつも時間短縮にこだわるあまり、心に余裕がなかったのです。Eさんは、他にも同様なことがないだろうかと、自分の行動を見直しています。 効率ばかりを追い求めると、その代償がどこかにあるものです。その行動が心の栄養になっているかどうか、時には立ち止まって考えたいものです。 今日の心がけ◆日々の行動を点検しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2017年01月31日
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1月30日(月) 文字のメッセージ 買手の「買」、費用の「費」、貯金の「貯」、財産の「財」など、お金に関する多くの漢字には、「貝」という文字が入っています。 その起源は、漢字が誕生した中国で、かつて「子安貝」という美しい貝が、お金として使われていたことに端を発します。 大昔、人々は、食べ物など生活に必要なものを物々交換で手に入れていました。やがて、肉や魚のような腐るものではなく、交換するのに扱いやすいものが人々から求められて、いろいろな国で現在のお金の原形が誕生しました。 日本では、稲や布地がお金として使われていた時期がありました。値段の「値」や値打ちの「値」は、稲の「ネ」から生じた言葉だという説があります。また、紙幣の「幣」には、神前に供える布という意味があるのです。 文字や言葉には、昔の人々の生きる智恵や、当時の暮らしを物語るメッセージが詰まっています。私たちの生活にプラスになるヒントもあるかもしれません。 時には、文字や言葉のルーツに巡らせてもましょう。 今日の心がけ◆物のルーツを知りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2017年01月30日
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1月29日(日) 心と心を結ぶ言葉 文化庁が行なった直近の「国語に関する世論調査」によると、「美しい日本語があると思う」と答えた人が、全体の九十・八%にのぼり、多くの人が「思いやりのある言葉」や「挨拶の言葉」に美しさを感じていることがわかりました。 「どのような言葉に出会ったとき、心と心を結ぶ言葉の大切さを感じるか」という質問には、「地域や職場で気持ちよく挨拶をし合うとき」が一位でした。 そして、「山道などで行き会った者が『こんにちは』などと声を掛け合うとき」という回答が二位という結果となりました。 挨拶が、人の心と心を結ぶ大切な実践項目であることには、誰しも異存はないでしょう。 例えば「おはようございます」という挨拶一つでも、互いの心の距離がぐっと近づきます。なぜなら、そこには「今日一日、仲良く励みましょう」という、平和宣言ともいえる意志も含まれているからです。 さあ、今日も互いに、明るい声で挨拶を交わしましょう 今日の心がけ◆挨拶で心を結びましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2017年01月29日
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1月28日(土) 咄嗟の対応 Mさんは、出張先のホテルで、従業員の対応に感動しました。 夜遅く、急遽外出する必要に迫られたMさん。非常に大きなホテルだったため、複雑な館内の造りに、迷子になってしまいました。 その時、偶然通りかかった従業員に訳を話し、外出したい旨を伝えたところ、フロントを通さずに、駐車場へ続く扉に案内してくれました。 そして、すぐにタクシーを手配してくれ、ルームキーを持ったままであることを告げると、「そのままお持ちください。係りの者にはこちらから伝えます」との返事でした。 こちらの状況を察したスムーズな対応のお陰で、事なきを得たMさん。無事に用件を済ませることができたのです。 私たちの仕事においても、禁則事項やできないことは明確にしながらも、状況に応じた対応は必要でしょう。 日頃から柔軟な発想ができるよう心がけて、業務に臨みましょう。 今日の心がけ◆柔軟に対応しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2017年01月28日
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1月27日(金) そうめんの季節 そうめんといえば夏のイメージですが、その生産時間は冬です。冬の寒風と、穏やかな日に干されて、麺が作られます。 昔に比べて、生産量が低下しているというそうめんの普及活動に励んでいるのが、そうめん研究家のソーメン二郎さんです。全国のそうめんを食べ歩きながら、そうめんの歴史や文化を研究し、講演や執筆活動を行なっています。 奈良県出身の二郎さんは、三輪そうめんの製造販売を営む家に生まれました。「うちは年中そうめんだから、『お母さん、またそうめん?』と文句を言っても仕方がない。自由研究と称して、いろいろな食べ方を考えていた」という二郎さん。 小学生の頃から、そうめんにツナや梅干、しょうがを加えたり、だしを変えたり、オリーブオイルを加えてみたりと、「飽きない工夫」をしていたそうです。そうした生い立ちが、今の仕事にもつながっているといいます。 誰でも、同じ環境に長くいると、飽きがくるものです。その時いかに工夫をするか。「またそうめん?」と言う前に、研究する余地はまだあるはずです。 今日の心がけ◆創意工夫をしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2017年01月27日
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1月26日(木) 文化財防火デー 一月二十六日は「文化財防火デー」です。毎年、日本各地の社寺などで、防火訓練が行なわれます。 「文化財防火デー」が制定される契機となったのは、昭和二十四年一月二十六日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂が炎上して、金堂内の仏教壁画が焼損したことによります。 また、同年二月には愛媛県の松山城で、六月には北海道の松前城で火災があり、文化財保護に関する意識の高まりを受けて、昭和二十五年に「文化財保護法」が制定されました。 法隆寺の金堂は、当時から、世界的な至宝として評価されていました。第二次大戦の最中にも、欧米の研究者が論文を発表し、研究書を出版したほどです。 法隆寺の火災を知った当時のロンドン・タイムスの東京支局長は、「日本人はこうした『貴重なもの』の取扱いが全く下手でデタラメだ」と嘆いたそうです。 過去を教訓に、貴重な文化遺産を保護する意識を次世代に伝えていきましょう。 今日の心がけ◆文化遺産を大切にしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2017年01月26日
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1月25日(水) 伝える心得 何かについて説明したり、紹介したりする時、「相手にうまく内容を伝えられなかった」と反省することはありませんか。 特に、不特定多数に話をする場合は、言葉の選び方に配慮することが必要でしょう。 例えば、また定着しているとはいえないカタカナ言葉や特定の業界のみで使われるような用語は避けることです。 また、国民の祝日を指す「旗日」のように、現在ではあまり使われなくなった言葉にも注意が必要でしょう。 職場で日常的に使っている用語が、同じように職場以外の人に通じるかどうかわかりません。年配者向けのパソコン教室で、専門用語やカタカナ言葉を多用しても、どれほど内容が伝わるでしょうか。 言葉への配慮は、相手への思いやりでもあります。常に聞き手を思いやって、わかりやすい言葉を選んで伝えましょう。 今日の心がけ◆言葉遣いは心遣いだと知りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2017年01月25日
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1月24日(火) 体に効く朝礼 ある朝のこと、Yさんは気分がすぐれないまま出勤しました。前の日にお酒を飲み過ぎたのがいけなかったようです。 その日は、Yさんが朝礼の進行当番でした。Yさんの職場では、朝礼が始まる十五分前に、役割のある人が集まってリハーサルを行ないます。 リハーサルでのYさんは、案の定テンポが悪く、同僚から「しっかりしろよ」と指摘を受けました。その後は、一人で発声練習を繰り返しました。 発声練習が功を奏したのか、いざ朝礼が始まると、無事に役割をまっとうすることができました。気がつくと、先程までのだるさがなくなっていたのです。体調も回復し、いつも通り、仕事へのスタートが切れたのです。 毎朝繰り返す朝礼に、どう臨むかは本人次第です。〈今日は元気が出ないな〉とか〈気分が重いな〉と感じた時は、いつもより元気な声を出してみましょう。 大きな声で歌を歌うと、気分がスッキリするように、自分の声で自分の元気を引き出すことができるかもしれません。 今日の心がけ◆声でやる気を高めましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2017年01月24日
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1月23日(月) 工場産キノコに思いを込めて 冬の鍋物には欠かせないキノコ。最近では、旬を問わず、一年中手に入るようになりました。それは、工場で生産されるようになったからです。 キノコメーカーのホクトは、キノコの食文化が根付く長野県で、品種改良から生産まで、すべての工程を一貫して手がけています。 栽培から収穫までの工程はすべて機械化され、熟練のキノコ採り名人のような動きをするロボットが、器用に収穫をしていきます。 しかし、計量してトレーに並べる作業は、人の手で行なう部分が多いそうです。売り場で手に取ってくれるお客様の姿を思いながら、少しでもおいしく見えるように、丁寧に並べる手作業を経て、全国に出荷されるのです。 仕事の様々な過程が機械化された現代です。お客様と触れ合うことのない職種の人も多いでしょう。しかし、今の業務の先にいるお客様の笑顔を思い浮かべることは、さらに良いものを生み出す原動力になるでしょう。 目前の業務の先を思い描いて、丁寧な仕事を行なっていきたいものです。 今日の心がけ◆お客様を思い描いて仕事をしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。(私自身が誤解していましたので、あえて申し添えます。宗教ではありません)
2017年01月23日
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1月22日(日) 痛みのメッセージ 日々生活をする中で、〈深刻ではないものの、できれば改善したい〉と思っている悩みはありませんか。たとえば「腰痛」です。 整体師の山本浩一郎氏は、腰痛の要因として自己の内側に着目し、ストレスが大きな原因であると述べています。ストレスにより、体の痛みを止める「μオピオイド受容体」が出にくくなって、痛みを感じやすくなるというのです。 また、そのストレスは、日常における様々な「我慢」から生み出されるそうです。そこで、痛みと向き合うには、無理に感情を抑え込もうとするのではなく、あるがままの自分を受け入れようという自己受容感が大切だと説いています。 私たちが体に痛みを感じた時は、自分の内面を見つめるチャンスです。「大切なことを教えてくれているメッセージ」だと捉えて、何を我慢したのかを振り返ってみるといいでしょう。 そこで思い当たることを無理にプラスに考えず、否定もせず、〈○○を我慢していたな〉と受け入れていくことが、自分を大切にすることにもつながるのです。 今日の心がけ◆そのままの自分を受け入れましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2017年01月22日
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1月21日(土) つながっている? 社会人三年目になるAさん。スマートフォンを機種変更したため、前のデータを写していたところ、あることに気がつきました。 それは、学生時代に親交のあった友人と、ほとんど連絡を取っていなかったことです。就職が決まった当時、「社会人になっても、たまには会って、近況報告しよう」と約束していたことを忘れていたのです。 たしかに、連絡先はスマートフォンに登録してあります。また、SNS上では「友達」の関係にはなっています。しかし、実際に連絡を取り合ったり、皆で集まることはありませんでした。 スマートフォンを介した関係を「つながっている」と思い込んでいたAさん。便利な連絡ツールのお陰で、かえって関係が疎遠になっていたのです。 今、Aさんは、学生時代の仲間やお世話になった人へ、久しぶりに連絡を取ってみようと思っています。そして、すぐには会えなくても、思いを馳せる時間をつくろうと考えています。 今日の心がけ◆人とのつながりを大切にしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2017年01月21日
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2月 3日(金) 受験シーズン到来 東京都内の会社に勤めるAさん。二月のある朝、大学の前を通りました。受験生らしい人の姿を見て、今日が大学入試の日であることを知りました。 寒い中、熱心に参考書を見ている学生、そばで見守っている親、カイロを配っている予備校の職員らしき人が目に映ります。 Aさんはそのような光景を見ていて、自身の大学受験を思い出しました。二十数年前、田舎に住んでいたAさんは、第一志望の大学を受験するために上京しました。その際、母から手渡されたのが、家の近くにある神社のお守りでした。 そのお守りを見ると、大きく「健康御守」と書いてあります。Aさんは思わず「なんで合格祈願じゃないの?」と聞きました。 すると母から、「大学には合格してほしいけれど、それ以上に、田舎者のお前に無事帰ってきてほしい」と言われ、胸が熱くなりました。 無事大学に合格したAさんは、その後も東京に残って暮らしています。田舎で暮らす母を思いながら、受験生たちに心からのエールを送りました。 今日の心がけ◆親の思いに触れましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2017年01月20日
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2月 2日(木) おじいさんの日 今日は「おじいさんの日」です。 「二」と「二」で、おじいさんの愛称である「じいじ」の語呂合わせとなるので、伊藤忠食品株式会社が二月二日を「おじいさんの日」として制定しました。 ちなみに、八月八日は「ばあば」の語呂合わせから「おばあさんの日」として制定されています。 以前から、おじいさんとおばあさんを区別せずに感謝する「敬老の日」はありました。しかし、「父の日」と「母の日」が別々にあるように、それぞれに感謝する日が必要ではないかとして、この日が制定されました。 家庭や会社があり、地域社会が成り立っているのは、上の世代の積み重ねがあるからです。その一方で、社会全体の高齢化が進む中で、医療費の負担増など、高齢者をめぐる環境は厳しくなっています。 今日は、身の回りにいる人生の大先輩に、尊敬の念を込めて、感謝の気持ちを伝えたいものです。 今日の心がけ◆人生の先輩に感謝の言葉を贈りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2017年01月20日
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2月 1日(水) 来客対応 皆様の会社では、お客様や取引業者が来社した際、どのように出迎え、見送りをしていますか。 A社では、お客様の担当者が社内を案内します。「○○社の○○様です」と声をかけると、部署内の全員が立ち上がって、「こんにちは」と明るく挨拶をします。帰社する際も立ち上がって「ありがとうございました」と見送ります。 B社では、「出迎え三歩、見送り七歩」を実行しています。お客様を迎える時は三歩前に出て迎え、帰る際には、七歩前に出て見送ります。 用件が済んだ後の見送りは、気が抜けてしまいがちなので、出迎えよりも丁寧に行ないます。 C社では、お客様や取引先だけでなく、下請け業者に対しても、姿が見えなくなるまで全員で見送ります。 出迎え、見送る形は様々ですが、共通しているのは、感謝の気持ちの表われです。それぞれの社風を活かしながら、気持ちの良い応対を心がけたいものです。 今日の心がけ◆見送りにも心を込めましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2017年01月20日
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1月20日(金) 助手席の心得 Fさんは年末、車で実家に帰省します。郷里まではおよそ五百キロです。 渋滞になると、助手席の妻をはじめ、同乗する家族の寝息が聞こえてきます。Fさんもつい睡魔に襲われそうになります。というのが本音でした。 別のある日、Fさんは、知人の車に同乗する機会がありました。途中、眠気に襲われましたが、という思いで話しかけました。 話し好きの知人も、Fさんの問いかけに答えてくれます。ところが、話に夢中になり過ぎたのか、気がつくと、目的地とは違う方向に向かっていたのです。Fさんは、と反省したのでした。 親しい家族か、仕事相手かによって、同乗者の役割は違ってくるでしょう。運転時間の長短や、目的地までの慣れ、不慣れによっても変わるかもしれません。 皆さんは、助手席で心がけていることはありますか。どのような場合でも、運転してくれる人への敬意を忘れず、気の利く同乗者でありたいものです。 今日の心がけ◆よき同乗者を目指しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2017年01月20日
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1月19日(木) 経営理念 「経営理念」は会社の存続や繁栄のために、経営の根底に据えられた大切なものです。全社員が共有し、その実現に向けて、努力していかなくてはなりません。 A子さんは入社二年目になります。毎朝の朝礼で唱和する経営理念がなかなか覚えられずに苦労していました。ところが、最近入社した中国人女性のBさんは、わずか三日で、経営理念を完璧に覚えてきたのです。 その姿勢に「単身異国の地でこれから働くぞ」という強い決意を感じ、自身の甘さに愕然としました。 〈このままではいけない〉と思ったA子さん。改めて経営理念を読み直し、その言葉を覚えるようにしました。そして、朝礼では、ただ声を出すのではなく、その意味を噛み締めながら唱和をするように心がけました。 機械的に読み上げるだけの経営理念では意味はないでしょう。わが社は何を目的にどこへ向かっているのか。そのために自分は何をするべきなのか。折にふれて見つめ直したいものです。 今日の心がけ◆経営理念の意味を再確認しましょう 職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2017年01月19日
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1月18日(水) 楽しむためには Aさんは食品会社に入社して三年になります。入社当初は希望に燃えて働いていましたが、最近、業務に忙殺され、仕事が辛くなってきました。 入社当時の〈仕事が楽しい〉という感覚を思い出そうとしますが、なかなか気持ちが切り替えられません。 そんなある日、上司から「君はいつも辛そうな顔をしているな。少し肩の力を抜いたらどうだ。何か背伸びをして、人からよく見られようとして焦っているように見えるぞ」と言われたのです。 上司の言葉に、Aさんは、自分自身を振り返ってみました。〈早く一人前になろう〉という入社当時の思いが、いつしか〈早く人に認められなければならない〉という焦りに変わっていたようです。 焦らず、背伸びをせずに、今やるべきことを見直すことから、仕事の優先順位をつけられるようになったAさん。業務がスムーズに進み、ようやく「楽しい」という感覚が戻ってきました。 今日の心がけ◆力まず仕事に取り組みましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2017年01月18日
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1月17日(火) 殻を脱ごう やる気をなくしたE君に、上司が、一冊の本をプレゼントしました。 その本は、‘’祈りの詩人`’といわれた坂村真民の『詩国第二集』でした。付箋のあるページを聞くと、そこには「殻」という詩が載っていました。 殻を脱ぐ それは、かにもやる とんぼやせみもやる 人間も、これをやらねばならぬ 木は年齢を持つ 竹は節を持つ 人間も、これを持たねばならぬ うどの大木では かにやとんぼや木や竹に笑われる 生まれたままでは万物の霊長とは言われぬ 殻を脱ごう年輪や節を持とう 新しい自分を作るため 新しい世界を開くため E君は、この詩を読んで、衝撃を受けたのです。どうでもいいことに拘って、新しい一歩を踏み出す勇気に欠けていた自分に気づかされたのです。 人はともすれば保身の殻を被り、現状に留まろうとします。前に進めば痛みを伴うかもしれませんが、潜在していた能力が開花すると信じて進みたいものです。 今日の心がけ◆自分の殻を破りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2017年01月17日
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1月16日(月) 一人暮らし Nさんは、社会人になってから、親元を離れて一人暮らしをしています。 毎日、自炊や洗濯をしようとは思うのですが、疲れていると気力が湧きません。週末になると、食器類がシンクに溜まり、洗濯物が山のように溢れてしまいます。 年末のある日、Nさんは久しぶりに実家に帰省しました。母が食事の準備をしてくれ、Nさんの洋服を洗濯して、たたんでくれました。 母親にとっては、いつも通りの習慣です。しかし、Nさんには、当たり前のことには思えませんでした。一人暮らしを経験して、いかに家事が大変かと痛感していたからです。 「当たり前」だと思っていたことが、実は「ありがたいこと」だったと気づいたNさん。母に「洗濯物ありがとう」と言うと、不思議そうな顔をしていました。 Nさんと同じように、両親と離れて暮らしてみて、または自分が親になって初めて、家事や子育ての大変さがわかったという人も多いでしょう。 今日は、家事に限らず、身近な「当たり前」に目を向ける一日としましょう。 今日の心がけ◆当たり前のありがたさに目を向けましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。
2017年01月16日
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1月15日(日) 小正月 本日は日本各地で「小正月」の行事が行なわれます。元日から七日までの「大正月」に対して、十五日前後を「小正月」といいます。 年神様を迎える大正月に対して、小正月は、豊作祈願や家庭行事が多いのが特徴です。各地で正月行事に区切りをつける「どんど焼き」が行なわれます。 これは「左義長」とも呼ばれ、三毬杖という青竹で正月飾りを焼いたことに由来します。その火で焼いた餅を食べると無病息災で過ごせるといわれています。 東京都のある地域では、住民が一月十日頃より、松飾りなどを学区の中学校に持ち寄ります。そして、有志の生徒が受け取り、燃やせないものを仕分けます。 集まった正月飾りは、校庭に組んだ櫓に積み上げていきます。その櫓は、子供から高齢者まで、三世代が竹藪で竹を切り、それを組み上げたものです。 当日は、和太鼓チームの演奏と共に櫓に点火され、火が勢いよく舞い上がります。「松飾りをゴミにせず、神事として燃やすことに日本人の心を感じた」と振り返る生徒の言葉は、伝統行事を地域で継承する大切さを教えてくれます。 今日の心がけ◆伝統行事に参加しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2017年01月15日
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1月14日(土) 妻との約束 歯科医院で「親知らず」を抜く治療を受けたSさん。担当医から、お酒を控えるように言われました。 その日の夜、抜歯後の痛みに苦しむ中、妻から「しばらくお酒は飲まないほうがいいよ」と忠告されました。自分でもそう思い、飲まないことを約束しました。 翌日の夕方、上司より食事に誘われたSさんは、妻との約束を覚えてはいたものの、〈一杯くらいなら〉と、お酒を飲んでしまったのです。 翌朝、Sさんは奥歯の痛みで目が覚めました。目覚めた瞬間、妻からの忠告を思い出し、〈やっぱり飲まなければ良かった〉と後悔しました。妻からは「約束を破るからよ」と呆れられ、再度、禁酒を言い渡されてしまったのです。 仕事上の約束は守れても、身近な人との約束や自分で決めたことは軽視してしまいがちです。しかし、そうした約束を守ることこそ信頼関係につながるのです。 Sさんはそれ以降、手帳に約束事を記し、確実に守るために日々確認するようになりました。 今日の心がけ◆身近な人との約束を守りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2017年01月14日
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1月13日(金) 雪の工事現場 子育てをしながらスーパーで働くI子さん。雪の日の朝、子供を保育園に送る途中、渋滞にあってしまいました。 渋滞の原因は道路工事でした。このままでは、子供を時間通りに送り届けられず、仕事にも遅刻してしまいます。急な停止や発進が増え、「なんで工事なんかしてるのよ」と、つい愚痴を漏らしてしまいました。 その時、「でも、壊れた道を直してくれてるよ」という子供の声が、助手席から聞こえたのです。その言葉で、I子さんはふと我に返り、焦る気持ちがスーッと引いていきました。 そして、〈工事をしなければ、道路そのものが使えないんだ〉という当たり前のことに気づいたのです。工事現場に差しかかる時には、雪に降られながら懸命に働く作業員に対して、自然と感謝の気持ちが溢れてきました。 子供の一言で穏やかな気持ちになれたI子さんは、〈今度は私がお客様のために働こう〉と、張り切って職場に向かうのでした。 今日の心がけ◆視点を変えてみましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2017年01月13日
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1月12日(木) 親の心 昔から「親の心子知らず」といわれるように、親の愛情に子供はなかなか気づけないものです。 父親より会社を継いだA氏。堅実な経営が実り、新工場建設に着工しました。ところが、市の道路整備事業により、大型車の出入りが困難であることが判明しました。大型車が入れなければ、新工場は無用の長物になってしまいます。 前途に展望が開けないまま、自暴自棄になっている時、知人に思わぬことを言われたのです。両親が、これまでの人脈を辿って、様々な人に相談し、頭を下げてまわっているというのです。 実は、父とは経営についての考え方が異なり、ずっと対立していました。今回の件でも、自分のことで頭がいっぱいで、親のことは気にかけていませんでした。 改めて親の真心を知り、A氏は思わず涙が出ました。その後、役所との話し合いにより、何とか大型車の通行も可能になりました。 完成した新工場を前に、陰で支え続けてくれた両親に感謝するA氏です。 今日の心がけ◆陰で支えてくれる人のことを思いましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2017年01月12日
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1月11日(水) エスカレーターの習慣 東京に住むKさんが、大阪の友人を訪問した時のことです。到着した駅でエスカレーターに乗りました。 いつものようにエスカレーターの左側に立とうとすると、さらに左側を人が歩いていきます。気がつくと、前後の人は右側に立っているのです。 Kさんは、友人にその話をすると、「東京では左側に立つかもしれないが、大阪では右側に立つものだ」と言われ、習慣の違いを実感したのでした。 習慣とは、辞書によれば「長い間繰り返し行なわれていて、そうすることが決まりのようになっている事柄」のことです。私たちは、朝起きてから夜寝るまで、仕事も含めて、様々な習慣の中で生活をしています。 その中には、良い習慣もあれば、単に決まりのようになっていて、決して良いとはいえないものもあるでしょう。エスカレーターにおいても、片側空け自体が危険や不便を伴う行為だとして、歩行禁止の呼びかけが浸透し始めています。 職場や家庭、公共の場での自分の習慣を見直したいものです。 今日の心がけ◆習慣を見直しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2017年01月11日
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1月10日(火) 指摘と励まし Yさんの職場では、各部署に朝礼委員がいます。Yさんもその一人です。 ある朝礼委員から「朝礼中の集中力が続かない」という指摘がありました。たとえば、姿勢などを注意しても、すぐ元に戻ってしまうというのです。 そこでYさんが思い出した出来事がありました。ある先輩が朝礼をチェックすると、全体が揃いやすく、集中力も高まるのです。その先輩は、「良くなってきました」「揃ってきました」とプラスの言葉もかけていたのです。 Yさんは、委員会の席でその話をしました。翌日の朝礼では、指摘するだけではなく、できるようになったことを褒め、励ますような言葉をかけました。すると、場全体の雰囲気が軽やかになり、全体の動きも揃ってきたのです。 同様のことは、日常の様々な場面にも当てはまるでしょう。何かを改善しようとする時、指摘と励ましのバランスは大切です。 自分自身に対しても、欠点を自覚するばかりでは、活力は湧いてこないでしょう。できている点にも目を向けて、自分へのエールを送りたいものです。 今日の心がけ◆良い点を伝えましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2017年01月10日
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1月 9日(月) 休日の遅刻 Aさんは、得意先のBさんに誘われて、ある展示会を一緒に見に行くことになりました。その日は二人とも休日でした。 約束の日、Aさんは寝坊をしてしまい、展示会会場への到着が遅れてしまったのです。Bさんは、すでに到着していて、Aさんを待っていました。 Aさんは自分が遅れたことについて、あれこれ弁解しながら謝りました。その心中には、〈今日は休日だし、プライベートの場だから、十分くらい大丈夫だろう〉という思いがあったのです。 そうした思いがBさんにも伝わったのでしょう。いつもは温厚なBさんから、「信用は、人との小さな約束や納期をきちんと守るところから得られるものだよ。その信用の失墜は、一瞬だから気をつけたほうがいい」と言われたのです。Aさんはハッとしました。 仕事であれ、プライベートであれ、約束は約束です。自分の甘さをきちんと指摘してくれたBさんに感謝したAさんでした。 今日の心がけ◆決めた時間を守りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。(私自身が誤解していましたので、あえて申し添えます。宗教ではありません)
2017年01月09日
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1月 8日(日) 内側の汚れ ある休日の朝の出来事です。Mさんはトイレに入りました。 使用後に水を流すと、なぜか詰まってしまいました。そこで、ラバーカップを使用して、詰まりを解消しました。 軽く水で洗って、元の位置に戻そうとすると、ふとカップの内側が目に入りました。よく見ると、カビが生えています。 Mさんのモットーは「物は生きている」です。そう思って物や道具を大切に扱ってきましたが、これまでカップの内側を気にしたことはありませんでした。 そこで、洗剤を使って内側まで念入りに洗い、天日干しをして、元のところに戻したのです。ラバーカップを洗いながら、汚れにまみれても嫌がらず、効果を発揮してくれる道具に、改めて感謝することができました。 日常使う道具は、外見はきれいでも、内側が汚れていることがあります。普段目にしないところも、時々確認して掃除しましょう。その物のありがたさを見直す、良い機会にもなるでしょう。 今日の心がけ◆目立たない場所もきれいにしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。
2017年01月08日
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1月 7日(土) ストレスに対処する 厚生労働省の発表によれば、「現在の仕事や職業生活に関することで、強いストレスとなっていると感じる事柄がある労働者の割合」が半数を超えているそうです。 誰にでも、職場での役割の中で、果たさなくてはいけない責務があります。その中には、強いストレスを感じてしまうような事柄もあるでしょう。ストレスを感じながらこなしている仕事には、なかなか結果がついてこないものです。 ストレスを軽減するには、まず、自分一人で抱え込まないことです。相談相手は、家族、友人、同僚、上司と様々いるでしょう。また、この仕事をする原動力になるものが何かを思い出してみることです。 同じ物事でも、ストレスをどの程度感じるかには、個人差があります。「あの仕事量なら楽なはず」「自分のほうが大変」という短絡的な見方はやめましょう。 過度なストレスを感じている人が周りにいるのであれば、そのことを思いやって声をかけ合える、温かな職場環境を築いていきたいものです。 今日の心がけ◆互いを思いやる職場でありましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2017年01月07日
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1月 6日(金) 笑い方を研究する 自分の言動が相手にどんな印象を与えているかは、常に気になるところです。「笑い方」も、相手の印象を左右する要素の一つでしょう。 朗らかに笑う、微笑む、豪快に笑う、せせら笑う、にやける、苦笑い、作り笑い・・・など、場面によって、様々な笑い方があります。 それが、相手にどういう印象を与えているかは、自分では気づきにくいものです。また、人に尋ねても、正直には言ってもらえない場合もあります。 たとえば、笑い声を録音してみるとか、笑顔の表情を鏡に映すなどして、セルフチェックしてみるのも良いかもしれません。 笑い方に正解はありませんが、「自分も相手も気持ちが良い」「元気になる、元気がもらえる」ような爽快さはポイントになるでしょう。 新年を迎えた職場では、今日も、様々な人の会話が飛び交うことでしょう。笑い方一つで、職場全体に明るい空気をつくることもできます。 周囲に良い影響を与えるような笑い方を研究してみませんか。 今日の心がけ◆朗らかに一年をスタートしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2017年01月06日
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1月 5日(木) 「間」をおいて 物事には、ちょうど良いタイミングがあります。「間を見計らう」というように、日本語ではそれを「間」の一語で表現する場合があります。 たとえば、「間が悪い」と、職場内のコミュニケーションに支障を来たします。事務職のMさんは、出張先の上司に携帯電話がつながらなかったために、相談すべき案件を抱えて、悶々としていました。 数時間後、上司が帰社した途端、まくし立てるように質問を投げかけると、人心地ついてから相談するように嗜められました。実は、その上司が出張へ出かける間際にも、不用意に相談をして、出端を挫いてしまっていたのです。 他にも、昼食時に電話をかけてしまうなど、タイミングが悪いことが多かったMさん。上司のアドバイスで、文字通り「間をおく」ことを心がけると、以前よりもスムーズにコミュニケーションが図れるようになりました。 相手との程良い距離感、余裕を持った適度な時間など、「間」を活かして、より良いコミュニケーション能力を身につけたいものです。 今日の心がけ◆「間」を大切にしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2017年01月05日
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1月 4日(水) 海に築いた土地 一六五七年、明暦の大火と呼ばれる大火事で坊舎を焼失した江戸浅草御堂(後の築地本願寺)。幕府から与えられた替地は海の上でした。 本願寺の熱心な信者だった佃島の漁師たちは、コツコツと土を運び、十九年かけて海上を埋め立て、現在の場所に寺を再建しました。土地を築いた漁師たちの努力は「築地」の地名の由来となり、現在に残っています。 困難な仕事を任された時や、仕事が立て込んで忙しい時、「果たして自分にできるのだろうか」と尻込みをしたり、何から手を付けたらよいのかわからずに途方に暮れることもあるでしょう。 しかし、どんなに大きくそびえる山も、はじめの一歩を踏み出さなければ登りきることはできません。一歩を踏み出したら、次は二歩目、三歩目と小さな努力を毎日続ければ、ゆっくりでもゴールは確実に近づいてきます。 大切なことは「自分にできるか、できないか」の前に、「自分がやるか、やらないか」です。勇気を持って物事に取りかかりましょう。 今日の心がけ◆はじめの一歩を踏み出しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。
2017年01月04日
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1月 3日(火) 脇役のメロディ 「矢切の渡し」「東京だよおっ母さん」「王将」などの名曲を世に送り出した作曲家の船村徹氏が、昨年秋に文化勲章を受章しました。 船村氏は、無二の親友で二十六歳の若さで早世した、作詞家・高野公男氏の、「汗をかいて働いている人たちのためになる歌を作れ」という言葉をこれまで胸に刻んできたといいます。 そして、作曲する際には、何よりも歌詞に重きを置き、「日本語の素晴らしさを引き立てる脇役になりたい」と語っています。 自分の作る曲を目立たせようとするのではなく、歌詞をいかに引き立てるかを考えてきたからこそ、氏の作品は多くの人に愛され、長く歌い継がれているのでしょう。 人に笑顔を向ければ笑顔を返されるのと同じように、人を引き立て、大切にする人は、いつか周囲から引き立てられ、大切にされます。 まずは身の回りの人を大切にする自分でありたいものです。 今日の心がけ◆周囲を引き立てる働きをしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2017年01月03日
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1月 2日(月) 何が見えるか? 何でもそうでしょうが、経験を重ねていけば、その事物に対する「眼」が磨かれていきます。 絵画などでも、一回目に見た時はほとんど意識しなかったことが、二回目三回目に見ると、「そういうことなのか!」と理解できることがあるものです。 日本アカデミー賞受賞映画『おくりびと』の原案となった『納棺夫日記』の著者・青木新門氏は、死者を棺におさめる仕事を続ける中で、死体にたかる蛆さえも「光って見える」ようになったと綴っています。 すると、普段気づかなかった電線に止まっている雀や、アスファルトを割って生えているタンポポなども新鮮に見えはじめ、死に対する心の目がひらけてきたといいます。一事に徹することの深遠な真理を伝えてくれる話です。 事象へ向ける「眼」は、経験を経るごとに養われていくものです。その結果として、心も養われていくのではないでしょうか。 大切なのは何事も続けることでしょう。 今日の心がけ◆経験を重ねて「眼」を養いましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。
2017年01月02日
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1月31日(火) 時間は節約できたけれど Eさんは、駅から会社まで、最短距離の道を選んで出勤しています。「少しでも時間の節約になる」と、内心、得意気でした。 ある日、駅で先輩に会い、会社へ一緒に向かうことになりました。先輩は、Eさんとは違う道を通ります。「なぜ近道を歩かないのですか」と理由を尋ねると、先輩の答えはこうでした。 「あの道はたしかに近いが、大通りに面しているから騒音がひどい。歩道も狭くて、人とぶつからないように気を使う。少し時間がかかっても、大きな道をゆったり歩いて、ストレスを溜めないようにしているんだ」 先輩の話を聞き、Eさんには、思い当たる節がありました。いつも時間短縮にこだわるあまり、心に余裕がなかったのです。Eさんは、他にも同様なことがないだろうかと、自分の行動を見直しています。 効率ばかりを追い求めると、その代償がどこかにあるものです。その行動が心の栄養になっているかどうか、時には立ち止まって考えたいものです。 今日の心がけ◆日々の行動を点検しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2017年01月01日
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1月30日(月) 文字のメッセージ 買手の「買」、費用の「費」、貯金の「貯」、財産の「財」など、お金に関する多くの漢字には、「貝」という文字が入っています。 その起源は、漢字が誕生した中国で、かつて「子安貝」という美しい貝が、お金として使われていたことに端を発します。 大昔、人々は、食べ物など生活に必要なものを物々交換で手に入れていました。やがて、肉や魚のような腐るものではなく、交換するのに扱いやすいものが人々から求められて、いろいろな国で現在のお金の原形が誕生しました。 日本では、稲や布地がお金として使われていた時期がありました。値段の「値」や値打ちの「値」は、稲の「ネ」から生じた言葉だという説があります。また、紙幣の「幣」には、神前に供える布という意味があるのです。 文字や言葉には、昔の人々の生きる智恵や、当時の暮らしを物語るメッセージが詰まっています。私たちの生活にプラスになるヒントもあるかもしれません。 時には、文字や言葉のルーツに巡らせてもましょう。 今日の心がけ◆物のルーツを知りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。
2017年01月01日
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1月29日(日) 心と心を結ぶ言葉 文化庁が行なった直近の「国語に関する世論調査」によると、「美しい日本語があると思う」と答えた人が、全体の九十・八%にのぼり、多くの人が「思いやりのある言葉」や「挨拶の言葉」に美しさを感じていることがわかりました。 「どのような言葉に出会ったとき、心と心を結ぶ言葉の大切さを感じるか」という質問には、「地域や職場で気持ちよく挨拶をし合うとき」が一位でした。 そして、「山道などで行き会った者が『こんにちは』などと声を掛け合うとき」という回答が二位という結果となりました。 挨拶が、人の心と心を結ぶ大切な実践項目であることには、誰しも異存はないでしょう。 例えば「おはようございます」という挨拶一つでも、互いの心の距離がぐっと近づきます。なぜなら、そこには「今日一日、仲良く励みましょう」という、平和宣言ともいえる意志も含まれているからです。 さあ、今日も互いに、明るい声で挨拶を交わしましょう 今日の心がけ◆挨拶で心を結びましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2017年01月01日
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1月28日(土) 咄嗟の対応 Mさんは、出張先のホテルで、従業員の対応に感動しました。 夜遅く、急遽外出する必要に迫られたMさん。非常に大きなホテルだったため、複雑な館内の造りに、迷子になってしまいました。 その時、偶然通りかかった従業員に訳を話し、外出したい旨を伝えたところ、フロントを通さずに、駐車場へ続く扉に案内してくれました。 そして、すぐにタクシーを手配してくれ、ルームキーを持ったままであることを告げると、「そのままお持ちください。係りの者にはこちらから伝えます」との返事でした。 こちらの状況を察したスムーズな対応のお陰で、事なきを得たMさん。無事に用件を済ませることができたのです。 私たちの仕事においても、禁則事項やできないことは明確にしながらも、状況に応じた対応は必要でしょう。 日頃から柔軟な発想ができるよう心がけて、業務に臨みましょう。 今日の心がけ◆柔軟に対応しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2017年01月01日
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1月27日(金) そうめんの季節 そうめんといえば夏のイメージですが、その生産時間は冬です。冬の寒風と、穏やかな日に干されて、麺が作られます。 昔に比べて、生産量が低下しているというそうめんの普及活動に励んでいるのが、そうめん研究家のソーメン二郎さんです。全国のそうめんを食べ歩きながら、そうめんの歴史や文化を研究し、講演や執筆活動を行なっています。 奈良県出身の二郎さんは、三輪そうめんの製造販売を営む家に生まれました。「うちは年中そうめんだから、『お母さん、またそうめん?』と文句を言っても仕方がない。自由研究と称して、いろいろな食べ方を考えていた」という二郎さん。 小学生の頃から、そうめんにツナや梅干、しょうがを加えたり、だしを変えたり、オリーブオイルを加えてみたりと、「飽きない工夫」をしていたそうです。そうした生い立ちが、今の仕事にもつながっているといいます。 誰でも、同じ環境に長くいると、飽きがくるものです。その時いかに工夫をするか。「またそうめん?」と言う前に、研究する余地はまだあるはずです。 今日の心がけ◆創意工夫をしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2017年01月01日
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1月26日(木) 文化財防火デー 一月二十六日は「文化財防火デー」です。毎年、日本各地の社寺などで、防火訓練が行なわれます。 「文化財防火デー」が制定される契機となったのは、昭和二十四年一月二十六日に、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂が炎上して、金堂内の仏教壁画が焼損したことによります。 また、同年二月には愛媛県の松山城で、六月には北海道の松前城で火災があり、文化財保護に関する意識の高まりを受けて、昭和二十五年に「文化財保護法」が制定されました。 法隆寺の金堂は、当時から、世界的な至宝として評価されていました。第二次大戦の最中にも、欧米の研究者が論文を発表し、研究書を出版したほどです。 法隆寺の火災を知った当時のロンドン・タイムスの東京支局長は、「日本人はこうした『貴重なもの』の取扱いが全く下手でデタラメだ」と嘆いたそうです。 過去を教訓に、貴重な文化遺産を保護する意識を次世代に伝えていきましょう。 今日の心がけ◆文化遺産を大切にしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2017年01月01日
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1月25日(水) 伝える心得 何かについて説明したり、紹介したりする時、「相手にうまく内容を伝えられなかった」と反省することはありませんか。 特に、不特定多数に話をする場合は、言葉の選び方に配慮することが必要でしょう。 例えば、また定着しているとはいえないカタカナ言葉や特定の業界のみで使われるような用語は避けることです。 また、国民の祝日を指す「旗日」のように、現在ではあまり使われなくなった言葉にも注意が必要でしょう。 職場で日常的に使っている用語が、同じように職場以外の人に通じるかどうかわかりません。年配者向けのパソコン教室で、専門用語やカタカナ言葉を多用しても、どれほど内容が伝わるでしょうか。 言葉への配慮は、相手への思いやりでもあります。常に聞き手を思いやって、わかりやすい言葉を選んで伝えましょう。 今日の心がけ◆言葉遣いは心遣いだと知りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2017年01月01日
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1月24日(火) 体に効く朝礼 ある朝のこと、Yさんは気分がすぐれないまま出勤しました。前の日にお酒を飲み過ぎたのがいけなかったようです。 その日は、Yさんが朝礼の進行当番でした。Yさんの職場では、朝礼が始まる十五分前に、役割のある人が集まってリハーサルを行ないます。 リハーサルでのYさんは、案の定テンポが悪く、同僚から「しっかりしろよ」と指摘を受けました。その後は、一人で発声練習を繰り返しました。 発声練習が功を奏したのか、いざ朝礼が始まると、無事に役割をまっとうすることができました。気がつくと、先程までのだるさがなくなっていたのです。体調も回復し、いつも通り、仕事へのスタートが切れたのです。 毎朝繰り返す朝礼に、どう臨むかは本人次第です。〈今日は元気が出ないな〉とか〈気分が重いな〉と感じた時は、いつもより元気な声を出してみましょう。 大きな声で歌を歌うと、気分がスッキリするように、自分の声で自分の元気を引き出すことができるかもしれません。 今日の心がけ◆声でやる気を高めましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2017年01月01日
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1月23日(月) 工場産キノコに思いを込めて 冬の鍋物には欠かせないキノコ。最近では、旬を問わず、一年中手に入るようになりました。それは、工場で生産されるようになったからです。 キノコメーカーのホクトは、キノコの食文化が根付く長野県で、品種改良から生産まで、すべての工程を一貫して手がけています。 栽培から収穫までの工程はすべて機械化され、熟練のキノコ採り名人のような動きをするロボットが、器用に収穫をしていきます。 しかし、計量してトレーに並べる作業は、人の手で行なう部分が多いそうです。売り場で手に取ってくれるお客様の姿を思いながら、少しでもおいしく見えるように、丁寧に並べる手作業を経て、全国に出荷されるのです。 仕事の様々な過程が機械化された現代です。お客様と触れ合うことのない職種の人も多いでしょう。しかし、今の業務の先にいるお客様の笑顔を思い浮かべることは、さらに良いものを生み出す原動力になるでしょう。 目前の業務の先を思い描いて、丁寧な仕事を行なっていきたいものです。 今日の心がけ◆お客様を思い描いて仕事をしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。
2017年01月01日
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1月22日(日) 痛みのメッセージ 日々生活をする中で、〈深刻ではないものの、できれば改善したい〉と思っている悩みはありませんか。たとえば「腰痛」です。 整体師の山本浩一郎氏は、腰痛の要因として自己の内側に着目し、ストレスが大きな原因であると述べています。ストレスにより、体の痛みを止める「μオピオイド受容体」が出にくくなって、痛みを感じやすくなるというのです。 また、そのストレスは、日常における様々な「我慢」から生み出されるそうです。そこで、痛みと向き合うには、無理に感情を抑え込もうとするのではなく、あるがままの自分を受け入れようという自己受容感が大切だと説いています。 私たちが体に痛みを感じた時は、自分の内面を見つめるチャンスです。「大切なことを教えてくれているメッセージ」だと捉えて、何を我慢したのかを振り返ってみるといいでしょう。 そこで思い当たることを無理にプラスに考えず、否定もせず、〈○○を我慢していたな〉と受け入れていくことが、自分を大切にすることにもつながるのです。 今日の心がけ◆そのままの自分を受け入れましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
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1月21日(土) つながっている? 社会人三年目になるAさん。スマートフォンを機種変更したため、前のデータを写していたところ、あることに気がつきました。 それは、学生時代に親交のあった友人と、ほとんど連絡を取っていなかったことです。就職が決まった当時、「社会人になっても、たまには会って、近況報告しよう」と約束していたことを忘れていたのです。 たしかに、連絡先はスマートフォンに登録してあります。また、SNS上では「友達」の関係にはなっています。しかし、実際に連絡を取り合ったり、皆で集まることはありませんでした。 スマートフォンを介した関係を「つながっている」と思い込んでいたAさん。便利な連絡ツールのお陰で、かえって関係が疎遠になっていたのです。 今、Aさんは、学生時代の仲間やお世話になった人へ、久しぶりに連絡を取ってみようと思っています。そして、すぐには会えなくても、思いを馳せる時間をつくろうと考えています。 今日の心がけ◆人とのつながりを大切にしましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。職場の教養を使うと、活力あふれる朝礼が出来ます。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は入力が出来た分だけ、20日の日記にまとめて掲載します。
2017年01月01日
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1月20日(金) 助手席の心得 Fさんは年末、車で実家に帰省します。郷里まではおよそ五百キロです。 渋滞になると、助手席の妻をはじめ、同乗する家族の寝息が聞こえてきます。Fさんもつい睡魔に襲われそうになります。というのが本音でした。 別のある日、Fさんは、知人の車に同乗する機会がありました。途中、眠気に襲われましたが、という思いで話しかけました。 話し好きの知人も、Fさんの問いかけに答えてくれます。ところが、話に夢中になり過ぎたのか、気がつくと、目的地とは違う方向に向かっていたのです。Fさんは、と反省したのでした。 親しい家族か、仕事相手かによって、同乗者の役割は違ってくるでしょう。運転時間の長短や、目的地までの慣れ、不慣れによっても変わるかもしれません。 皆さんは、助手席で心がけていることはありますか。どのような場合でも、運転してくれる人への敬意を忘れず、気の利く同乗者でありたいものです。 今日の心がけ◆よき同乗者を目指しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。各地の倫理法人会では、毎週モーニングセミナーが開催されます。特定の宗教や政治にとらわれることなく、多面的な学びができるのが特徴です。
2017年01月01日
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1月19日(木) 経営理念 「経営理念」は会社の存続や繁栄のために、経営の根底に据えられた大切なものです。全社員が共有し、その実現に向けて、努力していかなくてはなりません。 A子さんは入社二年目になります。毎朝の朝礼で唱和する経営理念がなかなか覚えられずに苦労していました。ところが、最近入社した中国人女性のBさんは、わずか三日で、経営理念を完璧に覚えてきたのです。 その姿勢に「単身異国の地でこれから働くぞ」という強い決意を感じ、自身の甘さに愕然としました。 〈このままではいけない〉と思ったA子さん。改めて経営理念を読み直し、その言葉を覚えるようにしました。そして、朝礼では、ただ声を出すのではなく、その意味を噛み締めながら唱和をするように心がけました。 機械的に読み上げるだけの経営理念では意味はないでしょう。わが社は何を目的にどこへ向かっているのか。そのために自分は何をするべきなのか。折にふれて見つめ直したいものです。 今日の心がけ◆経営理念の意味を再確認しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。
2017年01月01日
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1月18日(水) 楽しむためには Aさんは食品会社に入社して三年になります。入社当初は希望に燃えて働いていましたが、最近、業務に忙殺され、仕事が辛くなってきました。 入社当時の〈仕事が楽しい〉という感覚を思い出そうとしますが、なかなか気持ちが切り替えられません。 そんなある日、上司から「君はいつも辛そうな顔をしているな。少し肩の力を抜いたらどうだ。何か背伸びをして、人からよく見られようとして焦っているように見えるぞ」と言われたのです。 上司の言葉に、Aさんは、自分自身を振り返ってみました。〈早く一人前になろう〉という入社当時の思いが、いつしか〈早く人に認められなければならない〉という焦りに変わっていたようです。 焦らず、背伸びをせずに、今やるべきことを見直すことから、仕事の優先順位をつけられるようになったAさん。業務がスムーズに進み、ようやく「楽しい」という感覚が戻ってきました。 今日の心がけ◆力まず仕事に取り組みましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所発行の月刊誌です。職場の教養を利用すると、活力ある朝礼をするのに役立ちます。倫理法人会に入会すると毎月30冊送ってもらえます。ご希望があれば、活力朝礼のやりかたを指導してもらえます。(もちろん無料で)お問いあわせはお近くの倫理法人会まで
2017年01月01日
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1月17日(火) 殻を脱ごう やる気をなくしたE君に、上司が、一冊の本をプレゼントしました。 その本は、‘’祈りの詩人`’といわれた坂村真民の『詩国第二集』でした。付箋のあるページを聞くと、そこには「殻」という詩が載っていました。 殻を脱ぐ それは、かにもやる とんぼやせみもやる 人間も、これをやらねばならぬ 木は年齢を持つ 竹は節を持つ 人間も、これを持たねばならぬ うどの大木では かにやとんぼや木や竹に笑われる 生まれたままでは万物の霊長とは言われぬ 殻を脱ごう年輪や節を持とう 新しい自分を作るため 新しい世界を開くため E君は、この詩を読んで、衝撃を受けたのです。どうでもいいことに拘って、新しい一歩を踏み出す勇気に欠けていた自分に気づかされたのです。 人はともすれば保身の殻を被り、現状に留まろうとします。前に進めば痛みを伴うかもしれませんが、潜在していた能力が開花すると信じて進みたいものです。 今日の心がけ◆自分の殻を破りましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
2017年01月01日
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1月16日(月) 一人暮らし Nさんは、社会人になってから、親元を離れて一人暮らしをしています。 毎日、自炊や洗濯をしようとは思うのですが、疲れていると気力が湧きません。週末になると、食器類がシンクに溜まり、洗濯物が山のように溢れてしまいます。 年末のある日、Nさんは久しぶりに実家に帰省しました。母が食事の準備をしてくれ、Nさんの洋服を洗濯して、たたんでくれました。 母親にとっては、いつも通りの習慣です。しかし、Nさんには、当たり前のことには思えませんでした。一人暮らしを経験して、いかに家事が大変かと痛感していたからです。 「当たり前」だと思っていたことが、実は「ありがたいこと」だったと気づいたNさん。母に「洗濯物ありがとう」と言うと、不思議そうな顔をしていました。 Nさんと同じように、両親と離れて暮らしてみて、または自分が親になって初めて、家事や子育ての大変さがわかったという人も多いでしょう。 今日は、家事に限らず、身近な「当たり前」に目を向ける一日としましょう。 今日の心がけ◆当たり前のありがたさに目を向けましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。日本各地にある倫理法人会では、毎週「モーニングセミナー」が開催されます。また毎月1回「経営者の集い」があります。モーニングセミナーも経営者の集いも、一般の方や社員に参加いただけます。いずれも経営のためだけでなく人生を豊かに過ごすための講演会です。(私自身が誤解していましたので、あえて申し添えます。宗教ではありません)
2017年01月01日
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1月15日(日) 小正月 本日は日本各地で「小正月」の行事が行なわれます。元日から七日までの「大正月」に対して、十五日前後を「小正月」といいます。 年神様を迎える大正月に対して、小正月は、豊作祈願や家庭行事が多いのが特徴です。各地で正月行事に区切りをつける「どんど焼き」が行なわれます。 これは「左義長」とも呼ばれ、三毬杖という青竹で正月飾りを焼いたことに由来します。その火で焼いた餅を食べると無病息災で過ごせるといわれています。 東京都のある地域では、住民が一月十日頃より、松飾りなどを学区の中学校に持ち寄ります。そして、有志の生徒が受け取り、燃やせないものを仕分けます。 集まった正月飾りは、校庭に組んだ櫓に積み上げていきます。その櫓は、子供から高齢者まで、三世代が竹藪で竹を切り、それを組み上げたものです。 当日は、和太鼓チームの演奏と共に櫓に点火され、火が勢いよく舞い上がります。「松飾りをゴミにせず、神事として燃やすことに日本人の心を感じた」と振り返る生徒の言葉は、伝統行事を地域で継承する大切さを教えてくれます。 今日の心がけ◆伝統行事に参加しましょう職場の教養は一般社団法人倫理研究所の月刊誌です。朝礼に利用すると、とても効果が高いと思います。書店では売っていません。倫理法人会に入会すると毎月30冊もらえます。職場の教養は、毎日当日分を掲載しています。朝礼の準備などであらかじめ読みたい方のため、楽天ブログの当月の1日に、1か月分をまとめて掲載させていただきます。左のカレンダーから1日をクリックしてください。翌月分の職場の教養は20日に、それまでに出来たぶんだけを掲載します。
2017年01月01日
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