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森の声 @ Re[1]:「魂のはなし」(もう一人の自分)(06/10) めげぞうさんへ >6年生の子どもたちが、…

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森の声

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2019.05.15
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨日のブログで

私は「時代に合わせた新しいこと」を書いているわけではありません。むしろ、「昔から大切にされてきたこと」を書いているだけです。なぜなら、現代社会に生きている子どもも、昔の子どもと何ら変わらないからです。

「現代の子どもの方が、1万年前の子どもより時代に合わせて進化している」という事実はないのです。赤ちゃんは、1万年前も現代も、本質的には同じ状態で産まれてくるのです。
古代人と現代人の違いは、「脳の中の知識の違い」であって「からだの違い」ではないからです。


そして赤ちゃんにはまだ「脳の中の知識の違い」は存在していません。だから、どんなに文明化した社会でも、赤ちゃんは古代人の感性を持ったままの状態で産まれ、行動しようとするのです。

だから、そこいら中に平気でいたずら描きをするのです。
だから、入れ墨のようにマジックで体中にお絵かきするのです。
だから大きな声を出して走り回り、食べ物を手づかみで食べようとし、必要以上に食べようとはしないのです。(野生の動物は自分のからだに必要な分しか食べません。)

まただから、片付けをしないし、平気で道に落ちているものや、花や、虫など色々なものに触ろうとするのです。
自然の中で自然と共に生きていた時代の人が清潔や整理整頓を心がけていたと思いますか。

そして、言葉によるコミュニケーションよりも、身体的、感覚的なコミュニケーションを好み、意味のやりとりよりも、感覚や感情の共有を求めるのです。

まだ、「脳の中の知識」に支配されていない幼い子どもたちは、自分の成長を支えてくれている「命の働き」に素直に従うのです。


食べている時や、眠い時や、具合が悪い時や、疲れている時以外ジーッとしていないのも、無駄なことばかりやるのも、お母さんの言うことに従わないのも、お風呂から出たら洋服を着ないで裸のまま走り回るのも、すぐに裸足になってしまうのも、みんな命の働きの衝動によるものなんです。



大人になれば、脳の中の知識も増え、理性や自我も生まれてくるので、ある程度は、自分の命やからだから生まれてくる衝動を押さえることが出来るようになりますが、少なくとも10才前の子どもにそれを求めるのは無理なんです。
(人によっては、年を取っても似たような状態になります。)

じゃあ、「好き勝手に、自由にやらせるしかないのか」というとそれも違います。
人間は集団生活を営む動物なので、集団生活に必要なルールは教えなければならないからです。
そして、子どもはそれは比較的素直に受け入れます。なぜなら、頭ではルールを理解できない幼い子どもでも、感覚的には集団生活を受け入れる感性は持っているからです。それが「人間という動物」の特性なんです。


だからお母さんや仲間と一緒に遊ぶことに慣れている子は、大人がルールを決めたり、指示や命令を出したりしなくても、自分たちで暗黙のルールを決めて仲良く遊ぶことが出来るようになります。

家族の中でも、家族がちゃんと集団生活をしているのなら、子どももその集団のルールには従うようになります。(ただし、3才前は無理です。3才前の子にとって大切なのは集団ではなくお母さんだけだからです。)

でも、手を洗う、食事を残さない、ちゃんと片付けをする、お稽古事はサボらない、靴は左右間違えない、左右で違う靴を履かない、道ばたに落ちている物は拾わない、草花を摘まない、アリを踏んづけない、ハサミで自分の髪の毛を切らない、お母さんの言うことに素直に従うなどということは、お母さんや大人の個人的な価値観の問題であって、集団生活とは全く関係のないことです。

だから、そういうものを受け入れる感性は持っていないのです。
それで大人は一生懸命に説明しようとするのですが、どんなに丁寧に説明されても、子どもには「大人の価値観」を理解する能力がないので徒労に終わります。それで結局は「力ずく」になってしまうのです。

子どもの成長は「汎」から「個」へと進歩していきます。
まずは「動物としての能力」が育ち、その上に「人間としての能力」が育ち、さらにその上に「個人としての能力」が育つように出来ているのです。

それが「命の働き」が支える自然な子どもの成長の姿なんです。


でも、最近の子育てでは「動物や人間としての能力」を育てないまま、いきなり「個人としての能力」を育てようとしています。

でも、それは無理なんです。「命の働き」はそのようには出来ていないからです。
だから精神や、心や、からだが不安定になってしまうのです。



<ワークの案内>
「自分の感情との付き合い方」(心とからだを感じるワーク)

<内容>
 人間は「理性の動物」のように言われていますが、実際には「感情の動物」です。
 だから悩んだり苦しんだりしているのです。また、人間の理性は「感情の欲求を満たすための道具」として使われているだけです。そのため「理性」で「感情」をコントロールすることも出来ません。自分の感情なのに、自分ではどうしようも出来ないのです。
そのため人は日々感情に振り回されて生きています。

そんな「自分で扱いきれない自分の感情」との付き合い方を「からだ」という視点から考えて、体験してみるワークです。


子どもが問題行動を起こすようになった時、一般的には、「その問題行動をどうやって矯正するのか」と考えますが、お母さんが子どもとの信頼関係を取り戻し、「子どもらしさ」を受け入れるようにすれば、多くの子どもの問題行動も消えてしまうものです。

「感情」にはそのような特性があるのです。

<日時> 5月25日(土) 10:00~16:00
           (12:00~13:00は休憩です)

<会場>
 茅ヶ崎市勤労市民会館5F「創作室B・C」
 JR茅ヶ崎駅の改札(一つしかありません)を出て、右側に行き、階段を降りずにそのまま外に出て、左に曲がる道をそのまま行き、突き当たったビルです。壁に「市民ギャラリー」と書いてあります。部屋は「ポランの広場」という名称で取ってあります。

<参加費> 
5000円 当日お支払い頂きます。

<その他>
●からだを動かしますので動きやすい服装でお願いします。ゴロゴロするかも知れません。
●近くに飲食店はいっぱいあります。

***************

「親子で出来るお絵描き遊び」のワーク
(出張ワークもしますよ)

日 時:  6月16日(日) 10:00~12:00
場 所: JR茅ヶ崎駅隣のビル(市民ギャラリー)
参加費:  2000円
備 考:  親子での参加が可能ですが、子どももお母さんも洋服が汚れる可能性があります。汚れても良い準備でおいで下さい。

お問い合わせはこちらまでお願いします。 <=ここをクリック





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Last updated  2019.05.15 09:18:21
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