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ポンボ @ Re:まもなく発刊予定です(04/01) いいなぁ ご自分のご商売ですと、実費だけ…
msk222@ Re[1]:被災地支援(01/07) みちのくはじめさんへ ぼくの場合、感情の…
みちのくはじめ @ Re:被災地支援(01/07) こんにちは。みちのくはじめです。 私たち…
aki@ Re:被災地支援(01/07) この様な書込大変失礼致します。日本も当…

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2004.12.08
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カテゴリ: 日替わり日記
夢二焦燥


お葉と、正式ではないにしろ三度目の所帯をもった夢二です。
年の離れたお葉は夢二を「パパ」と呼び、優れたモデルとして夢二の作品づくりにずいぶん協力しましたが、創作時間以外は、外で遊ぶという夢二の生活が変わるものではありませんでした。
これまで夢二を身勝手なダメ男の見本のように書いてきました。事実、病的ともいえるほど貞操観念のない生き方をした夢二でしたが、あえて深読みをさせてもらうと、このような生活と引き替えに「夢二式」と称される絵が生まれていったものでしょう。
都はるみの歌ではありませんが「♪芸のためなら女房も泣かす~」という身勝手さは、広く芸術家のなかに潜在している資質なのかも知れません。
僕の知る範囲では、四方八方品行方正ですぐれた作品を創る人はいても、そのような人に、艶のある作品を創る人はとんと思い当たりません。
社会的規範として、彼の生き方は褒められるものではありませんが、心身を削りながら創作の養分は自分の破滅的な生き方のなかにこそある、と夢二は密に思っていたに違いありません。

お葉と暮らして4年、また夢二の病癖が再発します。山田順子という女性に入れ込んでしまいます。それまでの暮らしぶりで、すっかり夢二に愛想をつかしていたお葉はこれ幸いと家を出てしまいます。
その山田順子とは3ヶ月ほどつきあっただけで別れています。
その後の夢二の周辺には特定の女性名は現れません。その理由は、先日の日記 その16 おんなぐせ

余談ですが、お葉は後に医師と結婚して幸せな晩年を送ったといわれています。

夢二は45歳で母、48歳で父を、相次いで亡くします。
その後は、榛名美術研究所建設を宣言するなど精力的に芸術活動に邁進します。
そして、48歳のときに渡米し、6月カルフォルニアに着きます。翌年には欧州各地を巡遊しています。50歳の9月にドイツより帰国、そのすぐ11月には台湾に渡りますが、さすがにムリがたたったのでしょう。台湾で病を得て帰国し、病の床に就きます。結核でした。
病気のため、「榛名美術研究所建設」は頓挫することとなりました。

富士見高原病院
現在も残る富士見高原病院の建物


東京で療養するも病の状態は芳しくなく、昭和9年の1月、51歳のときに信州富士見高原療養所に入所します。療養所は鮮烈な空気の中にあります。
「富士見高原療養所」は知る人ぞ知る有名な病院ですが、あらためて簡単に説明しておきましょう。
療養所には当時の文化人たちが何人も療養しています。堀辰雄とその婚約者、横溝正史なども入院していたことがあります。
文化人たちの病院という存在だったのは、初代院長の正木不如丘(まさきふじょきゅう)が、小説家としても活躍しており、その執筆で得た収入によって病院経営を補っていたところによります。高潔な人柄だったといわれています。
「富士見高原療養所」を一躍有名にしたのは、療養所を舞台にした久米正雄の小説『月よりの使者』、堀辰雄の原作をもとに製作された映画 『風立ちぬ』などのヒットにもよります。『風立ちぬ』は山口百恵と三浦友和が主演しています。
現在は経営主体は代わっていますが、夢二の療養していた部屋やベッドなどはそのまま残されていると聞きます。



わがやに掛かる絵
この絵は、富士見病院に入所しているときに描いたといわれています。
ベニヤ状の板に書き殴りに等しい絵ですが、もし病気のなかで描いた
とすれば頷くことができます。
しかし、夢二の絵してはタッチに荒さが感じられますから贋作の可能性
もかなりあると僕は思っています。
ある画廊をしていた友人にぼくが無償で譲り受け、現在、わが居間の壁に
飾られていますが、だれか鑑定できますか?                               

ながながと夢二の乱行におつきあいくださいましてありがとうございました。
彼とのつきあいも疲れましたから(苦笑)、
暫くは日記もゆっくりと更新したいと思います。












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Last updated  2004.12.08 21:21:17
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