☆☆☆☆☆☆舞奈さざえのマイナー日記     温泉と知多半島ランチ

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2006.06.01
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カテゴリ:
やっと太宰治の「人間失格」読了。


学生時代にも一度読んだ事有ると思っていたんだけど
やっぱりその時も投げ出してしまったのかもしれない。

太宰信奉者には、おこられるかもしれないけど
最晩年の作にしては、文章的にどうなのだろう?
洗練された素敵な文章とはいいがたいのでは?

「この先どうなるのだろう?」 という
想像力を掻き立てられるストーリーも無い。

それになにより、主人公が誰も愛する事のできない
ものすごく嫌な奴で、たったひとりだけ恋した女も
「暗い貧乏くさいつまらない女」というようなやつ。
そのくせ、すごくモテる事を自覚していて
それを利用して女に頼って生きている最低男。

何かひとつでもいいのだ、得るものがあれば。
でも、感動もわくわく感も、文章のお手本さえも与えてくれない。
だから、途中で投げ出したくなるのだ。

やっぱり「人間失格」は、
「女と入水自殺した太宰治の書いた小説」という
ひとくくりで読むことに価値があるのだろうか?

「なかなかのユーモア小説だ。」と解説には書いてある。
最後の何ページかは、さすがにググッと読ませる感があるけど。

「坂の上の雲 第6巻」は、
最初の3分の1くらいを5回くらい読んでしまった。
そこで放り出してしまい、また初めから読むという事を繰り返している。


ページ数の少ない「人間失格」をやっとの思いで読み終わったので
次は、分厚い「白夜行」(東野圭吾)を読むことにした。





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最終更新日  2006.06.02 01:40:03
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