シニア女子初の4回転成功 19歳のトゥルシンバエワ
2019
年 3
月 23
日 00
時 18
分
朝日新聞
女子フリーの演技冒頭で、19歳のエリザベート・トゥルシンバエワ( カザフスタン
)が4回転ジャンプを決めた。 国際スケート連盟
(ISU)の公認試合で初めて成功したシニアの女子となった。「信じられない。ここで達成できてよかった」。総合2位に入り、 カザフスタン
女子初のメダリストにもなった。
跳んだのは 4回転サルコー 。3年くらい前から取り組み始めたという。「サルコーが一番好きで、試しでやっていた」。今大会はSP3位となった後の会見で、「こちらに来て挑戦するたびに着氷している」と自信をのぞかせていた。
ジュニア時代の14歳だった2002年に、女子で初めてISU公認試合で4回転を成功させた 安藤美姫 さんは「アメージング(驚き)です。挑戦してくれてありがとう」と絶賛した。
バイオリストの顔も
今季挑戦したのは3大会目。 平昌五輪
女子金メダルの アリーナ・ザギトワ
(ロシア)とともに指導を受けるエテリ・トゥトベリゼ・コーチから提案されたという。銀メダルを獲得した今年2月の 四大陸選手権
、3月の ユニバーシアード
冬季大会では失敗。しかし、今大会で成功させた。
モスクワ出身で身長148センチ。兄の影響でスケートを始めた。五輪2大会連続金メダルの 羽生結弦
(ANA)を指導するブライアン・オーサー・コーチに師事していた17年世界選手権で9位、昨年の 平昌(ピョンチャン)五輪
で12位に入った。
一方、 国際スケート連盟
の資料によると、バイオリンにも本格的に取り組んできたという、スケーターとしては異色の経歴を持つ。モスクワの音楽学校で学んでいたという。自身の インスタグラム
には、バイオリンを演奏する動画を投稿している。
カザフスタン
ソチ五輪
男子銅メダリストで、昨年7月に強盗に刺されて25歳で亡くなったデニス・テンさんに続く選手として期待されている。トゥルシンバエワは「彼と私のために大会に臨んだ。サポートしたいというたくさんのメッセージがあったので頑張りました」と語った。(浅野有美)
https://twitter.com/ISU_Figure
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