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コースからそれますが、小さな仁王門が見えたので入ってみました。両脇にはちゃんと仁王様がにらみを利かせています。成田屋!?日本最後のミイラだそうです。本堂の奥に安置されているそうですが、暗くてよくわかりませんでした。住職は読経中とタイミングが悪かったです。現存するミイラは17体。山形や新潟に多いです。何故でしょう。http://www.bukkaisan.com/Pdf/SokushinbutsuList.pdf 裏にはお墓もあります。その裏側には深い穴が、ミイラが埋められていた?お寺のHPです。http://www.bukkaisan.com/ 平成31年建立とあります。
2019.05.31
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連休明けは暑い日が続きましたが、比較的涼しい日を選んで、春の庭園百景めぐりに出かけました。新発田の駅前ですが、ホテルが2軒と旅館が1軒。左手は、いわゆるサ高住のようです。駅前にあるというのが違和感を覚えますが、さびれた街で繁華街でもないので問題ないのでしょう。県立病院も徒歩数分です。二の丸や三の丸には特養があるし、老人介護の施設が街中で目に付きます。県北の村上市に向います。田植えが終わり、水田は苗でいっぱいです。30分ほどで到着です。駅前の案内所で、街歩きとランチのアドバイスをいただきます。平日なのでお休みのお店もあります。今年で第5回と新しい催しです。50か所以上公開されています。今回は、お寺と武家屋敷にスポットライトです。体力があればもお山の村上城址も行ってみたいですが、どうでしょう。実際の縮尺とは違うので、要注意です。まずは、駅から町屋の中心部を目指します。すると、街中は慶祝ムードであふれていました。商店、個人宅に関わらず、通りに面した建物には、こんな紙が貼られていました。ゴミ捨て場にもちゃんと慶祝のぼりが立てられていました。さすが、雅子新皇后ゆかりの地です。5月1日には、多くの山車やちょうちん行列が行われtました。当地も山車が1台だけ出ましたが、さすがにちょうちん行列はありませんでした。
2019.05.31
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2004年の民主党大統領予備選挙に立候補したハワード・ディーンの選挙スタッフだったボー・ウィリモンが同選挙に着想を得て、2008年に書いた戯曲『Farragut North』が原作のジョージ・クルーニーが共同脚本・監督・主演を務めた作品です。 Farragut Northは、ワシントンの駅名で日本でいえば永田町です。原題のThe Ides of Marchは、ガイウス・ユリウス・カエサルが暗殺された紀元前44年3月15日。シェイクスピア「ジュリアス・シーザー」からです。クルーニーの案だそうです。この映画でのシーザー、ブルータス、カシウス役は?ストーリー:アメリカ合衆国大統領の座をめざし、民主党予備選に出馬したマイク・モリス(ジョージ・クルーニー)は、選挙ツアー最大の正念場を迎えようとしていた。ペンシルベニア州知事として政治家の実績を積んだモリスは、ハンサムで弁舌に優れ、カリスマ性も十分。そのうえ清廉潔白な人柄と揺るぎない政治信条で多くの有権者を魅了し、ライバル候補のプルマン上院議員をじわじわと引き離しつつある。来る3月15日のオハイオ州予備選に勝利すれば、その勢いに乗って共和党候補をも打ち破り、ホワイトハウスの主になることはほぼ確実。いよいよ一週間後に迫ったスーパー・チューズデーの決戦に全米の注目が集まっていた。モリスを支えるのは、ベテランのキャンペーン・マネージャー、ポール・ザラ(フィリップ・シーモア・ホフマン)と、広報官スティーヴン・マイヤーズ(ライアン・ゴズリング)。ある日、スティーヴンのもとに、プルマン陣営の選挙参謀トム・ダフィ(ポール・ジアマッティ)が電話をかけてくる。極秘の面会を求められ、一度は拒んだスティーヴンだが、何らかの情報提供をちらつかせるダフィの言葉巧みな誘いに負けてしまう。ダフィの目的は、スティーヴンを自陣営に引き抜くことだった。だがモリスに心酔しているスティーヴンは、その申し出を即座に拒絶。その夜、スティーヴンは選挙スタッフのインターンである若く美しい女性モリー(エヴァン・レイチェル・ウッド)とホテルで親密な一夜を過ごす。翌日、スティーヴンはダフィとの密会の件をポールに打ち明け、謝罪するが、何より忠誠心を重んじるポールの怒りは想像以上だった。二人の間には亀裂が生じ、ダフィとの密会は新聞記者アイダ(マリサ・トメイ)にも嗅ぎつけられてしまう。圧倒的優勢を見込んでいたスーパー・チューズデーの雲行きも怪しくなり、スティーヴンを取り巻く状況はまたたく間に悪化していった。そんな中、ポールからクビを宣告されたスティーヴンは、プルマン陣営への寝返りを決意するが、態度を豹変させたダフィにすげなく門前払いされてしまう。怒濤の嵐が吹き荒れるスーパー・チューズデー前夜、正義を売る者たちの最後の壮絶な駆け引きが始まった……。(KINENOTE)広報官スティーヴン・マイヤーズの役はもともとはデカプリオだったそうですが、ライアン・ゴズリングが見事に演じ切りました。金融恐慌を起こしても、嘘の戦争(イラク戦争)を起こしても大統領は責められませんが、インターンとのSEXはご法度、それが米国ですね。クリントン大統領はじめ大統領候補でも同様なスキャンダルがあったということで公開当時米国で注目された作品です。民主党支持者のジョージ・クルーニーの作品というところが、米国という国の懐の深さを感じさせます。偉大な国を目指すトランプですが、自身の下半身はすでに偉大?いやスキャンダルまみれのようです。日米で指導者の品格低下競争です。
2019.05.31
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続きです。国民主権の日本国憲法と天皇制、元号について国民主権とは具体的に何か。制度的に言えば有権者・国会・内閣ということでしょう。政治は無縁慮な介入を避けるべきだった。もし「国民の支持で首相になったのだから、私がすべてを決めて何が悪いのか」という首相がいたとすれば、それは悪しき国民主権です。ヒトラーが権力を掌握してゆく際の論理だったのですから。国民主権という言葉を使く時にはそういうリスクがあることを知っておくべきでしょう。3割程度の支持でやりたい放題の安倍首相には耳の痛い言葉ですが、彼もその取り巻きも、聞く耳を持っていないでしょう。個人の尊厳について日本は、個人というものを表に出すことが難しい社会の一つです。集団のために自分の意見を殺して犠牲になることを「人として価値がある」とみなす傾向がある。だから、個人が大切で尊重されなければならず、憲法13条は大切です。人ではなく、個人というのが意味があり大切です。個性が尊重され、多様性のある社会を、政治は目指してほしいですね。戦後72年憲法は根付いたか。戦後はリベラルデモクラシー(自由民主主義)が根付いてきた過程と言える。個人としてのボランティア活動、天皇の一連の言動、自衛隊の災害救助活動が、憲法の定着に寄与している。インタビューの結びです。フェイクが横行し、すべての議論の前提である「言葉が持つはずの意味」が失われています。人口減少、財政破綻、友人のいない日本と、碩学は警鐘を鳴らしています。日本会議に乗っかった安倍政権は戦後民主主義のあだ花ですね。日本の現状に対する危機感と安倍政権への警戒感が必要です。
2019.05.30
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憲法記念日にふさわしいインタビュー記事でした。(インタビュー 新時代・令和)日本国憲法の現在地 憲法学者・樋口陽一さん2019年5月3日 朝日新聞 新天皇の即位から3日目で迎えた憲法記念日。日本国憲法の第1章が定めた象徴天皇制とは、政府と国民にどのような態度を求める制度なのか。また、9条に自衛隊を明記する憲法改正が必要だと訴えている安倍晋三首相の問題提起は妥当なのか。憲法が直面する課題について、日本を代表する憲法学者・樋口陽一さんに聞いた。 ――この国では今、憲法改正にこだわる首相が長期政権を維持しています。安倍晋三首相は今度は、自衛隊を憲法に明記する改憲が必要だと訴え始めました。 「今ある自衛隊の存在を書き加えるだけなら大きな変更ではないのではないかという意見も聞きます。書き加えるという行為の持つ法的な意味について理解が足りないと感じますね。基本的な法原則の一つに『後(のち)の法は先の法を破る』があります。ある法規範にそれまでと違うことを書き加えたら、前からあるルールは失効するか意味を変えるという原則です」 「憲法9条の条文は削らないまま単純に自衛隊の存在を書き足したら、場合によっては残った現在の条項は失効する恐れがあるのです。戦争放棄をうたった1項と、戦力不保持を定めた2項です」 ――今ある平和憲法の原則を手放す改憲をするのと、同様の行為になりかねないのですか。「そうでし。軍備拡大への歯止めがなくなり、あらゆる戦争を遂行できることになりかねません。そうゆう認識をきちんと共有しないまま提起されている今回の改憲論は『政治的な主張』と呼べるレベルのものではありません。フェィク(虚偽)です。――自衛隊を書き込むタイプの改憲案が、もしフェィクでなく、政治的な主張になりえるとしたら、その条件とは何でしょう。「たとえば、専守防衛を原則として集団的自衛権の行使には厳格な制限をかけた自衛隊であることをきちんと明示する。そんな改憲案を提示すれば、私自身は賛成しませんが、一応フェィクではなく一つの政治的主張にはなるでしょう。しかしそんなことを書き込もうという姿勢はうかがえません。」――自衛隊を書き込む改正について国民投票が行われたら、賛否はどうなると見ますか。「予測はしませんが、単なる個人的な見方を言うならば、現政権の下、安倍晋三氏とその周辺が旗を振る形での改憲ということであれば、幅広い支持には至らず挫折するでしょうね。言葉を積み重ねることで公共社会に共通の枠組みを築き続けていく――そういった文明社会の約束事をあまりに軽んじる政治家たちだからです。」「戦争放棄」と「戦力不保持」の無効を隠して、自衛隊は現状と変わらないとする安倍改憲は、フェィク(虚偽)であると明確に指摘しています。『後(のち)の法は先の法を破る』という法律の基本原則を、国民は知らないとでも思っているのでしょうか。まったく馬鹿にした話です。「文明社会の約束事をあまりに軽んじる政治家」と言えば、ひと昔前はヒットラーでしたが、今は、トランプや安倍を思い浮かべます。
2019.05.30
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夕方、生涯学習センターから、駐車場が満杯で隣の外ケ輪小学校の駐車場を確保した旨の連絡が来ました。えっと思いましたが、原因はこちらです。定員300名ほどの会場で、無料でもなかなか満員となることはありませんが、満員だそうです。交通整理の人が出ていました。天下り問題で文科省を辞職し、安倍政権からは異例の嫌がらせを受けたり公安・官邸情報に踊らされた読売新聞が1面で風俗通いというフェイクニュースを流してからもうだいぶたつのに、すごい人気です。当日でも大丈夫と思って言いましたが、甘かったです。混み合うという家内の予想は、大当たりでした。リベラルな活動が締め出されるのが最近の風潮ですが、自治体に圧力はなかったのでしょうか。この調子なら著書の方も完売でしょう。800人はいる市民会館で開催してほしかったですね。https://niigataheiwa.jimdo.com/
2019.05.29
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第二次世界大戦当時、ナチスに略奪された美術品奪回任務に従事した連合軍特殊部隊“モニュメンツ・メン”の活躍を描いた実話映画。ジョージ・クルーニーが、監督・脚本・主演を兼任し、原作はロバート・M・エドゼルのノンフィクション『ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争』。日本では、2014年4月11日より公開予定だったが、秋に延期され、その後中止となっていたが、2015年11月6日よりプレシディオの配給で全国公開され、延期理由がいろいろと憶測された作品です。ストーリー:第二次世界大戦が激化する中、ヨーロッパ各国に侵攻したドイツ軍が、大量の美術品略奪を重ねていた。危機感を募らせたハーバード大学付属美術館の館長フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)は、ルーズベルト大統領を説得。歴史的建造物や美術品を守る特殊チーム“モニュメンツ・メン”を結成する。そのメンバーは、リーダーのストークス以下、メトロポリタン美術館で中世美術を管理するジェームズ・グレンジャー(マット・デイモン)、建築家リチャード・キャンベル(ビル・マーレイ)、彫刻家ウォルター・ガーフィールド(ジョン・グッドマン)、ユダヤ系フランス人美術商ジャン・クロード・クレモント(ジャン・デュジャルダン)ら7人。略奪された美術品の追跡、発掘、保護を使命としてヨーロッパへ旅立った彼らは1944年7月、フランスのノルマンディー海岸に到着する。だが、激戦を終えたばかりの連合軍から十分なサポートは期待できない。やむなく2,3人ずつに分かれてヨーロッパ各地へ移動し、別々に任務を遂行することとなる。様々な困難を乗り越え、着実に成果を挙げて行くモニュメンツ・メン。ストークスたちは、パリで美術品略奪に加わったシュタールという男から重要な地図を奪取。坑道に隠されていた数多くの美術品を発見する。パリを訪れたグレンジャーは、クレール・シモーヌ(ケイト・ブランシェット)という女性の信頼を得て、ナチが運び出した何千点もの美術品の台帳とそれらの運び先の情報を入手。その一方で、2人のメンバーが命を落としていた。やがてドイツに集結したモニュメンツ・メンは、最大の隠し場所と見られる場所に向けて決死の行動を起こす。果たして、そこには消息不明となったミケランジェロの作品も隠されているのか?だがその行く手には、横槍を入れてきたソ連軍の影がちらつき、ヒトラーの自殺によって全てを破壊しようとするナチの脅威が待ち受けていた……。スリリングな美術品奪還作戦を期待した人にとっては、とても物足りない作品でしょう。大した山場もなく淡々と物語が進行します。実話とは言うものの、たった7人というのはいかにもすくなく史実に反しているようです。ノルマンディーやバルジ、レマーゲン鉄橋なんて聞くとかつての戦争映画が浮かびます。ブルージュやノイシュバインシュタイン城、サンタマリア・デッレ・グラツィエ教会といった観光名所もなつかしいです。そして、数々の美術品に思いをめぐらすのも楽しいです。映画では30年後にも人々は感謝するだろうかと問うていますが、50年後でもイエスです。https://style.coresv.net/the-monuments-men 唯一の女性キャストはケイト・ブランシェットですが、オーストラリア人の彼女がフランス人を演じて違和感はないのでしょうか。『ミケランジェロ・プロジェクト』マット・デイモンとケイト・ブランシェットの大人の恋… 2人の淡いラブシーンhttps://www.youtube.com/watch?v=b-SCL39XVW0 映画『ミケランジェロ・プロジェクト』予告編https://www.youtube.com/watch?v=Ef_kZl648PI 大列車作戦 予告編https://www.youtube.com/watch?v=F3OlJOmOJQ4 イタリア以外に存在するのは僅か3点、1点はルーブル美術館、もう1点はエルミタージュ美術館そしてブルージュの聖母教会。 制作年は1501年から1504年、ミケランジェロ26才~29才の頃の作品で、ヴァチカンのサンピエトロ寺院にあるピエタ像の後に造られた大理石の母子像である。一説によるとブルージュの裕福な商人がローマを訪れた際、購入して、1514年に教会へ寄進したらしい。
2019.05.29
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式典に続いて、夕方からは縁日です。今回倉庫を整理していたら出てきたお宝だそうです。掛蔵台輪で、昔は芸妓さんが乗って、町内を練り歩いたそうです。昭和33年(1958年)からはじいている小便小僧です。ブリュッセルと違ってこちらはいつも裸です。近くにあるライブハウスです。店名は、SHOWBEN-小僧。知らないミュージシャンばかりですが、この前堀江淳さんが出演していました。まだ明るいですが、一杯いただきました。5時台輪のお練りスタートです。乗っているのは、芸妓ならぬ地域のお子様たちです。うれしそうですね。江戸屋さんで、椿餅やおまんじゅうを買って帰りました。PS:地元のフリーマガジンも特集です。通りの由来やエピソードが載っています。
2019.05.28
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新聞にチラシが入っていたので出かけてみました。花街である新道・掛蔵地区の通りの看板を整備し、無名の通りに名前を付けました。掛蔵=かけくらは、三の丸の外側でお城で使う武具や調度品を作っていたところだそうです。呉服屋の女将さんが、通りの由来を楽しく説明されました。三の丸通り、新道通り、青木小路、栄町通り、掛蔵小路、稲妻小路、牛屋小路など・・・、城下町にちなんだもの、家や建物にちなんだものなど多様です。ポンポン小路なんてのもあります。今回新しく名付けられたのが、赤い線の掛蔵置屋通りです。昔は芸者置屋があったことにちなんだものです。景気づけに鏡割りですが、最近は上げ底なのですね。知りませんでした。金升は、4つある酒蔵のうちのひとつです。一度潰れたと聞きましたが、再生したようで何よりです。お酒以外に八寸がふるまわれました。新潟の古町はじめ県内の花街はいずれも衰退気味ですが、新発田では若い人が中心になって盛り上げようとしているそうです。
2019.05.28
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(多事奏論)落書きと象徴と 値札をつけてしまっては 高橋純子2019年5月22日 朝日新聞 5月1日。令和最初の朝を迎えた私は令和最初の歯磨きをして令和最初の外出へと一歩を踏み出し令和最初の電車に乗って……ああもう飽きた。3行苦行。とにかくたどり着いたる東京都庁。庁舎は広い。迷っていたら親切すぎる案内板に遭遇した。 「『バンクシー作品らしきネズミの絵』 入り口」そう。世界的に有名なストリートアーティスト、バンクシーが都内の防潮扉に描いたとみられる落書き(グラフィティ)、小池百合子知事に「捕獲」されたネズミに会いにきたのだ。 *長い行列の最後尾につく。赤い規制線、うやうやしく飾られた落書き、隣に張り付く警備員。落書きネズミをまさかの厚遇。なんだか滑稽な光景だ。「バンクシーって誰やねん?」「知らん」と列の外からスマホで写真を撮っている家族連れがまぶしい。15分ほど並んでいよいよ対面。ん? あれ? 「これか」以外、何ら感情を喚起されない――と後日吐露したら、「そりゃそうですよ」と、毛利嘉孝・東京芸術大教授。「グラフィティアートは、描かれた場所込みの表現。その場から撤去した時点で価値はゼロになります」それでも知事は独特の嗅覚(きゅうかく)で、ネズミの公開が自分にとって何らかプラスになるとかぎ取ったのでしょうねえ、とうなずきあう。「商品化できるもの、お金になるもの、票になるもの、つまり使えるものは何でも使う風潮が強まっている。その一方で、使えないものへの無慈悲な排除が同時に進行していると思います」にうなずく。バンクシーに関する訳書がある毛利さんにはネズミ発見時にテレビ局の取材が殺到したが、質問はほぼ二つだったという。 「本物ですか?」「いくらですか?」 なるほど、そう言われてみれば……。 *ビタミンCはレモン〇個分。食物繊維はレタス×個分。面積は東京ドームの△倍……などなど、比較の基準にはそれぞれ定番があるが、このたび新星が登場した。 「新天皇即位はスーパーボウルの100倍」即位後初の国賓として日本政府の招待を受けたものの、当初さほど乗り気でなかったトランプ米大統領。米プロフットボールの王者を決める「スーパーボウル」を引き合いに、「その行事は日本人にとって、スーパーボウルと比べてどれくらい大きいものなんだ?」と聞いたら、安倍晋三首相が「だいたい100倍くらいだ」と答えたので、「だったら行く」となったのだそうだ。聞く方も聞く方なら答える方も答える方の、見事な割れ鍋に綴(と)じ蓋(ぶた)案件。梅干しの100倍酸っぱい日米のビューティフルハーモニー(当社比)。私は別に天皇を信奉する者ではないが、この報に触れた時はギョッとした。天皇に「値札」をつけない、政治的に利用しないことは、天皇を「国民統合の象徴」と位置付ける憲法を持つ国の、政治家の、最低限のルールだと考えるからである。天皇が統合の象徴たり得るのは、世俗の価値から離れたところに身を置き、実利をもたらさないことによって尊厳を保っているからだろう。100倍だろうが1万倍だろうが、値札をつけてしまったら象徴ではなく商品になり下がる。それで実利にしか関心がない「親分」の歓心を買おうなんて、三下(さんした)以下の所業ではないか。かてて加えて現政権は改元を憲法改正に利用する気満々だ。「令和元年という新たな時代のスタートライン」を強調する首相と、「令和になったらキャンペーンを張るしかない」「新しい時代になったら少しワイルドな憲法審査を」な側近。安い。今が買い替えのチャンス! 初回限定お急ぎください!って、変えるべきは憲法なの? 政治じゃなくて? どうすかそのへん。はい、今から30分間オペレーターを増員してお電話お待ちしています。(編集委員)新天皇即位を餌にトランプを来日させて、接待漬けです。安倍首相がトランプ接待で「大相撲の伝統」破壊! 天皇にもしない升席に椅子用意、スリッパで土俵にhttps://lite-ra.com/2019/05/post-4733_3.html なんともみっともないと感じるのは、私だけでしょうか。相撲は、腕組みして見るトランプが印象的でした。炉端焼きが1時間とは、ずいぶん短いですね。来日中のトランプ米大統領が26日、東京・両国国技館で大相撲夏場所千秋楽を観戦した。米大統領初の本場所観戦に国技館では異例の厳戒態勢が敷かれた。その影響で国技館周辺には長蛇の列もできたが、肝心のトランプ氏は観戦中も手をたたく姿は皆無で、腕を組む場面が目立った。異例の千秋楽の観客からは「トランプさんは何を考えたのだろう」という声も聞かれた。(毎日新聞 5-26)ゴルフに相撲、そして炉端焼きと、ゴールデンコースに続く新観光コースと思ったら外国紙も皮肉っぽく伝えていました。トランプ氏への厚遇ぶり報道=「ほぼ観光客」「相撲の伝統揺さぶる」-米メディア 時事通信社 2019/05/27 【ニューヨーク時事】ゴルフから大相撲観戦に炉端焼き-。米メディアは26日、国賓として来日したトランプ大統領に対する日本側の厚遇ぶりを大きく取り上げた。米紙ワシントン・ポスト(電子版)は、大統領がゴルフ場で安倍晋三首相と自撮り写真に納まり、東京・六本木の炉端焼き店での夕食会では和牛ステーキを楽しんだことなどを紹介。「大統領はほぼ観光客として1日を過ごした」と皮肉った。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(同)は異例ずくめとなった大統領の大相撲観戦の様子を詳報。升席では座布団には座らずに椅子に腰掛け、米国大統領杯の授与のために土俵に上がった際はスリッパを履いたことを伝え、「伝統に縛られた相撲界を揺さぶった」と評した。
2019.05.27
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少し前の報道です。韓国統計庁の2月27日の発表によると、昨年の同国の合計特殊出生率は0.98に落ち込み、1970年の統計開始以来の最低値となった。これを韓国メディアは「外部環境の影響を受けない中で1.0を割った。韓国が『世界初』だ」と報じたという。 環球網は「韓国の出生率がピークに達したのは4.54を記録した1971年」「1つの国が一定の人口規模を保ち続けるのに求められる出生率は2.1。韓国は半分にも達しておらず、経済協力開発機構(OECD)メンバーの平均値(1.68)より低い。韓国は出生率が世界で一番低い国になった」と説明。「第2次世界大戦後に一定規模以上の国・地域で1.0を割ったのは2度だけ。ソ連解体後と東西ドイツ統一の時期だ」と述べ、「これらはいずれも政権に巨大な変化が生じたことによる結果。だが、韓国は外部の衝撃を受けていないのに1.0を下回った。これは世界初だ」とした。 若い世代の就職難や家の購入が難しいなどの問題が韓国の「晩婚」「非婚」現象を加速させているとみられており、「高額な育児費や教育費も出産の足かせ」との分析もあるという。(Record China 3-3)少子化は先進国共通の課題ですが、これに関連して韓国人のインタビューが掲載されていました。(Question)韓国の出生率、1を割った理由は チョ永台氏2019年5月25日 朝日新聞 ■競争と一極集中、ゆとりを失う ソウル大学人口政策研究センター長・チョ永台氏 ――女性が一生に産む子の数を示す合計特殊出生率が、韓国は2018年に0・98と初めて1を割りました。 「ありえないことが起きている。1を下回る事態は社会の急激な変化、例えば東欧で共産主義政権が崩壊した際に起きた。ただ、1年ほどですぐ回復した」 ――韓国は違いますね。21年には0・86まで低下すると政府が推計しています。 「他の先進国と全く違う形で進んでいる。人間の基本的な本能に生存と再生産があるが、生存できない状態では再生産も考えられない。韓国では子を産み育てる年齢層の生存が脅かされている」 ――生存が脅かされる? 「最も深刻なのが競争だ。約8割が大学に進もうとし、小学生の時から塾をかけ持ち。地方大学に見向きもせず、ソウルの大学を目指す。卒業後も大企業は狭き門だ」 「運良く就職しても年功序列がないなか、同世代だけでなく上や下の世代とも競わされる。世論調査で多くの若者は『できれば子供を持ちたい』と答える。でも自分の経験を考えると、子供も幸せになれないと考える」 ――政府はどう対応しているのでしょう。 「文在寅(ムンジェイン)政権は、出生率低下の背景に若者の暮らしの質の問題があるとみて、月50万ウォン(約5万円)を就活生らに支給する青年手当の制度をつくった。だが自己開発に使うのが条件なので、労働市場で再び戦えという、競争を促す制度になってしまっている」 ――韓国に独特の現象といえるのでしょうか。 「フランスや日本で、みなが大学を目指し、みなが首都に住もうとするだろうか。人口が分散し競争が韓国ほど苛烈(かれつ)ではないため、暮らしの質が維持でき、ゆとりがある」 ――ソウルへの一極集中も関係があると? 「興味深い例がある。12年にソウルの行政機能の一部を移転した中部の新都市、世宗だ。昨年の出生率は1・56でソウルの0・76とは対照的だ。ソウルから2時間ほどで、当初は通勤する人が多かったが、徐々に定住する人が増え始め、さらに現地で公務員生活を始める新卒者が増えてきた」 「そのうち学校や病院など生活基盤が充実してきた。じゃあ、ここで子供を産み、育てよう――という人が増えた。経済成長も出生率も、地方重視がカギになることを示している」 (聞き手・神谷毅) * チョ永台(チョ・ヨンテ) 1972年生まれ。米テキサス大博士。専門は人口学。韓国の出生率低下や高齢化、人口減少と経済成長の関係について積極的に発信。ベトナム政府の人口政策顧問も務める。テレビで伝えられる韓国のニュースと言えば、徴用工と芸能人のスキャンダルだけですが、深刻な事態が進行しているようですね。ソウルへの一極集中と過度な競争社会。日本以上に国民が幸せを実感できない国なのでしょうか。日本も韓国同様少子化・人手不足です。「留学生」も入れると400万人も外国人が働いているそうです。出生率はすぐにはあがらないでしょうから、移民政策を確立して取り組む必要があります。「移民」を嫌う安倍政権ですが、現実は進行中。役所は政権への忖度をやめて取り組むべきでしょう。PS:同じ日の不作見込みなのに、お米の価格が下落という記事も気になりました。
2019.05.27
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元号決定から2か月近くたってようやく落ち着いたといった感じですが、制定過程と言い、こじつけのような説明といいやはり違和感はぬぐえません。令は命令を思い浮かべます。令夫人なんて、普通の人が目にするのは結婚式くらいでしょうか。「命令」以外だと「律令制度」で、こちらは、「れい」でなく「りょう」です。朝日新聞(4月10日)の記事ですが、興味深く読ませていただきました。少しくどいようですが、まとめてみます。1.新元号の読み方「令」を漢音で読めば「れい」だが、比較的古い呉音なら「りょう」だ。 太宰府で「万葉集」の「観梅の宴」を主催した大伴家持が想定したのは呉音だったろう から、「りょうわ」でもいいのでは?2.引用文からの選択 「諸春令月 気淑風和」から意味を成す2文字を選ぶなら、「淑和」もしくは 「和淑」。「令」は「よい、めでたい」という意味で「月」を修飾する。 「和」は「(風が)穏やかになる」という意味。「令と和」には直接の関係がなく、 結びつけるのは無理がある。昭和はルール通り。ルール無視で、漢文を知らないものの誤った選択?3.縁起の悪い題材「梅花の歌」の序文は、「古今」の「詩」(中国の漢詩)に詠まれた「落梅之編」に 触れる。「咲き誇る花ではなく、落ち行く花」で縁起がいいわけではない。 32首のうち旅人の歌は、「吾が苑に梅の花散るひさかたの天より雪の流れくるかも」 梅が散る様子を雪にたとえており、寒々しい時代になるとの解釈も可能。学識経験者?を集めた体裁も、難陳とはいえないものでした。令和元年の最大のイベントは消費増税。影響なしと政府は言っていますが、すでに消費は冷え込み輸出は陰り気味です。4.大陸文化の軽視は、日本の伝統を否定 日本の文学は中国古典に多くを学び、発展してきた。古事記や日本書紀、万葉集も中国の古典にさかのぼる可能性が高い。「初の国書」という日本独自の歴史や文化をわざわざ強調する政府の姿勢が、大陸 伝来の文化を基盤とする日本の伝統を軽視している。 そもそも大伴旅人が「観梅の宴」を開いた太宰府は、唐や新羅の使節が訪れて交流 した場所でもある。文選と万葉集のダブル典拠とするのが適切。と、4点について論じています。いつもながらのこうした記事を反日と叫ぶネット右翼は無視して、考案者であることを否定して、新元号を自画自賛し「うるわしい平和」とする中西さんの反論も聞いてみたいものです。PS:テレビ朝日の白い巨塔を見たら、なぜ元号とは無関係な山中教授がメンバーになったのかわかるような気がします。つまらないテレビ番組に引っ張り出さずに、研究に専念させてあげたいですね。
2019.05.26
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セザール賞主要十部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、主演男優賞、撮影賞、録音賞、編集賞、美術賞、音楽賞)受賞。アカデミー外国語映画賞ノミネート。フランソア・ トリフォー監督最大のヒット作で、1980年の作品です。ストーリー:第二次大戦中、ナチ占領下のパリ。人々は夜間外出を禁止され、地下鉄の終電車に殺到する。この混乱の時代は、しかし映画館や劇場には活況を与えていた。そんな劇場の一つモンマルトル劇場の支配人であり演出家のルカ・シュタイナー(ハインツ・ベネント)は、ユダヤ人であるため、南米に逃亡し劇場の経営を妻であり看板女優のマリオン(カトリーヌ・ドヌーヴ)にまかせていた。彼女は、今、ルカが翻訳したノルウェーの戯曲『消えた女』を俳優のジャン・ルー(ジャン・ポワレ)の演出で上演しようとしていた。相手役には新人のベルナール・グランジェ(ジェラール・ドパルデュー)が起用された。ジャン・ルーは、この戯曲の上演許可のため、ドイツ軍の御用批評家ダクシア(ジャン・ルイ・リシャール)とも親しくしているというやり手である。連日稽古が続けられるが、稽古が終ると、ベルナールはカフェで数人の若者たちと会って何か相談し合っており、一方マリオンは暗闇の劇場に戻って地下へ降りていく。地下室には、何と、南米に逃げたはずのルカが隠れていたのだ。夜マリオンが会いに来るのを待ちうけ、昼は、上で行なわれている舞台劇の様子を通風孔の管を使って聞き、やってくるマリオンにアドバイスを与えた。つまり、彼は地下にいながら、実質的な演出者だったのだ。初演の日、『消えた女』は、大好評のうちに幕をとじるが、ルカは満足しなかった。そして、翌日の新聞でダクシアは酷評を書いた。マリオンは、舞台の稽古をしながら、いつしかベルナールに惹かれている自分を感じていたが、あるレストランで彼がダクシアに酷評の謝罪を迫ったことで彼に怒りをおぼえた。『消えた女』は好評を続けるが、ベルナールがレジスタに参加するために劇場を去ることになったある日、初めて会ったルカから「妻は君を愛している」と言われ動揺するベルナール。そしていよいよ彼が去る日、二人ははじめて結ばれた。連合軍がノルマンディーに上陸し、パリ解放も目前に近づいた。ルカは屋外に出ることが実現し、ダクシアは国外に逃亡する。そして、マリオンは、愛する夫の演出で、愛する若手俳優ベルナールと共演し、艶やかな笑顔で観客に応えているのだった。カトリーヌ・ドヌーブ(当時37歳)の美しさに見とれてしまい終わってしまいました。ナチの占領という異常事態で揺れる女ごころですね。そして、トリフォーお得意の三角関係?おとなの恋愛映画でした。やはりフランスです。トリフォーのオリジナル脚本ですが、モデルがいます。· ジャコ少年のモデルは当時10歳だったトリュフォーであるが、実際にたばこの葉を栽培していたのはトリュフォーの祖父である。· ルカのモデルはルイ・ジューヴェで、実際に彼が自分の劇場の地下室に隠れていたという噂があった。また、マルセル・カルネ監督の『悪魔が夜来る(フランス語版)』や『天井桟敷の人々』の美術監督アレクサンドル・トローネルと作曲家ジョゼフ・コスマの仕事は、実際に地下室に身を隠しておこなわれたという事実もある。· ダクシアのモデルは「演劇界の帝王」とよばれていた悪名高い親独派の劇評家、アラン・ロブロー(フランス語版)。· ベルナールのモデルはジャン・マレーで、彼の自伝『美しき野獣』のなかに、ジャン・コクトーの芝居『地獄の機械』を酷評したアラン・ロブローをマレーがどしゃ降りの雨のなかで殴りつけたというエピソードがある。· ジャン=ルーのモデルは劇作家のサシャ・ギトリで、FFI(フランス国内軍)に捕らえられてパジャマ姿のまま連れ出されるエピソードも実話にもとづいている。· マリオンには直接的なモデルはいないが、当時の新聞に「現在の女性にとっての流行の先端を行く職業は劇場の支配人」という記事を読んだトリュフォー監督の創作である。(ウィキ)背景が書割に変わるラストも楽しませてくれます。そして出演した役者紹介もいいです。Le Dernier Métro Trailerhttps://www.youtube.com/watch?v=lxxxzSi8Z34 【予告】没後30年フランソワ・トリュフォー映画祭https://www.youtube.com/watch?v=ih29XBtM3xg トリフォー作品で1本と言われたら、これです。Les deux anglaises et le continent(恋のエチュード) -Epiloguehttps://www.youtube.com/watch?v=QHqRGG9ZhSkPS: 戦争が終わって、戦時中見ることができなかった欧米の映画が敗戦国日本で封切られました。それを見た多くの日本人が思ったそうです。こんな素晴らしい映画を大金をかけて作っていた国々と闘っていたのかと。ドイツに占領されていたフランスも例外ではありません。マルセル・カルネの天井桟敷の人々はそんな一本ですね。米国の風と共に去りぬは1939年の制作ですが、公開は戦後の1952年。戦争前に公開されていたら、愚かな戦争をしようとは思わなかったでしょう。米国の強大さを認識しながらばくち好きの軍人の口車にのった昭和天皇も愚かです。
2019.05.26
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朝日新聞 4月6日どんな経緯で市長に立候補したのか不明ですが、やっていることは真っ当なようです。弱い農家を集めて協同組合を設立して、バーゲニングパワーを強めるという政策ですね。市長公用車の廃止、水道料金の値下げ、会議の公開、オープンな市長室といったあたりが、市長特権にあぐらをかいていた従前の市長と違うことでしょうか。公共事業と言いながら、実際は住民のニーズよりも支援を受ける土建会社の仕事確保が目的の地方の保守政治よりもいいです。ごたぶんもれず当市も水道料金が値上げされます。以前県内の原発のある町に旅したら、立派な建物がたくさん立っていました。原発が建設され続けるならお金も入ってくるのでしょうが、7基も作ってしかも休止中ではカネも入らず維持費が大変なようです。市長は、新たな仕事を呼び込むために今度は廃炉を叫んでいます。使用済み燃料=核のゴミの保管料もほしいとか。貧すれば鈍するといったところですね。
2019.05.25
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実話をもとにしたスピルバーグの2002年の作品です。原題のCatch Me If You Canは、「できるもんなら捕まえてみろ」の意味で、鬼ごっこの時の掛け声で、「鬼さんこちら」に当たるものです。ストーリー:1963年、NY州ブロンクスヴィル。16歳のフランク・アバグネイル・ジュニア(レオ ナルド・ディカプリオ)は、両親の離婚のショックから家を飛び出し、生きるために小切手詐欺を思いつく。だが偽造小切手は怪しまれやすい。そこでパイロットの制服を手に入れた彼は、人々をあざむきつつ、提携する航空会社の飛行機で世界中をタダで飛び回る。やがてFBIが動き出す。ベテラン捜査官のカール・ハンラティ(トム・ハンクス)は躍起になって犯人を追うが、なかなか正体をつかめない。そんな中、フランクは偶然行った病院で新米看護婦ブレンダ(エイミー・アダムス)に一目惚れし、その瞬間、小児科医に変身。病院に就職してしまう。ブレンダの心も手に入れ、彼女の父親(マーティン・シーン)が検事だと知ると、今度は弁護士になりすまし、ブレンダの父が経営する法律事務所に就職。だがブレンダとの婚約パーティーの時、ついにカールらFBIが乗り込んできた。フランクはブレンダにすべてを話して逃げたが、彼女に裏切られ、ついに逮捕されてしまう。しかしフランクは、偽造小切手を見破る能力を高く評価され、FBIで働くようになるのだった。小気味よいテンポで展開する犯罪コメディ映画でした。それにしても、16~21歳の若者が、パイロット、医者、弁護士になってよく騙せたと思います。相当の老け顔だったのでしょうか?パイロットで騙せたのは制服の力も大きかったのでしょう。60年代の再現映像も楽しめました。空の旅といえばパンナムの時代で、NYのパンナムビルも映っていました。私も家内の希望で一度だけ乗ったことがあります。Frank Abagnale (2007)フランク・ウィリアム・アバグネイル, ジュニア(Frank William Abagnale, Jr.、1948年4月27日 - )は、アメリカ合衆国のセキュリティ・コンサルタント。以前行なっていた信用詐欺、小切手詐欺、身分詐称、脱出などの犯罪歴で知られる。航空機パイロット、医師、連邦刑務局職員、弁護士など少なくとも8回の身分詐称を行なったことで有名になった。21歳になるまでに警察の拘留から2回逃れ、うち1度は空港誘導路、もう1度は連邦刑務所からであった。5年以内に出所し、その後連邦政府に勤務。現在連邦捜査局アカデミーや現場事務所でコンサルタントや講師をしている。また他に金融詐欺のコンサルタント会社アバグネイル・アンド・アソシエイツを経営している。 1980年、彼の人生のストーリーを織り込んだ自伝『Catch Me if You Can 』をスタン・レディングと共著で出版。これを基にした映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』が2002年に公開され、2011年4月よりブロードウェイでミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の上演が開始された。( ウィキ)
2019.05.25
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天皇即位騒ぎで始まった5月もあと1週間ほどです。今年は雨の少ない暑い5月でした。米国シアトルのケリーパークです。世界の公園トップ25にも選ばれたこともある公園だそうです。シアトル市内を一望できるビュースポットですが、歩いても行けるとか。後ろに見えるタワーは、184mのスペース・ニードル。1962年の世界博覧会の時に、建設されたものです。159mのところには、展望台や回転レストランがあるそうです。シアトルというと、マリナーズ、マイクロソフト、ボーイングがうかびます。サンフランシスコへは行ったことがありますが、シアトルへは行ったことがありません。野球好きでもないので多分行くことはないでしょう。美女だけ拝ませていただきます。
2019.05.24
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「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で有名なジェームズ・M・ケインの1941年の小説『ミルドレッド・ピアース』の映画化で、「カサブランカ」のマイケル・カーティスが監督、ジョーン・クロフォードが主演の1945年の米国映画です。クロフォードにとってはMGMからワーナー・ブラザースへ移った最初の主演作で初のアカデミー主演女優賞受賞作品です。ストーリー:ある夜、地元の名士モンティ・ベラゴンが射殺される。事件の容疑者として被害者の妻ミルドレッドの元夫バート・ピアースが逮捕されるが、ミルドレッドは刑事に「バートは犯人ではない」と主張する。凶器の拳銃がバートのものであり、アリバイがない上に犯行を否定しないバートが犯人でないと言い張る理由を問い質されたミルドレッドは事件に至るまでの経緯を語り出す。 4年前、平凡な主婦だったミルドレッドは、不動産屋を経営していた夫バートが職を失い、しかも浮気していることからバートを家から追い出す。2人の娘をこれまで通り、上流階級の娘のように育てたいミルドレッドは職を探すが、専業主婦だった彼女に職は見つからない。しかし、偶然入った大衆食堂が人手不足と知ると、その場で自分を売り込み、ウェイトレスとして働くことになる。すぐに優秀なウェイトレスになったミルドレッドだったが、そんな仕事をしている母親を長女ヴィーダは恥ずかしいとなじる。ヴィーダを叱りつけたミルドレッドだったが、これをきっかけに自分でレストランを経営したいと思うようになる。 夫バートのかつてのビジネスパートナーだった友人ウォーリーの紹介で、金に困っている富豪モンティ・ベラゴンが所有する物件を手に入れたミルドレッドは、自分の店の開店準備を進める。そんなミルドレッドに惹かれたモンティは彼女に積極的にアプローチし、2人は深い仲となる。ところが2人で過ごした後に家に戻ったミルドレッドは次女ケイが急病で倒れたことを知る。慌てて駆けつけるが、ケイはあっけなく息を引き取る。 ミルドレッドの店は、ビジネスパートナーとなったウォーリーとウェイトレス時代に親友となったベテランウェイトレス、アイダ・コーウィンの働きもあり、開店初日から盛況となる。その後も店の経営は順調に進み、3年で5店舗を抱えるレストランチェーンとなる。 一方、ヴィーダは母親の恋人モンティとともに過ごすことが多くなり、彼の贅沢な生活に触れる中で、額に汗して働く母親を一段と見下すようになる。ところが、モンティは実質的に破産しており、彼の贅沢な生活はミルドレッドによって支えられていたのだ。その状況にミルドレッドは、ヴィーダをこれ以上堕落させたくないと、モンティに別れを告げる。 ところがヴィーダの奔放な生活は変わらない。金持ちの息子と関係を持ち、嘘の妊娠で示談金をせしめたことを知ったミルドレッドは激しい衝撃を受ける。しかも、ヴィーダは母親を含め、今までの自分の生活の全てと縁を切るためには金が必要だったのだと言う。ミルドレッドは激怒し、ヴィーダを家から追い出す。 しばらくして、音信不通のヴィーダがウォーリーの経営する酒場で歌手として働いていることを知ったミルドレッドは、ヴィーダを取り戻すために、ヴィーダが望む「モンティのような生活」を手に入れようと、モンティと結婚し、彼の屋敷を手に入れる。しかし、この結婚は愛のない契約に過ぎず、モンティは結婚の「対価」としてミルドレッドの会社の共同経営者となる。 希望通りにヴィーダを取り戻したミルドレッドはこれまで以上にヴィーダに贅沢な生活をさせる。しかし、これにより会社の経営は著しく悪化、しかもモンティが会社の株を売っていると知ったミルドレッドは、意を決し、かつてバートが残していった拳銃を手にモンティの下に向かう。しかし、そこでミルドレッドが目にしたのはモンティがヴィーダと抱き合い、愛を交わしている姿だった。ショックを受けるミルドレッドに、開き直ったヴィーダはモンティが愛しているのは自分だと追い討ちをかける。ミルドレッドがその場から逃げ出すと、モンティはヴィーダに「お前のようなあばずれと結婚する気はない」と告げる。怒ったヴィーダはミルドレッドが落としていった拳銃でモンティを撃ち殺してしまう。銃声を聞いて戻って来たミルドレッドは、ヴィーダの頼みを断り切れず、ヴィーダの犯行を隠す工作をすることになる。 ミルドレッドはウォーリーに罪を着せようとしたが失敗、自分が殺したと告白する。しかし、犯行時刻にヴィーダが現場にいたことを突き止めていた警察は、高飛びしようとしていたヴィーダを既に捕まえていた。ミルドレッドはそれでもヴィーダをかばおうとするが、ミルドレッドが全て話したという刑事の嘘を信じたヴィーダが母親をなじったことでヴィーダの犯行が明らかになる。 憔悴し切ったミルドレッドはバートに支えられ、2人で警察を後にする。 (KINENOTE)回想形式でドラマが進行します。犯罪ミステリーですが、女性の一代記+母娘の愛憎劇でもあります。主演のクロフォードが魅せてくれ、アカデミー主演女優賞に納得です。1945年の映画です。大女優のアカデミー賞受賞作品ですが、公開時期を逸したようで日本未公開作品です。プロローグで桟橋から入水自殺しようとする風情のミルドレッドを警官が見咎めて、"lf you take a swim, l'd have to take a swim."(あなたが泳ぐと、私も泳がなければならない)といさめます。豪華な毛皮です。サンタモニカに建つ別荘。いかにも当時の水着です。たぶんこの作品が戦後すぐ公開されていたら、敗戦国の日本国民はこんな豊かな国と戦争していたことに驚いたことでしょう。黒人のメイドが出てきますが、甲高い声のステレオタイプでした。人種差別まる出しの時代だったのですね。
2019.05.24
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ロバート・アルドリッチ監督で、ベティ・デイヴィスとジョーン・クロフォード、往年の二大女優競演の1962年の米国映画です。134分のモノクロ映画です。カラーの案もあったそうですが、視覚効果を高めるためだそうです。題名は知っていましたが、観たのは初めてです。ぐいぐい引き込まれるストーリー展開で、一気に観てしまいました。ストーリー:ジェーン・ハドスン(ベティ・デイヴィス)は6歳の時から名子役として、その芸達者をうたわれ、ベビイ・ジェーンの芸名で稼ぎまくっていた。(1917年)やがて年が経った。(1935年)ジェーンは子役としての魅力を失い、代わりに姉のブランチ(ジョーン・クローフォード)が美しいスターになった。彼女が人気絶頂の時、突然の自動車事故で生涯不具の身となった。が、一緒に乗っていたはずのジェーンはかすり傷ひとつさえも負わなかった。年月が経った。(1962年)まだその事件を覚えているのは、ジェーンとブランチだった。2人は古屋敷に孤独の生活を続けていた。その孤独を破るのは、掃除婦だけだった。ジェーンの次第に度を越してくる異常な行動や飲酒癖は、ブランチを極度の不安に陥れた。ある日、ジェーンは、突然カムバックを夢見て少女時代そのままの舞台衣装を注文した。ブランチは不自由な体で電話をかけようとした時、ジェーンにみつかり、部屋に入れられ、唇にテープを貼りつけられて、ベッドにくくりつけられた。そして、それを見た掃除婦はハンマーで殺された。夜明け、ジェーンはブランチを海岸に連れていき、彼女を生き埋めにするかのように大きな穴を掘った。ブランチは最後になって初めて告白した。少女時代、妹ジェーンの影に育ったブランチは、自分が映画スターになってもその復讐を忘れず、彼女を不具にしようと自動車事故を起こしたのだ、と。が結果は逆になってしまった……。それを聞いたジェーンの態度が変わった。その狂った心に、ある優しさをよみがえらせたのだった。「アイスクリーム買ってあげるね。」ジェーンはアイスクリームを買いに町へ行った。そして警官に捕らえられると周囲の群衆を見回して、突然、気どった身ぶりで自分が6歳の時に喝采をはくした、その演技を始めるのだった。(KINENOTE)精神的に不安定な(あるいは狂った)高齢の女性を主人公とする、サイコ・ビディ(Psycho-biddy)というジャンルの元になった作品です。ヒートアップしてゆくベティー・デービスの怪演ぶりが、すごいです。往年の大女優はこの作品で復活です。私的にも仲が悪い二人ですが、こんなエピソードも周囲の心配をよそに撮影現場では諍いごとを起こさなかったベティとジョーン。しかし、実は水面下で壮絶な闘いが繰り広げられていた。こっそりと電話を使おうとしたブランチにジェーンが暴行を加えるシーンでは、ベティは偶然を装って本気でジョーンの頭を蹴りつけて怪我をさせてしまう。一方、ジェーンがブランチをベッドから引きずりおろすシーンでは、逆にジョーンがわざとベティに体重をかけたため、ベティは腰を痛めて入院してしまった。さらに、ジェーン役でベティがアカデミー主演女優賞にノミネートされると、ノミネートされなかったジョーンはアンチ・ベティ・デイヴィスのキャンペーンを敢行。ベティ・デイヴィスに投票しないようにとアカデミー会員に呼びかけて回ったのだ。授賞式当日、プレゼンターとして登場したジョーン・クロフォードは高らかに受賞者であるアン・バンクロフトの名前を読み上げ、満面の笑みでベティを見下ろした。こうして2人の確執は決定的なものとなってしまったのだ。ちなみに、1977年にジョーン・クロフォードが亡くなった際に、ベティ・デイヴィスはこう語っている。“死者を悪く言うのはいけないことよ。いい事だけを言わないと。ジョーン・クロフォードが死んだ。いい事だわ。”ベティ・デイヴィスは、ジョーン・クロフォードに対しては「彼女の使った後の便座だけには座りたくない」と発言したことはあまりにも有名。また、前述した『ふるえて眠れ』の主演にあたり、ジョーン・クロフォードとの共演を拒絶し「ペプシ・コーラのセールス・ウーマンと共演するなんて真っ平ごめん」と言って、大嫌いな彼女を降板させた経緯がある。http://angeleyes.dee.cc/joan_and_bette/joan_and_bette.htmlデイヴィスは他の女優が嫌がる様な役や尻込みする役を積極的に演じ、しかも迫真の名演技で賞賛され、スクリーンで観客を釘付けにした。「フィルムのファースト・レディ」("The First Lady of the American Screen") と呼ばれるゆえんです。 主な撮影は約1か月で終了したと伝えられている。低予算が大ヒットに化ける走りの一作であり、本作の場合、約75万ドルと云われる製作費を僅か11日間で回収し、公開一年後には約900万ドルの興行成績を記録した。これは現在の貨幣価値で、約7,250万ドルを優に超える額だと換算されている。こわいもの見たさというのは、いつも映画の魅力のひとつです。何がジェーンに起ったか? 予告篇【作ってみた】https://www.youtube.com/watch?v=qS3UaDf0APA What Ever Happened to Baby Jane? (1962) Official Trailer - Bette Davis Moviehttps://www.youtube.com/watch?v=Cth9aakWf38 海外ドラマ「フュード/確執 ベティvsジョーン」予告https://www.youtube.com/watch?v=1wAar0G-GBo
2019.05.23
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昨日見たNHK逆転人生「世界最大級のネット炎上」が興味深かったです。弁護士・唐澤貴洋さんの逆転劇、自らの炎上被害を振りかえる絶体絶命の状況でも希望を失わずに大逆転した、現実にあったことを紹介するドキュメンタリー番組『逆転人生』(NHK)。5月20日の放送回では、ネットで世界最大級の炎上に見舞われた弁護士・唐澤貴洋さんの逆転劇が放送される。 数年前、ネット掲示板で中傷を受けた依頼者の弁護を引き受けた唐澤さん。ところがその炎上が飛び火し、「唐澤をナイフでメッタ刺しにする」という殺害予告まで飛び出し、カッターの刃を送りつけられたり、先祖の墓を荒らされるなど、職場や家族を巻き込む事態に。 「顔の見えない人たちから『殺す』と言われ恐怖でした」と当時を振りかえる唐澤さん。のべ100万回以上の殺害予告といわれる数は、ジャスティン・ビーバーの1200万回に次ぐ世界第2位ともいわれ、デマが拡散されマスコミにも連日追われていた。 そんななか、かつて殺害予告を繰りかえしていた人物から「直接会いたい」と連絡が入り、面会を決意する。今回、この元加害者との直接対決の場にカメラが潜入し、加害者への憎しみや恐怖から解放されるまでの唐澤さんの逆転劇を追う。この模様は20日・夜10時からNHK総合で放送。https://www.daily.co.jp/leisure/kansai/2019/05/17/0012343364.shtml NHKのHPです。 ネット上で誹謗(ひぼう)中傷が殺到し収拾のつかなくなる『炎上』。ネット史に名を残す最大級の炎上に直面したのが、弁護士の唐澤貴洋さん(41)。ネット上で受けた殺害予告はのべ100万回以上。あのジャスティン・ビーバーに次ぐ“世界2位”の数だ。いざ炎上に見舞われると、生活はどうなってしまうのか?危機的な状況をどう打開したらいいのか?本人目線で世界最大級の炎上を追体験しながら、逆転のノウハウをお届けする。https://www4.nhk.or.jp/gyakuten-j/x/2019-05-20/21/3091/1795008/ 番組でネット中傷者の素顔が明かされます。初期の頃なので、ネットに詳しい少年でした。殺害予告犯も出てきます。こちらは成人ですね。そのほか脅していた10数人も逮捕された旨、報じられていました。再放送予定は24日、27日の2回です。https://www4.nhk.or.jp/gyakuten-j/2/ 「炎上弁護士」は、「いいがかり」といっていました。いちゃもんコメントならぬ、いいがかりコメントですね。 番組では、相手にしないのが一番といっていましたが、学校や職場でも阻害されてネットでも相手にされないのではネット中傷者は救いようがないですね。「書き込めれば何でもよかった。」なんて、心情を吐露したものもあります。彼らにネットで中傷された元文科省の事務次官前川さんは、「学び直しが必要」と言っていましたが、まっとうな教育を受ける機会がなかったのかもしれません。官邸の情報に踊らされた読売新聞もダメです。もっとも、「死ね」と露骨にコメントすると刑事事件になると思っているのか最近は、ふぁみり~某のように「早く死んでください。」なんてのもあります。「市ね」なんてのも見かけました。本人は、頭を使ったつもりなのでしょう。これで通用すると思うところが、なんとも幼稚です。件の炎上弁護士さんは、自身の経験を生かしてネット炎上や中傷問題に力を入れるそうです。そういえば、以前クローズアップ現代でもお見かけしました。刑事事件とのグレーゾーンや民事事件でのご活躍をご期待します。
2019.05.22
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アメリカのタバコ産業の不正を告発したTVプロデューサーと大手タバコ会社副社長を描いた骨太の社会派ドラマで、実話を基にした1999年の米国作品です。ストーリー:CBSの人気報道番組『60ミニッツ』のプロデューサー、ローウェル・バーグマン(アル・パチーノ)はタバコ産業の極秘資料を入手。彼は全米第3位の企業ブラウン&ウィリアム(B&W)社の元研究開発部門副社長ジェフリー・ワイガンド(ラッセル・クロウ)と接触。彼はB&W社が利潤追求のためタバコに不正な手段で人体に有害な物質を加えているという秘密を握っていたが、病気の娘の医療手当をはじめ家族の生活を守るため、B&W社の終身守秘契約に同意していた。彼がマスコミと接触したことを知った社は、陰日向に彼とその家族に圧力と脅迫を加える。信念と生活への不安の板挟みでワイガンドは苦悩するが、ついに『60ミニッツ』のインタヴューに応じ、法廷で宣誓証言することを決意。番組の看板ジャーナリスト、マイク・ウォレス(クリストファー・プラマー)のインタヴュー収録も終わったが、ここで問題が発生。CBS上層部はタバコ産業との訴訟沙汰を恐れ、番組ではワイガンドのインタヴューをカットして放映する決定を下したのだ。さらにタバコ産業はワイガンドの旧悪を暴露するアンチキャンペーンを展開。バーグマンも『60ミニッツ』を降板させられた。だが、彼は事件の真実を『ニューヨークタイムズ』にリーク、全てを表ざたにして、ついに番組の放映を実現させるのだった。(KINENOTE)アル・パチーノとラッセル・クロウと聞いただけで観たいと思う作品でした。内部告発者に対して、脅迫などのいやらしい圧力がかけられます。CBSの本社も訴訟リスクを恐れて腰砕けで、一時は万事休すでしたが最後は勝利です。過去が暴かれ離婚、CBSへの信頼喪失など苦い勝利でした。「7人のこびと」と揶揄されたたばこ会社の7人の社長です。それにしても、体に悪い毒物であるタバコを作って売るなんて、どんな料簡なのでしょう。諸外国並みの税金を課して、販売を抑制すべきです。ひと箱1000円にして、がん予防です。専売公社からJTになった会社の製品を食べたいとは思いません。内部告発者の人格を貶めるやり方は、昨年の前川次官を貶めるやり方と同じです。読売新聞はあっさりこの公安・官邸情報に飛びつきましたが、ウォールストリートジャーナルやニューヨークタイムズは違いました。御用新聞と言われるゆえんです。ラストでバーグマンがCBSを去る時の「もう、情報提供者に大丈夫とは言えないからだ」というセリフが印象的でしたが、インタビューアーのマイク・ウォレスが「名声はすぐ忘れられるが、不名誉はずっと記憶される。」というのも印象に残りました。そんなことにお構いなしの人もいるようですが、功成り名を遂げた人は、死後の評価も気になるものなのですね。ワインガンドの家庭は戻りませんが、その後も高校教師を務め優秀教師に選ばれたというナレーションが救いです。ジェフリー・ワイガンド(Jeffrey Wigand, 1942年 - 、ニューヨーク生まれ)は、かつて大手タバコメーカーのブラウン・アンド・ウィリアムソン(B&W)社の研究開発担当副社長であった。 CBSニュースの番組「60 Minutes」において、B&W社がニコチンとタバコの健康への影響の調査データを改竄(かいざん)しようとした行いを暴露したことで 内部告発者になった。このことでワイガンドは、匿名の脅迫を受けたと訴えた。 この事件は映画『インサイダー』で描かれ、ラッセル・クロウがワイガンドを演じた。 ジェフリー・ワイガンドはニューヨーク市ブロンクス区にあったカトリック教徒の家庭で育った。子供時代に両親はニューヨーク州内のフェザントバレーへ引っ越す。 ニューヨーク州立大学バッファロー校理学部卒、ニューヨーク州立大学バッファロー校理学研究科博士課程修了。ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどいくつかの健康産業を経て、ユニオンカーバイド東京支社のマーケティングディレクター、テクニオンインスツルメンツ社の副社長を歴任。 1989年1月にブラウン・アンド・ウィリアムソン(B&W)社に入社。研究開発担当副社長となるが、1993年3月24日に解雇された。その後、ブラウン・アンド・ウィリアムソンの内部告発者として報道されるようになった。彼の日常生活は、B&W社による嫌がらせや家族に対しての脅迫などで崩壊したが、1年半後、ワイガンドは高校で教鞭をとり始め、今日まで続けている。最初の妻リンダと1970年に柔道教室で出会った。結婚のすぐ後に、リンダは多発性硬化症を発症し、離婚することになった。ジョンソン・エンド・ジョンソンで働いているとき、1981年に彼は2番目の妻ルクレティアに出会った。 柔道有段者。東京駐在の経験があり、ある程度日本語が話せる。 (ウィキ)The Insider - Trailer - HQ - (1999)https://www.youtube.com/watch?v=5rkvxi5hdbA PS:終身守秘契約私の場合は、3年間でした。もう真実を話しても、訴えられることはないでしょう。
2019.05.22
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二日間にわたって自衛隊のパレードと訓練展示を見て感じたのは、自衛隊が旧日本軍にもどって来ているということです。国内に反対勢力がなくなったことで、予想以上に進んでいます。多くの憲法学者が指摘するように自衛隊は違憲の存在です。戦後の東西冷戦のあだ花のような存在です。冷戦が終了した今、その存在意義はなくなったはずですが、仮想敵国をソ連から中国に変えて存続を図ろうとしています。さすがにGDPが2~3倍もありいずれ米国を凌駕する国を仮想敵国と名指しするのははばかれるのか、時の政権は昨年まで北朝鮮のミサイル発射を煽り立てていました。その後の変貌ぶりは、ご存じのとおりです。最近では、無条件で交渉とまで言い始めました。主体性なんてこれっぽっちもない外交姿勢です。自衛隊は今や年間5兆円も使う一大産業です。米国の兵器や製品を高額な値段で買うための組織です。墜落した最新鋭のF35戦闘機が140億円と聞かされて、それが高いのか低いのかわからない人でも装備品の灰皿が、10万円だ100万円だと聞かされれば?と思うでしょう。高額な兵器を買わされるので、一般隊員用の消耗品がカットされているそうです。国会では、使用するトイレットペーパーの長さまで決められていると紹介されていました。展示で対応していただいた隊員の方にお話をお聞きしましたが、上のことはわからないという返答でした。実質的なノーコメントですね。生の声が聞けるとよいですが、OBであっても守秘義務などがあって難しいのでしょう。特定機密というのもありますね。軍隊は国(天皇制という国体)を守っても、国民や市民は守らない。そんな思いを持つ人が、当地には多かったです。それは、終戦間近の原爆投下騒ぎで、軍隊がいち早く逃げたことによるものです。詳細は不明ですが、見聞した市民から昭和の終わり頃まで口伝えで伝えられていました。軍隊がいち早く逃げたといえば旧満州ですが、国内も変わらないようです。樺太は?新潟がゴーストタウンになった日。知事が命じた「原爆疎開」終戦まであと2日に迫った1945年8月13日、新潟市はゴーストタウンのような状態になっていた。市街地はもぬけの殻で、人影は全くなかった。「次に原爆が落ちるのは新潟」と判断した県が知事布告を発令し、新潟市民の強制疎開を命じたからだ。一体、何が起きたのか。https://www.huffingtonpost.jp/2015/08/12/niigata-ghost-town-1945_n_7980210.html 自国の軍隊でさえこれですから、外国の軍隊が守ってくれるなんて思うのはフィクションでしょう。米軍が首都圏に展開しているのは、日本の軍国主義が復活するのを抑えるためでした。今は、軍事的な圧力を加えて従わせるためですね。今は、幹部を米国で教育して、世界の「警察官」米国の別動隊として育成しています。朝鮮戦争を終結させて、その関連施設を日本から撤去してほしいです。政府は戦争放棄、交戦権の否定の憲法を世界に宣伝し、戦争をしない国であることを改めて宣言してほしいと思います。自衛隊は、羊のような実力組織でいいでしょう。張子の虎は、周辺諸国を刺激するのでNGです。隊員の命を守るためにも、国民にとってもそれが最善です。
2019.05.21
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ブライアン・デ・パルマ監督、アル・パチーノ主演なので観た1993年の作品です。ニューヨーク州最高裁判所の元判事エドウィン・トレスの同名小説、およびその続編『それから』を原作としたものですが、同判事もプエリトリコ出身です。それにしても判事が小説を書くなんて、米国ですね。ストーリー:1975年、ニューヨーク。カリート・ブリガンテ(アル・パチーノ)は、組織のお抱え弁護士クレインフェルド(ショーン・ペン)の尽力で、30年の刑期を5年で終えて出所した。かつては麻薬王としてならした彼も、今度こそ足を洗い、バハマのパラダイス・アイランドでレンタカー屋を営むことを夢見ていた。だが、従兄弟の麻薬取引のトラブルに巻き込まれたカリートは、心ならずも手を血で染める。彼は昔なじみのサッソ(ホルヘ・ポルセル)のディスコに、死んだ従兄弟の金を投資し、儲けを貯め始める。街はすっかり様変わりし、信頼していた仲間のラリーン(ヴィーゴ・モーテンセン)は検事となって偵察にきたうえ、チンピラのベニー・ブランコ(ジョン・レグイザモ)がのしていた。昔の恋人であるダンサーのゲイル(ペネロープ・アン・ミラー)と再会したカリートは、彼女への愛に生きることを誓う。その頃、コカインと汚れた金に溺れていたクレインフェルドは服役中のマフィアのボス、トニー(フランク・ミヌッチ)に脅され、脱獄の手引きをさせられる。彼に恩義があるカリートは断りきれずに手を貸す。だがクレインフェルドは深夜のイーストリヴァーで、脱獄したトニーとその息子フランクを殺す。間もなく彼はマフィアに命を狙われて重傷を負う。一方、ノーウォーク検事(ジェームズ・レブホーン)はカリートに、クレインフェルドの犯行を証言すれば免罪にすると司法取引を持ちかける。検事は、彼がカリートをハメようと虚偽の証言をしたテープを聞かせた。カリートは取引に応じず、裏切り者のクレインフェルドをマフィアに殺させるように仕向けてカタをつけた。ゲイルと落ち合うグランド・セントラル駅へ急ぐカリートは、追って来たトニーのもう一人の息子ヴィニー(ジョゼフ・シラーヴォ)一味と構内で壮絶な銃撃戦を演じる。ゲイルと列車に乗り込もうとした瞬間、カリートは寝返った用心棒のパチャンガの手引きでベニーに撃たれ、静かに息絶えた。 前半はやや退屈ですが、後半は畳みかけるような展開で楽しめました。ショーン・ペンは怪演でした。グランドセントラル駅での銃撃戦は、アンタッチャブルを思い出させます。悪徳弁護士に司法取引、出世目当ての検事と、この頃はまだ米国の話しと思っていましたが、今はそうでもないようです。ゴーンが起訴されたのに、西川が不起訴だなんて、高額報酬や私物化は似たり寄ったりなのにと思った人も少なくないでしょう。不正検査の反省もしない会社で、なくてもよい会社です。トップレスバーやディスコもなつかしかったです。エンドシーンの最後もお見逃しなく。こういう遊びが好きです。Carlitos Way - You Are So Beautiful (Joe Cocker)https://www.youtube.com/watch?v=8_ykHPPWOl0Carlito's Way Final Scene + You Are So Beautifulhttps://www.youtube.com/watch?v=gwmg-5HsspQ
2019.05.21
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皆さんの視線の先は何でしょう?ヘリコプターが飛来して、午後から展示されます。体験飛行もありますが、抽選で後日実施されます。すでに、抽選会場には行列が出来ていました。事前に散水したのに、ほこりがすごかったです。電線に引っかかる?そんなへまはしません。一番小さい3機目が飛来して、そろい組です。海軍カレーならぬ、カレーパンが販売されていました。自衛隊グッズも人気です。気づけば12時を回っていました。帰る人とやってくる人が入り乱れています。真ん中に見えるプレハブは、新入隊員家族控室です。その前では、新兵さんが記念撮影です。決まっていますね。凛々しくて格好いいです。立派に成長した息子さんを見ることができて、親御さんもうれしいでしょう。図らずもデートの邪魔をしてしまいましたが、こんなものも見つけました。巡行の地であることは知っていましたが、駐屯地内に記念碑があったとは知りませんでした。まさに天皇の軍隊ですね。六大巡行:御生涯の大半を御所で過ごされた江戸時代の天皇とは対照的に、明治天皇は各地へ行幸されました。六大巡幸(ろくだいじゆんこう)とは、明治5年(1872)の九州・西国、同9年の東北・北海道、同11年の北陸・東海道、同13年の甲州・東山道、同14年の山形・秋田・北海道、同18年の山口・広島・岡山、合計6回の巡幸のことです。(国立公文書館HP)将軍は知っていても天皇なんて知らなかった庶民のための明治天皇の顔見世興行ですね。官軍側についた当地も巡行の地に選ばれたということでしょう。忖度発言の塚田や自民党に鞍替えしたチンピラ議員も招かれていましたが、早々と祝賀会場に向かったようで見かけませんでした。ツーショットを撮りましょうと誘われて、図らずもお誘いにのらせていただきました。彼女は次の次、夏の参議院選は何とかさくらさんという北海道出身の弁護士が野党統一候補として立候補するようです。相手はあの忖度でしょうか。
2019.05.20
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You Only Live Twice / 007 は二度死ぬ 1967https://www.youtube.com/watch?v=05QJlF06F4s&t=45s 1964年の東京オリンピック直後に日本ロケが行われ、1966年に1964公開された作品でシリーズ最低作品との評価もあるものです。シリーズ5作目で、香港と日本を舞台にスケールアップし、筋も荒唐無稽です。ストーリー:運航中のアメリカとソ連の宇宙のカプセルが、頻々と軌道から姿を消すという怪事件が起った。米・ソは互に相手国の仕業と疑い国際的危機は高まるばかり。イギリス情報部は、妨害ロケットが日本から発射されているらしいと探知した。007号ジェームス・ボンド(S・コネリー)は十日後のアメリカのジェミニ打ち上げまでに、敵の正体と本拠地、その目的をさぐれと命をうけた。日本の秘密諜報機関長田中(丹波哲郎)と秘書アキ(若林映子)の協力を得て、神戸に碇泊中の貨物船が怪しいとわかり、ボンドは神戸に急行したが敵の罠にかかり捕えられた。ボンドを救ったのは、赤髪の美女ヘルガ(K・ドール)だったが、そのため彼女は死んだ。日本南端のアキ島に不気味な事件が続き、さらに例の貨物船が現われたと知ると田中はボンドを日本人漁師に変装させアキ島に急行した。地元民の疑惑をさけるためボンドはキッシー(浜美枝)と結婚した。危険を共にしいつか愛しあうようになっていたアキは、別れの夜ボンドの身代りとなって殺された。アキ島の火口湖の底に敵の秘密基地を発見したボンドは、単身基地に潜入し捕えられていた米ソの宇宙飛行士たちを助けたが、妨害ロケットの発射をくい止めることはできなかった。敵は強大な国際犯罪組織スペクターの一号ブロフェルド(D・プリーゼンス)だった。その時田中の指揮する特殊部隊がなだれこみスペクターとの激闘が展開された。ボンドはロケットのコントロール・ルームに飛び込み妨害ロケットの爆破装置を押した。今はこれまでと覚悟を決めたブロフェルドは秘密レバーを引いた。火山全部が吹っ飛ぶような大爆発が起った。すばやく海上へ脱出したボンドとキッシーは飛行機から投げ落されたゴム・ボートに乗り、はじめてゆっくりと抱き合った。(KINENOTE)You Only Live Twice - 人生は二度しかない二度死ぬの方が、いいですがその必然性はありませんでした。1964年東京オリンピック開催直後の高度経済成長期の東京を中心にロケが行われたため、地下鉄丸ノ内線やホテルニューオータニ、旧蔵前国技館、東京タワー、銀座4丁目交差点、駒沢通りなど、当時の東京の風景を随所で窺うことができる。 また、特殊部隊の訓練場を姫路城に設定しているほか、鹿児島県坊津の漁村や霧島山新燃岳などでもロケを行い、付近一帯ではボンドのオートジャイロ「リトル・ネリー」とスペクターのヘリコプター部隊の空中戦シーンの一部を空中撮影するなど大規模なロケを行った。 丹波哲郎が日本の情報機関のボスとしてほぼ全編にわたって登場するほか、初の日本人ボンドガールとして若林映子と浜美枝が登場し、日本人に化けたボンドが日本の公安エージェントと偽装結婚したり、第50代横綱佐田の山が本人役で登場したり、丹波演じる日本の公安のトップの移動手段が丸ノ内線の専用車両だったり、さらに公安所属の特殊部隊が忍者だったりと、現実性は極めて希薄である。 また、それまで顔が映ることのなかったスペクターの首領・ブロフェルドが、本作で初めてその姿を現す。( ウィキ)マイカーならぬマイ地下鉄には驚きました。 懐かし日本と日本人が映っていました。 欧米人の目から見た日本なのでしょうが、えっと思うシーン満載です。堂々のボンドガール仲間入りです。こちらもボンドカーの仲間入りです。出た~!トヨタ2000GThttps://www.youtube.com/watch?v=syvutThYkXQ 007は二度死ぬ (字幕版)https://www.youtube.com/watch?v=aj_raSIDLSc 荻昌弘・映画解説 「007は二度死ぬ」https://www.youtube.com/watch?v=TCkXYflS6Z4 PS:埋め込みのビデオがエラーになった(原因不明です。)ので、追加しました。You Only Live Twice / 007 は二度死ぬ 1967https://www.youtube.com/watch?v=05QJlF06F4s&t=45s
2019.05.20
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広報展示=体験コーナーです。背嚢は20kgです。これを担いで走るのは大変です。お子様用は、ないようです。こちらは、お子様用もそろっています。こわそうですが、記念撮影に応じていました。オフロードバイクですが、自衛隊仕様でしょうか。メーカーは?です。駐屯地内とは思えないのんびりした景色です。こちらは、隊員の家族ですね。まだ八重桜が咲いています。また人が集まり始めました。今度は、何でしょう?
2019.05.19
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訓練展示の後は、駐屯地内を散策です。白壁兵舎よりも品数は多いです。コンビニのようなものもあります。留守番の家内から海軍カレーを頼まれましたが、ここは陸軍いや陸上自衛隊なのでNGです。軍事おたくのネット右翼も読んでいるのでしょうか。警察の半蔵門会館、自衛隊の市ケ谷グランドヒルホテルですね。国家公務員は竹橋会館と、都内にはマル公がらみの施設がたくさんあります。こういうのはいいですね。お隣の建物です。作詞作曲の仁平さんは、子どものころ鼓笛隊を指導していただいた方です。当時行進曲扶桑歌が陸軍の曲とは知りませんでした。カロリーメイトやリゲインだけでは、戦えません。判定基準は何なのでしょう。20万人以上の隊員が「自炊」していると思うと、すごいですね。スキーというのが当地らしいです。災害救助活動で大活躍です。各県の知事からの感謝状は、部隊の誇りでしょう。国体=国民体育大会にも動員されています。戦前、軍隊は国体を守るための道具でしたが、「国体」にはご縁があるようです。訓練展示が終わって一段落です。
2019.05.19
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仲代達矢さんが悪役で出演した、1968年のマカロニウエスタンです。原題はOggi a Me, Domani a Te!=今日、私に、明日あなたに!邦題は、完全に仲代さんが主役の題名です。ストーリー:恋人殺しの汚名をきて、刑務所に入れられていたカイオワ(M・フォード)は、刑期終了以前に、模範囚として釈放された。かつて彼は、幼なじみの友人、フェゴー(仲代達矢)に、恋人を眼前で強〇され、射殺された。その上殴られて気を失っている間に、ピストルをにぎらざれ犯人にしたてあげられてしまったのだった。その、フェゴーは、今、西部に悪名高い残酷非道な強盗団のボスになっていた。出獄したカイオワは忠実な下男がかくしてくれていたドルを森の隠れ家で受取ると、報酬1万ドルで銃の使い手四人を雇いいれた。そして五人は、フェゴーを探し求めて、旅を続け、フェゴーの行動を探知すると、その手下を、次々と倒していった。怒りくるったフェゴーは、一度はカイオワを捕え、半殺しの拷問を加えたが、カイオワはすきをみて逃げた。逃げる五人。追跡するフェゴー一味。いつしか、深い森の中にまぎれこんだカイオワは、計略をたて、一味を森深く誘いこんだ。やがて夜。五人対数十人の血闘がはじまった。機智を生かし、隠密作戦を展開、五人は一人、二人と血祭りにあげていった。明け方、静まりかえった森の中で、手下を殺されてたった一人になったフェゴーの前に、カイオワが、姿をあらわした。長い沈黙が続いた。その静けさをついてカイオワの銃声が響いた。撃たれてなおひるまぬフェゴーは、悪鬼のようであった。 久しぶりにB級マカロニウエスタンを観ました。七人の侍風のストーリーと羅生門のような映像。改名した主演俳優の名前が、モンゴメリー・フォードだなんて笑ってしまいます。まあ、最後のこの映像にすべてが集約されています。 野獣暁に死す@仲代達矢https://www.youtube.com/watch?v=-R4ENJhmyLk 何といっても目力がすごいです。それにしてもどうしてこんな映画にでたのでしょう?
2019.05.19
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高射砲も火を噴きます。赤い煙で着弾です。黄色い煙もありましたが、どう使い分けているのかは不明です。破壊の大きさの違いでしょうか。新潟市の先の三条市まで届くそうですから50kmくらいは飛ぶのでしょう。高尾山から都心をねらえそうですね。砲撃が終わると突撃です。射手が紹介されていました。けが人の収容訓練も見せてくれます。海外派兵では、戦死が6000万円にアップしました。たとえ1億円でも外国の戦場に送りたくないというのが、親心でしょう。砲撃が再開され、かなり騒然とした雰囲気です。迫力でシャッターボタンを押す手が震えました。耳栓が必要です。殺すか殺されるかです。敵を制圧して訓練終了を司令官に報告です。これにて45分間の訓練展示はお開きです。白いヘルメットは、MPです。MPといってもメガピクセルではありません。military police=憲兵・軍警察 の略ですね。自衛隊警務科だそうです。MPに抵抗を感じましたが、自衛隊内では軍隊との認識なのでしょう。こんな人もMPに守られていました。戦争ゲームの実演を越えた迫力でしたが、実際の戦闘ではけが人も死者も出ます。市街戦なら市民も巻き込むことでしょう。戦争の悲愴感なく見せるという点では、成功です。指揮官に、戦闘と衝突の違いをきいてみたくなりました。
2019.05.18
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射撃訓練展示の後は、攻撃訓練展示です。右手青の味方が、左手赤の敵陣を攻撃せん滅するというものです。赤=アカをやっつけるですね。司令官に挨拶して攻撃開始です。突然ヘリコプターが飛来してきて、敵陣偵察、空からの先制攻撃です。ヘリは大小3機です。ヘリの後は、砲撃訓練です。車で機材が運び込まれ、砲撃準備です。空砲ですが、大きな音と煙が出るので、事前に赤旗で注意喚起です。これで日本海まで砲撃できるそうですから、10~20kmは飛ぶのでしょう。予想以上に大きな音で驚きです。敵陣で煙がたかれて、着弾です。こちらは、連射式のミサイル弾発射車ですが、デモンストレーションはありませんでした。続きます。
2019.05.18
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Can't Take My Eyes Off You ( 君の瞳に恋してる )ですが、自衛隊との関係は?勇壮な行進のあと演奏されたのが、この曲です。仮設スタンドが揺れた?そんなことはありません。実際の演奏は、こんな感じです。《吹奏楽ヒット》君の瞳に恋してるhttps://www.youtube.com/watch?v=G-pB2ADPKjM 立派な?市民会館があるのですから、定期演奏会をお願いしたいですね。もっともこの日は、群馬の部隊からの応援組も加わっていたようです。総勢24名の25音楽隊です。素晴らしい演奏に拍手です。11時になりようやく訓練展示の始まりです。訓練展示?聞きなれない言葉ですが、一般市民向けに普段の訓練をショー化して見せるものですね。実弾は使わず空砲を使用します。まずは歩兵部隊の射撃訓練展示です。中央に進んで陣形を披露です。デモンストレーションの前にお互いで撃ち合って、観客に安全性を示していました。音と煙が出ますが、空砲なので銃口を向けられても安全だそうです。最後は、この総合陣形です。駆け足で撤退です。日頃の訓練の成果が披露できたでしょうか。きびきびした動きで、ミスなくよかったです。それにしても1日何時間くらい訓練するのでしょうか。PS: Boys Town Gang - Can't take my eyes off youhttps://www.youtube.com/watch?v=Cc1QzIWWIrc
2019.05.18
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軍事パレードの翌日は駐屯地の一般公開です。子どものころ別件で訪れて以来です。昨年は雨だったそうですが、当日は快晴でした。各々1953年、1962年で、敗戦後8年目には再軍備です。ゆるい手荷物検査・ボディチェックを受けて入ります。自爆テロはないでしょう。11時からの訓練展示がお目当てです。裏から見る白壁兵舎です。まだ、式典が続いていました。式典会場には、仮設スタンドが設置されほぼ満席でした。みんな朝早くからきているのでしょう。駐車場もいっぱいでした。グランド中央では、音楽隊が行進曲を演奏しています。向かい側も見物客でいっぱいです。
2019.05.17
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(経済気象台)BIは現実的か2019年5月14日 朝日新聞格差問題の解決策として「ベーシックインカム(BI)」が議論されている。支持者の一人がかつて「トリクルダウン」を主唱した学者なので正直相当な違和感があるが、BIというアイデアは昔からある。BIとは(1)人が生活を営むのに必要な基礎的生計費を(2)年齢・性別、家族形態・収入・雇用状況にかかわらず全国民に権利として支給する、というものだ。 リバタリアニズムとフェミニズムという二つの系譜がある。前者はBIを導入する代わりに全ての社会保障制度は廃止、国家はそれ以上のことはしない、という「超自由主義」。後者は「賃金が払われない子育てや家事労働、地域貢献活動に社会が対価を支払うべきだ」との主張である。全く相いれない左右のラディカリズムが同じ政策に行き着くのが面白いと言えば面白い。果たしてBIは現実的か。そもそも「基礎的生計費」とはいくらか。仮に生活保護の水準を参考に単身世帯で月約8万円としても、全人口に配れば費用は軽く年間100兆円を超える。社会保障制度を全て廃止しても足りない。他方で医療も介護も保障がなくなり国民はあらゆるリスクに自分で備えなければならない。フィンランドで試験実施されたというが、あれはBIとは似て非なるもの。複雑になり過ぎた失業給付を整理し就労インセンティブを高めるために条件を緩めて給付してみる、という内容だ。それとて実際には弊害の方が大きく事業の中止が決まっている。そもそも(1)(2)双方を満たす制度を行った国など今も昔もない。学問は自由だが「政策を売り歩く経済学者たち」に惑わされていると真の改革の道筋を見失うだけだ。(呉田) ◆この欄は、第一線で活躍している経済人、学者ら社外筆者が執筆しています。「リバタリアニズムとフェミニズムという二つの系譜がある。」というのは知らず、面白い指摘だと思いました。以前BSスペシャルで、試験的に実施していたカナダの例を紹介していました。働かないで遊んでいるという私みたいな人はおらず、みんななにがしかの仕事をしていました。基本的な収入が保障されているので、それまで勤めていた銀行をやめて好きなロゴを作る会社を始めたなんて人もいました。収入が保障されているとは言っても、急な出費や病気などでお金は必要になるでしょうから貯金や資産は必要でしょう。全国民は無理でも、フェミニズムの観点?から専業主婦にBIを実施するなんてのはどうでしょう。まあ、いずれにしても70歳まで働けと国民の尻を叩く政府ですから、この国では試験的な実施もないでしょう。
2019.05.17
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荒野の七人(1960年)の続編で、1966年の作品です。前回から10年後の物語という設定です。ストーリー:19世紀も終わりに近いころのメキシコ。貧しい農民たちが砂漠に囲まれた不毛の土地にしがみついて細々と暮しをたてていた。ある日、そのあたり一帯を勢力下に治め悪業の限りをつくしている男ロルカ(エミリオ・フェルナンデス)一味が村を襲い、男たちをひっ捕らえて消えた。ロルカは戦いで破壊された自分の領地を再生しようと、農夫を集め奴隷のように労働させていたのだ。捕えられた男の中には、かつて6人の仲間と村人のために山賊と闘った経験のあるガンマン、チコ(ジュリアン・マテオス)がいた。彼は村娘ペトラと結ばれて以来、平和な農村生活を送っていたのだった。その頃、チコの昔の仲間クリス(ユル・ブリンナー)とビン(ロバート・フラー)は近くの町で闘牛見物に興じていた。そこへチコの危急の報が1人の少年によってもたらされた。ふたりは早速村へ急行すべく仲間集めを開始した。昔の仲間は4人とも山賊との戦いで死んでしまったから、新たに屈強のガンマンを探さねばならなかった。しかし、それは雑作なかった。たちまちそれぞれ腕に一癖ある男たち、フランク、ルイ、コルビー(ウォーレン・オーツ)、マヌエルの4人が仲間となった。クリスたちがロルカの本拠“悪魔の背骨”に騎首を進めている頃、チコは300人の農民とロルカの牢から脱出に成功していた。チコと合流して昔どおりの7人にかえった一同は、村人を指揮して教会を急ごしらえの砦に改変し、敵の襲撃を待った。戦いは翌朝を皮切りに、2回3回と続いた。7人の果敢な攻撃は重装備で騎馬に乗ったロルカ一味をかきまわし、決戦を次の日の朝に持ちこした。敵の背後に回ったマヌエルの投じたダイナマイトで一味は大半壊滅した。猛り狂ったロルカもクリスの正確な一発で倒された。再び平和を取り戻した村に響く鐘楼の鐘の音は、壮烈な死をとげたフランクやルイを追悼し、去って行くクリスとビンを惜しんでいるようであった。キャストはクリス役のユル・ブリンナー以外は総替えです。第1作で生き残ったヴィン(スティーヴ・マックィーン)はロバート・フラーに、チコ(ホルスト・ブッフホルツ)はジュリアン・マテオスに変更です。新しいガンマンにウォーレン・オーツ、悪役にエミリオ・フェルナンデス、神父役にフェルナンド・レイなど個性派俳優が出演していますが、いまひとつでした。マックィーン、ブロンソン、コバーン、ブッフホルツ、ロバート・ヴォーンなどの役者がそろった『荒野の七人』に比べたら、明らかに落ちます。作らなければよかったといわれた続編です。これで終わりと思ったら、今度はユルブリンナーまで変えて、第3,4と制作されました。一定の観客が見込めると思ったのでしょう。ひいき目にみても、中の下といった評価の作品です。
2019.05.17
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陸軍分列行進曲:Army Defile March 大日本帝国陸軍の行進曲として作曲・制定され、陸上自衛隊、警察の行進曲として使用されている日本の儀礼曲。 陸上自衛隊が3年ごとに実施する中央観閲式における場内アナウンスの場合、2004年(平成16年度第51回中央観閲式)までは「行進曲『扶桑歌』」と紹介されていたが、2007年(平成19年度第54回中央観閲式)以降は『陸軍分列行進曲』と紹介するようになっている。 (ウィキ) 行進曲扶桑歌と思っていましたが、今でははばかることなく陸軍分列行進曲なのですね。 学徒出陣は、今や歴史のかなたなのでしょうか。気分は、大日本帝国陸軍音楽隊でしょうか。自衛隊の音楽隊は、安定した職として音大生にも人気があるそうです。航空自衛隊の音楽隊は、毎年立川の昭和記念公園で素晴らしい野外演奏を聞かせてくれます。砲弾一発で倒壊しそうな見るからに古いビルです。銃砲のある車を見ると、ドッキリとします。雪上車や大型車両も通過しました。 さすがに、戦車やミサイル類はパレードでは見ませんでした。 道路に出て、みんな上空を見上げています。最後は、上空をヘリコプターが3機飛行して終了です。市街地ですから曲芸はなく、あっという間に飛び去ってゆきました。 ここ数日上空をヘリコプターがうるさく飛び回っていたのは、このパレードの練習でした。最後に司令官にパレード終了を報告してお開きです。*市長、警察署長、市議会議長、・・・。学校関係は?こちらでアナウンスしていました。私が高校生の頃まではこんな軍事パレードはありませんでした。 自衛隊はせいぜい夏祭りの仮装行列(体を黒塗りにした土人など)に参加する程度でした。 いつごろから、小さな町のメイン道路をパレードするようになったのでしょう。 30分とけっこう大規模でした。 800人駐屯していますが、3分の1以上は参加したのではと思います。 家内は北朝鮮みたいと言っていましたが、軍事パレードですから似たり寄ったりです。災害救助とは違う、自衛隊の本当の姿を見ることができました。ローカルニュースで取り上げられるかと思いましたが、それはありませんでした。 改憲されて銀座で軍事パレードなんてならないことを望みます。それにしても、いつもはシャッター通りの商店街にずいぶん人が集まっていました。パレード後、和菓子の和泉屋さんは、胡麻まんじゅうを買い求める人でにぎわっていました。PS:第177号 学徒出陣https://www.youtube.com/watch?v=iGGWQloCH2g
2019.05.16
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ストーリー:メキシコの寒村イスカトランの村人達は毎年収穫期になると恐怖に戦いていた。カルヴェラが率いる野党がきまって掠奪にくるからだ。しかし、今年はもう我慢が出来なくなっていた。子供達は飢え、村を去っていく農民がふえていた。ヒラリオと2人の農夫は皆を代表して戦うことを決議、銃を買いに国境のアメリカの町やって来た。彼らが町に着いた時に騒ぎが起きていた。原住民の死体を白人の墓地に埋める埋めないの騒ぎだ。全身黒ずくめのガンマン、クリス(ユル・ブリンナー)が無造作に俺が埋めてやろうと買って出た。そこへやりとりを見ていたヴィン(スティーヴ・マックイーン)も助手を志願した。墓地で銃を構える数人の男達、だが、クリスとヴィンは鮮やかにこの騒動を片づけてしまった。ヒリイオ達はこの有様を見てクリスにわけを話して力になってもらうことにした。同意したクリスは腕の立つガンマンを探し始めた。最初に仲間に入ったのがクリスの古い友人ハリー・ラックだった。ヴィンも仲間に入った。ナイフ使いの名人ブリット(ジェームズ・コバーン)と早打ちのリーも加わった。それに西部で名高いオラリー(チャールズ・ブロンソン)も仲間に入れた。そんな中にチコという男がいた。経験も浅く40人もの敵を相手に戦うには若過ぎた。だがチコはクリスを尊敬していた。チコは強引に仲間に入れてもらった。7人のガンマンを迎えて村は一変した。クリスは村人達に戦う準備をさせた。防壁を築いたり銃の使い方を教えたり、7人の男達と村人の間には奇妙な友情が生まれていった。チコはペトラという村娘と仲良くなった。そんな時に、カルヴェラ一味が村を襲って来た。凄惨な拳銃戦が展開された。野盗は撃退された。死傷者も出た。村の雑貨商ソテロは臆病者で戦いにまき込まれるのを恐れていた。クリスはこの機を逃さず一味を全滅させようと深夜野盗のキャンプを襲った。しかし誰もいなかった。ソテロの裏切りでカルヴェラは7人の逆をついて村を占領していたのだ。7人は村を追い払われた。しかし、クリスはもう一度村へ引返し戦うことを皆に告げた。逆襲は掠奪に酔ったカルヴェラ一味の隙をついた。戦闘は激烈をきわめたが、カルヴェラも一味も全滅できた。味方もハリー、ブリット、リー、オラリーが斃れた。チコはペトラと暮らすことになり、クリスとヴィンは村を去った。クリスは村を眺めながら云った。「本当に勝ったのは農民たちだ。俺たちじゃない。」と…。1960年の映画ですが、このスティーヴ・マックイーンとチャールズ・ブロンソンが強調された不思議なポスターの1970年代のリバイバル上映時に観ました。*ブロンソンにはひげが書き込まれています。当時公開後の映画は、リバイバル上映かテレビの洋画劇場でしか見ることができませんでした。ネットで見ることができる今とは大違いです。ユル・ブリンナーはじめ山賊相手に戦うガンマンがかっこよく、楽しめましたが、黒澤明の「七人の侍」(1954年)のリメイクと聞いて驚いたものです。七人の侍の奥深さはありませんが、個性豊かな少数が多数をやっつけるストーリーで明るく戦うところが、痛快な娯楽作品です。七人の侍を観たのが、ずっと後だったのもよかったです。やはり別物として観た方がよいです。最初に見た時一番印象に残ったのは、ジェームズ・コバーン、次がチャールズ・ブロンソンでした。癖のある役柄のふたりですね。今回観るにあたって、ブラッド・デクスターの名前が思い出せませんでした。
2019.05.16
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土日は自衛隊の行事が開催されました。戒厳令?いえ道路を封鎖してこれから市のメイン道路で軍事パレートです。道路はお巡りさんの縄張りですが、そう見えないところがなんとも不思議です。すでに左方向から勇ましい音楽が聞こえます。先頭は旭日旗を掲げた装甲車です。ライトが不気味です。正面に機銃を装備できる車ですね。銃をかついだ歩兵部隊がやって来ます。この日は夏日で、暑い中重装備で行進です。中隊長の出身地と氏名がコールされます。2中隊が行進です。市民は日の丸の小旗を振って声援です。司令官と市長が閲兵します。軍楽隊の皆さんです。勇壮なマーチが流れます。昔鼓笛隊で教えていただいた曲(扶桑歌、陸軍分列行進曲)も演奏されていました。続きます。
2019.05.15
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高橋純子編集委員の最終コラム(3月18日)です。政治断簡 野に在りて 振り絞るもの昨今の国会審議で知った。虎の威を借るキツネにも(1)自分が虎だと思い違いしているタイプ(2)虎へのアピールが先に立つタイプ、の2種類あるということを。人生是勉強。それぞれ、中江元哉・元首相秘書官が野党の質問者から「うそつき」と指さされたことに不快感を示したこと(タイプ1)国会で横畠内閣法制局長官が野党議員に対して「(国会の機能は)このような場で声を荒らげて発言するようなことまでとは考えておりません」と述べたり(タイプ2)、と指摘して、次のように官僚の増長ぶりを記しています。確かに、横畠、中江の答弁は、異常な不快さでした。国会審議において、閣僚はいわば口頭試問を受ける学生で、聞かれたことに誠実に答える義務がある。ましてや裏方の官僚が、全国民の代表たる国会議員の質問を揶揄(やゆ)したり、「とやかく申し上げないが」とわざわざ前置きして非難をにじませたりするなど許されることではない。「うそはついてない」と言えば事足りるのにそうしないのは、野党議員を、ひいては主権者を軽んじているからだと解されても文句は言えまい。公衆に奉仕すべき公僕が何を勘違いしているのか。いや、誰が勘違いさせているのか。*TBSのサンデーモーニングに出演そして、さらに続けます。政治の世界に限らず、野に在る者は往々にして軽んじられ、見下され、嘲笑される。戦後を代表するジャーナリストの一人で、1960年代に読売新聞社会部のエース記者として名をはせた本田靖春は、「我、拗(す)ね者として生涯を閉ず」で、サラリーマン化が進む社会部記者に「野糞(ぐそ)の精神」を説いた時期があると振り返る。にわかに下品になって恐縮だが、と断りつつ。「仲間たちに求めたのは、もっと声を上げろ、ということであった。上に噛(か)みつくには勇気がいる。お互い、そういうものはたっぷりとは持ち合わせていない。だが、空元気にせよ勇気を振り絞らないわけにはいかない」「可能ならば、全員で立ち上がって戦ってほしい。できないなら、せめて、野糞のようになれ」野糞自体は立ち上がれない。相手にとびかかって噛みつくなど絶望的に不可能だ。でも、踏みつけられたら確実に、相手に不快感を与えられる。お前たち、せめてそのくらいの存在にはなれよ――。野党議員を野糞に例えたことがけしからんと記した頓珍漢な記事もありましたが、せめて、野糞くらいにならないと安倍一強には対抗できないでしょう。物わかりのよい野党議員や極右政権におもねる議員はいりません。ましてや戦争を煽る議員なんて論外です。それにしても、安倍首相は国会質疑中よくトイレに立ちますが、あれは意図的なのでしょう。質問する野党議員もたまには、トイレにたって中断させてみたらと思います。国会での野糞は無理ですが、そのくらいのことはできるでしょう。どんな手段を使っても「勝ったもん勝ち」の当世であればこそ「せめて」「しょせん」を力に変えて、空元気にせよ勇気を振り絞らないわけにはいかない。野に美しい花を咲かせよう。あなたも、わたしも、ぼくらはみんな生きている。で、結ばれていました。東京新聞の某記者同様、ネット右翼に嫌われている(女性が標的?)記者のようですが、今後のご活躍を期待します。
2019.05.15
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ストーリー:パラグアイでナチスハンターの若者が旧ナチス党員の不可解な動きを察知し、追跡で実績のあるリーバーマンに情報提供するが相手にされなかった。若者はアウシュヴィッツの主任医師だったメンゲレ博士が招集した会議の盗聴に成功するが、気づかれてリーバーマンへの電話の途中に殺される。メンゲレの計画は約65歳の公務員などを94人暗殺するというもので、事故に見せかけ、家族に危害を加えてはならないというものだった。リーバーマンは通信社の友人に「60代の不審死があったら教えてくれ」と頼む。 西ドイツのグラドベックで、郵便局長が最初の犠牲者になる。リーバーマンが調査に訪れると、黒髪で色白で青い瞳の少年がいて、利口だけど怠け者だといわれ、夫とは年齢のかけ離れた母親は息子を溺愛していた。ロンドンでもスウェーデンでも似たような事故が起きる。マサチューセッツの事件を調べにいくと、グラドベックの男の子と双子以上に声までそっくりの子を見つけ、その子の母親は不安から養子だったことを打ち明けてしまう。昔捕まえたナチスの女から養子斡旋会社の話を聞く。北欧系の家族を優先し、夫が1910年から14年の生まれで、妻が1933年から37年生まれの夫婦という条件だった。子供たちはブラジルから送られてきていた。最後に犬を飼っていたペンシルベニア州ランカスター・ニュープロビデンス(en)のウィーラーから70日でもらったという犬の誕生日を聞く。12月11日生まれだから2月20日で後4日。一方、リーバーマンが調査を進めていることを知った上層部(ラウシュ将軍とその部下の陸軍大佐たち)は作戦中止を命令するが、メンゲレは計画の成功(第2のアドルフ・ヒトラーの誕生)の確率が低いかもしれないため続けると主張する。 リーバーマンは生物学研究所のブルックナー教授に話を聞き、クローンだとモーツァルトやピカソが大勢生まれるが、環境も同じでなければいけないと言われる。リーバーマンは子供たちが「こわい父親を持った陰気な子、税官吏だった父が52の時に生まれ、彼を甘やかして育てた母親は29歳。父親が65歳で死んだ時、彼は14歳になるところ」だった男(ヒトラー)のクローンだと悟る。 ニュープロビデンス。ドーベルマンを飼っている家にメンゲレが先に着き、リーバーマンに成り代わって中に入り家の主人を殺してしまう。リーバーマンが遅れて家を訪れると、家の主人に成り済ましていたメンゲレに銃撃される。メンゲレは、ヒトラーの血液と皮膚の一片を採取してクローンを作ることを計画し、ヒトラーの承認を得て計画を実行したことを語る。2人は揉み合いになり、別室にいたドーベルマンが入ってきてメンゲレをかみ殺そうとする。そこにヒトラーのクローンであるボビーが帰宅し、血だらけの2人を見てカメラで趣味の写真を撮る。リーバーマンから「彼が父親を殺した」と告げられたボビーは家中を探し回り父親の死体を発見し、彼はドーベルマンにメンゲレを殺させる。入院したリーバーマンはナチスハンターたちに少年の名簿を渡すように要求されるが、「罪もない少年を殺すなど、ナチスと同じだ」と返答し、名簿を燃やしてしまう。その頃、ボビーは暗室で写真を現像し、「いい出来だ」と言いながらメンゲレの死体を見つめる。 (ウィキ)1978年の作品ですが、日本未公開で1984年3月3日にフジテレビ系列の「ゴールデン洋画劇場」でテレビ初放送されたものです。未公開とは知りませんでした。グレゴリー・ペック、ローレンス・オリビエ、ジェームズ・メイソンと演技派の俳優が出て、監督も猿の惑星やパットン大戦車軍団、パピヨンなどのフランクリン・J・シャフナーなのに意外です。公開後有識者より過度の遺伝子決定論的内容に対し批判が向けられたことが、影響しているのでしょうか。クローン人間を題材にしたサスペンス映画ですが、ウィーン、南米、米国などの舞台にしたスケールの大きな映画です。ローマの休日などの誠実な役が多いグレゴリー・ペックが狂気の科学者メンゲレを憎々しく演じています。案外この辺(イメージダウン)を危惧して、輸入しなかったのではと思います。ヒットラーのクローンはもちろんご免ですが、モーツアルトのクローンもご免です。では、人権のない天皇は?そんな疑問を男系男子にこだわる人たちに問うてみたくなりました。
2019.05.15
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“戦争で取り返すしか”ロシア側からも批判 NNN24 2019/05/14 北方領土の国後島を訪問した日本維新の会の丸山議員が、「戦争で取られた島は戦争で取り返すしかない」という趣旨の発言をしたことを受けて、ロシア側からも批判があがっている。 ロシア上院のコサチョフ国際問題委員長は13日、丸山議員の今回の発言について、「日露の関係において最悪の発言」と批判した。 ロシア上院・コサチョフ国際問題委員長「そのような挑発的発言ができるのは、領土問題の根本的解決を望まない人々だ」 その上でコサチョフ委員長は、丸山議員の発言について「難しい領土問題について、双方の立場を近づけようとする建設的な意識が一切見られない」と述べ、不満を示した。友好・交流を目的としたビザなし渡航での発言です。本人は酔っぱらっていたと釈明していますが、公人で公開の場での発言です。完全にアウトでしょう。元住民からも怒りの声が上がっています。ひと昔前は、自民党のタカ派あたりから出てくるようなこの種の暴言ですが、最近は自民別動隊の日本維新が担っているようです。北方領土に関しては、すでにロシアの住民が定住して実効支配が長年続いていること。日米安保でロシア側からすれば、返還したら安全保障の脅威となること。返還後帰島したい元島民の有無。元島民の高齢化。などから、返還のハードルは高いでしょう。要求し続けること自体に意味がないとは思いませんが、もう少し現実的な解決方法があるように思います。PS:民放は夕方のニュースで取り上げていましたが、NHKの7時のニュースはスルーです。北海道や沖縄の問題は、ニュースバリューがないと判断しているのでしょう。さすがに、ローカルではそうも行かなかったようです。丸山議員陳謝 “戦争発言”釈明https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190513/0010190.html PS:ロシアの通信社「レグヌム」は13日、日本維新の会の丸山穂高衆院議員が北方領土へのビザなし交流訪問団に同行していた際、元島民の団長に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと質問したことについて、「しらふの人は頭で、酔った人は舌で(しらふの人は頭で考えるだけだが、酔った人は口に出してしまう)」というロシアの有名なことわざを引き合いに見出しに取り、批判する論評を掲載した。 北方領土問題に対する強硬な立場で知られるアナトリー・コーシキン・ロシア東洋大学教授の寄稿で、日本の報道を引用し、酒に酔った丸山議員が11日夜、国後島の宿舎で発言した内容と、塚小弥太団長の返答を一問一答の形で紹介。訪問団側がその後、抗議したことや、日本維新の会の松井一郎代表が、戦争で取り返すようなことは、党としての考えではないと強調したなどと伝えた。 その上で、「(旧ソ連紙「トルード」の東京特派員として)日本で働いていた際に、居酒屋で『戦争で島を取り返す』との脅しに出会うことはあったが、議員が公の場でこのような発言をするのは聞いた事がない」と指摘。ロシア外務省や日本政府は発言に目をつぶるべきではないとして「このような発言は根絶されるべき」と強調した。 ロシアのことわざは、ウオッカなどの酒に酔い、暴言を吐いたり失言したり、秘密・本音を暴露してしまったりすることに対する戒めとして、よく使われる。(共同通信=太田清)
2019.05.14
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頸髄損傷で体が不自由な富豪と、その介護人となった貧困層の移民の若者との交流を描いた2011年のフランス映画です。 興行収入が16億円を超え、日本で公開されたフランス語映画の中で歴代1位。ストーリー:ひとりは、スラム街出身で無職の黒人青年ドリス(オマール・シー)。もうひとりは、パリの邸に住む大富豪フィリップ(フランソワ・クリュゼ)。何もかもが正反対のふたりが、パラグライダーの事故で首から下が麻痺したフィリップの介護者選びの面接で出会った。他人の同情にウンザリしていたフィリップは、不採用の証明書でもらえる失業手当が目当てというフザケたドリスを採用する。その日から相入れないふたつの世界の衝突が始まった。クラシックとソウル、高級スーツとスウェット、文学的な会話と下ネタ──だが、ふたりとも偽善を憎み本音で生きる姿勢は同じだった。互いを受け入れ始めたふたりの毎日は、ワクワクする冒険に変わり、ユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。そんなある日、心配してドリスの経歴を調べた親戚が、宝石強盗で半年服役した前科者だから気をつけるようにとフィリップに忠告する。しかしフィリップは、「彼は私に同情していない。そこがいい。彼の素性や過去など、今の私にはどうでもいい事だ」と、毅然と答えるのだった。フィリップを車の荷台に乗せるのを「馬みたいだ」と嫌がって助手席に座らせたり、早朝に発作を起こした彼を街へ連れ出して落ち着くまで何時間も付き合ったり、意外にもドリスには自然な思いやりや優しさがあった。だが別れは突然やってくる。ヘマをして仲間にシメられたドリスの弟が、ドリスのもとに逃げ込んで来たのだ。家族のことを真剣に思うドリスを見たフィリップは、「やめにしよう。これは君の一生の仕事じゃない」と提案する。翌朝、名残を惜しむ邸の人々に、陽気に別れを告げるドリス。フィリップは真っ当な介護者を雇い、ドリスは運転手の仕事を見つける。ドリスは自分の人生を始めるが、フィリップは再び孤独に陥っていた。そしてドリスは突然真夜中に呼び出される。いったいフィリップに何があったのか……。(KINENOTE)実話の映画化です。気になる相違点は次の通りです。(ウィキ)· 劇中では雇ったのはドリスというアフリカ系の黒人になっているが、実際はアルジェリア出身のアブデルという青年(当時24歳)だった。· 劇中、フィリップの妻ベアトリスはすでに死亡したことになっているが、実際に彼女ががんで亡くなったのは、アブデルが家にやって来てから4年後の96年5月のこと。· 映画では、ドリスの弟が助けを求めに来たことをきっかけに、雇用関係を解消。ほんの1年程度の出来事のような印象だが、実際には10年間にわたって面倒を見ており、2人はモロッコへ移住するのだが、アブデルが現地の女性を好きになったため、アブデルの将来のことを考えて、フィリップの方から契約を解除している。介護する人とされる人が対等で本音で渡り合う、ユーモアやエスプリがあふれる会話。高級車に乗ったり、プライベートジェットといかにもお金持ちという感じですが、嫌みでないところがいいです。ドリスの絵が1万ユーロというのも興味深かったです。ふたりともかっこいいですね。特にフィリップの笑顔がいいです。お金があっても豊かな人生を送るには、パートナーが必要と思わせる映画でした。一番好きなシーンは、誕生日の最後にドリスが、「セプテンバー」で踊るシーンです。生き生きとして楽しいです。観終わった後、あたたかくなる映画です。それにしても、原題(アンタッチャブル)も邦題ももっとしっくりした題名はないものでしょうか。 『最強のふたり』メイキング映像https://www.youtube.com/watch?v=83ZBYcPevIw モデルとなった実在の"最強のふたり"https://www.youtube.com/watch?v=g-zas8dbi_E The Intouchables (最強のふたり) × Earth, Wind & Fire – Septemberhttps://www.youtube.com/watch?v=s39ZVLadAbM
2019.05.14
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花まつり=灌仏会(釈迦の誕生を祝う儀式)は4月8日ですが、当地は旧暦です。曜日の関係もあって今年は、11日に行われました。この日はほかにも行事があって、法要を見に行きました。おねりを終えたお稚児さんたちですね。ちゃんと行儀よく法話を聞いていました。左に映っているエプロン姿の若い男性は、保父さんですね。お菓子とお花をいただいて、おしまいです。市報に載せるということで、写真を撮っていました。可愛いお顔、賢そうなお顔です。足元が気になりますが、安全第一です。家内も子供のころ、稚児装束を着たそうです。吉祥寺の月窓寺でもやっています。確か希望者を募集していました。参加費は500円?帰り道に見かけました。次は軍事パレードをブログアップ予定です。連休明けの土日は行事が重なります。
2019.05.13
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1986年の米国映画で89分間に少年の日の想い出がギュッと詰まった作品です。原作はスティーブン・キングですが、ホラーではありません。ストーリー:作家ゴーディ・ラチャンス(リチャード・ドレイファス)が、遠い過去の日を思い起こすきっかけになったのは、ある新聞記事に目を止めたことだった。“弁護士クリス・チャンバース刺殺される”――。オレゴン州キャッスルロックは人口1200あまりの小さな町。12歳のゴーディ(ウィル・ウィートン)は、文章を書くことに才能の片りんをのぞかせる感受性豊かな少年だった。彼には春に小学校を卒業以来、いつも一緒の3人の仲間がいた。リーダー格のクリス(リヴァー・フェニックス)、大きなメガネをかけたテディ(コリー・フェルドマン)、ちょっとスローなバーン(ジェリー・オコネル)。性格も個性も違う4人だが、木の上に組み立てた小屋の中に集まってはタバコを喫ったり、ワイ談をしたり、少年期特有の仲間意識で結ばれていた。が、そんな彼らもそれぞれ家庭の問題をかかえている。ゴーディは、出来のよかった兄(ジョン・キューザック)の事故死以来、両親がショックで立ち直らず、彼を邪剣にしており、クリスは、アル中の父、グレた兄という家庭環境の中で将来に不安を感じ、またテディは、ノルマンジー作戦の英雄だったが今は精神を病んでしまっている父へ屈折した想いを抱いている。ある日、バーンが耳よりの情報を持ってきた。ここ数日、行方不明になって話題となっている少年が、30キロ先の森の奥で列車にはねられ、その死体が野ざらしになっているというのだ。バーンはそれを、彼やクリスの兄たちがメンバーとなっている、エース(キーファー・サザーランド)をボスとする不良グループの会話から盗み聞きしたのだ。死体を発見したら町の英雄になれる!キャッスルロックという小さな世界しか知らなかった少年たちにとって、それは初めて体験する大冒険だった。テディが走ってくる列車の前に立ちはだかろうとしたり、鉄橋を渡ってる時に列車に追いかけられたり、また、沼でヒル攻めにあったり、この旅は少年たちにとって度胸だめしの性格を帯びていた。野宿の夜、交代でクリスが持ってきた拳銃を手に見張りをする。クリスはゴーディと2人きりになった時、自分の将来に希望はないが、ゴーディのものを書く才能を何とか守ってみせると優しく語りかける。翌日、4人はついに死体を見つけた。だが、そこヘエースたち不良グループが死体を横取りしようと現われた。テディとバーンは逃げ出すが、クリスは毅然とした態度で立ち向かった。怒ったエースはナイフでクリスを刺そうとした瞬間、ゴーディが拳銃をエースに突きつけた。少年たちの気迫に押されてエースたちは退散した。冒険は終わった。4人はそれぞれ帰路につく……。以来、バーンとテディは徐々に仲間から離れていくようになった。その後、クリスは一念発起して弁護士になり、ゴーディは作家になったのだった――。今、ゴーディはあの時のような友だちを2度と持つことはなかった、と思い出にひたるのだった。この前近くの加治川の鉄橋を見つけて、子どものころこの映画の主人公たちのように渡ったことを思い出し、ひさしぶりに観てみました。 ノスタルジックないい映画です。4、5人で渡りましたが、名前を憶えているのはひとりかふたりであとは思い出せません。50年も前の話しです。その後の消息も不明です。大学を出たのはふたり?この映画のように秘密基地というのもありました。名演技のリヴァー・フェニックスは、1993年に23歳で亡くなりました。子どもは親を選べないにしても、すこしつらいですね。映画『スタンドバイミー』のロケ地は今こうなっている写真13連発https://www.youtube.com/watch?v=GjX05593P8Q
2019.05.13
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母は何もいらないと言ったので、家内が赤飯を炊きました。500円のお刺身は、びんちょう鮪、えび、いか、そして佐渡のサーモンです。愛知産の鮎ですが、90円。家で焼きました。小さな鯛は250円ですが、ひとりで食べるなら十分です。デザートは、ミニケーキ6つで500円。3人で2000円にもならない夕食ですが、きれいな花に囲まれた母の日でした。
2019.05.12
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温泉街の店先で見つけました。あと10分で芸妓手踊りが始まりますが、パスして帰路につきました。昔月岡動物園だったところで、今はガラス工芸や刀剣の施設が建つカリオンパークです。今度は真木山の東側の道で、車はほとんど走りません。まだ農作業中ですね。のんびりとサイクリングです。いちめん田んぼのようですが、よく見ると耕されていないところもあります。減反政策による休耕田ですね。魚沼産こしひかりの産地では、休耕田にするよりは加工米や飼料米を作るところもあります。米価が安くとも、補助金でペイするそうです。歪んだ農政のように思うのは、私だけでしょうか。それにしても、田んぼに出ているのは、ほとんど老人ばかりです。こんな田舎、いや田舎だからこそ、奉祝ですね。それにしても日の丸を掲げる家は見なくなりました。都会の街中でも交番くらいです。隅の方は、どうするのでしょう。気になります。この後市街地入り口に建つ農家の直売施設で、夕食の買い物をして5時前に帰宅しました。次は、海に誘ってみましょう。おしまいです。
2019.05.12
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今日は母の日です。田舎暮らしなので、少し早めにお花が届きました。配達の人もこの時期は大変とこぼしていました。花より団子ならぬ、どら焼きです。母と3人でおいしくいただきました。市内のお花屋さんも、プレゼントを買い求める人でにぎわっていました。家内は、朝から赤飯を炊くと意気込んでいます。母は去年まではひとりだったので、今年は少しにぎやかな母の日です。
2019.05.12
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井上ひさしが晩年に構想していた、「ヒロシマ」・「ナガサキ」・「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」の遺志を山田が引き継ぎ、「ナガサキ」をテーマに制作された。「ヒロシマ」が舞台である井上の戯曲『父と暮せば』と対になる形となっている。山田洋次監督の84本目の映画である。(ウィキ)2015年の作品です。ストーリー: 1945年8月9日、長崎に原子爆弾が投下された。それからちょうど3年後。助産師として働く伸子(吉永小百合)のもとに、原爆により死んだはずの息子・浩二(二宮和也)がひょっこりと現れる。それからというもの浩二は度々姿を現し、伸子と思い出話や浩二の恋人・町子(黒木華)についてなどいろんな話をしていくが……。だらだら長い、長崎だけが戦争の犠牲者として描かれ偽善的、ラストの昇天シーンがカルト風など、批判的なコメントの多い映画ですが、幽霊となった息子とその婚約者とのやり取りなど庶民の日常が描かれていて興味深い映画でした。吉永小百合さんがきれいすぎますが、これは仕方ないですね。ただ、ファンタジー映画はないですね。闇屋のおじさんは、生きていれば渥美清さんの役かなと思いました。それにしても、沖縄も広島・長崎も天皇がもっと早く決断していれば、悲劇が起こらず、多くの人が助かったと思わせる出来事でした。多くの国民を死に追いやった昭和天皇の戦争責任は重いですね。息子の婚約者のしあわせを望みながら、素直に喜べない。結果ひとりぼっちになってしまって、辛いですね。とはいえ、悲惨さよりも親子の軽妙なやり取りが魅力の作品でした。それにしても自分より先に子や孫が亡くなるのはつらいですね。戦争はまず若い人からあの世行きです。現実に「母と暮らせば」は、ありません。父と暮せば(予告)https://www.youtube.com/watch?v=oMmUAqXRwjU 黒木和雄監督 戦争レクイエム4作品一挙上映 8/1-8/21https://www.youtube.com/watch?v=dNmQ_xm-MK4 日本国憲法が創り出した価値 井上ひさしhttps://www.youtube.com/watch?v=-0LbBSOEFGY
2019.05.12
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温泉といえば、温泉まんじゅうです。留守番の母に買い求めました。このお店の売店は3つあります。後ろで製造もしています。こちらは、新商品ですね。アスパラバウムも。ひとつ120~130円。90円のお店もありました。10個買ったらひとつおまけしてくれました。伊豆・伊東の石舟庵さんに負けないくらいおいしいおまんじゅうでした。父の仏前にも3つお供えです。賞味期限は3日です。更に、こちらでおせんべい(新潟市新崎の栗山米菓)も買ってミッション完了です。
2019.05.11
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いつも温泉宿に泊まるので、美人の泉は初めてです。もちろん、宿の中には日帰り入浴OKのところもあります。700~2000円で、観光案内所でその日可能なところを案内してくれます。ただし、土日やGWは除外というところもあります。休憩室もありません。洗い場は10か所ほどでしたがすいていました。バスクリン?いえ自然のエメラルドグリーンのお湯です。少しいおうのにおいがします。温泉美人の出来上がりです。広間以外に仮眠室もあり1時間ほど休憩しました。料金は520円でした。ひとりで来た80歳代のおばあさんと話したら、新潟空港の近くからやって来たそうです。息子さんが送ってくれたとかで、一日のんびり過ごされているようです。お元気そうでしたが、あとからやってきた家内を見て、私の娘と勘違いしたのにはまいりました。家内は大喜びです。やはり美人の湯の効果?でしょうか。月岡には、もう一か所ほうずきの里という施設があります。
2019.05.11
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TVドラマ『リーガルハイ』の脚本・古沢良太の2015年の作品です。ストーリー:2015年4月1日エイプリルフール。1年に1度だけ嘘をついていいこの日、街は朝から様々な嘘で満ち溢れていた……。〈イタリアンレストランでの大惨事〉対人恐怖症の清掃員・新田あゆみ(戸田恵梨香)は、一夜限りの関係を持った天才外科医・牧野亘(松坂桃李)に妊娠を告白。エイプリルフールの悪い冗談と掛け合わない亘に業を煮やし、亘のいるイタリアンレストランへ向かう。その頃、亘は美貌のキャビンアテンダント・麗子(菜々緒)とランチデート中。“フロアで起きることは私の責任です”がモットーの接客係(ユースケ・サンタマリア)とオーナーシェフ(小澤征悦)は、今日も爽やかに業務をこなしていたが……。〈ロイヤル夫妻の休日〉櫻小路夫妻(里見浩太朗&富司純子)は、ショッピングや初めてのハンバーガーショップ、ゲームセンターでお忍びデートを満喫中。だが、案内を任されたリムジン運転手(滝藤賢一)やハンバーガーショップ店長(古田新太)、アルバイト女子(木南晴夏)など周囲に驚異を与えるばかり……。〈不器用な誘拐犯〉昔気質のヤクザ・宇田川勇司(寺島進)は、小学生の少女・理香(浜辺美波)を誘拐するが、その一部始終を多くの人に目撃されていた。あまりにも不器用な犯行の上、身代金の要求もしなければ脅しもしない。そんな中、理香の母・絵里子(山口紗弥加)は犯人の似顔絵を見て絶句する……。〈占い老婆の真実〉過去にトラウマを抱えた刑事・小野(高嶋政伸)は、不運続きの救急隊員(岡田将生)から除霊師の老婆(りりィ)が大金を巻き上げている事を掴み、連行する。取り調べ中、友人から人質事件が起きたと通報があるが、毎年エイプリルフールに嘘をつかれているので小野は全く取り合わない……。〈42年ぶり涙の生還〉11歳の時、父親と漁に出て遭難、行方不明になっていた男(生瀬勝久)がムジャンガ島で発見され、42年ぶりに帰国する。やがて神社への参拝を1日も欠かさなかった幼馴染(千葉雅子)と涙の再会を果たすが……。〈僕は宇宙人〉ブラスバンド部に所属する宇宙好きの中学生(浦上晟周)は、いじめが原因で不登校になってしまう。ある日、何気なく見たホームページで自分が宇宙人だと確信した彼は、宇宙船との交信に全精力を費やす……。〈ある大学生の行末〉松田(窪田正孝)と梅田(矢野聖人)は、同じ大学へ通う友人同士。特に何をするわけでもなく、いつも二人でつるんでいた。そんなある日、梅田はずっと抱えていた思いを松田に告白。友人だった二人の関係を壊してしまう可能性もある事実だったが、それを超える真実が松田から告げられ……。そしてエイプリルフールの1日の終わり、全ての嘘が絡み合い、最高の奇跡を起こす……。(KINENOTE) 7つの嘘が奇跡を起こす!奇跡?このコピーがウソという作品ですね。たくさんの俳優とエピソードですが、雑多な感じがして大味な作品でした。大したどんでん返しもなく、〈ロイヤル夫妻の休日〉のエピソードは、ばかばかしい限りです。映画というよりは、コントの寄せ集めと思ってみればよいと思います。否定的なコメントが多かったので、少し救われた気がしました。
2019.05.11
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首相「安全保障に影響ない」北朝鮮また2発 批判は抑制へ 毎日新聞 2019/05/09 安倍晋三首相は9日、首相官邸で記者団に「現時点で我が国の安全保障に影響があるような事態は確認されていない」と語った。政府は、米韓両政府と連携し、情報収集や分析にあたる方針だ。政府は飛翔(ひしょう)体の発射後、ただちに関係省庁による局長級協議を首相官邸で開いた。岩屋毅防衛相は協議後、防衛省で記者団に「日本の領域や排他的経済水域(EEZ)への弾道ミサイルの飛来は確認されていない」と指摘。飛翔体の種類については「分析中で断定的なことは言えない」と述べるにとどめた。政府は日朝の対話を探っており、4日の飛翔体発射の際と同じく、北朝鮮への批判は抑える構え。しかし、こうした姿勢には自民党からも不満が漏れる。「分析に時間をかけすぎている。飛翔体との表現はやめ、ミサイル発射とすべきだ」。自民党が9日に開いた国防などの合同部会では、4日の飛翔体の分析が遅れていることに対する批判が噴出した。北朝鮮との対話ムードが壊れるのを恐れ、政府があえて「弾道ミサイル」と発表することをためらっているのではないかとの疑念があるからだ。これに対し、政府側は「米韓の情報と合わせて対応している」と釈明したものの、部会中に北朝鮮が再び飛翔体を発射したという情報が入り、騒然。防衛省担当者が情報収集に追われた。【田辺佑介】お昼のニュースでは、米国は弾道ミサイルと断定したそうです。300km飛んで日本海にドボンです。政府は、米国や韓国と協議して対応を決めるとのことで、相変わらず飛翔体です。自民党内から批判が出ているようですが、安倍応援団やネット右翼はだんまりです。だいたい漢字が読めない首相に、飛翔体は難しすぎるでしょう。ミサイルのようなものくらいが、彼にはちょうどよいのではないでしょうか。敗戦を終戦、撤退を転進、原発事故を事象、戦闘行為を衝突なんて、政府が言い換えてごまかす時は要注意です。それにしてもミサイルが発射されても首相は山梨でゴルフ三昧です。国連決議違反ですが、安倍首相はどうするつもりでしょう。PS:トランプが来るのでゴルフの練習?安倍晋三 大失敗(大失態)のゴルフ外交 2017.11.4https://www.youtube.com/watch?v=MWamZbFCqg0
2019.05.10
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