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否定しない・抑えな… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2026.05.13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
最近の子どもたちは、大人達によって「群れて遊ぶために必要な空間と時間」を奪われてしまっています。そして、狭い部屋の中で機械を相手に遊ぶようになった子どもたちは「遊ぶ仲間」からも切り離されてしまいました。その結果、「群れ」の中で受け継がれてきた「遊び文化」も消滅しました。「群れの中で育つ能力」も育たなくなりました。

そのような状況の中で育っている今時の子どもたちは「群れ」を作るのが苦手です。「子どもたちを群れて遊ばせたい」と思って、大勢子どもを集めても、みんなバラバラに遊んでしまいます。
同じ価値観、同じ興味の子が2,3人で一緒に行動することはありますが、それは「群れ」ではありません。
支配的な子がいれば、その子に従うような群れは生まれるかも知れませんが、そのような群れでは「群れ遊び」は出来ません。
いずれの場合でも「役割の交代」が出来ないからです。

鬼ごっこや、かくれんぼや、わらべ歌といったような群れ遊びには「役割」があります。そしてその役割が交代することでいつまでも遊ぶことが出来るのです。それは子どもが社会に出た時にも役に立つ体験でもあります。

また、自分の意思で「役割の交代が出来る」ということは「みんなが対等だ」ということでもあります。本来の「群れ遊びの場」では仲間がみんな対等なんです。対等な関係の集まりでないと「群れ遊び」は成り立たないのです。

みんなが対等の関係だから、支え合い、助け合うことが出来るのです。まただから、そしてそのような遊びや場の体験を通して子どもたちは「人間として大切なこと」を学ぶことが出来るのです。
ですから、「先生が指導して行う群れ遊び」は、「子どもが育つ群れ遊び」ではありません。きっかけとしてはOKですが、先生が抜けても子どもたちだけで遊べるようにならないことには意味がないのです。


(自分の意思で妊娠、出産したのに、「母親」という役割を引き受けようとしない人も増えてきました。)

ちなみに、サルやイルカや象のような知能が高い動物たちは、みんな「群れで生活している生き物」です。それは、「知能の目覚め」にも、「知能の維持」にも、「知能の伝承」にも「群れ」というつながりが必要だからなのでしょう。

弱い動物たちは単体では簡単に強い動物に殺され、食べられてしまいます。でも、有機的なつながりによって支えられた群れの中にいれば、強い動物が襲ってきても「群れ」で対応することが出来ます。
人間が一人でマンモスに立ち向かっても勝てるわけがありませんが、大勢が協力し、助け合えば勝てるのです。
そのような能力は、みんなで基地作りをするような場合にも育ちます。

ここでのポイントは、「生き残るために必要な群れ」とは「ただみんなが一緒にいる」「みんな同じ」という群れではなく、「個々の存在が、全体とのつながりの中で役割に従って助け合うことが出来る群れ」だということです。

でも、「群れの中で生きる」というのは不自由を伴います。「群れ」の中で遊び、「群れ」によって守られるためには「群れのルール」に従わなければならないからです。助けられることを求めるのなら、自分も誰かを助けなければなりません。
みんなが自分勝手なことをやっていたら群れを維持することが出来なくなって、簡単に強い捕食者に食べられてしまいます。

それは大人(強者)に押しつけられた不自由ではありません。自分の意思で自分のために選んだ不自由です。
まただから不自由を克服するために色々考え、色々学び、自分の感情や思考や感覚をコントロールする能力を育てることが出来るのです。

そして、不自由から逃げるのではなく自分の意思で不自由を引き受けることが出来るようになることが、子どもがやがて社会人として自分らしく自由に生きる手助けになってくれるのです。





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Last updated  2026.05.13 09:54:47
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