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今日は七夕ですが、当地はあいにくの雨です。雨がやんだところを見計らって、ジムに行ったりクリニックに行ったりです。起き掛けに計った血糖値は130、昼食抜きで午後クリニックで計ってもらった値は120、でもA1cは7.3⇒7.4に上昇と残念な結果です。医師からは投薬の増量を打診されましたが、次回までペンディングです。まあ、この間欲望のままに食べて飲んでいましたから、ジムに通って体を動かしていたとはいえ当然の結果ですね。体重は62kg前後で横ばいだったのですが、それに安心した?さて、本題です。娘にBMWを借りて、二子玉川から東名高速道を西に向かいました。4時間320kmのドライブです。長久手ICで下りて、イケアが目的地?いえ、その近くのCafeです。オーナーは、若くして日展入選の腕前です。手前の絵はモネの睡蓮に似ていなくもないですが、「水ぬるむ」という題の日本画です。Cafe Gallery Tohenbokuは、絵を楽しむ喫茶のお店です。唐変木ではなく陶片木のようです。陶芸もやっていた?楽しい時間を過ごして、富士山を見ながら安全運転で帰京です。お便りをいただいたので、ブログアップしてみました。コロナが落ち着いたら、出かけてみましょう。おまけ:(26) ファッショナブル・ラヴァー|ハイ・ファイ・セット - YouTube(26) ♬ クリスタル・ナイト(LIVE)/ハイファイセット with ガルボジン - YouTube
2021.07.08
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最後のコーナーです。岡本信治郎のゼロ戦(1984年)です。さし絵もたくさん展示されていました。浜口知明です。だめな奴、せかせか、地下牢と変わった題名の作品が続きます。浜辺群像?ウォーリーを探せ(1987年)かなと思いましたが、こちらの方が先ですね。ピカソとエルンスト以外は、初めて接する作家でした。未知な作品、未知な個性に出会えて、面白かったです。地元に根ざしたりゆかりのある作家の先品を所蔵して展示するのも地方の美術館の役割でしょう。1時間もあれば十分鑑賞できます。すいていて気軽に立ち寄れます。
2020.12.14
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佐藤哲三に続いてもうひとり郷土出身の作家です。ペルピニャンは地中海側のスペイン国境の町です。ヨーロッパ出張で、フランスのモンペリエからバルセロナに向かう途中通過しました。軟禁生活で毎日絵を描いて過ごしていたのでしょう。たくさん展示されていました。確かにイケメンですね。女性を丸坊主にする報復はパリだけかと思いましたが、ペルピニャンのような国境の町でも行われたのですね。勝者に取り入ってうまい汁を吸った天皇やその取り巻きとは対照的です。続きます。
2020.12.13
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手前は、掘割と柳と言う新潟市の街並みを模した前川國男設計の西大畑公園です。三部構成で、こちらは撮影OKです。目玉作品のピカソです。東京なら、西洋美術館などでいつでもピカソ作品を観ることができますが、地方はそうは行きません。手軽に本物を観れるというのは、それなりに意義があることだと思います。小学生の頃新潟で見た松方コレクション展は、今でも心に残っています。いま西洋美術館で見ることができる写実的なクールベの波が特に印象的でした。1941年の少女です。1934-5年の苦悩です。紙と鉛筆で書かれた労働者(1932-33年)です。1951年の作品です。どの作品も風土を色濃く反映していると感じました。裏日本特有の暗さが何とも重くのしかかる絵で、それなり力強さを感じますが、あまり好きにはなれませんでした。続きます。
2020.12.13
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ランチの後は、美術鑑賞です。ローカル紙の記事を見て、行ってみたくなりました。東京では、見れないですね。チラシです。6等身と8等身も東西の差でしょうか。大坂・島成園の艶めかしいリアルな感じが不思議でした。鏑木清方や上村松園は、MOMATなどでお馴染みですが、大阪の島成園の作品は初めて見ました。それにしても、美人画がずらりと展示されていて、壮観でした。愛方のお気に入りは、上村松園です。やはり女流画家の美人画は表情が違うと一段高い評価でした。私は、伊東深水が好きですが、1枚だけでした。娘の朝丘雪路に似ている?館内は撮影禁止、コロナでマスク着用です。マスク着用は、疲れます。土曜の午後でしたが、すいていました。外国の美術館並みにゆったりと鑑賞できました。愛方が気に入ったものを何枚か買っていました。立派な図録も売っていましたが、各地で公開されているようで今年は6月に郡山で開催されたようです。製作年不詳が多いですね。6点がネットで見れます。https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/4813料金は1000円ですが、これも観光循環バス チケットの割引で800円でした。何か所か回れば、500円のチケット代がタダになりそうです。
2020.11.19
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NHKの日曜美術館も8月は、戦争に関連したものでした。「無言館の扉 語り続ける戦没画学生」700点を超える戦没画学生の遺作を所蔵する『無言館』。館長窪島誠一郎(78)が収集をはじめたのは、戦争の記憶の風化が叫ばれた戦後50年1995年のことだった。半世紀の時を越え、若き画家たちの作品と出会った瞬間の衝撃。そこには50年の歳月の重みがあった。絵の中に込められた“熱き思い”と半世紀という時間の中で確実に劣化していく絵の運命。そのリアルを伝えるか。修復家山領まりと窪島誠一郎の戦いを見つめる。8月9日放送以前信州ドライブの途中に立ち寄ったことがあります。緑の中にひっそりとたたずむ美術館です。記憶のパレット収蔵された作品の作者、画学生の名前が刻まれています。作品のほかに遺品や経歴が展示されています。家族や恋人などの大切な人を描いた作品や自画像が多く、戦後家族が遺品として保管していました。東山魁夷と芸大で同級生だった人の絵もありました。生きていれば、・・・。何点か作品が紹介されました。『家族』 伊澤 洋(いざわ ひろし)1917年、栃木県生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科在学中に入隊。満州(現・中国東北地方)に出征。1943年、東部ニューギニアにて戦死。享年26歳。 730×908裕福な家のようですが、実は貧しい家の出身で大切な欅の木を売って芸大の学費にしたそうです。画家としての成功を夢見て描いたのでしょう。画家自身の姿も右上に描かれています。『裸婦』 日高安典(ひだか やすのり)1918年、鹿児島県種子島生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科を繰り上げ卒業。満州(現・中国東北地方)に出征。1945年、フィリピン・ルソン島にて戦死。享年27歳。 730×504無言館の感想ノートに存命のモデルの方(当時70歳くらい?)が思い出を記しました。モデルの時は二十歳で、その後結婚しなかったそうです。戦時中の大切な時間だったようです。戦時の切羽詰まった様子が書かれた文章でした。横に、本人の自画像も展示されていました。今回は、持ち込まれた絵の修復を行っている山領さんの修復アトリエも紹介されていました。何と武蔵野市にあり、年間10点ほど修復を行っているそうです。600点ほどあるのでまだかかりそうですね。経年劣化も作品の一部としてとらえ、それ以上劣化しないような修復を心がけているそうです。今年の1月収録で7月に山領さんはなくなりましたが、お弟子さんたちがあとを引き継いでいます。『飛行兵立像』 大貝 彌太郎(おおがい やたろう)1908年、福岡県生まれ。東京美術学校(現・東京藝術大学)油画科を卒業。長崎県内の中学校、そして長崎地方航空機乗員養成所で美術教師として勤務。1946年、喉頭結核により病死。享年38歳。 1167×909 訪れたこともあり、なつかしい心に残る番組でした。戦争当時すでに名を成していた画家は、従軍画家として戦意高揚の絵をかいて戦争協力です。そのままボスとして残ったのもいれば、藤田嗣治のようにフランスに逃げた者も。対して、若き画学生たちは、道半ばで大切な家族や恋人を残して出征し異国の地で無残に亡くなりました。死んでも作品が残っただけよかったというわけにはゆきません。いつの時代も、戦争は若い人につらいものです。戦争をあおる老人を信じてはいけません。
2020.08.23
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今回目新しかったのは、英国ナショナルギャラリー展に合わせて松方コレクションから英国絵画を選んで展示されていたことです。この肖像画は、はじめて見ました。美術愛好家らしい背景です。他に数点展示されていました。ゴーガンやシスレー、ムンク、レジエなどの作品を見て、彫刻コーナーにまわると中庭越しにレストランが見えます。ブリュッセルの小便少女かと思う大胆なポーズです。おなかもすいてきたので、芸術鑑賞はこの辺で切り上げてランチタイムです。なお、再入場も可能です。係の人にきいたら、最近常設展は人が多いそうです。やはりまだ他が休館中だったり予約制だったりしているせいかもしれません。早く正常化して、無料観覧日を復活してほしいです。もっとも企画展はゆっくり見れるのでよいかもしれませんが、観覧料は上げざるを得ないでしょう。個々の作品については、後日別途ブログアップするかもしれません。
2020.07.04
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前回訪問した時は、松方コレクション特別展でこちらのエリアはクローズでした。印象派の作品が並ぶエリアです。ルーブルでいえばグランドギャラリーで、大きな絵が展示されています。手前は、ミレーの春(ダフニスとクロエ)です。奥も大作で、フュースリのグイド・カヴァルカンティの亡霊に出会うテオドーレです。かなりグロテスクで圧倒されます。右から二つ目に見えるクールベの波は思い出深い作品です。小学生の頃、新潟で松方コレクション展が開催されて、この作品を見たのを覚えています。愛方に、この絵を入れて写真を撮ってもらいました。まわりにほとんど人はいませんでしたが、少し恥ずかしかったです。チケットのモネの舟遊びが見えます。箱根のポーラ美術館とのジョイント展覧会で出張していたことを、愛方が覚えていました。ルノアールやモネなどの作品が続きます。今回の特別展です。活版印刷以前の本とそのさし絵展です。続きます。
2020.07.04
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上野駅公園口からの人込みを横切って、お目当ての西洋美術館に到着です。竹橋の近代美術館は予約制、山種や松岡は休館継続中でした。西美も本来は無料公開日のはずですが、コロナのせいで有料でした。まあ、10万円もらったのでいいかな?チケットを買って入るのは初めてです。ようやく開催の運びとなったこちらは、当日の予約はいっぱいで鑑賞不可でした。まあ、ロンドンでじっくり見たのでいいです。建物自体が、世界遺産です。一階は彫刻です。ロダンの接吻ですが、いろいろな角度から鑑賞です。写真を撮っていたら、デジカメのオートフォーカスのライトを注意されました。フラッシュ撮影はNGですが、こちらは関係ないでしょう。若い女性相手に言い返すのも何だと思い、はいわかりましたと適当に返答です。2階の絵画展示にGOです。15~17世紀の宗教画、ルーベンス、エル・グレコ、フェルメールなどの作品にご対面です。色鮮やかな最後の晩餐です。ミラノのダビンチの作品(1498年)もこれくらいなら素晴らしいですが、修復前でがっかり、大きなしみでしたね。人物名などの解説がほしい作品です。いくらで買ったかも気になります。ひと回りして、新館に向かいます。
2020.07.04
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9月10日に始まって2か月ほど、そろそろすいてきたようなので観に行きました。場所は東京都美術館です。愛方との初デートもここで、描かれたニューヨーク展というのを観に行きました。マネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガンといった印象派やポスト印象派の作品が50点ほど展示されていて、ちょうどよい分量です。予想通りすいていたのもよかったです。個人のコレクションがベースの美術館なので、邸宅で飾られていたような展示があり工夫が凝らされていました。大型の解説ボードも鑑賞を助けます。作品よりもこちらの方に群がっているという珍妙な光景も見られました。撮影禁止でしたが、最後に記念撮影のコーナーがありました。こちらも並ばずに撮れました。11月13日に20万人突破で、20万人目は三鷹の人です。主要な作品は、土産物店で複製が売っていましたが、ピンキリでした。実際の作品とは無関係に、決められたサイズに乱暴に抑え込まれています。こちらは、おなじみのクリアホルダーです。お菓子やワイン、そしてTシャツです。続きます。
2019.11.26
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数年ぶりで、本館の展示もずいぶん変わっていました。昔は、焼き物が多かったです。さて最後はこちらです。根付に興味はありませんでしたが、宮様のコレクションということで拝見させていただきました。かくれ皇室ファン?ハロウィーン根付?確かに現代根付です。やはり動物が多いです。裏表に展示されていました。金曜日だったので夜8時まで開館していますが、夕食に時間に間に合うように出ました。無料観覧日もありますが、そう多くはありません。表慶館はクローズ、法隆寺宝物館はパスしました。おしまいです。
2019.11.15
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聖観音菩薩立像ですが、これは昭和の模造品です。原型は、7~8世紀の薬師寺安置のものです。こちらは、鎌倉時代の文殊菩薩立像、いいお顔ですね。こちらは人だかりです。いま若い人の間で刀剣ブームだそうです。うちにも一振りあります。魔除けだそうです。ひとつが俵屋宗達、もう一つが作者不詳の作品です。武蔵野と題するこの屏風もよかったですというよりは、私としてはこちらの方が好きです。こちらは重文です。江戸時代に隆盛を極めた狩野派の絵もあります。毛色が変わっているのはこちらです。展示の仕方がいいですね。
2019.11.14
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広い本館、ぐるぐる回って、ようやく見つけました。4回に分けて公開でしたので、葛飾北斎の神奈川沖浪裏の展示は終わっていました。かわりにこちらです。喜多川歌麿です。北斎の富嶽三十六景です。こちらは、歌川広重。北斎の百物語・さらやしき。歌川国貞(三代豊国)歌川国芳。本朝水滸伝から宮本無三四。渓斎英泉の美人東海道。勝川春潮。鳥居清長。洋画同様ビッグネームのコレクションでした。4回に分けずに、と~はくでなくともよいので一堂に展示してほしいですね。つづきます。
2019.11.13
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目を引いたのは、日本近代彫刻の父 竹内久一(1857~1916)の作品です。1893年のシカゴ万博出品作です。近代美術というと竹橋のMOMATですが。と~はくも負けていません。下村観山ですね。楠公(1921年)こちらは、川合玉堂月下とう衣(1913年)渓山四時(1939年)もちろん横山大観もあります。四人の画家の競作です。日本のセザンヌ安井曾太郎ですね。深井英五氏像(1937年)ラグーザ(1841~1927)の日本の婦人像(1881年)です。他に、高橋由一もありました。こんなお子様向けの顔出しパネルもあります。つづきます。
2019.11.12
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本館を見るつもりはなかったのですが、松方コレクションの浮世絵展を開催しているのでのぞいてみました。本来は最初にここで本日の催し物を確認すべきなのでしょうね。メインイベントで、混み合っていました。ここだけ撮影禁止で、係員が外人さんをしつこく制止していました。お寺で見るよりも明るいところで細部まで見ることができてよかったです。芸術作品ですね。それにしても、最近はこの手の催し物が多いですね。もったいないくらい立派な階段です。「帝国」を感じます。最初に目についたのは、こちらです。国宝でも重文でもありませんが、いつ見てもいい作品です。郷土愛でしょうか。こちらは、どこかで見たような気がしませんか。宮崎駿監督も見たのではと思いました。少数民族の着物も貴重な文化財です。こういうものをしっかり保存展示するのも国立博物館の役割なのでしょう。つづきます。
2019.11.11
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東洋館なのにエジプトのミイラです。エジプトからの寄贈品で、本物です。大英博物館のミイラは有名ですが、日本でも見られるとは思いませんでした。こちらはよく見る鳥ですね。日本の朱鷺です。こちらもお馴染みですね。東洋館にエジプトのものがあるとは思わなかったので、意外でした。ここは、テラスがあります。そこからの眺めです。テラスでひと休みして、次は本館をのぞきます。
2019.11.10
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インドの次は中東です。リュトンだそうです。バッカスかなと思いましたが、ヘラクレスだそうです。ヘラクレスと言えば、やっぱりこんな感じでしょう。こちらは、ギリシア神話つながりでしょうか?こちらは東洋の美ですね。三国志展でも展示されていました。唐三彩ですね。西安=長安の土産物屋さんに大小さまざまなものが売られています。買うときは、10分の1の価格から交渉です。
2019.11.09
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インドの続きです。これは何と思ったレリーフです。仏伝「誕生」3世紀ガンダーラとあります。日本にはない絵柄です。異国の仏様感を感じます。こちらも弥勒菩薩です。こちらは、日本ならでは展示コーナーです。川口探検隊や椎名誠のあやしい探検隊などがありますが、こちらは元祖探検隊です。一部が展示されていました。どんな音楽が奏でられていたのでしょう。将来AIの力で、復元出来たら素晴らしいです。
2019.11.08
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中国の次は、インドです。アラカン山脈を越えると人種が違うなんて言われます。彫りの深い顔と鋭い目つき。じっと見るとかの国の人たちは、ちょっとこわいお顔立ちですが、仏様はイケメンぞろいです。これが弥勒菩薩なのと思ってしまいました。弥勒菩薩と聞いて、日本人が思い浮かべるのはこちらの方でしょう。神も仏も人間の想像=創造の産物ですね。修学旅行でお会いしたきりです。こうしてみると、仏教と言うのはその国の美意識に溶け込んでいるものですね。キリストさんの方はどうでしょう。みんな似たようなもの?いえシスティーナ礼拝堂のキリストは、筋骨隆々で若々しく力強いですね。天才ミケランジェロの世界です。腰布が取られる日はいつ?イスラム教が偶像崇拝を禁じているのは、不思議ですね。つづきます。
2019.11.07
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東洋館は初めてです。博物館でアジアの旅のコピーにひかれました。最初は、中国です。如来三尊立像。東魏時代6世紀のもので、重文です。観音菩薩立像で、銘文から585年につくられた三尊像で中尊像が大英博物館にあるそうです。中国の人が見たら少し複雑な思いを抱くかもしれません。喜多川歌麿の深川の雪は日本にありますが、品川の月、吉原の花の雪月花三部作のうちのふたつは米国にあります。何とか三つそろえて見たいものですね。菩薩立像です。石灰岩なので荒い感じです。どんなお顔だったのでしょう。と~はくならではコレクションだそうです。大きなお顔です。十一面観音です。マリア様みたいなお顔立ちです。重要文化財のたくさんの仏像が展示されていました。参考:貸し出し禁止の米国にある品川の月です。
2019.11.06
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9月に三国志展を見に行った時、特別展のほかに常設展示も見ることができるとのことでのぞいてみました。いまは、即位記念の正倉院展ですね。今年は東西で開催だそうです。文化の日は、総合文化展のみが無料になります。さて展示です。1階の考古展示室では、考古遺物で石器時代から近代まで日本の歴史をたどります。縄文時代の土偶や、弥生時代の銅鐸、古墳時代の埴輪など教科書でみたあの作品に出会えます。(HP)大きな作品で、重要文化財です。遮光器土偶で、重文が続きます。縄文時代晩期(前1000~前400年)、宮城県大崎市からの出土です。戦士の石人です。6世紀のもので、岩戸山古墳からの出土です。これも重文です。こちらは堂々の国宝ですが、正直えっこれがと驚きました。ライトアップされた部分です。三国志展と違って、ゆったりしています。埴輪がいっぱいで、なんか楽しいです。大魔神を思い出します。シビですが、かっこいいですね。この造形美、もう芸術作品です。最後になぜかこんな展示もありました。レプリカです。と~はくなので、本物を展示してほしいですね。こちらは、さわれる展示ですね。考古学ファンにはたまらない展示でしょうね。たくさん写真を撮りましたが、一部だけブログアップです。つづきます。
2019.10.30
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翌朝は、午後から雨の天気予報でした。確かに、西の空に雲が広がっています。お部屋の下はこんな感じです。低層階の屋上に建つ一戸建てはマッチ箱のように見えますが、新宿ですから豪邸です。雨が降っても大丈夫なところに出かけましたが、新橋で雨が降り始めました。ゆりかもめのお台場公園駅を降りて向かったのはこちらです。5分前に到着しましたが、一番乗りでした。上下とも知らないキャラです。オードリー・ヘップバーンですね。壇蜜さんですが、衣装が地味ですね。ロンドンの本店に行ったことがありますが、東京は初めてです。ネットで予約したら500円引きの1800円(夜間は1400円)でした。発券してもらった私たちのチケットです。再入場はできません。トイレは中にあります。
2019.09.29
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チラシからです。女性と花がテーマです。マチスの影響を受けたとのこと、そんな感じがただよう絵もありました。私は女性、愛方は花の絵にひかれました。*今回は展示されていません。絵葉書を買いました。暗いヌードが不気味でしたが、何枚かの端正な女性の絵をみてなつかしく思いました。昔どこかで見たような気がします。婦人公論の表紙の元絵でした。母が購読していました。ちなみに、父は週刊新潮で、私は少年画報と少年マガジンです。私たちと入れ替わりに男性がひとりやって来ただけで、ひとり200円で貸し切り状態でした。画集なども見て、ゆっくり過ごさせていただきました。なんと戦争画も描いているのですね。世田谷には、他にふたつ有名画家の美術館(分館)があります。参議員の議員控室で、作家の絵を見かけました。
2019.09.26
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九品仏を後にして向かったのは、宮本三郎記念美術館です。画家のアトリエ跡に建てられた美術館で、世田谷美術館の分館でもあります。図書館で見つけたチラシです。九品仏や自由が丘、奥沢の三つの駅の中間で、街中の建物です。建て替え前の様子です。モダンな戦前の建物です。大きな窓からの光で、創作したのでしょう。それにしてもまわりは畑ですね。気難しそうなお顔ですね。こわいお顔、愛方の感想です。忠さんの作品です。絵になる、いや彫刻になるお顔です。くわえたばこが、時代を感じさせます。出身地の小松市にも美術館があるそうです。
2019.09.26
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呉のお墓です。何かわかりますか?虎です。こちらも呉のものですが、南米のものみたいです。こちらは蜀のお墓です。装飾にコインが使われています。この博物館のアジア館も保有しています。これで、三国の時代はおしまいです。最終日の16日には、入場時に行列が出来たそうです。雨なのに大変でしたね。特別展「三国志」広報事務局によると、7月9日に開幕し、会期62日間で33万7639人が訪れた。単純に一日平均で連日約5500人が来場した計算になる。同展は10月1日から2020年1月5日までは九州国立博物館で開催される。関西での開催はなく、福岡です。金曜日だったので、20時まで開館していました。この後、アジア館や日本館も見て夕食に間に合うように帰途につきました。
2019.09.23
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近年発見され調査中の曹操高陵に関する展示は、今回の展覧会の目玉の一つです。遺言通り質素な小さなお墓とのことです。会場には、その墓室が実物大で再現されていました。定説がくつがえる?曹操の陵墓であることを示す石牌です。魏の俑は、ちょっと粗雑です。幼稚園児の粘土細工のようです。時代を下るとだんだん大規模なものになりますね。明の十三陵は、中国ツアーの定番です。超絶技巧も展示されていました。こちらは、西晋時代のものです。続きます。
2019.09.22
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めぐみの蜀、にぎわいの呉、おごそかなる魏 各国の特徴を言い表した言葉です。ユーモラスでおおらかな表情の蜀の俑です。ちょっと変わったこちらは?呉の俑は小ぶりです。初めて見るものが多いです。それにしても、ほとんどが一級文物です。日中協力ですね。山越についての説明もありました。変革は辺境からですね。現代中国の経済改革もしかりです。お墓の壁画の模写です。公孫氏のものですね。207年の勢力図です。続きます。
2019.09.22
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次は第2会場です。会場入り口には映画レッドクリフとゲームの映像が映し出されていますが、こちらは撮影禁止です。ハリウッドも日本のゲーム会社も、中国の博物館ほど太っ腹ではありません。そんなことにお構いなく、外人さんは撮影していました。さて、入場です。曹操の書だそうです。リアル三国志ですね。小さな金印です。これも金製品ですが、ピンセットかと思いました。難しい漢字は、ヘアピンという英語の表記に助けられます。L字型の変わったカップです。言うまでもなく、日本が中国製品をパクったのでしょうね。西安(長安)に行くと、京都も奈良も中国のパクリだということがわかります。文化はパクリパクられですが、できればパクられたいものですね。この数十年は、日本にとっては誇らしい時期だったのかもしれません。鏡ももちろん中国からですね。こんなものも展示されていました。孔明と言ったらこちらですね。成都で見ました。
2019.09.21
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副葬品の展示が続きます。日本の古墳には見られないものが、いろいろと展示されていました。長すぎて全部は写しきれません。もちろん、メイドインジャパンのレプリカです。レッドクリフの世界です。なかなかユニークな展示です。弩の金属部分です。中国全土から出品されています。中国人の見学者も見られました。これで第一会場の展示が終わりです。第二会場に続きます。
2019.09.21
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上野に来たのは、三国志展を見るためです。写真撮影OKとは、この時知りました。さすが中国太っ腹です。会場は混雑との表示も。会期末なので仕方ないですね。7月頃はすいていましたが、9月にテレビ(BS日テレ)で取り上げられて増えたそうです。平成館で開催です。日中文化交流協定締結40周年記念だそうです。関帝廟の壁画が何枚か展示されていました。この方向からの写真が素晴らしいです。かっこいいですね。適度に基礎知識のパネルがあります。関羽に叱られているのは、張飛ですね。映画レッドクリフでお馴染みの趙雲ですね。横山光輝の漫画の原画も何枚か展示されています。中国全土に散らばる博物館から、三国志関連の文物が集められ一堂に展示されています。劉備活躍の舞台です。青銅製品は、きれいに残っています。こちらのパネルが興味深かったです。1~2000万人です。767万人が今や16億人です。日本は弥生時代ですが、どのくらいだったのでしょう。続きます。
2019.09.20
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美術関係でよく見るテレビ番組は、美の巨人たちと日曜美術館ですが、当地ではテレビ東京は映らないので数週間遅れのBSテレ東で見ています。たまに見るのが、BS日テレの「ぶらぶら美術・博物館」です。山田五郎さんがMCですが、おぎやはぎと女性アシスタントのおバカな話で親しみやすい作りです。まさに、ぶらぶらといった感じです。Eテレの日曜美術館とは対照的です。1月8日は、渋谷BUNKAMURAで開催中の「ロマテック・ロシア展」を取り上げていました。アンナ・カレーニナやトロイカなども知らないというおバカぶりでした。演出なのか本当なのか?たぶん後者でしょう。今回の展覧会の目玉はこちらです。 イワン・ニコラビッチ・クラムスコイ( 1837~1887)、(ロシア)「неизвестную」 1883年 75.5x99cm モスクワ の国立トレチャコフ美術館蔵英語では「Unknown」、直訳すれば「見知らぬ人(女)」や「無題」。邦題は「忘れえぬ人」です。モデルはモナ・リザ同様不明ですが、ロシアではもっぱら高級娼婦といわれていたそうです。無蓋の馬車に乗っているから?また、作者がトルストイと親交があったので、アンナ・カレーニナをイメージしたとも言われています。少しアジアの血が入っているような憂いを含んだ顔立ちが日本人好みで、10年ぶりの来日です。「忘れえぬ人」という画題もいいです。誰がつけたのか気になりますね。参考:http://www.bs4.jp/burabi/onair/294/index.html
2019.01.10
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今年で24回目を迎えるチャリティーイベント「秘蔵の名品 アートコレクション展」。 企業・団体・個人が所有し、普段はなかなか鑑賞の機会がない貴重な絵画を約70点展示いたします。 今回は、ホテルの所在地である「虎ノ門」の名に因み、「虎」をはじめとする様々な動物の姿に焦点を当てます。 力強い虎、魅力的な猫、愛らしい犬など、動物たちの息吹を感じさせる、様々な絵画の名品をお愉しみください。展覧会は三部構成です。 【第1章】 田園のなかの動物西洋と日本、それぞれの風景表現に登場する動物たちを紹介いたします。 美しい景色の中でのどかに佇むその姿は、観るものの心をなごませ、癒してくれることでしょう。洋画は、英国やオランダのものでした。浅井忠《牛追い》歌舞伎座 【第2章】 動物画の魅力江戸期・明治期の動物表現から、虎や猫、犬などの様々な動物に焦点を当てます。表情豊かな動物たちの姿に宿る生命(いのち)を感じてください。大きな展示スペースで大作の屏風絵などが展示されていました。やっぱり竹内栖鳳がいいですね。こちらの小倉遊亀の作品も良かったです。*撮影禁止なので、ネットからです。 【第3章】 花鳥繚乱細密な表現から、モダンな描写まで多種多様な花鳥画の世界を展観します。色鮮やかな鳥たちが会場を彩り、躍動感あふれる絵画の中へ誘います。宴会場のホワイエスペースでしょう。上村松篁、淳之親子の鳥の絵が印象的でした。http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/events/art/ 土曜日の午後でしたが、ゆったりしていました。ホテルのイベントなので、お子様連れも。動物園感覚?ゆっくり観て1時間ほどです。美術館では見れない作品を見れて良かったですが、死んだら棺桶に入れて燃やすなんて言わないで、公共の美術館に寄贈してもらいたいものです。ミュージアムショップ以外にこんなものも。好評だそうです。久しぶりのホテルオークラです。と言っても別館は、カメリアくらいしか行ったことがなかったのでしばしホテル散策です。
2018.08.22
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企業・団体・個人が所有する作品の展示会です。http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/events/art/ 吉祥寺から渋谷、赤坂見附、霞が関を経由して神谷町で下りました。乗換え3回の一番安いルートです。某社の社員クラブがあって麻雀や宴会をやったあたりは、城山ガーデンとなって様変わりです。本館は建て替え中ですが、別館はちゃんと営業しています。長澤蘆雪、竹内栖鳳、菱田春草、丸山応挙と誰でも知っている有名な作家の名前が並んでいます。鑑定団なら最低でも〇千万円級。持っているもんですね。それにしてもこのパネルの図柄気になります。こちらですね。尾形光琳 紅白梅図屏風 (国宝)ですね。毎年2月の梅の咲く頃、熱海で見ることができます。http://www.moaart.or.jp/?collections=053 続きます。
2018.08.21
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第7室の展示プレートです。50年前ということですね。遠い昔と思うか、懐かしいと思うか、年代によりますね。「政治の季節」は田舎だったので感じませんでしたが、その後じわじわと70年安保に向けて進行していったのではないでしょうか。ボクシングは日本人のチャンピオンが出て、人気スポーツでした。「流しの写真家」なんて、職業があったのですね。新宿でジャズというと、ピット・インでした。こちらは、バンドボーイという作品です。鴨居玲 静止した刻 1968年星野眞吾 白い作品・男 1968年魚拓ならぬ、人拓でしょうか。中西夏之 コンパクト・オブジェ 沈む鋏 1968年1968年のタイムカプセル?この日外は30度を超える暑さでしたが、軽装で行ったので美術館の中は1時間も見ていると寒いくらいでした。冷やしすぎ?展示作品優先ですね。しばし外で休憩し、温まりました。外人さんが、靴を脱いでくつろいでいました。
2018.07.18
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続きです。中野淳 食卓 1956年なんともこわい、気味の悪い絵です。建畠覚造 貌(かお) 1955年セメントで作られています。後ろからです。誰の作品かと思ったら、古沢岩美 峠 1952年 です。前に展示されていたアリラン峠の恋人 1954年 とは、対照的な女性です。「死と美女」は生のはかなさがテーマなのでしょうが、絶望の淵にあるようです。古沢岩美:1912年(明治45年)2月5日 - 2000年(平成12年)4月15日)日本のシュールレアリスム、前衛芸術の草分けとして「日本のダリ」と称された。東京では後年、板橋区前野町に農家の納屋を移築したアトリエを構えていた。開高健、井上光晴、瀬戸内寂聴らが訪れ、作品を買い求めるなどした。古沢の没後も保存されていたが、管理していた長女の死去などもあって、古沢作品154点を収蔵する板橋区立美術館に遺品を移したうえで取り壊しが決まった。(ウィキ)
2018.07.16
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第6室は、不安な身体です。戦争が終わって自由に描けるようになって明るい絵が多かった半面、東西冷戦や保守派の巻き返しなどで不安な時代だったのでしょう。そんな不安な気持ちを表現した作品が、展示されていました。私が生まれる前、親の世代は戦後の困難を乗り越えて次の世代に命をつないでくれたと思うと感謝です。それにしても、暗い絵のオンパレードで、キャプションが多くの作品に付いていました。麻生三郎 赤い空 1956年勝呂忠 重い月 1956年海老原喜之助 雨の日 1956年1955年=昭和30年はもはや戦後ではないと経済白書で言われた年ですが、この重さ、暗さは、何なのでしょう。続きます。
2018.07.15
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続きです。和田三造 興亜曼荼羅 1940年インド、中国、東南アジア、日本はどこ?藤尾龍四郎 ミトス(習作群像) 1943年ミュトス【(ギリシャ)mythos】《語り伝えられるものの意。「ミトス」とも》自然・神々・英雄などについて民間に伝わる物語。伝説。伝承。神話。福沢一郎 牛 1936年ずいぶん狂暴に見えます。牛というよりは怪獣みたいです。靉光 シシ 1936年こちらも不思議な絵です。ライオンというよりは、子犬に見えます。ユニークなテーマの展示でした。
2018.07.12
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第5室は、「戦争の時代と動物」です。真ん中に鎮座するのは、朝倉文夫 仰視 1944年 です。さて、何を見ているのでしょう。仰視している絵は、猪熊弦一郎 ○○方面鉄道建設 1944年 です。こんなキャプションが付いていました。映画「戦場にかける橋」の舞台ですね。今は観光地ですが、各国ごとに合同墓地がありました。もちろん日本の慰霊碑もありました。
2018.07.11
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昭和大東京百図絵の続きです。54.城東区砂町風景今は江東区でしょうか。59.春場所の国技館以前両国にあったものですね。64.江戸川区・善養寺ノ星降り松66.両国の川開き隅田川の花火大会?87.羽田国際飛行場今も変わらず、飛び立った飛行機に手を振っています。90.上野風景・表慶館と美術館東京国立博物館 表慶館:明治33年(1900)、皇太子(後の大正天皇)のご成婚を記念して計画され、明治42年(1909)に開館した、日本ではじめての本格的な美術館です。設計は、J.コンドルの弟子で、東宮御所(現在の迎賓館)なども手がけた宮廷建築家の片山東熊。中央と左右に美しいドーム屋根をいただき、上層部の外壁面には製図用具、工具、楽器などをモチーフにしたレリーフがあります。明治末期の洋風建築を代表する建物として昭和53年(1978)、重要文化財に指定されました。7月29日まで公開され、次の作品に模様替えです。
2018.07.10
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第4室は版画です。東京百図絵とはいうものの、実際は105図、うち57図がMOMAT所蔵です。12作品展示されていて、7月末に入れ替わります。(9月24日まで展示)おなじみの風景や建物が描かれていて、現在と比較してみるのも面白いです。3.三井と三越ともに震災復興のシンボルですが、いまや重要文化財です。4.千住タンク街5.若葉と日比谷公園のつつじ20.築地・かちどき渡し25.隅田公園向島言問30.聖橋神田川に架かる、お茶の水の橋ですね。復興のシンボルだそうです。橋の上に見える赤い点は、パラソルです。続きます。
2018.07.09
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続きです。前田寛治 「裸婦」 1925年体の左側が、少し不自然ですね。クールベの写実主義の影響を受けました。前田も1930年に、33歳という若さで亡くなりました。http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/55511038584.htm伊原宇三郎 「室内群像」 1928-29年パブロ・ピカソに傾倒し、著書を著して日本にピカソブームを巻き起こしたそうです。そういえばピカソの女性像に似たようなのがあります。また、戦争画も描いています。里見勝蔵 「室内(女)」 1927年 と 「静物」 1926年 です。大正から昭和にかけてフォーヴィスムを紹介した画家です。こちらは、川口軌外 「静物(マンドリン)」 1927-31年 小島善太郎 「ヴァイオリンを弾く男」 1932年青梅や日野に小島の美術館や記念館があります。木下孝則の作品はありませんでした。こんな作風です。一貫して婦人像を描きつづけ、穏健な写実派の作家として知られていた。戦後、一連のバレリーナの作品によって注目されたが、その他の婦人像も、すべて、都会の洗練された若い女性をモデルとして、明快単純な色調、優れた描写力が独自の作風を創り出していた。作品は殆ど女性像でそれもコスチュームが多かった。確かに、作風はバラバラです。若くして亡くなった人がふたり、パリでの一瞬の輝きでした。他に目を引いた作品です。野口弥太郎 「ベルクール広場」 1931年日本の近代絵画史に輝かしい足跡を残したフォービズムの巨匠だそうです。http://www.city.nagasaki.lg.jp/kanko/820000/828000/p025652.html
2018.07.09
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第3室は「パリにむすぶ友情」です。一九三〇年協会で、名前と作品が結びつくのは、佐伯祐三だけです。他の4人は結びつかず、知らない人もいます。知らない作家に出会うのはいいですね。主観最優先の制作態度、新しいリアリズム、どんな作品か見てみましょう。まずは、佐伯からです。「ガス灯と広告」 1927年ひと昔前のニューヨークみたいですね。「モランの寺」 1928年モランはパリ近郊の村です。情熱的な制作活動が健康を害し、寿命を縮めました。1928年30歳で亡くなった作家で、ブラマンクの影響を受けました。こちらも有名な作品です。「郵便配達夫」 1928年佐伯の作品は大阪市立近代美術館建設準備室50点、和歌山県立近代美術館14点など、日本各地の34か所に所蔵されている。(ウィキ)新宿区下落合にアトリエ記念館があります。
2018.07.08
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第2室のテーマは田園の憂鬱です。村山槐多 「バラと少女」 1917年なかなかインパクトのある絵です。戦前の日本人はこんな顔で、こんな体型と思わせる作品です。赤いほほは、今では見ることもありません。家内の実家に行くと幼い娘たちのほほが赤くなるのが不思議でした。古賀春江 「考える女」 1919年何とも苦しそうな悲しいお顔です。苦悩は深そうです。中川一政 「板橋風景」 1919年MOMATで中川一政の絵を見ることはあまりありません。真鶴に立派な美術館があります。題名を見てびっくりです。東京も100年前は開けていなかったのですね。速水御舟 「浅春」 1918年こちら側には、川端龍子の「慈悲光礼賛」もありましたが、ガラスで反射して写真は撮れませんでした。龍子らしい大きな作品でした。美術館で観てもらいましょう。
2018.07.07
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ハイライトのラスト3作品です。古賀春江 「海」 1929年作品は何度か観ていますが、このキャプションは初めてです。「練り上げられた画面構成に注目」だそうです。日本の初期のシュルレアリスムの代表的な画家で、「はるえ」ですが男性です。本名は、古賀亀雄です。グロリア・スワンソン (Gloria Swanson, 1899年3月27日 - 1983年4月4日)は、米国の映画女優でサイレント時代に活躍した人ですが、1950年に「サンセット大通り」でゴールデングローブ賞を受賞しています。週に100万ドル稼ぎ、100万ドル使うスターと呼ばれたり、6回も結婚し、おまけにケネディ大統領の父親であるジョセフ・P・ケネディと不倫の関係にあったことを、50年後に出版した自伝で明かしたりと、お盛んですね。靉光 「眼のある風景」 1938年日本のシュールレアリスムの一つの到達点と呼ばれた絵でキャプションはありません。とても不気味な不思議な感じのする絵です。絵から見られているような、錯覚に陥ります。暗闇の中から凝視する眼は、観る者に緊張感を与えます。両脇には得体の知れない塊が異様な存在感を持って蹲っています。何が描かれているのか分からないのにリアルです。「美の巨人たち」からです。http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/060610/ 「N駅近く」 1940年1941年(昭和16年)4月、軍部による美術への干渉に抗議して、美術雑誌「みづゑ」437号に「生きてゐる画家」という文章を発表した作家です。以前砧公園の世田谷美術館で何枚か観ましたが、特徴のない淡々とした絵でした。この絵は初めて見ました。MOMAT所蔵でよく見るのは、「Y市の橋」 1943年です。第2室へ続きます。
2018.07.06
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ハイライトは、明治から昭和の重要作品ということで、前に観たことがある有名な作品ばかりです。展示場所が、異なると立派に見えます。黒田清輝 「落葉」 1891年やわらかな感じの癒し系の作品です。上野の黒田記念館に行くと留学の足跡を見ることができます。「湖畔」などの作品は、季節限定で公開です。中村彝 「エロシェンコ氏の像」 1920年重要文化財です。近くには、萩原守衛の「女」1910年 も展示されています。安井曽太郎と梅原龍三郎は、ならんで展示されていました。セザンヌ vs ルノアール ですね。「金蓉」 1934年こういう服装をしていると、中国人に見えます。セザンヌの影響を受けた作品なのでしょう。絵画ならではの表現です。「桜島(青)」 1935年この時期にふさわしい展示ですね。青もあれば、赤もあります。またいろいろな角度から描いています。他に「城山」という作品もありますね。この前まで展示されていました。こちらのブログに載っています。https://ameblo.jp/mar518/entry-12366474207.html続きます。
2018.07.05
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4階のハイライトから鑑賞です。ここでも明治150年です。前半は、鏑木清方 「明治風俗十二ヶ月」1935=昭和15年 です。うれしいことに、12作品全部が展示されています。2か月分づつ撮影です。「かるた(一月)」「梅屋敷(二月)」「けいこ(三月)」「花見(四月)」「菖蒲湯(五月)」「金魚屋(六月)」なぜかピンボケです。「盆燈籠(七月)」「氷屋(八月)」「二百十日(九月)」「長夜(十月)」「平土間(十一月)」「夜の雪(十二月)」MOMATの解説です。私が時代を感じるのは、なんといってもヘアースタイルです。現代では、きれいな黒髪の女性を見ることは少なくなりました。なかなか見られない作品で一見の価値ありです。名匠、永井周山(ながい・しゅうざん)が制作した、清方作「明治風俗十二ヶ月」の押絵羽子板を絵はがきにしたものです。MOMATのミュージアムショップで買える?いえ、こちらは鎌倉の鏑木清方記念美術館で販売しています。http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/museum/page/2
2018.07.04
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夏になり展示が変わったので、MOMATを訪れました。東西線に乗ったら、こんな中づり広告がありました。チャイナさん向けですね。東京もインバウンドシフトですね。竹橋駅を降りると、外人さんがお濠に向けて写真を撮っていました。橋の上から一橋方面です。クロード・モネの「睡蓮」ですね。こちらは、MOMATの休憩室からです。やはり、ずいぶん藻でおおわれています。今日は、常設展無料日です。甘酒は、夏も体にいいそうです。屋外展示です。こちらは裏側です。作者も作品名も不明です。暑いので中に入りましょう。
2018.07.03
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両国駅の使用されていないコンコースが、ギャラリーになっていました。赤絨毯は、お召列車にちなんで?両国は、東京、上野と並ぶ東京市の4つの玄関口のひとつでした。総武線がつながり山手線ができて、単なる通過駅となってしまったとは皮肉です。街も今や相撲の街でしかありません。駅弁は、お肉ばかりです。牛肉が高価な時代でした。改札口を出ると大きな浮世絵が目に入ります。橋の上には、ひとがぎっしりです。やっぱりお相撲はかかせません。話題の人の手形もありました。日馬富士は?ワゴンには、関連グッズが。千秋楽でしたの、別にテントがでていました。
2018.06.02
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4階の常設展を出ると、お隣は企画展です。入り口は撮影OKとのことで、1枚撮らせていただきました。諸国瀧廻 下野黒髪山きりふりの滝 大判錦絵 天保4年 (1833) 頃 霧降の滝は、現在の栃木県日光市男体山(なんたいさん)の麓(ふもと)にあります。2段に分かれて落下する姿が特徴的で、日光東照宮への道すがら多くの人が訪れました。本図には、滝を見下ろす旅人と、見上げる旅人が描かれており、鑑賞者に2つの視点を意識させます。いくえにも分かれて岩間を流れ落ちる水の表現は、滝というよりも1つの巨大な生き物のようで、シリーズ中でも強烈なインパクトを持ち、この表現は渓斎英泉(けいさいえいせん)など後の浮世絵師にも受け継がれていきます。こちらは、チラシです。今回は、他に見たいところもあったのでこちらはパスです。売店は1階です。北斎グッズのお土産がたくさん。もちろん、定番の絵葉書もありますが、220円?とちょっと高かったです。買い求める外人さんも多かったです。お菓子類をうっているミュージアムショップというのは、日本だけでしょう。この美術館には、カフェや食堂はありません。近所には、ミシュラン星付きのお蕎麦屋さんがあるくらいで、お店は少ないです。江戸NORENやTERMINAのお店では、美術館の半券でドリンクなどのサービスがあります。近くの江戸東京博物館も割引になります。安いお店を求めて、両国駅に戻りました。
2018.05.30
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肉筆画の時代(1834~49)1849年、90歳で亡くなるまで、筆を握り続けたそうです。卍(まんじ)の画号も使われました。肉筆画は、版画とは違った味わいです。ほぼ絶筆だそうです。時折動き、なかなかリアルです。阿栄(おえい)は、北斎の三女で「日本のレンブラント」と言われている絵師ですが、自分の名前で発表した作品は多くありません。北斎との共作で、名前はでなかったということです。NHKの歴史秘話ヒストリアで取り上げられたり、「眩 くらら」としてドラマ化されました。阿栄= 葛飾応為の作品はなく、以前北斎展で観た家内はがっかりしていました。北斎役は長塚京三さんです。脚本は、大森美香。NHKオンデマンドで見れます。PS:葛飾応為「吉原格子先之図」紙本着色一幅 天保後期~嘉永7(1840~54)年ごろ 太田記念美術館
2018.05.30
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