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面白い芸能コラムでした。「ブギウギ」と「虎に翼」にちょっと嫌な感じで登場 朝ドラ2作連続で気になる記者の存在感日刊スポーツ新聞社<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>NHK連続テレビ小説に、2作品続けて「記者」が登場し、それなりの役割を担っている。仕事柄、どうしてもその言動が気になっている。「ブギウギ」ではゴシップ誌「真相夫人」の芸能記者、鮫島がスズ子(趣里)の周辺に現れて、ライバル茨田(菊地凛子)や新進歌手、水城アユミ(吉柳咲良)との対立をあおる記事を書いていた。鼻の効く「敏腕」だが、かなり嫌なヤツ。世間が芸能記者に抱くイメージを思いっきり増幅した感じだ。演じたのが劇団「ナイロン100℃」の看板俳優みのすけ(59)で、見事なまでに面の皮の厚い感じを出していた。人の気持ちに土足で踏み込む取材手法は今では考えられないが、SNSはもちろん、テレビの情報番組も無い時代にその影響力の大きさはちょっとうらやましい気がした。当時の芸能界をリアルタイムで取材したルポライター、竹中労氏(91年63歳没)に生前、インタビューする機会があった。弱者の側に立った独特のルポで知られ、後年歌番組の審査員もしていたが、もともと美空ひばりとその母親の信頼が厚かった。公私の相談にも乗る関係だったので、ひばりの素顔に迫った逸話の数々に驚かされたことを覚えている。半面、先輩歌手としてひばりにとっては「壁」のような存在だったスズ子のモデル、笠置シヅ子のことは決して良く言わなかった。ひばりをモデルに劇中に登場した水城アユミとの「確執」は、竹中氏的視点からすればかなり見え方が違う。その話に説得力があったこともあり、正直に言えば、「ブギウギ」の始まった頃は、スズ子になかなか感情移入できなかった。良くも悪しくも、当時の記者のクセの強さを体現した人だった。「虎に翼」に登場しているのは「帝都新聞」の記者で、同じ名字の竹中。こちらの竹中は、当時の感覚を体現するように寅子(伊藤沙莉)たちの「女性進出」をからかうような記事を書く。一方で、父直言(岡部たかし)の冤罪(えんざい)事件では、背景の「スジ読み」を開陳して、正義感も垣間(かいま)みせた。寅子のモデルとなった三淵嘉子はくしくも笠置シヅ子と同じ1914年(大3)生まれ。芸能界と法曹界という対照的な世界を舞台にしながら、実は同時代の物語なのでる。竹中を演じているのは、ドラマにこわもて刑事としてよく登場する高橋努(45)。こちらも演劇チーム「渋谷ハチ公前」を主宰する実力派だ。同時代らしく「ブギウギ」の鮫島に似た嫌な感じと、どこか世の動きを俯瞰(ふかん)する視野の広さも見せている。いろいろと含みのある記者役にはどちらも演技巧者が配されているのだ。そういえば、スズ子の引退会見の後、寂しそうな顔をする鮫島がちょっといい感じだったことを思い出す。クセ強だが、どこか憎めなく思ってしまうのは、妙な同業意識があるからかもしれない。【相原斎】「ブギウギ」と「虎に翼」にちょっと嫌な感じで登場 朝ドラ2作連続で気になる記者の存在感 (msn.com)どちらも嫌な役回りで、ドラマのスパイスでした。ひと昔前はスター記者というのもいましたが、今は東京新聞の望月記者くらいしか思い浮かびません。近日中にローカル紙記者の講演会があります。面白い話が聴けるとよいのですが、どうでしょう。
2024.05.23
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人気コミックを原作とするドラマ「法の庭」が2007年8月17日21時から、フジテレビ系で放送される。主演は映画「フラガール」で貫禄のある演技をみせた松雪泰子で、初の検事役にチャレンジする。検事の天海(松雪)、弁護士の小泉(山口智充)、判事の田所(吉田栄作)が、法廷を舞台に三者三様の思いをぶつけ合う人間ドラマだ。学生時代を共に過ごして三角関係にあった3人の男女が、30代半ばを過ぎた今、法廷で被告を裁きながら、自らの生き方を問われていく。松雪泰子、初の検事役に挑戦 ドラマ「法の庭」: J-CAST テレビウォッチ【全文表示】ストーリー:天海杏子(松雪泰子)は連戦連勝。女性検事としてその手腕を評価されている。現在は、強盗を殺害した主婦・藤田直子(藤田朋子)の公判を担当。杏子は、殺害されたホストと直子の間には男女の関係があったと確信。正当防衛を主張する弁護人・横山(伊武雅刀)に真っ向勝負を挑んでいた。同期の弁護士で横山の部下の小泉(山口智充)は、杏子の家庭の暗い過去を思い、今回の件とその過去を重ね合わせていたようにも見える杏子の暴走を心配する。そんな中、新たな案件が杏子のもとに持ち込まれた。しかも、今回の相手の弁護士は小泉。そして判事は、やはり同期で杏子のかつての恋人の田所(吉田栄作)だという。法のもとに集いながら、道を分けた三人の仲間が奇しくも顔を揃えることとなった。杏子は検事としてのプライドを胸に、意を決し運命の法廷へと立ったのだったが、そこで衝撃の事実を知る!?『法の庭』|BSフジ (bsfuji.tv)録画の番組表で検事の天海(松雪)、弁護士の小泉(山口智充)、判事の田所(吉田栄作)とあったので見てしまいました。重厚?な法廷劇を期待していましたが、検事が感情的になり漫画的な演出で少し期待外れでした。当時は3人とも売れっ子だったのでしょう。2007年、17年前のドラマで、松雪が通うたこ焼き屋の娘役で中川翔子が出演していてびっくりしました。若いですね。ネットでは、こんな感想も。ドラマスペシャル『法の庭』は、サスペンスドラマでも法廷ドラマでもありません。学生時代を共に過ごし、30代半ばを過ぎた3人の男女が、その生き様を問われる、少しホロ苦い中年青春グラフィティでした。原作はヤングジャンプで連載されていた同名漫画だそうです。大学の法学部で共に学んだ3人が、それぞれ検事、弁護士、判事となり、10年後法廷で再会するお話です。正義とは何か、真実とは何か、について語り合った学生時代を思いながら、現在の自分の姿・生き方を見つめるというお話。上記のように法廷ドラマではありませんでした。このドラマ、最後は、小泉は事務所を辞め独立。判事の職を失った田所も弁護士になり、小泉の事務所で働くことになります。天海は1件目の事件の後辞表を出していたのですが、辞めずに検事として働き続けます。結局、何があろうがなかろうが、人は前を向いて生きていくしかないのかな、と。その途中で誰かを泣かしたり傷付けたり、いろんな罪(法律上の罪だけでなく)を犯しながら、でもやっぱり前に進むしかなくて。自分が傷付けてきた誰かのことを思い出しながら、彼らに申し訳なく思いながらも、やっぱり自分の人生を生きていかなければならなくて。そんなことをあれこれ考えながら、自分のことを省みながら、最後には涙してしまいました。30代半ばを迎え人生に迷いを覚える彼らの姿に、胸が詰まりました。“少しホロ苦い中年青春グラフィティ”年を重ねていくほど、青春は眩しくてしょっぱくなっていくのかな。。ドラマ『法の庭』 – 15years (amamik.bitter.jp)ドラマの舞台は東京ですが、地方だと同級生同士が法廷で顔を合わせることはたまにあるようです。京都での酒席で、出席者が民事裁判で顔を合わせた時の話をしていたのを思い出しましたが、地裁判事のH君はニコニコして話を聞いていたのが印象的でした。彼は南の島の裁判所にも勤務して最後は地裁の所長で退官し、その後は母校のロースクールで教えています。当地の裁判所だと、刑事事件では判事、検事、弁護士はたいてい同じメンバーかと思います。被告だけが、「日替わり」ですね。民事だと訴えられたら、新潟市の弁護士を依頼しなければなりません。
2024.05.22
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毎朝見ている朝ドラですが、愛方によれば今週は特によかったそうです。特に、金曜日の寅子の演説を聞いてすっきりしたと語っていました。司法試験を受かっても、女性は判事や検事にはなれないことは知っていました。以前共和事件の法廷シーンがありましたが、ひな壇に検事が判事と同列に並んでいるのを見て驚きました。話しには聞いていましたが、映像で見ると違和感がありました。今は判事が一段上で検事も弁護士も同列ですが、意識の上ではどうでしょうか。判事はプロである検事の取り調べを「尊重」して鵜呑みにする傾向があるとも指摘されています。冤罪事件の温床ともいえる日本の裁判の「風土」ですが、こうした戦前の制度のなごりなのでしょう。政治家や行政官は、戦後その戦争責任を問われましたが、裁判官は問われませんでした。戦前からのお上至上主義の流れが残っていないか、目を光らせる必要があると思います。原発関連の差し止め訴訟では、途中で裁判官が交代なんてこともあったようです。このドラマは、男女平等を扱ったものですが、これを見ている女性たちがもっと選挙に行けば良い方向に向かうのではと思っています。女性に選挙権が与えられたのは、戦後のことでGHQの若き女性担当者の発案でした。それは、古いおじさん政治家が押し付けられたとする日本国憲法に記されています。参考:ベアテの贈りもの The Gift from Beate映画「ベアテの贈りもの The Gift from Beate」公式サイト (beateg.com) ベアテ・シロタ・ゴードン - Wikipedia
2024.05.13
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【ドラマの名言で哲学する】#舟を編む 松本朋佑先生のメール (youtube.com)2013年、石井裕也監督、松田龍平主演で映画化された。2016年10月から12月までテレビアニメが放送された[2]。2024年2月より、池田エライザ主演でテレビドラマ化され、NHK BS・NHK BSプレミアム4Kで放送された[3]。『舟を編む 〜私、辞書つくります〜』(ふねをあむ わたし じしょつくります)のタイトルで、2024年2月18日から4月21日までNHK BSプレミアム4Kの「プレミアムドラマ」で放送された[36]。主演は池田エライザ[3]。今作の年代設定は2017年としている[37]。(ウィキ)原作の主人公・馬締ではなく、新入り社員・岸辺みどりの視点で描く、まったく新しい『舟を編む』。50分の放送枠で全10話で放送します。【あらすじ】 大人気ファッション誌の編集部員・岸辺みどり。雑誌の廃刊が決まり、突如異動になった先は辞書編集部!そこは、ぼさぼさ頭で超がつくほどの生真面目上司・馬締光也を筆頭に、くせ者ぞろい。みどりは、彼らに翻弄されながらも、一冊の辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間をかける根気と熱意に触発され、次第に自らも言葉の魅力を発見、辞書編さんの仕事にのめり込んでいく。辞書「大渡海」を完成させるまでの、辞書編集部員たちの奮闘物語。 【放送予定】2024年2月18日(日)スタート〈全10話〉毎週日曜よる10時~10時49分(NHK BSプレミアム4K・NHK BS) 【原作】三浦しをん 『舟を編む』 【脚本】蛭田直美(全話) 塩塚夢(第5話共同執筆) 【音楽】Face 2 fAKE 【演出】塚本連平 麻生学 安食大輔 【出演】池田エライザ 野田洋次郎 ほか 【制作統括】高明希(AX-ON) 訓覇圭(NHK) 【プロデューサー】岡宅真由美(アバンズゲート) 西紀州(AX-ON) 舟を編む 〜私、辞書つくります〜 - NHK池田イライザ主演と聞いてみるのをやめようかと思いましたが、映画とは違ったスピンオフドラマの感もある興味深いドラマでした。辞書の用紙開発や装丁の話が出てきたり、デジタル出版やコロナ禍と盛りだくさんで楽しめました。今日も用例採取をしているのでしょうか。岸辺 みどり:玄武書房辞書編集部員。作中13年後に登場する。女性ファッション誌から配属されてきた、入社3年目の女性編集者。宮本 慎一郎:あけぼの製紙の営業部員。『大渡海』にふさわしい辞書用紙の開発に心血を注ぐ。矢本悠馬が明るく照れながら演じていて、このドラマを明るいものにしてくれました。4月にドラマが終わったので、連休中に映画の方を再見です。加藤剛も八千草薫も亡くなりましたね。辞書編集部の様子はいかにも昭和のたたずまいで、ドラマに比べると暗い感じでした。
2024.05.09
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映画『マリウポリの20日間』予告編【2024年4月26日(金) 全国緊急公開】 (youtube.com)ロシアがウクライナ東部マリウポリに侵攻を開始した直後から、戦火に見舞われた人々の惨状をAP通信取材班が撮影、世界に発信した記録映像。監督はウクライナ東部出身で、AP通信社のビデオジャーナリスト、ミスティスラフ・チェルノフ。エフゲニー・マロレトカと、ワシリーサ・ステパネンコの3人の報道チームで、命がけのマリウポリ包囲戦の取材を行った。第96回アカデミー賞長篇ドキュメンタリー賞受賞。取材チームは2023年ピューリッツァー賞公益賞も受賞した。 2022年2月、ロシアがウクライナ東部に位置するマリウポリへの侵攻を開始。これを察知したAP通信のウクライナ人記者ミスティスラフ・チェルノフは、仲間とともに現地に向かった。ロシア軍の容赦のない攻撃による断水、食料供給や通信の遮断……瞬く間にマリウポリは孤立していく。海外メディアが次々と脱出していくなか、彼らはロシア軍に包囲された市内に残り、死にゆく子どもたちや遺体の山、産院への爆撃など、侵攻するロシアによる残虐行為を命がけで記録、世界に発信し続けた。取材班らも徐々に追い詰められていき、チェルノフたちは辛い気持ちを抱きながらも市民を後に残し、ウクライナ軍の援護によって市内から脱出することになる。(KINENOTE)NHKBSで本放送とこの度の再放送を観ました。非戦闘員や病院を攻撃する戦争犯罪のドキュメンタリーです。素晴らしい作品で、「観る者が2度と観たくなくなる素晴らしいドキュメンタリー」と評されるのも理解できます。ここには、殺し合いという戦争の本質が描かれています。とにかく銃を置くことが第一と思います。領土よりも生命でしょう。ロシアの非道は言うまでもありませんが、米国の口車に乗ってマイダン革命=クーデターを起こし、ミンスク合意を破棄したウクライナの現政権の姿勢も問題です。2022年3月にあったトルコによる停戦のチャンスを逃したことが悔やまれます。ウクライナ利権とネオコンのバイデンは、政権が続く限りウクライナをロシアと戦わせロシアの疲弊=ウクライナの荒廃を推し進めることでしょう。
2024.04.12
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最終回を見ていたら手紙の映像がふたつ出てきて、少し気になりました。最初が幼馴染のタイ子ちゃんのものです。福島10丁目23とありますが、福島は8丁目までですから架空の住所ですね。もうひとつは、米兵と結婚して渡米した小林小夜からのエアメールです。富田望生が演じた小夜は存在感がありましたが、ジムの某インストラクターと似ていてびっくりです。農場でのお姫様抱っこの写真ですが、住所は2250 Jack 22th ST Los Angeles、CA 90227 と記されています。通りの名前は架空でしょうが、LAには見えません。CA 90227 も架空ですが、CA 90222~224 は、Compton という地区でした。農地ではなくて、市街地のようですね。住所の Jack 22th ST も、おかしいですね。22thではなくて 22nd でしょう。参考:英語で「22」の序数を表記する際、「22th」と「22nd」で迷うことがある。どちらが正しいのか?筆者が解説する。答えは「22nd」。「22th」は間違いだ。例えば日本語の「22周年」は英語で、「22nd Anniversary」となる。22th?22nd?どっちが正しい?「22」の英語の序数を徹底解説 | 早乙女ワタルの乙ブログ (whogifted.com) 消印も気になりました。2月2日に投函して、2月9日着というのも当時としては早過ぎないでしょうか。ジェット機時代の1980年代でも、NYからは1週間以上かかっていました。
2024.03.31
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ドラマのモデルの笠置シズ子の歌手引退に合わせて、ドラマ終了です。主演の趣里のメイクが、笠置が引退した42歳に見えず引退の理由が理解できないとの批判がありましたが、私はまったく気になりませんでした。歌手絶頂期で引退というのにふさわしい終わりだったのではないでしょうか。ドラマでは描かれなかったその後は?【ブギウギ】描かれなかったスズ子のその後 笠置シヅ子「家族そろって歌合戦」と女優人生 (msn.com)からです。スズ子のモデルとなった「ブギの女王」笠置シヅ子は1957年に歌手を引退したとされ、「ブギウギ」の設定もそれに合わせている。当時42歳ごろ。85年に卵巣がんのため死去するまで28年間の「その後」は放送されなかった。X(旧ツイッター)の視聴者投稿では「もう少し先まで描いてほしかったって感じかな」との反応も。「日曜昼の『家族そろって歌合戦』の審査員をされていたのが私の知る笠置シヅ子さん」という認識が少なくない。歌手時代を直接知る人はおおむね70代後半以上のため、それより若い世代は、愛嬌ある〝歌合戦の審査員おばさん〟といった方がピンとくるに違いない。笠置が67年から出演したTBS系の同番組は80年まで続いた。素人参加で「ウサギさん」など動物名をつけられたチームによる勝ち抜き戦。動物イラストのパネルがトーナメントのあみだを上がったり、落ちたりするビジュアルが印象的だった。審査員には何かと一句詠む高木東六氏ら作曲家がズラリ。昭和40~50年代、日曜昼の国民的娯楽番組と言えた。歌手引退後の笠置は、それ以前にも経験のあった演技の世界に専念。80年刊行のキネマ旬報増刊「日本映画俳優全集・女優編」によると、「河内ぞろ・どけち虫」「川日ぞろ・あばれ凧」「河内ぞろ・喧嘩軍鶏」の日活シリーズ作で「得意の大阪弁を生かして伊藤雄之助の女房で悪名高いどけち虫三兄弟・宍戸錠、川地民夫、山内賢の母親を巧演」とある。引退当時の57年にはラジオ東京テレビ(現TBS)の連続ドラマ「雨だれ母さん」で、逆境にめげずに明るく2児を育てる下町の母親を好演。60年代前半のフジテレビ系「台風家族」で下町のおかみさん役のほか、ヤクザ映画や喜劇でも活躍した。「ブギウギ」がそこまでカバーしていたら、別のスズ子が見られたかもしれない。補足:ウィキペディアから(1957年)シズ子は「笠置 シヅ子」と改名して女優活動に専念する。かつてのヒット曲の一部には「ステレオバージョン」が存在するが、引退直前にリメイク版として録音したモノラル盤を後年に加工したもの[注 4]であり、ヱイ子によれば、引退後は公私問わず、鼻歌に至るまで一切歌を歌わなかった[305]。しかし、義理堅い性格は変わらず、1960年(昭和35年)「服部良一銀婚式記念、シルバーコンサート」に、恩師へのお祝いのために特別出演して歌を披露したが、これが人前で歌った最後となった。その後は「懐メロブーム」の折に何度もカムバックの要請があっているが、その都度「私なんかがのこのこ出て行ったら、今の歌手はダメだということになるじゃないの」「わての歌はみんなの心の中に残ってくれたらそれでええ…」と頑なに拒否し続けた[306]。「笠置 シヅ子」として再スタートを切るにあたり、女優活動への専念については各テレビ局や映画会社、興行会社を自ら訪れて「私はこれから一人で娘を育てていかなければならないのです。これまでの「スター・笠置シヅ子」のギャラでは皆さんに使ってもらえないから、どうぞ、ギャラを下げて下さい」と出演料ランクの降格を申し出ている。その上、過去に貧困で苦しんだことを思い返し、自分が死んでヱイ子ひとりになっても生活していけるように、広大な自宅敷地内に賃貸アパートを建てている[307]。シヅ子はその後、得意の大阪弁を活かした軽妙な演技で多くの作品に出演したほか、1967年(昭和42年)からはTBSテレビの人気番組「家族そろって歌合戦」の審査員、1971年(昭和46年)からは、カネヨ石鹸の台所用クレンザー「カネヨン」CMのおばさんとして親しまれた[308]。[ブギウギ]『東京ブギウギ バラードver.』最終回 フルバージョン オンステージ | 朝ドラ | 連続テレビ小説 | NHK (youtube.com)当時はスタンドマイクなので、山口百恵のようにマイクは置けませんでした。草なぎ(漢字は環境依存文字でNG)がピアノ演奏で、バンドの指揮者は服部良一の孫服部隆之でした。
2024.03.30
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ストーリー:妻を殺し、現場で失神した娘を病院に預け逃亡した岸田信彦(西城秀樹)。妻の姉・水沢景子(萬田久子)は事件のショックで記憶をなくした娘の梓(前田亜季)を引き取る。14年後、時効を目前に余命わずかと知った信彦は、生まれ故郷のアルゼンチンへ。そこは母(江波杏子)が父を殺した因縁の地だった。二つの国と世代をまたぐ二つの事件。父と娘は再会できるのか?バンドネオンの哀切な調べに彩られて明かされる、衝撃の真実とは?【放送日時補足】地上波では2007/05/30(水)、TX系「水曜ミステリー9」枠(水曜21:00~23:18)で初放送。【役名(演技者)】水沢景子(萬田久子)、岸田信彦(西城秀樹)、水沢 梓(前田亜季)、水沢良介(渡辺大)、マイケル・ヤン・富田(鶴田忍)、マリア・八田(李麗仙)、後藤刑事(大出俊)、新谷菊枝(江波杏子)、高野敦志(斉藤洋介)、渋井峰雄(中村育二)、松木刑事(武野功雄)、岸田麻子(橘ゆかり)、大沢弁護士(井上純一)、信彦(境大輝)、梓(須田ひかり)、良介(井家良輔)。忘却の調べ~オブリビオン~ - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース◇ (tvdrama-db.com)BSテレ東の夕方ミステリー枠で観ました。17年ぶりの再放送ですが、最初の放送は見ていません。ただ、原作は刊行時に読んでいますが、・・・。西城秀樹、萬田久子、江波杏子、李麗仙となつかしい役者が出ていました。香港やアルゼンチンが舞台ですが、香港はスタジオぽかったです。それにしても、ふたつの殺人事件の凶器に付いた指紋はどうだったのでしょう。
2024.03.09
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ウクライナ戦争開戦2年番組です。今回はパート2で、前回放送後からの変化を追います。「戦火の放送局〜ウクライナ 記者たちの闘い〜」初回放送日: 2022年8月7日母国が戦場となったときジャーナリストたちは「戦争」をどう伝えるのか…。鳴り響く防空警報の下、臨時拠点からの放送・配信を続けるウクライナ公共放送。ロシア軍の侵攻から5ヶ月あまり、長期取材から見えてきたのは、ロシア側が仕掛けるプロパガンダの実態や、ウクライナ政府から課される戒厳令下の報道規制、そして家族や友人たちの命が危険にさらされる中で、何をどう報じていくのか苦悩する職員たちの姿だった。「戦火の放送局〜ウクライナ 記者たちの闘い〜」 - NHKスペシャル - NHK戦火の放送局II〜ウクライナ うつりゆく“正義”初回放送日: 2024年3月2日「私たちは戦火を生きてきた。以前の自分はもういない」(アナスタシヤ・オブラズツォヴァ記者)-ロシア軍の侵攻直後から私たちが取材を続けてきたウクライナ公共放送ススピーリネ。あれから2年、記者たちが置かれた状況は様変わりしていた。ある者は現場に立てなくなり、ある者はペンを折り軍の任務に就いていた。彼らはどんな現実に直面し、何を考えてきたのか。記者たちの葛藤と選択からウクライナの“現在”を見つめる。戦火の放送局II〜ウクライナ うつりゆく“正義” - NHKスペシャル - NHKふたりの元記者と元カメラマンに焦点をあてて番組を構成していましたが、観ていて胸が痛くなりました。そう感じたのは、やはりこの戦争の展望が見えないことです。真実を報じるのが報道の本質なのでしょうが、政府の規制もあってそれはかなわないようです。現場からのつらいニュースで心が病んでしまっているという感じです。最後はMHK記者の質問にも、噛みつく有様です。マイダン革命でそれまでロシア寄りの姿勢だった経営陣を追い出して発足したのに、その後のポロシェンコやゼレンスキーの姿を報じ切れなかったように見えました。腐敗したままの政権、ロシアに変わって米国にすり寄りというか操られたことに、今回の不幸があるように感じます。EU加盟を希望していたようですが、そんなレベルではないでしょう。10倍の国力のロシアとの戦争です。いくら武器援助があるとはいえ長期戦になれば、ウクライナは不利です。国土は荒廃して、どのような形で終結しても復興は困難を極めます。米国は、直接でなくウクライナを代理としてロシアと戦わせて弱体化をねらうのが目的ですから、ウクライナを勝たせることなくなるべく長くロシアと戦わせる意図です。いくら政治経験がない大統領でもそのくらいのことはわかりそうなものですが、米国の意図を承知の上でクリミア奪還なんて言っているのでしょうか。東部のドンバス地方でさえも2014年以来戦っているのに、奪還できず今回のロシア侵攻を招いてしまいました。弱い国、小さい国はそれなりに立ち回るのが小国の知恵なのでしょうが、そう言うものが欠如しているように見えてなりません。やはりロシア寄り、あるいはロシアと共生してもよいという政治家を殺したり、国外に追いやったことでロシアとのパイプ=戦争終結の糸口を失ってしまったのでしょうか。ネオコンに近くウクライナ利権のバイデンでは、戦争終結は難しいでしょう。やはりロシアと交渉して戦争を終結できるのは、トランプしかいないのでしょうか。件の放送局のふたりは、この戦争がどうなるか見えずただ傍観しているように見えました。一般の国民よりも接する情報は多いのに・・・。元記者はシングルマザーで娘とキーウに暮らし、息子はドイツで医学生。夫や息子を戦場に送らなくてもよいようです。先の戦争で負けるとうすうすわかっていたのに、沖縄や東京が無駄な犠牲になった日本。ウクライナも似たような状況なのでしょうか。市民が2万人、兵士が3万人亡くなっても、終わりが見えません。
2024.03.06
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ひな祭りなのに雪の日曜日です。昨日はパラパラとした雪でしたが今日は湿った積もりそうな雪で、朝起きたら10cmくらい積もっていました。愛方は腰椎骨折が治癒してきたと思ったら、今度は偏頭痛。昨夜はヘルペスができて痛みで眠れなかったというので、皮膚科に出かけて行きました。日曜日の午前中もやっているようで空いていて、1時間弱で帰ってきました。見立ては単純ヘルペスで、薬をもらって1週間後に再診と医者通いが続きます。さて、日曜日のお楽しみは大河ドラマですが、こんな記事が載っていました。本郷奏多、大河ドラマ『光る君へ』奇行の花山天皇を体現…その名字が語る、全国に広がるルーツさて、この本郷奏多という名前は「奏多(かなた)」も含めて本名とのこと。名字の「本郷」は全国ランキングでは1000位付近というかなりメジャーな名字で、沖縄以外に広く分布している。特定の地域に集中している場合はそこにルーツがあるが、全国に広く分布している名字は一般的な言葉や風景がルーツとなっていることが多い。「本郷」は後者で、「本郷」とは普通の言葉だった。そもそも「郷」とは、古代の令制における地方行政区画の最下位の単位のことである。古くは「里(さと)」といったが、奈良時代初めに「郷」に改められた。当時は家50戸を1つの「郷」の目安にしたという。今でいう大字(おおあざ)、または農村部での1つの集落という感じだろう。 さて、その地が発展して「郷」の人口が増えると、1つの「郷」を分割して新しい「郷」ができる。このとき、元からある「郷」のことを「本郷」といった。最も有名な「本郷」は東大があることで知られる文京区の本郷だろう。ここは古くは湯島の中心となる集落で、湯島本郷と言われていた。それが次第に短縮されて「本郷」だけになったという。こうした場所は各地にあり、全国にたくさんの「本郷」という地名が存在した。そして、この各地の本郷に住んでいた人達が名乗ったのが「本郷」という名字である。従って「本郷」さんは全国に広く分布している。その中でも最も「本郷」が多いのが宮城県で、本郷奏多も宮城県の出身である。花山天皇はかざんてんのう、本郷奏多はそうたと読むのですね。奇行ぶりがよく演じられていると思います。こういう天皇はを見ると、悪いウワサの秋篠宮はまだましなのではと思ってしまいますね。紫式部を演じる吉高由里子は何を演じても同じとの批判もあるようですが、私はファンです。唯一平安顔の黒木華もいいですね。巷では、直秀役の毎熊克哉が人気のようです。参考:花山天皇(かざんてんのう、かさんてんのう[注釈 1]、旧字体:花󠄁山天皇、968年11月29日〈安和元年10月26日〉- 1008年3月17日〈寛弘5年2月8日〉)は、日本の第65代天皇(在位:984年9月24日〈永観2年8月27日〉- 986年8月1日〈寛和2年6月23日〉)。諱は師貞(もろさだ)。冷泉天皇の第一皇子。母は、摂政太政大臣藤原伊尹の娘・女御懐子。三条天皇の異母兄。花山源氏(神祇伯を世襲した伯王家、のち断絶)の祖。花山院(かさんいん)や花山法皇とも呼ばれる。父親の冷泉天皇も数々の逸話が残る人物であるが、花山天皇は当世から「内劣りの外めでた」などと評され、乱心の振る舞いを記した説話は『大鏡』『古事談』に多い。天皇に即位する前、高御座に美しい女官を引き入れ、○行為に及んだという話が伝わる。出家後も好色の趣味を止めることなく女性と関係を持ち、上記の「長徳の変」と呼ばれる逸話も出家後の話である。また、同時期に母娘の双方を妾とし、同時期に双方に男子を成している。その2人の子を世の人は「母腹宮」(おやばらのみや)[注釈 2]、「女腹宮」(むすめばらのみや)[注釈 3]と呼んだ。ただしこれらの逸話は、皇統を伝えられなかった冷泉系の天皇に対して故意に作られたものである可能性が高い[3]。その一方で、絵画・建築・和歌など多岐にわたる芸術的才能に恵まれ、ユニークな発想に基づく創造はたびたび人々の意表を突いた。特に和歌においては在位中に内裏で歌合を開催し、『拾遺和歌集』を親撰し、『拾遺抄』を増補したともいわれる。(ウィキ)
2024.03.03
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映像の世紀バタフライエフェクト興味のあるものだけ見ていますが、今週のCIA 世界を変えた秘密工作はなかなかよかったです。アメリカ大統領直轄の情報機関「CIA」は、戦後のアメリカ外交を陰で支えてきた。世界の民主化支援という大義の下、極秘に他国へ工作員を派遣、秘密工作を仕掛けてきた。戦後まもないイランでは、巧みな世論操作で政権を転覆させ、莫大な石油利権をアメリカにもたらした。冷戦の時代、ソ連の衛星国ハンガリーでは、ラジオを使って反体制運動をあおった。南米チリでは、社会主義政権を親米政権に転換させたクーデターに関与した。CIA 世界を変えた秘密工作 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHKCIAの前身である謀略機関OSS(Office of Strategic Services)時代から暗躍したアレン・ウオルシュ・ダレス(第5代CIA長官)を取り上げていました。イランではモサデグ政権を倒して国有化された石油利権を強奪したこと、ハンガリーでは大規模な動乱、イタリアでもマフィアを買収して選挙に介入です。チリでは民主的な選挙で選ばれた社会主義政権を倒し、軍事独裁政権を支援しました。いずれも歴史の審判がなされているとはいえ、NHKには珍しいくらいはっきりと物を言った作りで正直驚きました。視聴者の半分くらいは、ウクライナ戦争につながるクーデター マイダン革命(2014年)を誰が仕掛けたのか理解したのではないでしょうか。情報開示を待たなくとも今は国務次官のヌーランドの名前が出て、明らかです。CIAはその悪行が知れ渡ってしまったので、今は第2のCIAと呼ばれているNED(National Endowment for Democracy全米民主主義基金)がその一部を担っていると言われています。是非、そちらの方も報じてほしいですね。参考:NHKがCIA秘密工作番組報道 「第二のCIA」NEDにも焦点を!(遠藤誉) - エキスパート - Yahoo!ニュース ウクライナ戦争は2013年末から2014年初頭にかけて、NEDが起こしたマイダン革命によって親露政権を転覆させ、親米政権を強引に樹立させたことが遠因になっているのは、今では知らない人はいないだろう。 そのためにプーチン大統領はクリミア半島を併合した。 しかしNHKは「クリミア半島」は「ロシアが一方的に併合したクリミア半島」という形で、接頭語「ロシアが一方的に併合した」を付けた名称でないと、「クリミア半島」という言葉を口にしてはならないという規則でもあるかのように、NEDの正当性(=他国の選挙に干渉して親米的でない政府を転覆させ、戦争ビジネスで儲ける正当性)を日本全国民に刷り込んでいく。そこには「アメリカ・ネオコンの許可なくして、真実を語ってはならない」という規制があるようで、怖い。 (但し、プーチンがウクライナ侵攻をしたのは許せないということは大前提だ。) PS:田中角栄を美化するような回は、ひどかったです。
2024.03.03
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愛方と見ているテレビドラマは、大河ドラマと朝ドラです。ともに現代人が面白おかしく創作したフィクションですが、愛方にはそれが事実かどうかがとても気になるようです。気になるのは自然なことですが、いちいち私に尋ね「正解」を求めてくるのでちょっと煩わしいです。紫式部は、生年も素性も詳しいことは不明なのですが・・・。大河ドラマについては、Eテレで「源氏物語の女君たち」というのをやっているので、ドラマ理解のために一緒に視聴しています。番組に出演している女子大生の反応が興味深いです。光源氏が愛した8人の女君(おんなぎみ)を矢作兼と女性ゲストが深掘り 趣味どきっ!「源氏物語の女君たち」(全8回) |NHK_PR|NHKオンライン朝ドラもあと1か月ですが、期待した米国公演とそれに伴うあのジャニー喜多川は描かれないようです。マネージャーの山下役を演じるのは近藤芳正です。どちらかというと私のイメージでは悪人役ですが、今回は善人役のようですね。今週のマネージャー交代劇もそのように描かれていて、愛方も違和感なく信じ込んでいるようです。タイミングよくというか、ドラマの進行に合わせて「事実」に関する記事が載っていました。笠置シヅ子が信頼した男は大金を使い込んでいた…朝ドラでは美化された絶頂期のマネージャー交代劇の真相 (msn.com)からです。スズ子のモデルとなった笠置シヅ子の史実を様々な資料で読んでいくと、山下のモデルとなったマネージャー・山内義富のとらえにくい人物像が浮かんでくる。山内は、笠置と同じ大阪出身で、海外から来朝した音楽家の世話をしたり、その後コロムビアレコードに勤務したりしてきた経歴があり、笠置シヅ子は自伝『歌う自画像:私のブギウギ傳記』(1948年、北斗出版社)で次のよう記している。「山内さんは癖の多い私を親身になって世話してくれ、単に仕事上のマネージャーにとどまらず、私の人生の参謀になっております。いいえ、もう私の兄さんか叔父さんみたいな関係かもしれません」笠置シヅ子『歌う自画像:私のブギウギ傳記』(1948年、北斗出版社)ドラマでは愛助が療養で帰阪する前、笠置と2人で箱根旅行に行くが、史実では愛助のモデル・吉本エイスケと笠置の箱根旅行にもマネージャーの山内がついて行っていた。また、笠置の妊娠がわかった際には、慎重に事を運ぶよう助言したり、手紙では要領を得ないからと、直接会って相談することを勧めたりもしていた。年の瀬に名古屋に地方興行に行った際には、元日だけは一人でお雑煮を祝うのも寂しいだろうということで「今日だけは僕がエイスケさんの身替りを勤めましょう(原文ママ)」と山内が言い、笠置が「えらい薹(とう)の立ったエイスケさんやな」と笑ったという記述もある。また、エイスケが亡くなったとき、吉本家からの見舞金を納めておいたほうが良いと勧め、「しかし今後、物質的援助は謝絶し、あくまで自立の覚悟で奮発すべきだ。ただ、お見舞金の封筒は吉本家との関係を証明するものだから大事にしまって置いた方がよい(原文ママ)」と進言したのも、山内だった。笠置の自伝への寄稿「歌姫の構図(笠置シヅ子を語る)」の中で、演劇評論家・旗一兵は山内の存在についてこう記している。「山内氏はエイスケ君の信望によって笠置君を預けられた人だがエイスケ君の死によって一層その関係は深められ、今は単なるマネージャーではない。血縁者に近い存在であり、笠置君に対する人生の保護者と忠告者を兼ねている。最初のうちはお互いにぴったりしたものがなかったかも知れないが、住宅事情からここ二、三年間同じ家に住んでいるのも二人の気脈を通じさせ、真ッ裸で取り組んだ歌手対庇護者の人間模様が捨小舟(すておぶね)の母子の生活を温めている」笠置シヅ子『歌う自画像:私のブギウギ傳記』(1948年、北斗出版社)一緒に暮らしていた時期も含め、史実ではドラマ以上に近しい間柄であったことがわかる。しかし、笠置に「兄さんか叔父さんみたいな関係」と信頼されていた山内には、意外な“裏の顔”があった。タナケンのモデル・エノケン(榎本健一)と「エノケン・ロッパ」と並び称されて人気を競った喜劇役者「ロッパ」こと古川ロッパ(古川緑波とも)は、笠置とも親しかったが、『古川ロッパ昭和日記』(1987年に晶文社より復刊)の「昭和二十五年五月十五日(月)」の日記中には、こんな記述が見られる。「そこから、藤田(編集部註:脚本家、劇作家、映画プロデューサーの藤田潤一)と共に、数奇屋茶屋へ行く。今日は、メムバーの皆で飲まうぢゃないかと、約束したので。ところが呆れたのは、山内義富が数奇屋の奥で又やってゐるのだ。彼は、三日目の筈である。彼、笠置のマネージャーをクビになり(二百五十万円、笠置の金をつかひ込みし由)、雀の他何ものもなしの状態らしい」ところで、笠置が羽鳥善一(草彅剛)のモデル・服部良一と4カ月のアメリカ公演に旅立つのが、昭和25年6月。なんと山内は、笠置の渡米直前の大事な時期に笠置の金を使い込んで、マネージャーをクビになったわけだ。250万円という金額は、現在なら5000万円以上に相当すると思われる。これは山内を家族のように思い、信頼していた笠置にとって、相当にショックなことだっただろう。にもかかわらず、当の山内自身は、クビになった直後に少なくとも3日間も茶屋通いをしていた。その後も、ロッパの6月21日の日記にも登場。ロッパの家を早朝に訪れ、7月8、9日の2日間、スポーツセンターでの催しにエノケンと一緒に出てくれと依頼をし、その催しが無事行われたことが7月8日の日記からわかる。つまり、山内は笠置のマネージャーをクビになり、そのことが周囲に知られている中で、笠置が渡米して不在の間に笠置の「女優業」のパートナー・エノケンやその仲間でありライバルのロッパと仕事を普通にしているわけだから、面の皮の厚さはなかなかのものだろう。笠置の苦労を誰よりも間近で見続けて来た山内が、その金を使い込んだことを思うと、よけいにその人間性に疑問がわいてくるところではある。ドラマの中でずっとスズ子を支えると誓った山下が急にマネージャーを辞める展開になったのは、この史実を反映してのことだったのだろう。 視聴者をうまく「だます」せたのは、脚本家冥利に尽きるのではないでしょう。また、描かれなかった事実も興味深いものがあります。参考:シズ子のロスアンゼルス公演の手伝いをしたのが、真言宗僧侶の父親と一緒にアメリカに居住し、高野山米国別院(別名高野山ホール)でステージボーイなど裏方をしていたジャニー喜多川であった。ジャニーはシズ子のステージを見てショービジネスに興味を持ち、ロスアンゼルス公演の後も、姉のメリー喜多川と服部・シズ子一行に同行し通訳を買って出て、この縁で服部とジャニーは交流を深めている[257]。この後、ジャニーは日本に帰国し、GHQや駐日アメリカ合衆国大使館での通訳業務を経て、夢であったショービジネスの実現に着手するが、そのときに頼ったのが服部だった[258]。ヱイ子と旧ジャニーズ事務所によれば、シズ子とジャニーは帰国後の進駐軍興行でも関わることがあって、ジャニーはシズ子のファンとなり、個人的な親交もあったという。その縁もあって、後年に旧ジャニーズ事務所所属タレントが「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などのシズ子の持ち歌をステージで披露する機会もあり[259]、KinKi Kidsのデビューアルバム「A album」には、CDデビュー前から歌っていた思い出深い曲として、シズ子の歌手生活晩年の曲である「たよりにしてまっせ」が収録されている[260][261]。
2024.02.29
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元・エリート公務員・正彦(青柳翔)と元・ゲーム会社社員・誠(大東駿介)は、ある日突然職を失った。 やけっぱちで始めたのは、「宗教」という名の「ビジネス」だった。 適当につけた教団名「聖泉真法会(せいせんしんぽうかい)」のホームページを立ち上げ、正彦は「教祖」となる。全てを失う前に二人で開発しようとしていた、宗教がモチーフの壮大なゲーム「グゲ王国の秘法」がお手本だ。 チベットの密教など様々な宗教を継ぎはぎにした教えを基に、身の上相談から始めると、思いのほか人々が訪ねてくる。 儀式の作法や、ワインボトルを石膏で固めたハリボテ本尊の用意など、その場しのぎでなんとか切り抜けていた。*それらしいご本尊が完成です。しかし、ある企業の社長がパトロンとなった事から、「聖泉真法会」は飛躍的に成長する。 教団施設の提供、多額の献金……信者の数は気付けば5000人を超えていた。 正彦は、当初の目的である「金儲け」に成功する。 だが、素人である自分を心の底から信じる信者達の存在や、教団が大きくなっていくことに戸惑いを感じていた。 そんな中、信者達が独自の解釈で「教義」を発展させ、教団は思いもよらない災難に巻き込まれていく……。 【原作】 篠田節子『仮想儀礼』 【脚本】 港岳彦 江頭美智留 【音楽】 岩代太郎 【宗教考証】 釈徹宗 【ナレーション】 津田健次郎 【出演】 青柳翔 大東駿介 / 石野真子 美波 河井青葉 松井玲奈 川島鈴遥 奥野瑛太 齋藤潤 宮地真史 * 峯村リエ / 尾美としのり 目黒祐樹 石橋蓮司 ほか 【制作統括】 髙城朝子(テレビマンユニオン) 勝田夏子(NHK) 【演出】 岸善幸 石井永二(テレビマンユニオン) 森義隆仮想儀礼 - NHK昨年からNHKBSで放送された10回シリーズのドラマです。第5回だけ大雪でBSがうまく受信できず録画できませんでしたが、このほど喜劇タッチの作りでお気楽に見れましたが、ところどころ創価学会やオウム真理教、統一教会を連想させるシーンがあって興味深かったです。宗教=精神の安定を売るサービス業と割り切って始めるふたりですが、それではすみません。暴力事件や殺人事件、インチキ宗教コンサルタント、巨大教団によるM&A・・・とイベント満載で次はどうなるかが楽しみな展開でした。社長が宗教にはまって、会社が振り回されるというのもあるあるです。私が知っている社長も、狐憑きだとか巫女のお告げなんかに凝っていました。新年は鹿島神宮でお祓いというのが、恒例行事でした。地上波でも放送してほしいですが、ちょっと厳しいかもしれません。与党筋が気になりますね。
2024.02.19
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昨年「尺には尺を」と同時期に公演されたシェイクスピアのダークコメディです。ストーリー:第1幕近頃父を亡くしてロシリオン伯爵の地位を継いだばかりのバートラムが家臣のペーローレスとともにフランス国王のもとへ伺候することになり、手柄を立てようと意気軒昂にパリへ出立する。バートラムの母であるロシリオン伯爵夫人に拾われた美しい孤児のヘレナはバートラムにひそかな想いを寄せていたが、身分の違いからそれを告げることができずにいた。おりしもフランス国王が深刻な病気に悩まされていたことからヘレナは優れた医師であった父から受け継いだ秘伝の処方箋で国王を治療し、見返りにバートラムとの結婚を許してもらおうとの目論見を立てる。この計画に感づいた執事の注進を受けてロシリオン伯爵夫人はヘレナに問い質し自分の息子に対するヘレナの強い愛情を確かめ、分不相応な望みを抱いたことに恐縮するヘレナに許しを与えたばかりか必要な費用や人手も出すなどの取り計らいを申し出る。第2幕知人たちがフローレンスの戦役へ赴くのを横目に、若いからという理由で出陣を許されないバートラムが気落ちしている。ヘレナがパリへ到着し、「成功したら私の選んだ男性を国王の力で私の夫にしてほしい、その代わり失敗したら報酬は死を」という条件で国王の治療にあたることとなる。治療はみごとに成功し国王は約束通り宮廷にいた若い男たちを呼び集めてヘレナに選ばせ、ヘレナはバートラムをと指名する。バートラムは貧乏医者の娘と結婚など考えられないと断固拒否したが、主君の顔を潰すのかと国王に叱責されてしぶしぶ承諾する。やむをえず結婚はしたもののどうしてもヘレナとの初夜の床をともにする気になれないバートラムは用事があるから先に帰宅しろとヘレナにいいつけて国王にも無断でその日のうちにペーローレスを連れてパリを離れ、フローレンスへ出陣する。第3幕ヘレナから首尾良くことが運んだという知らせを受けて喜んでいたロシリオン伯爵夫人の元へ、バートラムからの手紙が届く。絶対にヘレナとベッドを共にすることなどできないので自分は逃げると述べたその手紙を読んで、伯爵夫人は義憤に駆られる。ヘレナもそこへやってきて、「もしも私の指輪を手に入れて、私の子供を産んでみせればお前を私の妻と認めよう」との無理難題を記したバートラムからの手紙を伯爵夫人に差し出す。手紙を届けた貴族からバートラムの近況を聞き、息子がこのような不実な人間になったのはペーローレスの悪影響に違いないと確信する。落胆しきったヘレナは、自分さえいなくなればバートラムは危険な戦場から戻ってこられるだろうからと言い残して巡礼の旅に出る。ヘレナは旅先で知り合ったキャピレット未亡人の家に泊めてもらうこととなり当地でバートラムが大きな戦功を上げたこと、未亡人の娘ダイアナがバートラムから言い寄られていることなどを知る。そのころ、バートラムの手紙を伯爵夫人に届けたフランス貴族がペーローレスは口先だけの男でありバートラムが信頼するに値しない人間だと忠告し訝るバートラムに証拠を見せようと策を立てる。一方、ヘレナはダイアナとキャピレット未亡人に協力を願い出てこちらもベッド・トリックの作戦を練る。第4幕軍太鼓を敵に奪われるという失策を嘲弄されたペーローレスは一人で取り返しに行ってみせると出まかせをいい、引き下がれなくなってしまう。自分で服を切り裂いたり傷をつけるなどしてごまかそうかと考えているペーローレスに貴族たちが襲い掛かって目隠しをする。でたらめな外国語を話して敵に捕まったと思い込ませながら、貴族たちはペーローレスをバートラムの前へ引きずり出す。拷問にかけられるまでもなく軍事機密をまくし立てバートラムを無能呼ばわりするペーローレスの姿を見てバートラムもその正体を知り、陣中から追放する。同じ夜、バートラムに呼び出されたダイアナはヘレナの授けた作戦通りに本当に自分を愛してくれるのならばバートラムの指輪がほしい、その代わりに今夜の二人の逢瀬の記念に自分の指輪(実はヘレナの物である)をバートラムにプレゼントするという条件を出す。ダイアナと寝るためならば仕方ないと考えたバートラムはこれを承諾し、ダイアナ(とバートラムは思い込んでいるが実はヘレナ)と一夜を共にする。第5幕戦役も終わり、バートラムも戻ってきたロシリオンではヘレナはすでに死んだものと思われていた。過ぎたことは仕方ないと諦めた国王や伯爵夫人は、バートラムの申し出たラフューの娘との結婚に許しを出す。誓いの印として指輪を渡すよう国王が言い渡しバートラムは自分の指から指輪を外してラフューの娘に渡すが、これを見た国王はその指輪は自分がヘレナに治療の謝礼の一部として贈ったものだがなぜバートラムが持っているのかと詰問する。そこへダイアナが現われ、バートラムの指輪を示しながら自分との結婚の約束を踏みにじったバートラムを非難する。バートラムへの怒りを再燃させながら、それ以上にヘレナの指輪をダイアナが持っていることにはなおさら納得のゆかない国王にキャピレット未亡人が「指輪の本当の持ち主を紹介する」といってバートラムの子供を身ごもったヘレナを連れてくる。ヘレナはバートラムが以前書き送った手紙を示しここに書いてある通りにしましたと告げ、バートラムは負けを認めて「ヘレナをいつまでも、いつまでも愛します」と国王の前に誓う。国王は「終わりよければ全てよし」と場を締めくくる。 作:ウィリアム・シェクスピア演出:鵜山 仁翻訳:小田島雄志出演:岡本健一 浦井健治 中嶋朋子 ソニン 立川三貴 吉村 直 木下浩之 那須佐代子 勝部演之 小長谷勝彦 下総源太朗 藤木久美子 川辺邦弘 亀田佳明 永田江里 内藤裕志 須藤瑞己 福士永大 宮津侑生NHKBSのプレミアムステージで観ました。約3時間のノンストップ放送です。シェイクスピア劇独特のせりふ回しが耳になじむまで1時間弱といったところです。前半がまだるっこいですが、後半のベッドトリックを目論むあたりから盛り上がります。終わりよければすべてよしかは、解釈がわかれるところですね。懐妊して夫婦となったもののその後うまく行くかは、大いに疑問のラストです。なかなか上演されることがない芝居を観ることができて、ラッキーでした。問題作を2本も観れて、すべてよしです。参考:あくまでヘレナが主人公であるため「純情なヒロインが想いを寄せる男性と結ばれる」というハッピーエンドの物語であると見ることもできるが、まったく別の見方もできることがこの作品の解釈を難しくしている。つまり中世の貴族が貧しい医者の娘との結婚を嫌がるのはむしろ当然であり、『ロミオとジュリエット』のように当人たちが愛し合っていても周りが反対するのならともかく国王や伯爵夫人、老貴族など分別ある人々がヘレナを支持するほうが不自然だからである[2]。バートラムの視点に立てばはっきり嫌いだと告げている女につけまわされ、皆の前で恥を掻かされたうえに陰謀によって既成事実を作られて無理やり結婚させられるというバッドエンドになるのである。それまで描かれてきたバートラムの性格を考えても、その後2人が幸せに暮らしたという保証が作品からは得られない。批評家のあいだでもバートラムに同情的な者(サミュエル・テイラー・コールリッジなど)と批判的な者(サミュエル・ジョンソンなど)に分かれる。また荒唐無稽なストーリーと、登場人物たちの現実的で時にシニカルな性格描写の分裂も明らかである。シェイクスピアの初期の喜劇作品にはありえないこうした矛盾がこの作品には目立つので、単純に喜劇として分類しがたい作品として「問題劇」というカテゴリが案出された。(ウィキ)
2024.02.08
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急増する不登校の小中学生が、全国で30万人に達しようとしている。なぜこれほど多くの子どもたちが学校に行けない、または行かないのか。教育学者は「近代に始まった学校教育が壁にぶち当たっている」として、「学校のあり方」を根本から考え直すことが必要だと指摘する。第1部では、国内外の教育現場の最前線を取材。韓国で人気の高まっている“生徒が主体の学校”や、「悩む子どもを絶対に一人にさせない」というフランスの徹底した取り組みを紹介する。一方、大きな課題に直面する日本でも、“子どもが来たくなる学校”を目指し改革に奔走する小学校が―。タレントのみやぞんが子どもの目線に寄り添い、番組をわかりやすくナビゲート!当事者の子どもたちが「“学校”のみらい」を考えるきっかけを届ける。 「“学校”のみらい」をとことん考える第2部は、第1部で見えてきた日本の教育の課題について、子どもや若者たちから寄せられた声に耳を傾けながら、大人たちが徹底的に議論する。スタジオに集うのは、文部科学省の初等中等教育局長、学校改革に取り組む現場の教師、学校外の学びの場で子どもたちを支援する専門家、そして不登校を経験した若者代表。韓国で人気を呼ぶ「学びたいことを生徒自身が選ぶ授業スタイルは楽しそうだけれど、学力はちゃんと身につくの?」など、国内外のさまざまな取り組みをヒントに、日本が目指すべき“学校”の未来像を考えていく。特に重大な問題とされているのが、全国におよそ30万人いる不登校の小中学生のうち、じつに11万4000人が学校でも相談機関でも支援を受けられていない現状だ。すべての子どもに学びを保障するために、いま社会に何が必要なのか。大人が子どもたちの声に耳を傾け話し合い、答えを模索する。 【出演】矢野和彦(文部科学省・初等中等教育局長)工藤勇一(横浜創英中学・高等学校校長)荒井英治郎(信州大学 教職支援センター准教授)生駒知里(保護者/多様な学びプロジェクト代表)島谷千春(加賀市教育委員会 教育長)古山明男(多様な教育を推進するためのネットワーク)ひかりんちょ(インフルエンサー)蓑田道(大学生)“学校”のみらい~不登校30万人から考える| 君の声が聴きたい (nhk.or.jp) 不登校30万人対策に焦点をあてた番組でしたが、明治時代からの画一的な学校システムをひとり悪者にしただけの内容には?です。30万人すべてが学校のシステムになじめないというわけではないでしょう。増加している背景は、家庭の貧困化もあるように思います。番組冒頭で教育予算がOECD諸国の平均以下で下から3番目と、みやぞんを使って指摘していたのにそこには切り込まなかったのは?です。不登校の原因をもっと分析して紹介してほしかったです。家庭=子供の貧困化とともに大きいののが、教員不足でしょう。学校は、長時間で残業代が出ないブラック職場でもあります。子ども以上に教員が疲れているし、優秀な人材は入ってこないのではないでしょうか。当地の国立大学の入試偏差値は、45~52.5です。新潟大学教育学部の偏差値 【2024年度最新版】| みんなの大学情報 (minkou.jp)仮にシステムがよくても、それを運用する人=教員がだめなら、うまく機能しないでしょう。文科省の矢野局長がどなたかは、一目瞭然ですね。徳島県出身。1989年青山学院大学法学部卒業。同年文部省入省(教育助政局施設助成課)[1][2]。1996年日本芸術文化振興会新国立劇場準備室専門員。1998年文部省大臣官房政策課課長補佐。1999年兵庫県教育委員会事務局社会教育・文化財課室長(文化財行政担当)。2002年文部科学省初等中等教育局児童生徒課課長補佐。2003年文部科学省初等中等教育局財務課教育財政室長。2004年外務省在イタリア日本国大使館一等書記官。2006年外務省在イタリア日本国大使館参事官。2007年渡海紀三朗文部科学大臣秘書官事務取扱。2008年内閣官房内閣参事官(内閣総務官室)兼内閣官房教育再生懇談会担当室企画官。2010年文部科学省初等中等教育局主任視学官。2011年文化庁文化財部記念物課長。2013年文部科学省高等教育局私学部私学助成課長。2015年文部科学省初等中等教育局財務課長。2017年文部科学省初等中等教育局初等中等教育企画課長。2018年文部科学省大臣官房会計課長。2019年文部科学省大臣官房審議官(初等中等教育局担当)兼内閣府子ども・子育て本部審議官。2020年文化庁次長兼内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)兼内閣官房アイヌ総合政策室長代理。2021年文部科学省大臣官房長[1][2]。2022年故安倍晋三国葬儀葬儀実行幹事会幹事[3]。同年日本学生支援機構理事長代理(政策企画、財務及びグローバル人材育成に関する業務担当)兼グローバル人材育成本部長兼市谷事務所再整備準備室長[4]。同年8月26日、全日本私立幼稚園連合会から国家公務員倫理規程に抵触する接待を受けたとして減給10分の1(3カ月)の懲戒処分を受けた[5][6]。2023年文部科学省初等中等教育局長[7]。1. ^ “文科省幹部ら6人懲戒処分、幼稚園連合会側から接待”. 日本経済新聞. (2022年8月26日) 2023年9月20日閲覧。2. ^ “銀座和食店で1人4万5千円・韓国クラブでは8万円…幼稚園連から接待、文科省6幹部処分”. 読売新聞. (2022年8月27日) 2023年9月20日閲覧。(ウィキ)番組の最後の方で、日本の教育は水準が高く、識字率が高いと述べていたのがおかしかったです。世界のトップ100に入っているのは東大と京大ぐらいで、欧米はもとより中国やアジアの大学に劣っていることを忘れているようです。看板倒れの感はありますが、大切な問題なので今後も経済的な背景も含めて継続的に取り上げてほしいと思います。
2024.01.30
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第4回目の放送で、エキセントリックな花山天皇(演:本郷奏多)が、Xのトレンド入りだそうです。品のある悪人顔だそうです。まひろ(吉高)が月夜の晩、えもいわれぬ美しい舞姿で視聴者を魅了した第4回「五節の舞姫」。一刻も早く円融天皇(坂東巳之助)を譲位させるべく恐ろしい手段に出た藤原兼家(段田安則)の悲願が成就し、いよいよ花山天皇(師貞親王)が即位する展開となった。足で扇を挟んで戯れるなど、型破りなキャラクターで人気を博す花山天皇。蔵人頭をかたくなに辞退する藤原実資(秋山竜次)に癇癪を起こし、叔父の藤原義懐(高橋光臣)らの被り物を奪う(いまでいう下着を脱がされるのと同じ恥辱)タブーをおかすなど、相変わらずのぶっ飛び具合。なかでも注目を浴びたのが、即位したのちの女御・藤原よし子(※「よし」はりっしんべんに氏が正式表記)とのラブシーンだ。「花山天皇爆誕!」と一しきり沸いたのち、花山天皇がよし子と一夜を共にしようとする場面ではよし子をじっとりと見つめながら両手首を縛り始め、いったい何が始まったのかとSNSでは騒然。よし子もされるがままに艶めかしいムードが漂い、SNSは「突然のエロティック」「アブノーマルなプレイか」「何しとんの」「手首縛って何すんの?」「緊縛プレイw」「花山天皇やばい」「すごいシーンを見た」「お茶の間が心配です」「NHK攻めたな」「大河ドラマで緊縛シーンをやるとは思わず」など笑撃や驚きの声で盛り上がっていた。お付きの女官たちが顔を赤くするほどラブラブだという花山天皇とよし子。しかし、よし子の兄である藤原斉信(金田哲)は「帝の女好きはもはや病」だと言い、「今はよし子にくびったけかもしれんがいつどうなるかわからんよ」と冷静に事態を見ていた。よし子を演じるのはタレント、コメンテーター、司会者とマルチに活躍する井上咲楽。トーク番組「新婚さんいらっしゃい!」で藤井隆と共にMCを務め、女優としてはドラマ「警視庁・捜査一課長」などに出演。大河ドラマへの出演は本作が初となる。(編集部・石井百合子)「光る君へ」花山天皇の“プレイ”に騒然!「NHK攻めたな」「すごいシーンみた」 (msn.com) もちろん写真のシーンのそのあとはありませんが、その後を想像させるには十分なシーンでした。演出家は女性から男性に代わっていましたが、脚本に沿ったものでしょう。お茶の間でも家族で楽しめる程度にと大石静が語っていましたので、今回は「大石の1ミリ」ですね。でも、小学生くらいの子どもにたずねられたら、親は困ってしまうでしょうね。ジェンダー平等の流れに沿って、LGBTの世界も描かれるかもしれません。戦国大河はその辺が御法度だったようですが、平安大河は一歩踏み込むかもしれませんね。まあ、NHKなので劇場版「光る君へ」はないとは思いますが、十分のビジネスになりそうです。今の皇族で女好きのうわさが絶えなかったあのお方も、この大河を見ているでしょうか。宮さまと蛇、東南アジアではよく見る写真です。ペナンでのものですが、タイではもっと大きな白い蛇を肩にかけられていました。
2024.01.29
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歴代最低の視聴率12.7%で始まった今年の大河は、2回目が12.0%、3回目が12.4%でした。民放と違ってスポンサーを気にしなくてよいNHKですから、10%を切らなければ「国民的ドラマ」と言い切れるのではないでしょうか。それにしても初回のつまづきはだいぶ気になったようで、第1話と2話を再々放送していました。あわせてBSでは、平安時代サミット2024 本当に「平安」だったのか - 歴史サミット - NHKを再放送していました。気候変動による災害で豪族・武士が台頭したことや遣唐使中止以降も唐と交易があったこと、当時唐で流行っていた杜甫や李白ではなくて、ひと昔前の白居易の方が人気があったこと江戸時代まで官位が生きていて平安時代は死んでいない光源氏を「押し」と見れば、彼はクズではないなど、ユニークな見解が提示されて興味深かったです。さて、第3話は「謎の男」。自分のせいで放免に捕らえられた道長(柄本)を心配するまひろ(吉高)。しかし、父の為時(岸谷五朗)に謹慎を強いられたため、ただ案じることしかできない。兼家(段田安則)の指示で道兼(玉置玲央)は女官を使って帝の食事に毒を仕込み、円融天皇(坂東巳之助)は急激に体が弱っていく。政権を掌握するために二の手を打ちたい兼家は、ライバルの左大臣家の動向を探るため、為時を利用してまひろを間者として送り込む…という展開だった。天皇もいちおうイケメンです。早くもスパイとしてまひろはサロンに登場です。ネットの反応は?【光る君へ】初登場・黒木華の倫子に「まさに平安顔」…姫たちの華麗な着物姿“女子会”に「眼福だー!」の声も : スポーツ報知 (hochi.news)NHK大河ドラマ「光る君へ」第3話視聴率は12・4%に上昇 「ハマり役」芸人登場でネット騒然 (msn.com)からです。平安時代の女性たちの美しさに称賛の声が集まった今回。放送中にはX(旧ツイッター)のトレンドで「 #光る君へ」のワードが1位に急浮上した。「倫子、いかにも貴族で上品」、「華ちゃんのルックス、まさに平安顔」 雨夜の品定めを思わせるシーンもあり、こちらはイケメン公達の登場です。藤原公任(きんとう)役の町田啓太や、道長、公任とともに青春時代を過ごす藤原斉信(ただのぶ)を演じる「はんにゃ」金田哲が初登場。金田は大河ドラマ初出演となるが、ネットでは「何の違和感もなく平安貴族のイケメンになっててすごい」「平安貴族感がすごい」「ハマっている」「演技上手」「お顔がこの時代にあってますね」「キャスティング上手い」などの声が上がり、X(旧ツイッター)でトレンド入りしていた。放送まで待てないのか、早めに公開するタレントもいます。十二単をしっとりと着こなし、薄めのメイクを披露。バラエティーで見せる華やかな印象から激変した姿にフォロワーは「平安美人でおじゃるな」「平安顔ですね」「美しすぎます」「ウイカちゃん、和も似合う」「清楚(せいそ)な美しさですね」の声を寄せていた。衣装が重すぎて演技ができないと言っていました。第3話で中宮定子はまだ少女でしたから、清少納言の出番はまだ先ですね。余計な心配かもしれませんが、生きのいい若手俳優や芸人の起用は大歓迎ですが、スキャンダルが少し心配です。特に大麻や薬物をやっていたり、セクハラの方は、早めに辞退してもらいたいです。竜星涼、24年大河で永山絢斗被告の代役 「光る君へ」“荒くれ者”藤原隆家役で大河初出演|シネマトゥデイ (cinematoday.jp)
2024.01.23
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大石静のインタビュー記事は他にもありました。紫式部と藤原道長はどんな人? 大河ドラマ「光る君へ」脚本家・大石静はこう見る(木俣冬) - エキスパート - Yahoo!ニュース「光る君へ」初回、衝撃のラストは史実なのか、大石静に聞いた(木俣冬) - エキスパート - Yahoo!ニュースからです。大石の紫式部観です。「一言では表現できない人物です。幼き日に母を亡くし、貧しい暮らしであったことから、生きることは不条理に苛まれることなんだと、早くから知ってしまった。だからなにかにつけて斜に構えた態度をとってしまう。でもそれが、文学者としての萌芽であって、やがて自分の心の内を表現してみたいと思うようになります。ただ、誰かの妻になりたいというだけでない、私の使命は何なのかと考える、知的レベルの高い女性だと思います。道長のことをずっと好きで、道長も何度も、自分の妻になれと言うのですが、嫡妻や妾もいるところで不自由な思いをしたくないと断ってしまう。私はこの場面を書きながら、素直に妻になればいいじゃないかと思うけれど、決して行かないという自我の強い人です。」「世界の偉人10人に選ばれるような人です。物語の構築力と同時に、確固たる自己批判の精神がないと、長く魅力的な物語は書けないと思います。『源氏物語』は男女が寝たり起きたりする話と思われがちですが、それだけでは決してない。ラブロマンスのようなおもしろさと、深い哲学的なおもしろさの両方が流れている。それが世界でいまだに高く評価されている要因だと思うんです。そういう意味では日本が誇る作家であり、作家としての私は、『光る君へ』を世界配信してもらって、紫式部をもっともっと広めたいです。」おしんは発展途上国で受けたドラマですが、今度の大河は先進国でヒットとなったら素晴らしいですね。ちなみに源氏物語は、33の言語で翻訳されているそうです。今年こそ『源氏物語』…あなたが選ぶ現代語訳は? : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)大河ドラマでは、源氏物語のエピソードは描かないそうです。「『源氏物語』自体は書きませんが、例えば、第1回の道長とまひろの出会いは、源氏物語のオマージュです。また、女房たちのささやきも『源氏物語』から。この先にも、あ、あれは……とわかる方にはわかるところがいっぱい出てきます。紫式部の体験した出来事が、のちに作品に関わっていったかもしれない、というような散りばめ方をしています。今回、私達『光る君へ』チームが描こうと思ったのは、紫式部がどういう生い立ちのなかで、男女の恋愛物語に、人生哲学と、権勢批判と、文学論のようなものをこめた奥深い文学作品を書ける作家に成長していったのかということでした。」源氏物語ファンにとっても、興味深そうです。藤原道長についても語っています。「道長は字が下手なんですよね。そこがかわいいです(笑)。道長ゆかりの場所で、一番ぞくっとしたのは、お墓です。京都の外れの住宅地に、そこだけ小さな古墳のようになっていて、鍵がかかっていて。そこへ制作統括の内田ゆきチーフ・プロデューサーと吉高さんと行って、前に立ったとき、『ここだ、ここに道長がいる』と感じ、道長にこの作品を書け!と言われていると思いました」「『おれは怒るのが好きじゃない』と言う三郎(道長)のセリフは、道長の政治の根本です。道長は『この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば』の歌によって、傲慢な独裁政治を行った人物という印象があります。中学、高校の教科書にもそういう論調で載っています。ですが、その後生まれた武士の世界が、そんなによかったのか、集団で殺し合いをやるようなことがそんなにステキで潔くてよかったのか、といえば、そうでもないと思うんですよ。平安時代のことを、現代の私達はほとんど知らなくて、。道長の歌一首だけで、横暴な政治を行ったと思い込んでいるだけ。時代考証の倉本一宏先生は、決してそうではなく、当時、非常にレベルの高い政治が行われていたとおっしゃっていました。その後、400年にわたって大きな戦(いくさ)のない、話し合いによって物事を解決していくという、現代の私達が考えていかないといけないようなことをやっていたんです。『怒るのが好きじゃない』道長は、天皇だけが力を持たないように、権力をもって、話し合いで、天皇を諌められるようにしたり、横暴な政治ではなく、バランスをとることが上手で、みんなの気持ちもすくい上げながらやっていったりした、優れた政治家として描くことで、平安時代の認識も改めたいと思っています。」「私はつねに、オリジナルを書いてきて、10年に1回か2回くらいしか原作ものの脚色はしないので、オリジナル作品を書くことは当たり前なんです。だから、そこに特別な気持ちはありません。歴史ものは、いろんな資料を読むのは楽しいし、この仕事を引受けなければ、千年前のことをなにも知らなかったと思うと、そういう意味でやってよかったと思います。」定説や通説をくつがえす人物描写は、作家の創作意欲を刺激することでしょう。前の築山殿の描き方も物議をかもました。平岩弓枝も田沼意次を好人物?として描きましたが、ちょっと楽しみです。ストーリーテリングについてです。「平安貴族は、血を見ることは穢れだと思っているから、人を殺すことは、下っ端に任せています。それがのちに武家になっていくわけです。自分の手を汚さず、都合の悪い人たちを排除させる理由は、偉くなりたい欲望のためで、宮廷や城は会社みたいなもの。そこではみんな出世して楽になりたくて、誰かの足を引っ張ったり、権謀術策で失脚させたり左遷させたり、現代と同じようなことが行われているんです。藤原家の権力闘争は、まるで、山崎豊子さんの『華麗なる一族』のようです。」「例えば、戦国時代だと、長篠の戦いだったら馬防柵、関ヶ原だったら家康は桃配山に陣を敷き、石田三成は伊吹山に逃げたとか、そういうビジュアル的に有名なものがありますが、今回はありません。でも、人間の足の引っ張り合いは、戦と同じくらいスリリングだと思います。本能寺の変で信長が死ぬってわかっている物語より面白いかもしれませんよ。山場がなくて大変ですね、と言われたって、そこを私達は逆手にとって勝負を賭けるしかない。やってみなくちゃわからないけれど、きっとおもしろい。平安オタクしかわからない、先の見えないおもしろさですが、毎週見たくなっちゃうようにがんばっています。」TBSの某ドラマのような無理などんでん返しの連続は考えられませんが、スリリングなそれでいて雅な展開を期待したいです。藤原道長:966~1028年 62歳で没紫式部 : 生没年不明970~78年の間に生まれ、1018年までは存命確認この機会に、録りだめておいた「関口宏のいちばん新しい中世史」(BS-TBS)でお勉強です。武士の世界へのひとつの反発としても、平安時代を描きたいそうです。現代の問題とフィクションは重なりますか?「自ずと重なってくると思います。でも重ね方は、私が示すものではなく、視聴者がそれぞれの独自の解釈で、自分と繋げてご覧になるということではないでしょうか。ほんとに平安時代を生き生き描ければ、必ず、みんな現代の自分と繋げてご覧になると思います。また、戦国時代の、集団で殺し合いをすることが潔い時代というイメージは、明治維新で、富国強兵に向かうときに、国民の意識をそちらに向けたものです。武士の世界こそ潔いみたいになったことへのひとつの反発としても、平安時代を描きたい。平安時代は、律令制には死刑はあったが死刑を行わないとか、話し合いで乗り越えていくという知的な時代で、国風文化も栄えた時代です。これまでの皆さんの既成の感覚に、ほんとにそうなの? ということをこの1年で問いかけたいと思っています。」260年間の対外戦争のない江戸時代を築いた頼りない家康の物語のテーマを引き継いでいるようにも見えます。軍拡路線のアベ政治やウクライナ、ガザの状況に触発されたのかもしれません。貴族だけでなく、国民の大多数を占める庶民も描くそうですから、期待半分で興味深く見てゆきたいと思います。「そこはかとなく漂うエロスの雰囲気」、こちらはNHKなので難しいかもしれませんね。視聴率次第では、夜メロ?お手並み拝見です。中宮定子と清少納言が楽しみです。
2024.01.22
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今年の大河ドラマ「光る君へ」の初回世帯視聴率は、12.7%と89年の「春日局」の14.3%を下回り過去最低でした。新年は地震のニュースばかりでしたし、当地では地震情報という枠付きで、大河ドラマを見るというには今ひとつでした。昨年の「どうする家康」が少年漫画ならば、「光る君へ」は少女漫画なんて言われていますが、初回のラスト10分間の殺戮シーンは、ホラーサスペンスでした。大河ドラマは戦国もの=殺人のオンパレードで敬遠していた愛方ですが、突然の衝撃シーンに絶句でした。これは史実ときかれましたが、もちろん脚本家の創作でしょう。源氏物語の作者紫式部は、本名も不明で、式部日記と和歌集くらいしか手がかりがないそうですから、脚本家の腕いや筆の振るいどころです。大石:「あれは史実ではないです。母親は小さいときに死んでいるらしいと言われていますが、第一次資料に書き残されているわけではなく、なんとなく言い伝えで、母親は幼いときに死んだらしいということです。私は、幼い頃に母を亡くしていることは人間形成のうえで大きいと思ったので、子役時代をやらずに第一回から本役ではじめたかったけれど、あえて、少女時代を描きました。そして、母の死をどう描こうかと思ったとき、道長との何かがないかなと思案し、道長三兄弟の次男・道兼は乱暴者と設定したので、彼と結び付けられないかなと思いつきました。そうすると、まひろにとっては愛した人のお兄さんは、親の仇になる。そういう悲しい宿命を描こうと思いました」主人公の名前であるまひろについても、「あまり意味はないんです。最初、ちふるという名前を考えたら、藤原実資の子として書かれていたので、いろいろな名前を考えて、まひろに行き着きました。一年間、聞いていて心地よい、主張のあまりない名前として考えました。」これまで大河ドラマの脚本家はあまりメディアに出ることがなかったように思いますが、今回はわりとよく出て作品を語っているように思います。すでにテーマとして“戦なしのセックス&バイオレンス”を掲げているとか。NHKなのに大胆ですね。大河ドラマ『光る君へ』の魅力を脚本家・大石静に聞いた!「戦乱の世と同じくらいスリリング」 (msn.com)からです。主演は吉高由里子。『源氏物語』の作者である紫式部(役柄名・まひろ)を演じる。その“ソウルメート”の藤原道長役には柄本佑。平安時代は戦乱のほとんどない雅やかな世の中。歴史の授業でもさらっと流されてきた。どんな物語になるのか? 脚本を手がける大石静に見どころ&魅力を尋ねた。 「このふたりは、最後まで赤い糸&因縁で結ばれていくんですが、ラブラブな話ばかりではありません。藤原三兄弟の骨肉の出世争い、道長の父・兼家による一か八かのクーデター、一条天皇即位時の高御座の生首など、生々しい権謀術数、男の政の世界がたくさん出てまいります」大石は、平安時代の男女関係についても触れていきたいと意気込む。「そこはかとなく漂うエロスの雰囲気は出したいと考えています。当時、天皇が子孫を残すことは政と同じぐらい大事なこと。性的行動が間近にあるんです。もちろん、お子さんも見られるように作ってありますし、胸キュンシーンもいっぱいあります」 『源氏物語』執筆以前の紫式部の資料は、ほぼ現存しないという。「幼き日に母を亡くし、貧しい暮らしだったらしいんです。そんなところから、生きることは不条理に苛まれていくことだと知ってしまった女の子です。そんな沸々としたものが文学者としての萌芽であって、“それを表現してみたい”“私の使命は何なのか”と考えるようになっていく。知的レベルの高い女性だと思います」まひろという役柄名を含め、脚本はオリジナルだ。「何が本当かはわからないけど、私は“きっとこうだっただろう”と思うことを描きたい。紫式部という文学者は権力批判の考え方の強い人。『源氏物語』は男女が寝たり起きたり……という印象かもしれませんが、そうではなく、その行間に彼女が込めた深い人生哲学があることを描きたいですね」 前作『どうする家康』なら関ヶ原の戦いなど、史実から物語の山場が予想できたが、本作はイメージしにくい部分も。「“本能寺で織田信長が死ぬ”とわかっている話より面白いかもしれないじゃないですか? 史実の詳細は平安オタクの人しか知らないと思うので、先がわからないという面白さ。そこを逆手に取らないと、勝負はかけられませんから。宮廷の中は、会社みたいなもの。偉くなりたい人はいるし、誰かを陥れたり、失脚させたりということは同じようにあるんですよね。そんな平安の権力闘争、葛藤、足の引っ張り合いは、戦乱の世と同じぐらいスリリングだと思いますよ」その中心には、藤原道長。“この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば”の歌が有名だが、「藤原家が横暴な政治をしたわけじゃない。時代考証の先生もレベルの高い政治をしていたとおっしゃっています。特に、道長は長い歴史の中でも優秀な政治家のひとり。みんなの気持ちをまとめる能力に優れた人として描き、道長の認識を改めたいと思います」1年後、平安時代のイメージは激変しているかもしれない。大河ドラマにかける意気込みが伝わります。期待半分、心配半分ですね。主演のふたりについて、次のように語っています。 吉高由里子の持ち味「吉高さんは、もう何本もやっている仕事仲間。“こう演じてほしい”と私から言うことはありません。彼女の持ち味は、普段はすごく明るいけど、ふとした瞬間に陰を見せることもあり、陽と陰が同居している役者だと思います。はじけた感じと、悲しさ・寂しさみたいなもの。紫式部のちょっと気難しい感じには合ってるなと思って。そこはのびのび演じてくれれば、出ると思います」柄本佑の持ち味「柄本さんはいわゆる二の線に分類される人じゃない(笑)。でも、ドラマ『知らなくていいコト』('20年)ではすれ違うだけで“うっ”となるくらいセクシーで素敵でした。本当に、イイ男をさりげなくやる。それで今回、道長をやってほしいなと思いました。ニ枚目、とぼけた感じ……自分の見せ方をすごく計算している人だと思います。台本もそれを表現しているけど、柄本さんはそれ以上に考えて見せてくれる。すごい役者です」陽と陰が同居している役者、同感です。柄本に関しては、七光り感が抜けませんが、実力が試されますね。続きます。
2024.01.21
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最近はパネリストの発言を途中でさえぎり、突然昔のことを話し始めることが多い司会の田原総一朗ですが、この日もそうでした。日曜夕方BS朝日のクロスファイアーでは、そういうことがないところを見ると意識的にやっているようです。この日は数日前モーニングショーでやりあった元明石市長の泉房穂とスシローとのバトルが目玉かと思われましたが、不発でした。スシローは寝ていた?バックナンバー|朝まで生テレビ!|テレビ朝日 (tv-asahi.co.jp)私が注目したのは、次の2点です。立憲民主党の小川淳也が、少子高齢化で確実に増えているのが相続税でその増加分(3割程度)を子育てや若者支援の財源にしたらどうかという提案でした。相続税の改正に関する資料 : 財務省 (mof.go.jp)確かに、増加しており平成3年度は3兆円近くです。株価や土地が値上がりしていますから、直近はもっと増えていることでしょう。基礎控除の水準を下げるのは反対ですが、次世代のために積極的に使われるなら税率はもっと上げてもよいのではないでしょうか。オレオレ詐欺は生きている老人からですが、立憲民主党は亡くなった老人から召し上げるという提案です。貧しい生きている人を苦しめる消費増税よりはよっぽどましです。もうひとりは、中小企業いじめで「有名な」デービッド・アトキンソン小西美術工芸社社長です。この日も、大企業だけでなく中小企業も儲かっているので、もっと賃上げをやるべきと主張していました。私が注目したのは、日本人は米国を盲目的に信用していてよいのかという発言です。彼の母国英国は、日本よりも長くて強い関係の米国の同盟国です。そんな英国人から見ても、アメリカが日本を守ってくれると簡単に信じない方がよいというありがたい意見でした。第2次世界大戦でも、米国はなかなか参戦しませんでした。米国の参戦を促すために、英国が対日工作を行ったことは有名で、そんな小説もありました。Amazon.co.jp: ウェルカム トゥ パールハーバー(上) (角川文庫) : 西木 正明: 本だいたい中国が台湾に侵攻しても米国が即座に介入することは考えにくいでしょう。日本や韓国のように軍事同盟国でもなく、条約もないのですから台湾を守る義務もありません。米国が台湾有事を煽り立てる意図を考えてみるべきです。日米安保も、尖閣諸島をめぐる米国の慎重な言い回しからして、本当に守ってくれるかは?です。米国にとっては、沖縄をはじめとする日本国内の米軍基地や空(横田空域)を意のままに使えるというのが最大のメリットでしょう。まずは、日本が主体的に中国やロシア、北朝鮮と戦って劣勢なら動き出す程度に考えた方が賢明でしょう。あとから請求書も来ることでしょう。やはり、一時期大英帝国として世界を支配していた国の人は違うと感じたものです。
2024.01.10
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あらすじ:都心にガラス張りの立派なオフィスを構える大手商社「實友商事」。さまざまな欲望を隠し持つエリートたちが集まる同社の次世代エネルギー部で、久々に社員旅行が開催されることになった。静岡で行われる展示会の後、慰労も兼ね、修禅寺で一泊しようというのだ。ほかの社員との付き合いが皆無に等しい地味な一般職・的場郁子(波瑠)、そして出世頭のバリキャリ課長・三上田鶴子(木村佳乃)はそれぞれ、まるで気が進まないものの渋々参加。旅館で行われた宴会でも社員たちが盛り上がる中、的場は食事を終えるや、そそくさと退席してしまう。一方、宴会後に散歩に出かけた三上は、薄暗い竹藪道で“まさかの光景”を目撃する。なんと出世街道まっしぐらのエリート部長・杉岡久一郎(丸山智己)が、旅館の浴衣を着た誰かと親密に寄り添っていたのだ! これは…社員旅行に便乗した社内不倫!? 偶然つかんだ不倫疑惑に思わず胸が躍った三上は、顔までは見えなかった相手の正体を密かに詮索し始める。その直後、“とんでもない事件”が発生する。なんと、急用で先に帰京したはずの杉岡がそのまま行方をくらまし、修禅寺近くの工事現場で遺体となって発見されたのだ! 社の名誉を重んじる次長・野村俊一(武田真治)が箝口令を敷く中、杉岡の死の真相を探るべく独自捜査を始めた三上は、非公開のSNSダイアリーで推理を展開。そんな折、遺体発見現場を訪れた三上は、的場も入れ違いでやって来て、土を持ち帰ったことを知る。そう、推理小説が好きな的場もまた事件に興味を持ち、独自捜査に着手していたのだ。しかも、的場は杉岡の家までも突撃! 何とも怪しい行動を取り…!?さらに不穏な出来事は続く。出世したい一心で杉岡に取り入っていたもう一人の次長・富崎弥大(塚本高史)の妻が急死。時を同じくして、三上の身の上にもぞっとするような異変が起こり…!負の連鎖が止まらない謎多き社内殺人事件。そんな中、事件を捜査する静岡県警の刑事・倉田文則(髙嶋政伸)は、後輩刑事・佐原壮馬(満島真之介)に的場をマークするよう指示。佐原は的場が犯人ではないかと怪しみながらも、彼女の独自捜査に同行するのだが…!?(番組HP)朝日新聞もテレビ欄で側面支援です。こちらも、波留と木村佳乃のW主演です。話としては、こちらの方が面白かったです。大森美香の脚本の力でしょうか。昔は気楽に入れたオフィイスビルも今はどこもセキュリティーが厳しくなって、検問に遭遇です。まさに現代の城ですね。愛方は、正月に帰ってきた大手財閥系の商社に勤める息子を重ねながら見ていたようです。こういうドラマから商社マンのイメージが作られてゆくのだろうと思いました。リッチな部長は借金生活だったという落ちも納得ですが、日本の中間管理職の給料は東南アジアのそれに比べても見劣りです。笑ってしまったのは、修善寺の新井旅館でのお膳の宴会風景です。浴衣・羽織姿で、まさにザ昭和でした。若手のモノマネもあって、昔を思い出しました。パワハラ、セクハラのリスク大ですから、今では到底無理でしょう。
2024.01.09
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テレ朝のお家芸?新春の松本清張ドラマを2本見ました。当代きっての美しき女優2人を迎えてお届けするのが、松本清張が1956年に発表した短編小説『顔』。これまで幾度となく実写化されてきた不朽の名作を、現代版へと大胆にアップデート! 令和の「今」に相応しい、「今だからこそ」描けるテーマと人物設定で、誰もが知る名作を、老若男女が楽しめる至高のエンターテインメントドラマへと昇華させます。今作で武井が演じるのは、音楽界を席巻する《覆面アーティスト》、井野聖良(いの・せいら)。美しい顔と歌声を持ちながら、聖良が「顔を出さないこと」を条件にアーティスト活動をするのには“ある理由”があったのです。それは、彼女が「殺人犯」だったから――。 一方、殺人を犯した現場から立ち去る聖良を唯一目撃していた人物が、後藤演じる石岡弓子(いしおか・ゆみこ)。人権派の弁護士で、ある出来事をきっかけに聖良と再会することになります。殺人を犯した《覆面アーティスト》と、殺人犯を目撃した《弁護士》――2人が再び出会うとき、果たしてどんな物語が動き出すのか…? 二転三転していくスリリングな展開から目が離せなくなること必至! 後藤と武井が火花を散らす、女同士の極上のバトルにご期待ください!歌手としての成功を勝ち取った一方で、殺人を犯した過去との間で揺れ動く聖良、そして事件の唯一の目撃者であり、殺人犯を追い詰めていく弓子――。2人の美しき女優によって令和に甦る松本清張 不朽の名作『顔』。この冬最注目となるドラマが、2024年新春に誕生します!当代きっての美しき女優2人を迎え、これまで幾度となく実写化されてきた不朽の名作『顔』を人気脚本家・浅野妙子の手で現代版へと大胆にアップデート! 殺人を犯した《覆面アーティスト》と殺人犯を目撃した《弁護士》による、追いつ追われつのサスペンスが展開していきます。番組HPからですが、確かにDV,リベンジポルノ、学校でのいじめ、不登校、ユーチューバーと現代的な要素が散りばめられています。人権派の弁護士でシングルマザーとの設定はよいにしても、事務員を3人も抱え豪邸暮らしというのは違和感を感じました。後藤久美子にふさわしい環境ということなのでしょう。スリリングな展開というよりは、見ていてなんですぐに気付かないのかと思いました。最後にやっと気づくシーンは、唐突な感じを受けました。疑念が増してゆく伏線がほしかったです。もっと、着実に追い詰めてゆくとか、逆に明確なきっかけがほしかったです。武井咲の不安感はよく演技されていたと思います。犯人ではありますが、同情の余地があります。お得な役柄でした。
2024.01.09
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元旦は朝まで生テレビとモーニングショーです。毎年富士山のご来光中継をやっています。今年は、西風ではなくて北風だったので、ヘリコプターの後部が映りこまないように撮影するのが難しいとコメントしていました。結果は、例年通りの良い出来でした。太陽は太平洋=駿河湾から上ります。6時48分頃です。富士山を入れた映像ですが、この後ヘリはダイヤモンド富士となるような位置に向います。そして恒例のTVおみくじです。1回目は中吉と大吉の間でしたので、もう一度トライです。大吉に喜んだ?のもつかの間、その日の午後4時には能登半島を震源とする地震に見舞われました。翌2日、愛方は諏訪神社に初詣に行って中吉、いっしょに行った帰省中の息子は大吉だったそうです。私は、留守番でした。
2024.01.04
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ジャニーズタレントがパージされた紅白ですが、その分多様なタレントが出演してヴァラエティに飛んだ紅白でした。前日のレコード大賞にノミネートされた曲は、まったく知らないものでした。紅白の予定表を見ても、知らないものが多いです。テーマはボーダレス。韓国アイドルを意識したものでしょう。歌よりもダンスのグループも多かったです。勝敗結果は、紅組の圧勝でした。ジャニーズ票が無くなったことが大きいでしょう。我が家は、5票すべて赤にいれました。ステージでよかったのは、Superfly、石川さゆり、YOASOBI、エレファントカシマシですが、なんといってもクィーン+アダム・ランバートのステージが圧巻でした。【クイーン+アダム・ランバート】「ドント・ストップ・ミー・ナウ」圧巻のパフォーマンス【紅白】|NHK - YouTube【YOASOBI】「アイドル」ついに日本の音楽番組初披露!スペシャルステージ!【紅白】|NHK (youtube.com)三山ひろしけん玉記録のギネス認定取り消しの訂正告知には、笑ってしまいました。直後のギネスの検定員のOKは、何だったのでしょう。インチキでした。もう、これを最後にやめてほしい企画です。山内恵介の裸芸人も不快でした。汚らしかったですね。薬師丸ひろ子との歌のうまさの差が目立ちました。番組中NHK関係者から、再三受信料の話が出ました。引き下げるとか、番組は受信料で成り立っているとかの発言です。昨年は、ジャニーズ問題で同じ?公共放送のBBCとの違いが際立ちました。政権党や財界人に支配された構造は、支持できません。現時点でNHKが気にする視聴率は?ですが、岸田内閣の支持率よりは高いことは確実でしょう。
2024.01.02
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放送年度:1992年度山田太一の脚本で実現した、高倉健の数少ないTVドラマ主演作。鉄道会社の技術部長・立石は、テーマパーク「チロリアンワールド」の建設責任者に任命され、北海道の田舎町へと単身赴任するが、そこには自分と娘を捨てて駆け落ちした妻が住んでいた・・・。生き方を変えることを迫られる男を、高倉健が寡黙に演じた。作:山田太一 音楽:日向敏文 土曜ドラマ チロルの挽歌|番組|NHKアーカイブスビデオありストーリー:以前は炭鉱で賑わったが、相次ぐ閉山で現在は過疎に悩む北海道納布加野敷(ぬぷかのしけ)市。市長の山縣(河原崎長一郎)は、東京にある関東電鉄から資本参加を受けてテーマパーク「チロリアンワールド」の建設を進め、市の活気を取り戻そうとしていた。関東電鉄の技術部長である立石(高倉健)は、チロリアンワールド建設・運営の責任者として、娘の亜紀(白島靖代)を東京に残して北海道に赴任する。その街には以前、立石が自殺を思いとどまらせた菊川(杉浦直樹)と駆け落ちして行方知らずだった、立石の妻・志津江(大原麗子)が菊川と衣料品店を経営して暮らしていた。立石の赴任を知り、菊川は逃げ回る。偶然顔をあわせたとき、立石は菊川に志津江を取り戻す意思があることを伝える。ますます立石の存在に耐えられなくなった菊川は立石に、この地から出て行ってほしいと頼み込む。志津江に未練を秘める立石は、三人で話し合うことを提案する。志津江も了承するが、事実上の「夫婦」として生活している二人の姿を見て、立石はチロリアンワールドの完成を見ずに職を辞して北海道を去ることを考え始める。しかし、意図せず三人が顔をあわせることになった席で出された結論は、意外なものだった。チロリアンワールドと妻への想いに揺れる立石。思いがけず再会した三人の悩みと新たな生活への模索、立石が赴任した理由、チロリアンワールド完成までの苦難と喜び、これらの話を軸に、爽やかな夏と厳しい冬の街に暮らす人々の人間模様と、時代の変わり目を迎えた街の姿を描く。(ウィキ)脚本家の山田太一が亡くなったのを機に、NHKが再放送したので見ました。初見です。上記以外にも、岡田英二や佐野浅夫、金子信雄、西岡徳馬などが出ていてなつかしかったです。チョイ役で阿部寛も出ていたようですが、気付きませんでした。高倉健は、声が小さく活舌も悪いのでセリフが聞き取りにくかったです。字幕が必要な俳優でした。大原麗子はきれいですね。さびしく亡くなったのが残念です。 大原麗子は本作を自身の「生涯の代表作」と自負していた[1]。大原は2009年に死去するが、遺品整理をした大原の弟によると、DVDプレイヤーには『チロルの挽歌』が入ったままだったという。弟は「他の出演作は封を切っていないものもあった中、この作品は繰り返し見ていたんでしょう」と語っている[1]。(ウィキ)登場人物のやり取りが面白い山田太一ワールドを、楽しませていただきました。
2023.12.13
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以前録画していてほったらかしにしておいたものですが、この前庄内を舞台にした「アイ・アム まきもと」観たのを機に観てみました。ザ・ベストテレビ2023でも放送されました。【番組内容】満州開拓団、山形県内からは約1万7千人が海を渡った。しかし、それは耐え難い結末だった。敗戦後の逃避行と難民生活で多くの命を失った。生きて戻っても古里に居場所はなく戦後開拓で全国の荒れ地に向かった。山形の庄内から満州の庄内、そして三つめの庄内へ。生きるための場所を求め続けた「ヒゲの開拓団長」と開拓者たちの軌跡。2022年日本民間放送連盟賞 テレビ・グランプリ「三つめの庄内~余計者たちの夢の国~」 - YBC 山形放送 この番組で最初に取材したのは、2017年3月に山形県鶴岡市の善宝寺で営まれた満州開拓親子地蔵尊の70年法要でした。開拓関係の碑というと、「拓魂」とか勇ましい感じのものを多く目にしますが、地蔵さまから伝わってきたのは煎じ詰めたような悲しみです。建てられたのは敗戦の2年後。食うや食わずの暮らしの中で、生き残った人たちも自ら浄財を出し合いました。山形県の庄内地方一円からの初めての満州開拓団となった「三股流庄内郷開拓団」。法要にはゆかりの人たちが参列していました。開拓団の生還者の一人・佐藤末子さんは「伝えたいことはいっぱいあるけど、話したくない」と語りました。同じく、村井とよみさんは「満州では死ぬのが当たり前。母が死んでも涙も出なかった」「皆さんに分からせようとしても分からない問題。みんな口をつぐんだ」と話します。開拓団の人たちから名簿を借りて、まとまった人たちが住む青森県六ヶ所村と北海道豊富町に「取材をさせてほしい」と、17年の夏前に手紙を書きました。電話よりこちらの思いが伝えられるのではないかと思ったのです。返事は一通もありませんでした。もう触れられたくないのかもしれない......。そんな不安を抱えながら、私たちは8月に六ヶ所村に向かいました。最初に出会ったのが佐藤政美さん。少年時代を満州で過ごし、農協の組合長も務めた政美さんは地区の顔役の一人で、私たちを地区の集会所に案内してくれました。そこで出会ったのが、ヒゲの団長・佐藤繁作さんと開拓者たちの写真の数々、そして入植30周年から10年刻みで書き継いできた記念誌でした。私たちは翌年11月まで、故郷の名を冠した「六ヶ所村庄内」に通い、多くの人たちから話を聞きました。開拓一世のご夫婦は子や孫に聞かせるように往時のことを語ってくれました。政美さんに手紙のことを聞くと、「そんなの来てたかもな」と答えました。「牛歩確実也」。入植30周年の記念碑に刻まれた文字です。六ヶ所村の人たちも北海道豊富町の「天北の庄内」の人たちも酪農に活路を見いだしました。やませ(偏東風)や雪、泥炭と水に耐え、やせた大地に踏ん張りながら、ゆっくりと一歩ずつともに歩む開拓者たちの姿が牛の姿と重なりました。もうひとつ、耐え難い結末を迎えた満州の記憶を決して吐き出すことなく、何度も反すうするイメージもまた牛の姿とダブりました。口にできない、したくない満州の記憶を、思いを、開拓団の人たちは決して忘れようとはしませんでした。それが満州に残してきた人たちとの約束であるかのように......。語られるべき物語が語られるときを待っていました。山形の若者たちはなぜ満州を目指したのだろう、そして、それは今にどうつながっているのだろう......。私たちは酒田市の旧家で貴重な資料を見つけました。佐藤繁作さんとともに開拓に人生を捧げた鈴木壮助さんが、生い立ちや満州での生活、戦後の開拓など、自らの体験を記した千枚を超える手記です。「耕す土地を持たず、行き場のない農家の次三男の未来を開きたい」......。壮助さんの手記からは、山形の農家の生真面目な若者たちの使命感や、満州で家族全員を失いながら、戦後の厳しい開拓にかけた心境など、生の声が伝わってきました。壮助さんたちの物語もまた語られるときを待っていました。満州開拓も戦後の緊急開拓も「国策」です。誰も責任を取らないのが国策なら、彼らは自分たちで責任を引き受け、それを果たそうとしました。「三つめの庄内」にはかつて余計者と言われた人たちの志と覚悟が今に受け継がれています。山形放送では1960年代から夕方のローカルニュースの中で、8月に「戦争の語り部たち」という特集を放送しています。この番組もその積み重ねの中から生まれました。そしてローカルワイド番組で繰り返し特集しながら育ててきました。小さな放送局が地道に積み重ねてきた取り組みが評価されたことを、それにつながる者の一人としてとてもうれしく思います。最初の取材から5年余りの間に、末子さんも政美さんもこの世を去りました。本当に残念ですが、つらい話も誠心誠意していただき心からありがたく思っています。画面に登場しない人たちも含めて、誰一人欠けてもこの番組は成立しませんでした。最後に取材したのは今年3月の満州開拓親子地蔵尊の法要です。そこに開拓団ゆかりの人たちの姿はありませんでした。誰が手向けたのか確認のしようもありませんが、地蔵さまにはその朝、花束が一つ供えられていました。2022年民放連賞 テレビグランプリ受賞のことば 山形放送 『三つめの庄内~余計者たちの夢の国~』 | 民放online (minpo.online)長野県の満洲開拓団の慰霊祭で住職が、「だます方も悪いが、だまされる方も悪い」と以前あいさつをしていたことを思い出しました。六ヶ所村は、入植後むつ小川原開発や核再処理工場の国策に翻弄されましたが、庄内出身の人たちは髭の団長の指導の下、結束して乗り越えたことを知りました。今度は国にだまされませんでした。北海道北部の牧草地は、先日英会話で旅した人が話してくれましたが、水抜きのため手掘りで川を作るなどの努力のたまものなのですね。北海道は明治維新以降本州でくいっぱぐれた人たちが開いた土地なのでしょうが、戦後は大陸帰りの人もいてそうした人々の息吹が感じられる作品でした。満洲開拓団を一番多く送り出した県は長野で、次が山形だそうです。中国人の土地を奪って入植したことを、団員は当時から気付いていたのですね。敗戦で「殿様から奴となった」という今は老婆の言葉が、印象的でした。この番組も、日本国男村同様裏日本の地方局の作品です。変革や進歩は辺境から始まる。そうなることを期待したいです。
2023.12.04
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ETV特集 「ブラッドが見つめた戦争 あるウクライナ市民兵の8年」初回放送日: 2022年12月30日ウクライナの戦場から映像を記録・発信している市民兵がいる。ヴォロディーミル・デムチェンコ。8年におよぶ彼の映像日記を通じて、あるウクライナ青年の心の軌跡を描く。 ウクライナの戦争の最前線で映像を記録・発信している市民兵がいる。ヴォロディーミル・デムチェンコ。2014年の「マイダン革命」をきっかけに、仕事をやめて軍に志願。ドンバス地方の戦闘に参加したのち世界放浪の旅に出たが、今回ロシアの侵攻が始まると、再び一市民兵として志願した。私たちが入手した彼の映像日記は500時間を超す。番組では、この長尺の記録を通じて、ひとりのウクライナ青年の8年間の心の軌跡を描く。(NHK HP)制作会社・オルタスジャパン入社2年目(当時)の西野晶ディレクターが企画した同番組は、ウクライナの市民兵・ブラッドとSNSでコンタクトを取り、500時間を超える彼の映像記録を入手して制作。ブラッドとはリモートで会話を行ってきたが、放送まで取材対象者と直接一度も会うことなく、人物ドキュメンタリーが成立した。まず、ドキュメンタリー部門の最優秀賞のスピーチで、西野ディレクターは「昨年2月24日にロシアがウクライナに侵攻を始めた後、ニュースで見てすごく絶望しまして、これは大変なことが始まってしまったと思い、ドキュメンタリーの制作会社に勤める私は絶対に何かしなければいけないと思って、プロデューサーの吉岡と一緒に企画を考えました。しかし、ウクライナに渡航することはできない状況だったので取材が難しかったんですけど、SNSには大量の兵士の自撮りであったり、避難民の生活の自撮りであったり、市民一人ひとりが撮影している映像がたくさんありました。その中で、8年前からのロシアとの紛争で兵士として撮影しているブラッドに出会って、彼と話をするたびに、『これはウクライナに行かなくても番組ができる』と思って、この番組をスタートさせました」と経緯を紹介。「この番組は、国と国との戦争であるとか、民主主義を守るんだとか、そういう大事なテーマもあるんですけど、解像度を上げて一人の男性の目線から見る戦争の最前線をどうしても描きたかった。ブラッドと必死に向き合った制作期間でした」と振り返る。2年目Dがウクライナ市民兵の撮影映像を番組化、凄惨な場面も「怖がらずに伝えなければ」…ATP賞グランプリ | マイナビニュース (mynavi.jp)入社2年目の女性デレクターの作品と知って驚きました。ひとりの青年が、マイダン革命の暴力に触発されて、ボランティアの市民兵となり最後は正規軍の軍曹に取り立てられる様子を追った作品です。500時間の映像からSNSでやり取りして番組を作り上げたところが今風です。戦場で過ごすうちに、それまでの平和な時の日常に戻れなくなり、本物の軍人になってゆく姿がこわかったです。はじめのうちはロシアの若者にも一定の共感を示していたのが、ブチャの虐殺に接して今は憎しみのみです。戦争の背景、とりわけ米国が背後で糸を引いていることなどは、知らないのでしょう。市民兵というのも疑問ですが、正規軍への志願でなくてそうしたものにのめり込む姿をこわく思いました。途中で挿入されているミンスク合意による停戦中の世界旅行の映像がとても印象的でした。彼の場合、視野は広がらなかったようです。世界は悪い人よりも良い人の方が多いと言っていたのに、残念です。今も従軍中ですが、彼の行き着く先は戦死でしょうか。生き延びて、ウクライナ戦争を振り返ってみる日が来るとよいと思います。【11月5日NHK-Eテレ】ETV特集「ブラッドが見つめた戦争 あるウクライナ市民兵の8年」 | 株式会社オルタスジャパン (ortus-japan.co.jp)
2023.12.03
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NHKBSで6日間にわたって、今年受賞したドキュメンタリー番組6作品をザ・ベストテレビ2023として放送していました。エピソード - ザ・ベストテレビ 2023 - NHK三つめの庄内や正義の行方などはすでに視聴済ですので、今回は日本国男村とブラッドが見つめた戦争を見ました。石川県知事の谷本正憲は7期にわたり男性中心の県庁組織を束ねてきた。在職期間が現職最長に及ぶなか、職員はしきりに谷本の顔色を伺い、谷本は緊張感を欠いた言動を繰り返すようになる。コロナ禍に「無症状の方は石川県にお越しいただければ」と失言したかと思えば、「4人以下での会食」を呼びかけた裏で自身は90人以上で会食をしていた。権力を手中におさめる時が長くなるほど、仕える者は忖度の度合いを強め、為政者は傍若無人になっていく。ムードに流されやすい社会は、押し寄せる矛盾にも慣らされる。そんなムラで、谷本は長期県政を築き上げた。金沢市内で暮らすイスラム教徒の松井誠志さん一家は、2001年の米中枢同時テロ以降、根拠もなくイスラム過激派との関係を疑われてきた。同調圧力の強い社会から受けてきた理不尽な差別。来日して22年の妻ヒクマさんは、永住権を取得したものの帰化はしていない。「国籍を日本に変えても外国人。日本では顔で判断されるから」。厳格なムスリムの目は、ムラ社会の矛盾をえぐりだしていく。谷本による長期県政は28年で終焉を迎えた。8選出馬に前向きに見えた谷本の機先を制したのは、谷本の選対本部長を務めていた衆議院議員の馳浩。過去2度の知事選前には谷本の多選批判を展開し、対抗馬の擁立を画策してきた。「新時代」をスローガンに掲げ新知事となった馳だが、22年前の衆議院初当選時に掲げたのも「新時代」だった。28年間カメラが捉えてきたのは、移り行く時代と変わらぬムラの男たち。「谷本vs馳」の権力闘争を紐解くと現れるキングメーカー森喜朗。権力移譲の過渡期に描く栄枯盛衰のコメディーは、この国の「男村」を動かしてきた正体を浮かび上がらせる。日本国男村 | 石川テレビ放送 (ishikawa-tv.com)外国人差別にも迫る 権力への忖度(そんたく)や同調圧力が強すぎる男性中心の「ムラ社会」に疑問符を投げかける石川テレビのドキュメンタリー番組「日本国男村」が、二十八日午後一時五十五分から放送される。七期二十八年の長期にわたった石川県の谷本正憲知事時代の県庁の様子と、差別を受けてきたイスラム教徒の家族の姿を対比させる演出で、ジェンダー問題を軽視しがちな現代社会に警鐘を鳴らす。(河野晴気) 番組はドキュメンタリー制作部兼報道部の五百旗頭(いおきべ)幸男副部長(43)が手掛けた。五百旗頭さんは前職のチューリップテレビ(富山県高岡市)時代に富山市議の政務活動費不正を追及した映画「はりぼて」で監督を務めている。今回は昨年五月放送の石川テレビでの初作品「裸のムラ」を基に、馳浩新知事誕生といったこの一年の石川県政の動きなども加えて再編集した。 番組では、県庁と金沢市内に住むイスラム教徒の家族を追った二つのパートが並行して進む。 県庁では知事を前にほぼ男性の県幹部が居並ぶシーンや、県議会の知事席で女性職員が飲み物の容器の水滴を入念に拭いて準備するシーンを象徴的に見せる。「石川に限らず、日本の縮図を表している。行政の唱えるジェンダー平等や女性活躍は上滑りしている」と五百旗頭さんは話す。 一方、家族のパートでは、インドネシアから来日して二十年以上の妻が、外国人やイスラム教徒への差別を感じながらの生活を語る。妻は永住権を得たが、日本国籍は取得していない。「国籍を変えても外国人でしょ。日本では顔で判断されるから」 後半は、新旧知事や森喜朗元首相の過去映像から、時に滑稽に映る権力者の言動を振り返る。五百旗頭さんは「権力を握る人の振る舞いは似ている。結局、同じことを繰り返しているのでは」と指摘する。 「ドキュメンタリーは堅苦しく思われるが、エンターテインメントの一つ」とコミカルな演出も意識したという。「番組を見る人によって解釈は違う。考えるきっかけを提供できたら」と話す。男性の「ムラ社会」警鐘 あす放送 石川テレビ「日本国男村」:北陸中日新聞Web (chunichi.co.jp)適度な演出?で、異色のドキュメンタリーでした。制作者自身も登場します。やはりイスラムの家庭が興味深く、ウクライナと違って侵略されたパレスチナ人が抵抗するとテロとされるのはおかしい、キリストの誕生日のクリスマスを祝わないのは当然といった率直な物言いが興味深かったです。また、イスラム教徒の夫に対して、公安調査庁がスパイになるよう近づいていたことなども紹介されていました。税金でやることではないとの、もっともな指摘です。森、馳、谷本と地元の政治家を大胆に取り上げて、地方局なのに大丈夫かと思いました。地方局だからできた?権力の監視、腐敗や不正の告発といったジャーナリズムの基本姿勢が評価されたということでしょう。
2023.12.02
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今週の激論クロスファイアーのお題は、岸田総理の“総合経済対策”と政治姿勢11月12日(日)松川 るい自民党 副幹事長小川 淳也立憲民主党 税制調査会長でした。このところ雲隠れしていた、エッフェルねえさんこと松川るいが出演するというので見てみました。立場上一生懸命岸田を擁護していましたが、小川からは松川が上手に説明しても岸田は毎回言うことがころころ変わるとの指摘です。岸田の報酬アップ法案も、松川は会計検査院長などの特別職の報酬も上げなければならなかったと釈明すると、小川から人事院は若手に厚くと指摘しているのだから、今回は不要でよいでしょうと反論です。防衛費の増額や福島原発のALPS水放出などを行って党内の評価は高いようですが、借金しての減税や改造したばかりの内閣での政務三役の相次ぐスキャンダルで支持率は低下する一方です。各種基金もコロナ前の2兆円から9兆円に拡大ということも指摘されました。基金の数も100に増加です。役人にはうれしい内閣でもあります。もっともな国民の評価ですが、田原からも岸田は日本や国民のことよりも自分のこと(再選)しか考えていないとの厳しい指摘です。中身の決まっていない防衛費増額は、米国の指示だとも。無能な自分の息子を秘書官に登用したのも大失態でした。国民には、これで正体がよく見えてしまいました。ここに来て、さすがにネット右翼からも辞任せよとの声です。でも、その後任に青山繁晴だそうです。青山繁晴氏、自民総裁選出馬へ 「野望ではなく、やむにやまれずという思い」 岸田首相に嘆き、中国ブイ即時撤去の決断促す(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
2023.11.14
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「青い募金箱 イスラエル建国の真実」シリーズ緊迫パレスチナ情勢①イスラエル建国時、荒れ地の植樹や居住地の確保に奔走したヨセフ・ワイツの日記にはユダヤ人としての夢と長年の苦しみがつづられていた… ユダヤ民族基金の土地・森林局の責任者だった曽祖父ヨセフが残した5000ページの日記を読み始めたミハルは、学校で教えられた歴史とは全く異なる現実に気づかされる。パレスチナ人地主から土地を買収し、住民を追い出すことを繰り返していた曽祖父の苦悩。さらに、植樹によって森を作る活動の真の目的は、パレスチナ難民が戻って来られないようにすることだった。 原題:Blue Box(イスラエル 2021年)「青い募金箱 イスラエル建国の真実」 - BS世界のドキュメンタリー - NHK初放送かと思ったら、昨年6月に放送されたものの再放送でした。ひ孫が曽祖父ヨセフ・ワイツの日記や資料のもとに、ユダヤ人によるパレスチナの土地収奪の様子を伝えるドキュメンタリーです。1.ヨセフ・ワイツは、アラブ人とは共生できない、どちらか一方が生き残るだけだという強烈な信念を持っていたようです。2.主に外国で暮らす不在地主(小作料をゲット)をターゲットに土地買収をしましたが、パレスチナの地に暮らす小作人の追立は、アラブ人の抵抗もあって相当ひどいものだったようです。見せしめに村を丸ごと焼き払って、住民を殺したりレイプして恐怖心をかきたて周辺の村人を追い出していったことが、パレスチナ側から語られています。本作では、そうした生々しい事実は描写されませんが、子孫(作者の叔父世代)が認められています。「移送作戦」という名前で呼ばれています。侵略ではなくて、「入植」というのも、欺瞞的ですね。3.中東戦争で難民となったパレスチナ人に対しては、立場が逆転してのんびりと暮らしていたアラブの民がようやく流浪の民の苦しみを知ることとなると侮蔑的でした。4.難民が帰還できないように植林を進めたというのは、初めて知りました。だから、土地・森林局なのですね。5.身内の若い世代から問いただされて、100%肯定できない、そうするしか生存できなかった上の世代の反応が哀しかったです。6.パレスチナ人への補償は必要と主張して、晩年時の政府から更迭されたことはわずかな救いでした。希望者に補償することは今からでも遅くないでしょう。というのが私の雑感ですが、こうした番組が作られたことはインパクトがあり素晴らしいです。朝鮮や満州での土地収奪をこのようにテレビ番組にすることは、いまだに難しいでしょう。ネットで番組を見ることができます。20220614「青い募金箱 イスラエル建国の真実」BS世界のドキュメンタリー - 動画 Dailymotion参考:NHK BS世界のドキュメンタリー『青い募金箱 イスラエル建国の真実』を見て|股旅の黒猫 (note.com)
2023.11.08
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NHKのスイッチインタビュー「堂本光一×羽生結弦」EP1初回放送日: 2023年10月6日舞台でのハードな表現に挑む堂本光一×身体表現の限界を追求するプロフィギュアスケーター羽生結弦。身体と向き合う2人ならではトークを、3週連続でお届け。 羽生の本拠地・仙台を訪れ、貴重な練習現場を見学した堂本。休憩をほとんど取らず滑り続ける姿に衝撃を受ける。翌日の対談では、自らも舞台で体力の限界と向き合う経験から、羽生の演技の秘密に迫る。プロに転向してからの心理、目指す理想像。自らアイスショーを作る立場になった羽生に、エンタメ世界で生きてきた堂本がかける言葉とは? 2015年NHK杯「SEIMEI」映像を見ながら、羽生自ら生解説も。を見ました。*グッチマークだらけの羽生の上下は、何ともダサい感じです。堂本光一の肩書きが、アーティスト/タレントとなっていて笑ってしまいました。今は何でもかんでもアーティストですが、とても違和感があります。彼の場合は、ジャニーズタレントとするのが一番ふさわしいのではないでしょう。堂本というと、やはりTBS乱交パーティーを思い出してしまいます。ジャニーズ事務所はうまくもみ消しましたが、事実は消えません。ネットでも残っています。参考:TBS - TBS乱交パーティってなんですか? - Yahoo!知恵袋TBS乱交パーティーとは、「自称・芸能プロ社長の矢島義成なる人物が、若手俳優たちのために乱交パーティーをコーディネートし、その背後にはTBSの編成局員やその幹部までが深く関与していた」というものです。 実は、1999年に、噂の真相で記事として報じ、芸能マスコミに大きな衝撃を与えたのです。概要は、パーティーの参加者は、KinKi-Kidsの堂本光一さん、TOKIOの長瀬智也さん、山口達也さん、松岡昌宏さんをはじめ、いしだ壱成さん、東幹久さん、加藤晴彦さん、小橋賢児さんといった10人近い大物若手俳優たちがズラリ出席しており、他にもTBSの深夜番組「ワンダフル」に出演していたワンギャルたちや、現役のTBSアナウンサーの志賀大士らも参加していたことが明らかに。 ところが、ワイドショーをはじめとするテレビ媒体はこのスキャンダルを完全に黙殺。 さらに、本誌報道を追撃した週刊誌やスポーツ紙の報道でも、一部を除き、ほとんどの参加芸能人の名前が伏せられてしまったのです。 例えば、写真週刊誌『フラッシュ』が、乱交パーティーが開かれていたマンションの内部の写真を入手し、志賀大士アナがパンツを下げて下半身を露出するショットを掲載していました。 写真には、志賀を含めた3人の男性が写っており、いずれも目伏せがされている。 ひとりはパーティー主催者の矢島。 だが、もうひとりの男性に関しては「俳優A」としか記されておらず、それ以外の説明は何もなされていない。 この若い男性俳優が東幹久さんであることは明らかなのに、だ。結局、このスキャンダルで芸能マスコミから集中砲火を浴びた有名タレントは、いしだ壱成さんただ一人であった。 では、なぜ多くの芸能マスコミは、いしだ壱成以外のタレントを取上げなかったのか---。 答えは簡単、各タレントの「所属事務所」の格の違いである。 堂本や長瀬、松岡、山口がジャニーズ事務所の所属であることは言うまでもなく、東幹久や加藤晴彦はバーニング傘下の事務所。 小橋賢児は今をときめく研音だ。 これに対して、いしだ壱成の所属事務所は親の石田純一と同じで、どの大手系列にも属さない個人事務所だった。 ※芸能人が所属していた芸能事務所は、当時。現在は、違う事務所に所属している可能性があります。 そう、「芸能タブー」とは、つまるところ「芸能事務所」のタブーの事なのである。 多くの人気タレントを抱え、芸能界に強力な影響力を持つ大手事務所に所属するタレントのスキャンダルは、よほどのことが無い限り、大々的に報じられる事はない。その効果、威力は絶大で、東の乱交パーティー写真のように、たとえ動かぬ証拠が存在していても、それすら「無かった事」にされてしまうのだ。 「芸能マスコミはタレントの人気で商売しているようなものだし、取材を拒否されたら仕事にならないからね。 日頃からの付き合いもあるし、そうした関係から圧力で記事が潰されることもある。 最近ではその前にこちらで気を使って、取材段階から自粛してしまうことも多いよ」(週刊誌芸能記者) 逆の意味で言えば強力な後ろ盾を持たない、いしだのような存在が、芸能マスコミの格好の餌食となる。 この構図は、近年、激しいバッシング報道に曝されたタレントたちを見れば一目瞭然だろう。 羽賀研二さん、野村沙知代さん、和泉元弥さん---。 いずれも、テレビを中心とする芸能界における影響力をほとんど持たない立場にいたタレントたちである。 弱者は徹底的に叩くが、強者のスキャンダルは見て見ぬふりをする。これが芸能マスコミが抱える「タブー」の正体なのだ。【噂の真相「日本のタブー」】ジャニーズやバーニングが圧殺する有名芸能人のスキャンダル・タブー | ☆Dancing the Dream ☆ (ameblo.jp)無為雑感 『噂の真相』とジャニーズ事務所 (zakkan.org)■『噂の真相』の記事メディアの中でジャニーズ事務所の問題を取り上げたのは、『週刊文春』と『噂の真相』と言われていました。それで、手元にある『噂の真相』でどんなジャニーズ関連の記事があったか調べたら、次のようなタイトルの記事が出てきました。ジャニーズ事務所の全日空ホテル乱交パーティが発覚!(2000年1月号)『週刊文春』で危機のジャニーズ事務所の新女帝の後継問題(2000年3月号)スクープ! 遂にジャニー喜多川がホモセクハラで極秘証人出廷(2002年2月号)元マネージャーが語ったジャニーズ事務所の内部告発!(2003年3月号)ジャニーズ事務所と女性週刊誌の力関係の舞台裏(2003年6月号)セクハラと脱税で揺れる「ジャニーズ帝国」の舞台裏(2003年9月号)
2023.10.12
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神木隆之介、朝ドラ「らんまん」期間平均世帯視聴率16・6%、前作「舞い上がれ!」上回る (msn.com)会社勤めの頃は、朝ドラを見ることはほとんどなかったです。セミリタイア生活でも変わりませんでした。そんな中愛方が「おひさま」を見ていたので付き合いましたが、その後はスルーです。地元の「ゲゲゲの女房」も「あまちゃん」も見ていません。ちゃんと?見始めたのは、「花子とアン」からです。「舞いあがれ!」は、いまだ録画したままです。印象に残っているのは、花子とアン、マッサン、あさが来た、まんぷく、エール、カムカムエヴリバディです。題名を見てもどんな話だったか思い出せないものもありますが、それは年のせいでしょう。今期の朝ドラブギウギは、笠置シヅ子のドラマですが、戦後の音楽史にも重きを置いて展開してほしいですね。服部良一を出すなら、ジャニー喜多川も出してほしいです。参考:そもそもジャニー氏と吉次の父・良一氏の出会いは、70年以上前に遡る。1950年、良一氏は歌手・笠置シヅ子氏(1985年死去)とともにアメリカ巡業ツアーを行ったが、そのロサンゼルス公演で、2人のお世話をしていたのが現地で育ったジャニー氏だったという。 「当時19歳だったジャニー氏は、良一氏や笠置氏にいたく可愛がられていたようです。その後、アメリカ兵として朝鮮戦争に赴いたジャニー氏は、帰還してから、よく良一氏の自宅に遊びに来るように。吉次氏にとっては“優しいお兄ちゃん”的存在だったといいます。 そんなジャニー氏に性的な行為をされたとあって、そのショックははかり知れません。ネット上では、吉次氏の勇気ある告白に敬意を表するという声とともに、ジャニー氏、またジャニーズ事務所への批判が噴出。吉次氏が現在78歳であることを踏まえ、一体どれだけの被害者がいるのかと呆然とする人も多数見受けられます」(前・同) 一方、服部家とジャニー氏の関係は、たびたび美談として、メディアに取り上げられてきた。「あまりにも残酷」ジャニー喜多川氏、昵懇の仲だった作曲家の小2息子に性被害発覚で朝ドラに思わぬ余波(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース 昨日見た再放送されたこちらのNHK特集が印象的でした。世界は日の出を待っている 〜昭和を奏でたジャズメン〜初回放送日: 2023年10月2日フランシスコ・キーコは、アドリブ奏法を日本に広め、戦前から戦後まで長く第一線で活躍したジャズピアニストである。同じくフィリピン出身のサックス奏者レイモンド・コンデと組んで、ジョージ川口や北村英治など多くの後進を育てた。20年ぶりに開いた演奏会には、コンデを始めディックミネや松尾和子など豪華なメンバーが集い、名曲の数々が奏でられた。その演奏会に、戦中の苦難や戦後の復活などキーコの半生を重ねて語る。阿川泰子も出演していました。
2023.10.04
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上半期は植物学者の牧野富太郎を題材にした「らんまん」でしたが、大泉学園に住んでいた事もあり親しみを持って見ていました。牧野庭園の銅像のまわりにスエコザサが生えているのですね。牧野博士と寿衛子夫人 | 練馬わがまち資料館 (nerima-archives.jp)今期は同時にBSで「あまちゃん」の再放送があって、そちらもあわせて見ていました。クドカン脚本のドラマはインパクトが強く、今見るとこの番組から?多くの有望な俳優が育っていったことがわかります。薬師丸ひろ子が歌う回と最終回は、永久保存です。残念なのは、主演の能年玲奈さんに対するテレビ局の扱いですね。NHKはどうしたのかと思っていましたが、ジャニーズ事務所との癒着が今回表に出たことでよくわかりました。今からでも遅くないので、ちゃんと起用すべきかと思います。参考:消えた"能年玲奈"「あまちゃん」後の復活はあるか 圧力・忖度の問題はジャニーズだけに限らない (msn.com)『潮騒のメモリー』 薬師丸ひろ子 (鈴鹿コールからstart) - YouTube薬師丸ひろ子 - 潮騒のメモリー (Live) - YouTube小泉今日子 - 潮騒のメモリー Live 2022/02/04 - YouTube余談ながら、先週のNHK「プロフェッショナル」で山田洋次監督が、ばあさん役がちゃんとできるのは(吉永小百合ではなくて)宮本信子だと言っていたのが面白かったです。監督も「あまちゃん」を見てた?
2023.10.01
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フジテレビがジャニーズ所属タレントの起用方針に言及「タレントに問題があったわけではない、に関してはこれまで通り」フジテレビが4日、10月期の改編発表会見を行い、2019年に死去したジャニーズ事務所創業者のジャニー喜多川さんによる性加害問題を巡り、同事務所所属の所属タレントの起用方針について言及した。 8月29日に同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が調査報告書を公表。性加害が長年にわたって行われた原因の1つとして「マスメディアの沈黙」と指摘していた。 同局の立松嗣章氏編成制作局長は「ご指摘を真摯(しんし)に受け止めなければならない。性加害は許されることではないので、引き続き弊社としても対応したい」と見解を表明。そのうえで「所属しているタレントに問題があったわけではないので、出演に関してはこれまで通りキャスティングしている」と説明した。 主な10月期の同事務所の所属タレントのキャスティングでは、10月9日に嵐の二宮和也(40)が中谷美紀(47)、大沢たかお(55)とトリプル主演する月9ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(月曜午後9時)がスタート。 同26日に嵐の相葉雅紀(40)がMCを務める新バラエティー番組「木7◎×部(もくしちまるばつぶ)」(木曜午後7時)がスタート。 TOKIOの冠番組「TOKIOカケル」が今月で終了し、10月7日にTOKIOが出演する旅番組「トキタビ」(土曜午前10時53分)がスタートする。フジテレビがジャニーズ所属タレントの起用方針に言及「タレントに問題があったわけではない、出演に関してはこれまで通り」 (msn.com)第三者委員会の報告書を受けて、キムタクのCM起用を見合わせた化粧品メーカーがあるというのに、7日のジュリー社長の記者会見を前にして早々とジャニーズ事務所の所属タレントの起用方針発表です。タレントに問題ないというのはその通りでしょうが、同事務所のタレントを起用することは問題のあるセクハラ企業と契約することです。ここはやはり慎重になってしかるべきかと思いますが、何か裏取引でもあるのでしょうか早々と起用決定です。この間このセクハラ問題に関するフジの報道量は少ないように見えます。相変わらずの忖度体質が抜けないのでしょうか。TBSは報道特集でフォーリーブス北公次の告発本やジャニー喜多川に対する怒りのビデオを放送していました。日本テレビもミヤネヤが本日の被害者の記者会見をライブで伝えていました。NHKは?型通りの声明で、お茶を濁すつもりなのでしょうか。紅白や大河ドラマのことを考えているのでしょうか。この場合、民放のスポンサーにあたるのが国民ですから、忖度を続けるようなら受信料不払いです。参考:「大企業の多くがジャニーズCM起用に慎重姿勢」共同通信調査に「複雑な気持ち」罪なきタレントの扱いに苦しむ企業 (msn.com)《契約や起用を今後も続けるかについては、明確な回答はゼロだった。世論動向を見極めながら対応に苦慮する企業の姿が浮かぶ結果となった》としています。起用した場合の影響については『企業イメージがよくなる』が0社、『悪くなる』が8社、『変わらない』は6社。『回答を控える』などと記入した企業と、空欄の企業は計91社に達したそうです」(芸能記者)また、今後のCM契約の是非については「方針は未定」が24社。契約を「おこなう」と「おこなわない」の選択肢を用意したが、いずれも選んだ企業はゼロだったという。具体的な企業として、三井不動産が「現時点では起用する予定はない」と明確に回答したことを紹介している。 「この問題が表面化してから、SNSでは、ジャニーズのタレントをCMで起用する企業の製品を買わないと主張する『#ジャニーズ不買運動』などが展開されました。実際、どの程度が売り上げに影響をもたらしたのかはわかりませんが、『企業イメージが損なわれている』と感じている企業は想像以上に多いようです。 ロング バケーション Blu-ray BOX【Blu-ray】 [ 木村拓哉 ]価格:24,840円(税込、送料無料) (2023/9/4時点)楽天で購入
2023.09.04
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『アナウンサーたちの戦争』戦意高揚に一役 伝える葛藤、生々しく野城千穂2023年8月14日 テレビ番組評「試写室」 『アナウンサーたちの戦争』 ★14日 NHK 夜10・00 ラジオの前に集まった人々が、太平洋戦争の終戦を告げる玉音放送に耳を傾ける。連続テレビ小説などでもたびたび目にする光景だ。今回のドラマは、そのラジオの送り手側の物語。 玉音放送にも開戦の臨時ニュースにも携わった和田信賢(森田剛=写真)を中心に、NHKの前身の社団法人日本放送協会とそのアナウンサーたちの戦時中の活動に迫る。当時のアナウンサーは、戦況を伝えるニュースを力強く読んで戦意高揚を図っただけでなく、敵軍を惑わす「謀略放送」も行った。和田は、学徒出陣の実況を任されるが……。 和田らの葛藤が生々しく描かれ、これは今にも通じる物語だと思わされる力作。最後の最後まで見逃せない。(野城千穂)『アナウンサーたちの戦争』戦意高揚に一役 伝える葛藤、生々しく:朝日新聞デジタル (asahi.com)太平洋戦争でラジオ放送による「電波戦」を進めたのは、NHKの前身の社団法人日本放送協会と、そのアナウンサーたちだった。彼らの生々しい心情を、現代のNHKがつぶさに、事実に基づいて描き出すドラマ「アナウンサーたちの戦争」が14日、放送される。「臨時ニュースを申し上げます。臨時ニュースを申し上げます」。1941年12月8日、こう言って国民に開戦を告げ、45年8月15日に玉音放送を流したラジオ。どちらの放送にもかかわったアナウンサー和田信賢(森田剛)が主人公だ。当時アナウンサーに求められたのは、原稿を力強く読み、国民の戦意高揚に貢献すること。加えて、「電波戦」としてベトナムに派遣されて偽の情報で敵軍を惑わす謀略放送を行ったり、占領地に開設した放送局から日本の歌を流して現地の日本化を進めたり、インパール作戦に従軍したりもした。国民の戦意高揚を図ったアナウンサーたち NHKドラマ化の理由は:朝日新聞デジタル (asahi.com)予告編: ドラマ【アナウンサーたちの戦争】森田剛主演! 8/14(月)放送 2分予告 | NHKスペシャル - YouTubeきれいにまとめられていた感はありますが、戦争協力という自らの恥部を描くドラマで大変興味深かったです。当時放送記者の制度はなく、アナウンサーがその役割の一端を担わされていたことも知りました。橋本愛はミスキャスト?番組内容:アナウンサーたちの戦争|番組|NHKアーカイブス戦後の日本放送協会は…1946年4月、放送記者制度が創設され、公募によってNHK放送記者第1期生が誕生します。NHKという略称もこの頃登場しました。さらに、表現の自由を保障する日本国憲法の下で、1950年に放送法が施行。みずからの責任でニュースや番組の取材・制作・編集を行い、自主・自律を堅持する放送局としてNHK・日本放送協会は再出発します。アナウンサーたちの戦争 | NHK | WEB特集 | NHKスペシャル 昨今、特にアベ政権以降は、何か政権におもねているように感じるのは私だけでしょうか。経営委員や会長人事、政権に批判的なニュースキャスターが飛ばされたり、中堅がやめたりと、・・・。夜7時のニュースを見ていますが、NHKが伝えなかったニュースにも注目しています。アベ様のNHKからみなさまのNHKにもどってほしいです。ウクライナ側に立った報道、台湾有事を煽るニュースなど、何やら軍備増強につながるにおいを感じてしまいます。本当に危険なら、まずは安全な避難場所の建設でしょう。当地のような田舎では、地下の避難所は皆無です。山に逃げろでしょうか。【5冠達成★あす楽】簡易トイレ100回【防災士 柳原志保さんと共同開発】【除菌 消臭】 携帯トイレ 防災グッズ 携帯用トイレ 災害グッズ 非常用トイレ 防災 トイレ 15年保存 大便対応 介護 備蓄 大雨 台風 対策 Qbit価格:6,480円(税込、送料無料) (2023/8/16時点) 楽天で購入
2023.08.16
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こちらも1~3月に録りだめておいたもので、全10話を3日ほどかけて見ました。多額の報酬と引き換えに手段を選ばず患者の命を救う謎の医療チーム仮面ドクターズの活躍を描くドラマです。回が進むごとに、そのメンバーの仮面がはがされてゆくという趣向です。メンバーは、次の通りです。(ウィキ)波佐間永介(はざま えいすけ) / 天野真一(あまの しんいち)演 - 妻夫木聡天才的なオペ技術を持つ執刀医。通称:エース。昼間は洋菓子店「カーサブランシェ」を営んでおり、そこでパティシエを務めている。寡黙かつ冷淡な性格で、報酬の額でなく患者が「生き延びる価値があるのか」で判断し、オペで救うかを決める。闇医者チームの活動で身分を隠すため、本名の天野真一を捨て、ジョーカーが準備した日系アメリカ人二世の偽の身分を騙っている。剣持院長に自身の地位を揺るがす存在と危険視されたため、臓器の横流しに関わったように仕立てられ失脚し、呆然自失としてバイク事故を起こし瀕死の重傷を負ったところを、恩師の真田医師の手術により命を救われている。下山田譲(しもやまだ じょう)演 - 藤原竜也[2]オペ患者との交渉役。通称:ジョーカー。普段は「向日葵国際法律事務所」の国際弁護士として活動している。4年前、急性壊死性膵炎の疾患を手術され、エースに命を救われている。弁護士ながら、医療の知識に明るい。離婚した妻との間に息子が一人いる。エースに比べお人好しな面が目立ち、彼の冷淡で奔放な振る舞いに手を焼く。アメリカ政府に売った恩を交渉材料に、警察に仮面ドクターズの罪を免責するよう高城に仕掛け、仲間たちの逮捕を阻止する。依田沙姫(よだ さき)演 - 松下奈緒[3]凄腕オペナース。通称:クイーン。クールな美女だが、金にうるさくサバサバした性格の持ち主。前職で業界から追い出され、居場所をなくしていた。エースに訓練を受け、ナースでありながら状況により執刀する場合もある。元ジュエリーデザイナーで、研究して作り出した人工ダイヤモンドが精巧だったため、市場価格への影響を恐れたダイヤモンドカルテルから命を狙われることになり、エースから顔の整形手術を受け別人となり、過去を捨て追手から逃れている。白瀬剛人(しらせ ごうひと)演 - 日向亘[4]若き天才ハッカー。通称:スペード。未成年。ルービックキューブをよく弄っている。かつて高校に進学しなかったが祖母からの願いで1年遅れで帝星学園高等学校に進学したものの、やりたいことが見つけられず退学している。その学園で中学時代の後輩であった望月遥と再会し、学園生活を通じ彼女に惹かれるようになった。石川智明(いしかわ ともあき)演 - 小林勝也[5](第5話・最終話)闇医者チームの特殊機械担当。通称:クローバー。普段は町工場「石川精機工業」の職人として働いている。通常なら主役を務める妻夫木と藤原、そして演出が堤幸彦なので、期待して見ました。敵役の千代田医科大学付属病院と警視庁特務捜査課が漫画チックなことと手術がワンパターンでしたが、1話完結で社会問題も織り込んでそれなりの面白さでした。近未来的なグッドデザインの手術台が素晴らしいです。最終話は続編もあり?との終わり方でしたが、平均視聴率が9.4%ではないかもしれません。【クーポン有】 アディダス 香水 ADIDAS ゲット レディ! フォーヒム EDT・SP 100ml 【フレグランス ギフト プレゼント 誕生日 メンズ・男性用】【GET READY! FOR HIM EAU DE TOILETTE SPRAY】価格:1,155円(税込、送料別) (2023/8/13時点)楽天で購入
2023.08.14
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ストーリー: 2010年。地下鉄の駅で爆弾騒ぎを起こした男の持っていたスーツケースから遺体が発見される。遺体は違法行為で前科がある元検察官ジアン・ヤン。容疑者は有名な敏腕弁護士ジャン・チャオで、殺害を自白し事件は簡単に解決するはずだった。ところが初公判で突然、ジャン・チャオは「殺していない」と自供を覆す。アリバイもあり、すべてが振り出しに戻った。不可解な事件は世間の注目を集め、かつて難事件を解決した名刑事イエン・リアンが捜査に加わることに。それを待っていたかのように、ジャン・チャオは「うまくいけば24日目にすべての真相が明らかになる」と告げる。同じころ、新聞社の記者ジャン・シアオチエンのもとに、事件の手がかりだという1/9に切られた写真が匿名で届く。 2003年。将来有望な正義感あふれる若き検察官ジアン・ヤンは、大学の同級生で3年前に亡くなった教師ホウ・グイピンの不審な死とえん罪を再調査することに。それは、真相を覆い隠す巨大な社会の闇との長い闘いの始まりだった。 ロング・ナイト 沈黙的真相 - NHK「バッド・キッズ 隠秘之罪」と同様に紫金陳(ズ・ジンチェン)の小説を原作とし、本国・中国で空前のサスペンスブームを巻き起こした12話のテレビドラマです。「三つの時間軸を追うストーリーライン」「九つの写真の断片」「事件解決のために与えられた24日間の制限時間」「名前のない死体」が、時間と空間をまたいだ衝撃的な事件へと発展する内容です。捜査を指揮する名刑事イェン・リャンを演じるのは、第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(男優賞)を受賞したリャオ・ファン。このところフェーン現象続いています。36度を超えるとやはり体に答えます。近くの図書館などに避暑に行ったりしていますが、自宅ではエアコンのきいた部屋で撮りだめたビデオを見ています。ロングナイトは、5月の連休深夜にNHKBSプレミアムで1日3話づつ4日間にわたって放送されたものです。三つの時間軸を追うストーリーラインの構成が面白くて、2日ほどで見てしまいました。地方政府のトップ、私企業、公安が一体となって不正を行い、それにあらがう検察官、刑事、元監察医、弁護士の葛藤が見ものです。この物語では、公安のトップや共産党書記が腐敗していないので救われますが、現実はトップが腐敗・不正蓄財を行っているので中国市民にとっては複雑でしょう。まあかの国では政権批判は御法度なので、地方政府は副市長の娘婿、公安は課長クラスという設定です。とても見ごたえのあるドラマなので、本当は地デジの土曜ドラマの枠あたりで放送すればよいのにと思いました。【FULL】The Long Night EP01 | 沉默的真相 | iQIYI - YouTubePS:このドラマを見て、長年多くの人が性被害を受けているのに裁かれないジャニーズ問題を連想しました。日本には中国と違って権力監視のマスメディアがあるはずなのですが、それが機能せず黙認してきました。BBCが問題提起して、国連が注目です。それでも、タレント引き上げによる視聴率低下がこわいのか、マスコミは及び腰です。国連は取引先に注意喚起しましたが、NHKなどは真っ先に癒着を解消すべきでしょう。ジャニーズに頼らない大河ドラマを見せてほしいです。【★8/11までP7倍 2023年最新】WTW 塚本無線 防犯カメラ ワイヤレス 屋外 最大400m 官公庁・銀行が採用 防犯カメラセット wifi 無線 家庭用 監視カメラセット 録画機 1〜10台 ディスプレイ一体型 工事不要 ネット環境 なし 不要 1TB 2TB 4TB スマホ Par モニター付き EAGLE価格:19,800円(税込、送料無料) (2023/8/12時点)楽天で購入
2023.08.12
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あらすじ:虚飾の実業家、富小路公子(田中みな実)が謎の死を遂げた。公子の実像に迫り悪女小説を書こうと、若手小説家の梶谷亜弥(木竜麻生)は関係者に取材を始める。すると、思わぬ証言の数々が亜弥を動揺させる。離婚歴があることを再婚相手は知らなかっただとか、結婚相手に離婚を切り出されたとき、その豪邸を慰謝料として手に入れ、二人の息子を引き取っただとか…。はたして息子たちは誰の子どもなのか。巨額の富を築いた公子の原点は、17歳のときにさかのぼる。【原作】有吉佐和子「悪女について」【脚本・演出】平松恵美子【音楽】村松崇継【出演】田中みな実、木竜麻生、吉沢 悠、細田善彦、尾美としのり、泉澤祐希、田中偉登、時任勇気、林家正蔵、渡辺真起子、床嶋佳子、戸田恵子、橋爪 功ほか「悪女…?それとも?」有吉佐和子原作を令和版にドラマ化!主演・田中みな実が作品にかけた思いを語る! ドラマ10「悪女について」(前・後編) |NHK_PR|NHKオンライン 『悪女について』(あくじょについて)は、1978年に『週刊朝日』で連載された有吉佐和子の小説。同年と2012年と2023年にテレビドラマ化された。また、2001年に芸術座で舞台が上演されたほか、2006年から2008年にかけて、劇団レッド・フェイス(榊原利彦主宰)が、「活読」という独自の形式で、この作品を3回上演している。(ウィキ)1978年は影万里江、2012年は沢尻エリカが演じています。今回はドラマ初主演の田中みな実ですが、力不足を考慮して若手小説家の木竜麻生がその謎の人生を追うという構成です。木竜麻生は当地の出身です。木竜麻生 - Wikipedia 【新潟から羽ばたく女優たち(下)】新発田市出身・木竜麻生さん(24)「勇気をもらえたと言われたい」(1/4ページ) - 産経ニュース (archive.org) 女優・木竜麻生が語る「筋トレと、コンビニまで歩いた寛一郎との“とりとめのないおしゃべり”」 | 文春オンライン (bunshun.jp)“平成生まれっぽくない”女優の木竜麻生が、5年かけてお父さんにデビューを認めてもらうまで | 文春オンライン (bunshun.jp) 悪女について (新潮文庫 あー5-19 新潮文庫) [ 有吉 佐和子 ]価格:935円(税込、送料無料) (2023/7/8時点)楽天で購入
2023.07.09
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築山殿のファンタジーに対して、あまりに歴史を無視していると次のような批判が記されています。戦国大名がなぜ戦いつづけざるをえなかったか。それはひとえに領国の平和を維持するためだった。柴裕之氏の言葉を借りれば、「戦国大名・国衆は、自身の領国や従属国家を従えた『国家』を外からの脅威から守り、『平和』を維持するため、その解決手段として戦争を選んだ」(『徳川家康』平凡社)。とくに領国の境界の地域は、常に敵の脅威にさらされ、戦いが絶えなかった。戦わなければ敵の侵攻を許してしまう。また、境界の地域の国衆は味方と敵に両属していることも多く、自分が従属している戦国大名に、戦って「平和」を守る意志がないと判断すれば、国衆はすぐに離反した。戦わなければ国衆を従属させることもできず、国衆が離反すれば自身の滅亡につながりかねなかった。家康はそれを百も承知だった。なぜ戦をするのか「考えたこともない」ばかりか、「貧しいから」「隣国から奪い合うしかない」などと返答するなら、戦国大名ではない。さらにいえば、戦国時代の戦争は領国の平和を守るのに加え、領国を広げる領土戦争でもあった。そうである以上、ドラマで築山殿がたくらんだ共通の通貨による経済圏や、慈愛による結びつきなど、夢の夢であることは、当時の人ならだれでもわかっただろう。百歩譲って女性が空想するのはいい。しかし、大名やその家臣がその「夢」に同意することなど、ありえなかった。『どうする家康』では、築山殿と信康はもちろん、家康の家臣たちも、信長と組んでいるために戦争が続く、と思っている。しかし、戦争が領土戦争でもあった当時、だれかが圧倒的な領土を得ないかぎり、戦争が終わらないのはあきらかだった。家康と武田勝頼との争いが激化していたころ、信長はすでに安土城の築城を開始し、全国統一の道筋が見えつつあった。ところが、『どうする家康』では、信長の覇権が、全国統一につながりそうなほど拡大している事実は見せず、信長と組んでいると戦争が終わらないという一方的な見方だけを蔓延させているのがナンセンスである。加えれば、高天神城の攻防が長引いたのは、たがいに空砲を撃ち続けたからではない。高天神城が難攻不落の山城で、当時は遠州灘の入り江が山麓まで入り込み、陸路のほか海路からも物資の補給も可能であるなど、攻めるのが困難だったからである。最後に、こう結んでいます。家康が妻を殺したのは当然の判断話を整理しよう。築山殿は家康と不仲であり、その家康は対武田において劣勢で、ひょっとしたら滅亡する危険性もあった。そこで築山殿は、家臣団とともに武田と内通し、息子の信康とともに生き延びる道を模索したが、謀反は未然に発覚してしまった。その結果、家康との関係は断絶し、さらには武田と内通した過去が信長にバレてしまったため、家臣団に対する多数派工作をしたが、それもまた謀反と受け取られることだった――。史料から読みとるかぎり、築山殿の行動に荒唐無稽なファンタジーが介在する余地はない。むろん、築山殿の判断や行動に、家康が共感すべき余地もまったくない。築山殿は家康の判断によって命を絶たれた。しかし、時代背景を考えれば、彼女の行動はそう処断されて仕方ないものだった。「お涙ちょうだい」を企図して、歴史的な前提や史実を強引に捻じ曲げるなら、『どうする家康』自体がもはやたんなるファンタジーである。NHK大河ドラマはあまりにも史実を無視している…家康の正室・築山殿が武田家と内通していた本当の理由 (msn.com)史実との違いを楽しむのも、こうした歴史ドラマの楽しみ方のひとつだと思います。でも実際は少数派で、お涙頂戴を楽しんでいるというのが半数以上かなと思っています。番組の最後にゆかりの地を訪れるコーナーがありますが、たまには史実との違いの解説があったら・・・。ドラマがぶち壊しになるので不可能とは承知していますが、時代考証者の声も聞いてみたいです。古川琴音が演じる怪しい人物です。まったくの創作と思っていましたが、そうとも言えないようですね。彼女が武田と通じたのは「岡崎クーデター」こと、天正3年(1575)の大岡弥四郎事件だったと思われる。『どうする家康』では、築山殿は被害者としてあつかわれたが、『岡崎東泉記』や『石川正西聞見集』には、この事件に築山殿が関わった旨が書かれている。前者によると、武田勝頼が甲斐の口寄せ巫女を懐柔して築山殿に取り入らせ、巫女に「築山殿を勝頼の妻に、信康を嫡男にする」という託宣を述べさせ、さらに西慶という唐人医師も巻き込んだという。戦国武将Tシャツ【半】( 徳川家康)ゆうパケット日本全国送料無料!侍 武士 和柄【半袖】【和柄】【海外】【外国】【おみやげ】【土産】【日本】【プレゼント】【ギフト】【オリジナル】【ロゴ】価格:2,200円(税込、送料無料) (2023/7/6時点)楽天で購入
2023.07.06
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徳川家康の正室築山殿と息子の信康が死に追いやられて、NHKの大河ドラマは前半の山場を終了です。従来の家康像と違ったイメージの大河ドラマで楽しませてくれていますが、あまりに史実を無視しているとのことで専門家からクレームです。NHK大河ドラマはあまりにも史実を無視している…家康の正室・築山殿が武田家と内通していた本当の理由 (msn.com)香原 斗志(かはら・とし) 歴史評論家、音楽評論家 神奈川県出身。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。日本中世史、近世史が中心だが守備範囲は広い。からです。NHK大河ドラマ『どうする家康』を見ているかぎり、この夫婦が不仲だとは微塵も感じられない。家康は築山殿(ドラマでは瀬名)を慕いつづけ、ほんとうは一緒に暮らしたいのだが、岡崎にいる長男の信康の面倒を見るために、築山殿は自分の意志で岡崎に残っている、という設定なのだ。脚本を担当した古沢良太がそう描いてきたのは、築山殿(ドラマでは瀬名)を、大河ドラマの中盤における悲劇のヒロインに仕立てるためだったのだろう。定説は次の通りです。徳川家康と正室の築山殿が不仲だったというのは、研究者によって強弱こそあるが、ほぼ共通認識である。元亀元年(1570)、家康が岡崎城(愛知県岡崎市)から浜松城(静岡県浜松市)に拠点を移した際、岡崎にとどまって以来、築山殿は死ぬまで家康と別居生活を送った。そのことからも、不仲だったことは疑う余地がないといわれている。そもそも前提がおかしいのですが、夫婦が戦や平和について語るシーンは、ファンタジーと断じています。家康(松本潤)らは家臣とともに築山に踏み込むが、そこで築山殿は驚くべきファンタジーを語った。 「ひとつの夢を描くようになりました」と話しはじめた築山殿は、「私たちはなぜ戦をするのでありましょう」と家康に問う。家康は「わしは生まれたときから、この世は戦だらけじゃ。考えたこともない」と返答し、「戦をするのは貧しいからじゃ。民が苦しめば、隣国から奪い合うしかない」と追加する。これに対し、築山殿は「もらえばようございます」と訴えたのだ。「奪い合うのではなく与え合うのです。さすれば戦は起きません」と。隣国同士で足りないものを補い合う。そのために共通の通貨による経済圏をつくり、武力ではなく慈愛の心で結びつくのだという。築山殿と信康がそれを語っただけなら、まだいい。しかし、この話に穴山信君ら武田方も賛同し、聞かされた家康も「なんという女子じゃ」と言って感動し、家臣たちも言いくるめられてしまうから驚く。さらには、家康らは築山殿のファンタジーに同意し、その後は武田方の遠江(静岡県西部)における拠点、高天神城を攻める際も空砲を撃ち、武田方も空砲で応じ、築山殿のはかりごとが徳川と武田のあいだで合意されるのである。こうしてしばらくのあいだ、徳川と武田は戦をしているふりを続けるので、戦況は少しも進展しない。いつまでも高天神城を陥落できないことに信長がいら立ったところで、武田勝頼(眞栄田郷敦)は、徳川が武田と手を結んでいるという噂を世間に流す。それを機に、瀬名と信康は悲劇へと突き進んでいく――。第24話「築山に集え」(6月25日放送)は、こんな展開でした。産み育む性である女性らしい素晴らしい構想でした。ファンタジーと切り捨ててしまうのはどうでしょうか。脚本家の古沢良太は、いまだに戦争が絶えない現代社会を若干の皮肉を込めて描いているのでしょう。米国に指示されての防衛予算の倍増、世界第3位の軍事大国を目指す日本に対して、これくらいのことは言いたいというところです。続きます。合戦地図で読み解く戦国時代 (SBビジュアル新書) [ 榎本 秋 ]価格:1,100円(税込、送料無料) (2023/7/5時点)楽天で購入
2023.07.06
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今日は朝から雨模様、しかも豪雨の予報です。ジムはやめて月末の支払い(光熱費の銀行口座引き落としは意外と時間がかかります。)などの雑用の合間に、録りだめていたドラマを視聴です。『空白を満たしなさい』は、平野啓一郎による日本の長編小説。漫画雑誌『モーニング』(講談社)で、2011年40号から2012年39号まで鎌谷悠希のイラストを添えて連載された[1]。編集は佐渡島庸平が担当した[2]。死んだはずの人間が生き返る世界。主人公は気づくと3年経っており、自殺だったと伝えられる。しかし、本人に死んだ時の記憶はなく、自殺するような理由が思い当たらない為、実は自分は殺されたのではないかと考えて、自らの死の理由を追求していく中で、生きること、死ぬこと、そして幸福ということの意味を知っていくさまを描く[1]。(ウィキ)原作・平野啓一郎、出演・柄本佑×鈴木杏×阿部サダヲ「あなたは亡くなったんです、3年前に」ある日突然、身に覚えのない己の死から復活した男。会社の屋上から転落したというが、全く思い出せない。最愛の妻と幼い息子を残して、なぜ自分は死なねばならなかったのか……?答えを追い求める男がたどりつく真実とは……。 【あらすじ】ある夜、土屋徹生(柄本佑)がふと目覚めると、そこは会社の会議室だった。いつものように家に帰ると、妻の千佳(鈴木杏)が言葉を失いおびえているようで、様子がおかしい。そこへ1歳だったはずの息子が起きてくるが、どう見ても4歳にはなっている。やがてひとりの役人が訪ねて来てこう言った――「あなたは亡くなったんです、3年前に」。テレビやネットには、死んだはずの人間が世界中でよみがえっているというニュースがあふれていた。だが徹生には死の記憶がない。会社の屋上から転落したというが、事故・自殺、どちらも身に覚えがなく釈然としなかった。もしや――生前、何かにつけてつきまとって来たあの男・佐伯(阿部サダヲ)に殺されたのではないだろうか?徹生の会社の警備員をしていた佐伯は、格差と孤独への恨みを徹生にぶつけ、嫌がらせを繰り返していた。深まる謎を前に、答えを追い求める徹生。だが千佳は何かを隠しているようだ。徐々に解き明かされていくそれぞれの心の闇。徹生たちは、もう一度人生をやり直せるのか。そして、その果てに見いだす真実とは……?【コメント】◆原作・平野啓一郎さんコロナに戦争と、人間の命について考えさせられるような出来事が立て続けに起きています。この作品は、死んだ人間が次々に蘇る、という突飛な物語です。もし自分が死んで生き返ったなら、愛する人が生き返ったなら、まず何をしたいでしょうか? 主人公も「復生者」の一人ですが、彼は自分の突然の死の真相を探る過程で、私とは何かと問い、愛する人たちとの関係を見つめ直し、仕事の意味について考えます。「幸福」とは何でしょうか? この在り来たりな問いに向かい合うべき時でしょう。◆脚本・高田亮さんこの小説を読んだ時、2012年に書かれた物語が、コロナ禍が長引く今にこそ必要な内容であることに驚きました。作者の平野啓一郎さんは、いずれ世の中が行き詰まり、普通の生活すら困難になっていくことや、多くの人が生きていく上で救いが必要になることがわかっていたに違いありません。私自身、この物語を読むことで気持ちが楽になりました。ドラマになることで、多くの方の気持ちが楽になることを願っています。原作・平野啓一郎 土曜ドラマ『空白を満たしなさい』制作開始のお知らせ - NHK死んだ人がよみがえるという設定で、前半は謎だらけでなかなか入り込めません。現実なのか主人公の想像なのか、謎の警備員を阿部サダヲが演じていて、人生を否定的に語る話しぶりが、いつものしゃべり調子ででうっとうしいです。幸せな家族がいるのになぜ自殺、それとも他殺?と引っ張りますが、ちょっと引っ張り過ぎで5話でなくて4話完結ぐらいでもよかったと思います。最後の毒親の設定も必要なのでしょうか。鈴木杏の親役の国広富之の風貌は、ちょっと驚きでした。それにしても、死の真相が仕事を苦にした衝動的な自殺だったとは、いかにも日本的です。自殺という主題とはずれますが、見終わった後に家族を持てて、子供たちが成長して、孫の顔が見られるわが人生に幸福を感じたドラマでもあります。4月に亡くなった母がこのドラマのような復生者としてよみがえるなら、もう少し聞いたり話したかったりしたいです。ただ、高齢者はダメみたいですね。こちらも、また老々介護はご免こうむりたいです。よみがえるなら元気な頃でお願いしたいです。今度はNYに行きましょう。将来デジタル遺産の商売は、AIが絡んで生前のその人の思考パターンで会話が可能なんてことになりそうです。お供え 花 アレンジ 命日 法事 枕花 お悔やみ クール便 送料無料 供花 周期法要 上品 優しい「睦月」むつき お供え 喪中見舞い お返し お盆 盆花 初盆 お彼岸 アレンジメント価格:10,340円(税込、送料無料) (2023/6/30時点)楽天で購入
2023.07.01
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『レジデント・エイリアン 〜宇宙からの訪問者〜』(Resident Alien)はアメリカ合衆国のSyfyで2021年から放映されているSF/コメディ/ミステリテレビドラマである。2012年からダークホースコミックスより刊行されたアメリカン・コミックスが原作で、アンブリン・テレビジョンによって制作され[3]、2022年8月に第2シーズンまで放送された。日本では、WOWOWで2022年1月8日から[4]、NHK総合テレビジョンで2023年2月26日から第1シーズン全10話が放送されている[5]。同年5月16日からは第2シーズンがWOWOWで放送開始[6]。2023年6月15日、シーズン3の制作が決まったものの、2023年 全米脚本家組合ストライキ(en)の影響でエピソード数が大幅に減らされる見通しである。(ウィキ)ストーリー:「どーも、エイリアンです。人類を抹殺しに来ました」 人類を抹殺しにきたエイリアンが地球に不時着し、人間たちと交流するはめに。正体がばれる前に、紛失した装置を見つけて任務を遂行しなければ! 謎解きあり、感動あり、笑いあり、笑いあり、笑いあり! 今、地球に必要な大人のハチャメチャSFコメディー[全10回]人類抹殺の任務を負ったエイリアンが宇宙船の事故で地球に不時着する。人里離れた湖畔で休暇を過ごしていた医師ハリーに擬態。その姿で雪山で行方不明になった抹殺に使う装置を捜していた。4か月後、小さな町で医師の殺人事件が発生。検視を頼まれたハリー(に化けたエイリアン)は、そのまま町で代わりの医師を務めることに。予定外の人間との交流だが、テレビドラマを見て人間の言語や習性もだいたい学習していたし、大概のことはエイリアンの優れた能力とネット検索で解決できる。多少は変な言動をしても正体がばれることはないはずだったが、困ったことに町長の息子マックスが、エイリアンの擬態を見抜く特別な能力を持っていた。まずは、この小さな邪魔者を始末しなければ…。一方、ある組織が墜落した宇宙船とエイリアンを秘密裏に捜していた。はたしてハリーは任務を遂行できるのか? 原題:Resident Alien 制作:2021年 アメリカレジデント・エイリアン - NHK*謎の組織の親玉を演じるのは、リンダ・ハミルトン10回のシリーズですが、録りだめていたものを2日で観ました。コロラド州のいなか町ペイシェンスの様子が、興味深かったです。黒人、女性、ムスリムと多様な登場人物です。エイリアンの人間や人間社会の感想を、なるほどと思ってみていました。吹替えでしたが、ひとり3役の子安さんが楽しませてくれます。子安:僕の中では、一応3つの分類があって。ひとつは、ナレーションをやっているハリーの声、2つ目は、ハリーに擬態しているときのエイリアンの声、そして3つ目が、本来の姿に戻ったときのエイリアンの声。で、ナレーションのときは、比較的オーソドックスな感じというか、役を作ってというよりも、客観的にしゃべっている感じでやっていて。で、見た目が人間からエイリアンになると、急にしゃべり方が変わるみたいな感じにしているんですよね。というのも、見た目がエイリアンのときが、彼にとってはいちばん居心地が良いというか、素に戻っていちばんしゃべりやすいのは、そのときなんだろうなって思って。で、そのエイリアンの造形をよく見ていただくとわかるんですけど、実は、鼻がないんですよ。子安武人、異色のエイリアンをどう演じた? 『レジデント・エイリアン』の魅力を語る|Real Sound|リアルサウンド 映画部エリア51 エイリアンのホルマリン漬け(ブルーエイリアン) 本日はダイアンなり価格:3,300円(税込、送料別) (2023/6/29時点)楽天で購入
2023.06.29
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『レジデント・エイリアン 〜宇宙からの訪問者〜』(Resident Alien)はアメリカ合衆国のSyfyで2021年から放映されているSF/コメディ/ミステリテレビドラマである。2012年からダークホースコミックスより刊行されたアメリカン・コミックスが原作で、アンブリン・テレビジョンによって制作され[3]、2022年8月に第2シーズンまで放送された。日本では、WOWOWで2022年1月8日から[4]、NHK総合テレビジョンで2023年2月26日から第1シーズン全10話が放送されている[5]。同年5月16日からは第2シーズンがWOWOWで放送開始[6]。2023年6月15日、シーズン3の制作が決まったものの、2023年 全米脚本家組合ストライキ(en)の影響でエピソード数が大幅に減らされる見通しである。(ウィキ)ストーリー:「どーも、エイリアンです。人類を抹殺しに来ました」 人類を抹殺しにきたエイリアンが地球に不時着し、人間たちと交流するはめに。正体がばれる前に、紛失した装置を見つけて任務を遂行しなければ! 謎解きあり、感動あり、笑いあり、笑いあり、笑いあり! 今、地球に必要な大人のハチャメチャSFコメディー[全10回]人類抹殺の任務を負ったエイリアンが宇宙船の事故で地球に不時着する。人里離れた湖畔で休暇を過ごしていた医師ハリーに擬態。その姿で雪山で行方不明になった抹殺に使う装置を捜していた。4か月後、小さな町で医師の殺人事件が発生。検視を頼まれたハリー(に化けたエイリアン)は、そのまま町で代わりの医師を務めることに。予定外の人間との交流だが、テレビドラマを見て人間の言語や習性もだいたい学習していたし、大概のことはエイリアンの優れた能力とネット検索で解決できる。多少は変な言動をしても正体がばれることはないはずだったが、困ったことに町長の息子マックスが、エイリアンの擬態を見抜く特別な能力を持っていた。まずは、この小さな邪魔者を始末しなければ…。一方、ある組織が墜落した宇宙船とエイリアンを秘密裏に捜していた。はたしてハリーは任務を遂行できるのか? 原題:Resident Alien 制作:2021年 アメリカレジデント・エイリアン - NHK*謎の組織の親玉を演じるのは、リンダ・ハミルトン10回のシリーズですが、録りだめていたものを2日で観ました。コロラド州のいなか町ペイシェンスの様子が、興味深かったです。黒人、女性、ムスリムと多様な登場人物です。エイリアンの人間や人間社会の感想を、なるほどと思ってみていました。吹替えでしたが、ひとり3役の子安さんが楽しませてくれます。子安:僕の中では、一応3つの分類があって。ひとつは、ナレーションをやっているハリーの声、2つ目は、ハリーに擬態しているときのエイリアンの声、そして3つ目が、本来の姿に戻ったときのエイリアンの声。で、ナレーションのときは、比較的オーソドックスな感じというか、役を作ってというよりも、客観的にしゃべっている感じでやっていて。で、見た目が人間からエイリアンになると、急にしゃべり方が変わるみたいな感じにしているんですよね。というのも、見た目がエイリアンのときが、彼にとってはいちばん居心地が良いというか、素に戻っていちばんしゃべりやすいのは、そのときなんだろうなって思って。で、そのエイリアンの造形をよく見ていただくとわかるんですけど、実は、鼻がないんですよ。子安武人、異色のエイリアンをどう演じた? 『レジデント・エイリアン』の魅力を語る|Real Sound|リアルサウンド 映画部エリア51 エイリアンのホルマリン漬け(ブルーエイリアン) 本日はダイアンなり価格:3,300円(税込、送料別) (2023/6/29時点)楽天で購入
2023.06.29
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『ラストマン-全盲の捜査官-』(ラストマン ぜんもうのそうさかん)は、2023年4月23日から6月25日まで、TBS系「日曜劇場」枠にて放送されたテレビドラマ[1][2]。主演は福山雅治[1]。全盲のFBI特別捜査官と、警視庁の刑事がバディを組んで事件を解決し、被害者の息子、容疑者の息子として、41年前の強盗殺人事件の真相解明に挑む姿を描く[1]。皆実広見(みなみ ひろみ)演 - 福山雅治(幼少期:柊木陽太[3]、幼児期:五十嵐はじめ[4])交換研修生として来日した全盲のFBI特別捜査官。FBIでは最後の切り札の意味で「ラストマン」と呼ばれ、検挙率トップを誇る。嗅覚、聴覚、触覚で周辺や人物の状況を分析・判断し、アイカメラのAI画像認識やスマホの音声アシスト、協力者のサポートを駆使して捜査する。来日後、2件の事件の犯人を逮捕した功績で捜査一課に正式に配属される。裕福な家庭で生まれ育つが、41年前、10歳のときに広尾の家が強盗放火の被害に遭い、その時の負傷で視力を失った上に両親を亡くしたため、アメリカに住む祖父母のもとに身を寄せる。人たらしでバツイチ。健啖家の面を持つ。大学在学中、専攻していた心理学の論文が認められたことからFBIにスカウトされ、バックアップスタッフを経て、選抜試験に合格し特別捜査官となる。心太朗から特別捜査官になった理由を問われると「モテたかったから」とうそぶくが、41年前に両親が殺害された強盗放火殺人事件の真相を解明するためであった。また、日本でのアテンド役に心太朗を直接指名したのも、彼が容疑者の息子と知ったうえで、共に事件の真相を解明する狙いからであった。41年前の事件の捜査を帳場に出ていなかった捜査一課の刑事たちの協力を得て進め、自身の父が皆実誠でなく鎌田國士であり、心太朗が実の弟であった真実に辿り着く。 護道心太朗(ごどう しんたろう)演 - 大泉洋[1](幼少期:正垣湊都[5])警察庁長官官房人事課人材交流企画室室長→ 一身上の都合で室長を辞退(別動隊として捜査一課に復帰予定)→ 撤回 警部補[6]。東京大学法学部を卒業して国家公務員I種試験に合格するも、一般採用のノンキャリアの道を選んだ。悪を許せぬ正義感から犯人逮捕のためには手段を選ばない孤高の刑事[1]で、捜査一課では検挙率トップであったが、手柄を掻っ攫うため他の刑事を敵に回している。これらの経歴には強盗殺人犯・鎌田國士の実子で、養子として護道家に引き取られた過去が影響している。当初は要人である皆実のアテンドに徹していたが、皆実と捜査を共にするうちに、対等なバディとして接するようになる。皆実からは「シンディー」の愛称で呼ばれ、泉や汐里からは「心ちゃん」と呼ばれている。実父である鎌田が皆実の両親を殺害した犯人とは知らず、京吾や泉は隠し通そうと画策するが、当時の事件の捜査資料を皆実の滞在するホテルで発見する。皆実がその事件の真相を調べるために自身を利用しようとしたと知ると、バディ解消と人材交流企画室室長辞退を申し入れたが、皆実やデボラから説得を受け、過去に向き合い、皆実と事件の真相を調べる決意をする。実の母親は記憶のない幼いころに亡くなったとされてきたが、その母親こそ皆実広見の実母である勢津子であり、また、皆実の実父が実は自分の父親と同じ鎌田であり、彼が実の兄であったと判明する。アメリカに帰国する皆実と空港で別れる際、次は自分が交換研修生としてアメリカに行くことが決まったと告げられる。 (ウィキ)FBI特別捜査官とは言うものの、米国大使館員が木村多江だったりしてほとんど米国臭が無かったです。盲人の所作は専門の団体が指導したようですが、ハイテク機器を屈指しての活躍はサイボーグのようでした。 障がい者が重要な役割を演じているという点で、天使の耳と共通します。もうひとつの共通点は、警察官の犯罪を警察官が暴くという点です。ラストマンは寺尾聡と上川隆也をキャスティングしているので、最後は謝罪で終わると予想されました。ふたりとも悪人役はイメージしにくいキャラです。それにしても、秋田県警も左遷先にされてはショックでしょう。警察の犯罪を警察官自身が裁くというところが、自浄作用ありというので救いなのでしょうが、現実の方は、アベ友のレイプ事件のもみ消しに加担したと言われている人物が出世して、退官後は某生命保険会社の顧問です。ASTRAL HOTEL TOKYO皆実が日本にいる間滞在するホテル。難波望海(なんば のぞみ)演 - 王林[15]バトラー。皆実の日本での暮らしを支える。実は心太朗をFBIで迎える交換研修生として適性があるかを審査するエージェントであった。(ウィキ)最後に明かされる小さなエピソードですが、考えて見ると怖い話です。王林(おうりん)は中国人?いいえ津軽出身の日本人アイドルタレントで、ドラマ初出演。けっこう存在感がありました。それにしても、福山と大泉が兄弟だったという落ちは、違和感あり過ぎでした。アメリカに帰国する皆実と空港で別れる際、次は自分が交換研修生としてアメリカに行くことが決まったと告げられる。立場が逆転する米国編も是非制作してほしいです。 10%OFF ホテルオークラ グラタン ドリアセット 8個入 送料無料 冷凍 グラタン ドリア オークラ 御中元 お中元 お歳暮 御歳暮 ギフト 惣菜 お取り寄せ 簡単調理価格:4,860円(税込、送料無料) (2023/6/27時点)楽天で購入
2023.06.28
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NHKBSとTBSのドラマです。誰もが身近であり、決して起きてほしくないもの、それが交通事故。しかし交通事故は、その“瞬間”を目にしていなければ真実はわかりにくい。捜査員たちは、被害者や遺族の悲しみに苦悩しながら奔走し、たったひとつの可能性から真実を突き止める。 しかし―たどり着いた真実の先には、さらなるどんでん返しが待ち受ける。 交通課捜査係のバディ捜査官(小芝風花・安田顕)が、交通事故という非日常が浮き彫りにする人間ドラマに直面していく。天使の耳〜交通警察の夜 - NHK 前編初回放送日: 2023年6月10日陣内瞬(まどか)は念願の交通課に配属されて最初の事故は深夜の交差点での衝突事故。ベテラン刑事、金沢と現場へ向かうが、目撃者はおらず、一方の運転手は青信号での直進を主張。もう一台の運転手は搬送先の病院で死亡する。しかし同乗していた妹の奈穂が青信号だったと訴える。奈緒は目が不自由だが、ラジオから流れていた「リフレインが叫んでる」の歌詞のタイミングを使って青信号だったことを証言してみせると言うのだが…後編初回放送日: 2023年6月17日事故の通報を受けた陣内瞬(まどか)がバディを組む金沢と現場に急行すると、事故車と道路に残された痕から、当て逃げをしたもう一台の存在が浮上する。事故を起こした福原は後続車に煽られてスピードを上げカーブを曲がり切れなかったと証言する。以前にも命を狙われるような目にあったとも訴えた。同じ頃、川で男性の遺体が発見される。陣内と金沢は、当て逃げ車輛を探し出すが、捜査の行方が思わぬ真相をあぶり出していく。ラジオで流れた「リフレインが叫んでいる」から、信号の状態を割り出すところまでは予想できましたが、その後のもうひとひねりは予想外でした。原作は東野圭吾で、いくつかの短編をまとめてドラマを構成させています。脚本は、荒井修子。警察ものというと刑事課が多いですが、交通警察というのはユニークです。課長が檀れいで、刑事課長(東貴博)に昔振られて対抗心を燃やしているというちょっと3枚目の役どころがよかったです。題名の通り目の不自由な少女(飯沼愛)が、事件関係者として重要な役どころを演じています。少女、障がい者=善人との思い込みが覆されます。続編も見たいと思うドラマでしたが、安田顕が逮捕されてしまっては無理ですね。天使の耳 (講談社文庫) [ 東野 圭吾 ]価格:726円(税込、送料無料) (2023/6/27時点)楽天で購入
2023.06.28
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ミッドウェー海戦 3418人の命を悼む 第一部「命の重さ」初回放送日: 2023年6月10日「私が突き止めたかったのは“命の重さ”だった」。40年前、日本とアメリカで大規模な調査を行い、太平洋戦争のミッドウェー海戦で命を落とした3418人の詳細を明らかにした作家・澤地久枝さん、92歳。指揮官のずさんな命令で奪われた命、15歳の若さで志願して戦場に向かった命…。そして、「その死にどんな意味があったのか」問い続ける遺族たち。それぞれの生と死の物語をたどり、現代的な意味を問い直す。 ミッドウェー海戦 3418人の命を悼む 第二部「残された者たちの戦後」初回放送日: 2023年6月17日「遺族の願いは戦争を繰り返さないこと。そこに敵も味方もない」。40年前、日米でミッドウェー海戦の戦死者調査を行った作家・澤地久枝さん。見極めようとしたのは、繰り返し戦争を経験してきたアメリカで、「戦争による死」がどう扱われてきたのかだった。ベトナム戦争下、反戦運動に身を投じた駆逐艦の元艦長。日本軍の捕虜となり殺害された兵士の遺族…。壮絶な人生に接してたどり着いた、現在92歳の澤地さんの思いに迫る。Eテレで2回2時間の放送でした。戦死した軍人ひとりひとりを調べて、日本側の死者3057名,米国側の死者362名(ウィキ)を特定した作業のその後という内容でした。当時訪れた日米の遺族のその後も、語られていました。日本軍に捕虜となった兄弟を殺された姉妹は、米国の実家を訪ねた沢地さんに心を閉ざしたものの、亡くなるまでその時もらったお土産の一粒こけしを大切に保存していたエピソードが印象的でした。第二次大戦後も朝鮮、ベトナム、イラン、アフガニスタン、・・・と戦争を続けてきた米国ですが、米国の戦争は民主主義を守る為の(正義の)戦争と肯定的に話す軍需産業に勤務していた米国人男性もいました。戦勝国の米国でも夫を亡くして、ひとりで娘を育て上げた女性の戦後は厳しかったようです。勝っても負けても身内をなくす悲惨さは変らず、戦争は絶対悪と語る沢地さんの姿勢は変わらずです。毎月一度国会を見つめて立ち止まる姿も印象的でした。戦争に関してはいろいろな切り口があると思いますが、ひとりひとりの死に焦点をあてて多くの人にとって戦争が不幸をもたらすことを個人レベルで描いた労作でした。ひるがえってウクライナ戦争を思うと、領土を奪還できてもそこに住む人が死んでしまっては意味がないのでは、早く停戦してこれ以上の死者の発生を止めることに精力を注ぐべきではとも思っています。国民にとっては逃げるというのもひとつの選択肢でしょう。昨年は、ウクライナ政府高官が戦乱の最中欧州の保養地でバカンスを過ごしていたという報道もありました。援助の自動車を私物化した話も。いつの時代も、戦争でおいしい目をする人はいるものです。ウクライナ戦争の報道で出てくるのは、いつも米国の民間シンクタンク戦争研究所ばかりなのが気になります。ロシアとウクライナはじめ西側の情報や報道を比較検討する報道を望みます。参考:生き残った兵士たちを監禁… ミッドウェー海戦大惨敗を隠すために国がしたこと(1/2)〈dot.〉 | AERA dot. (アエラドット) (asahi.com)お供え お悔やみ 花 お花 49日 お盆 初盆 法要 一周忌 四十九日 供花 即日 葬儀 供養花 お供え花 生花 フラワーアレンジメント LLサイズ 送料無料 ユリ 入り 仏事 命日 枕花 あす楽 キリスト教対応 フラワーアレンジメントLLサイズユリ入り60cm価格:7,980円(税込、送料無料) (2023/6/27時点)楽天で購入
2023.06.27
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「追跡“ペガサス” スマホに潜むスパイ 前編:標的にされた人々」モバイル端末のあらゆる情報へのアクセスを可能にするスパイウェア、ペガサス。誰が、どんな人物を監視しているのか?国際ジャーナリスト集団が明らかにしていく。(前編) イスラエルにあるNSOグループ社が開発した「ペガサス」はテロや犯罪を阻止するという名目で諜報機関などが利用するスパイウェア。スマホの連絡先や通話、SNS、暗号化されたメッセージ、位置情報などが監視されるが、発見や消去は極めて困難。同社から流出した番号リストをもとに記者たちが被害者を特定し、その実態を世界中に公開するまでを追う。EXPOSING PEGASUS(1)THE LIST 仏/米 2023(C)Forbidden Films/ A Film by Anne Poiret and Arthur Bouvart/ Directed by Anne Poiret 「追跡“ペガサス” スマホに潜むスパイ 後編:調査報道の結末」スパイウェア「ペガサス」が特定の国の人権擁護活動家などの他、仏マクロン大統領の端末からも検出された。「ペガサス・スキャンダル」は世界で一斉に報道される。(後編) 「ペガサス」に感染した端末の持ち主が政府に不都合とみなされるジャーナリストや人権擁護活動家たちだったと判明し、当事者たちは動揺を隠せない。一方、開発者のNSOグループは「不正な利用を把握していない」という主張を続けるのだが…。2021年夏、各国メディアが「ペガサス」の実態を暴く記事を同時発表すると、世界に激震が走った。 EXPOSING PEGASUS(2)FALLOUT(仏/米 2023年)(C)Forbidden Films/ A Film by Anne Poiret and Arthur Bouvart/ Directed by Anne Poiret(HP)The Pegasus Projectは、パリに拠点を置くメディア系NPOのForbidden Storiesが中心となり、国際的人権団体のアムネスティ・インターナショナルのセキュリティラボの技術的サポートのもと、合計10カ国、17の報道機関などの80人以上のジャーナリストが参加したプロジェクトで、モバイル端末のフォレンジック調査を通してスパイウェアの痕跡を特定した[5]。プロジェクトに参加したのはForbidden Stories、アムネスティ・インターナショナルのセキュリティラボ、The Washington Post、Le Monde、Süddeutsche Zeitung、Die Zeit、The Guardian、Daraj、Direkt36、Le Soir、Knack、Radio France、The Wire、Proceso、Aristegui Noticias、The Organized Crime and Corruption Reporting Project、Haaretz、PBS Frontlineである[3]。 調査は、漏洩した5万件以上の電話番号が記載されたリストをもとに行われた。リストには2016年以降にNSO Groupの顧客が攻撃対象として特定した人物のもとと見られる電話番号およびその電話番号が選択または入力された日時が含まれていた。Forbidden Storiesとアムネスティ・インターナショナルはこのリストにアクセスし、16の報道機関と共有し、そこから80人以上のジャーナリストによる数ヶ月にわたる調査が行われた。リストに記載された電話番号の持ち主を確認したところ、数百人の企業経営者、宗教家、学者、NGO職員、連合関係者および政府関係者(閣僚、大統領および首相を含む)が含まれ、また、フィナンシャル・タイムズ、CNN、ニューヨーク・タイムズ、France 24、エコノミスト、AP通信、ロイターのジャーナリスト180以上も含まれていた。アムネスティは、攻撃が疑われる67台のスマートフォンを調査した。そのうち23台は感染しており、14台には侵入を試みた形跡が確認された。残り30台については端末の交換などが原因で決定的な証拠は見つからなかった。アムネスティはカナダのトロント大学の研究グループCitizen Labに4台のiPhoneのバックアップコピーを共有した。Citizen Labは、確かにPegasus感染の兆候が見られること、アムネスティの調査方法が適切であることを確認した[6]。攻撃手法Pegasusは、アプリの脆弱性を利用したり、ターゲットを騙して悪意あるリンクをクリックさせることでモバイル端末にインストールされる。また、iMessageの脆弱性を悪用してゼロクリック攻撃(ターゲットによる操作なしに実行可能な攻撃)された事例が確認されている[6]。感染後[編集]端末がPegasusに感染すると、攻撃者は理論上端末のあらゆるデータを収集できる。攻撃者はメッセージ、通話、写真、電子メールを抽出したり、秘密裏にカメラやマイクを有効化したり、WhatsApp、Telegram、Signalなどの暗号化メッセージアプリのメッセージを閲覧できる[6]。(ウィキペディア)スマホ向けのスパイウェアの開発販売で成長したイスラエルの企業NSOグループ社に対する調査報道のドキュメンタリーです。様々な調査結果を、当該企業や購入して使用したと思われる政府に質問していました。もちろん、すんなりと認めるはずはなく、個別のことにはこたえられないとか守秘義務などで回答拒否です。クライマックスは、欧州議会での同社のコンプライアンス担当弁護士と議員のやり取りでしょう。答弁拒否に対して、議員側は議会を侮辱していると応酬です。武器を作って売った後に、それを使って国際法違反の殺戮を起こしても当該企業は責任がないと言わんばかりの対応でした。欧州やトルコ、UAEが舞台でしたが、アジアでもその使用が顕在化しているようです。マクロン大統領のスマホ攻撃は、モロッコの情報機関とも。監視カメラ+盗聴+信書の開封と、市民や報道機関を監視する当局にとっては、のどから手が出るようなスパイソフトです。スマホの定期検診が必要ですね。参考:イスラエルの企業であるNSO Groupが開発したスマートフォン向けスパイウェア「Pegasus」は、各国の政府機関や諜報機関によって市民活動家や反政府勢力の監視に使われたことが報じられています。新たに、合計30人を超えるタイの活動家やその支持者らのスマートフォンがPegasusに感染し、オーディオや写真、メール、連絡先などが筒抜けになっていたことが、 カナダのトロント大学を拠点とするセキュリティ研究機関・Citizen Labなどの調査により判明しました。 NSOグループが開発したPegasusは、iPhoneやAndroid搭載スマートフォンの脆弱性を突いてスマートフォンに感染し、メール・通話履歴・ソーシャルメディア上での投稿・パスワード・連絡先・写真・ムービー・録音ファイル・閲覧履歴といったデータを収集するスパイウェアです。Pegasusはイスラエルの輸出機関によって販売先を管理し、政府の法執行機関または諜報機関のみに販売されています。 2021年には「20カ国で180人以上のジャーナリスト・人権活動家・政治家・実業家がPegasusで監視されていた」と報じられたほか、2018年にトルコのサウジアラビア総領事館内で殺害されたジャーナリストのジャマル・カショギ氏に対するハッキングにも、Pegasusが用いられたことがわかっています。こうした状況を受けてアメリカ政府は2021年11月、Pegasusの開発元であるNSOグループをブラックリストに登録しました。 また、同月にAppleはPegasusの被害者と思われる人々に通知を送信。その中にはタイ政府に批判的だった少なくとも6人の活動家と研究者が含まれていたとのこと。Appleから通知を受け取った人々は、デジタル権利の擁護団体であるAccess Nowや国際人権NGOのアムネスティ・インターナショナル、タイのデジタル擁護団体などに連絡し、スマートフォンの調査を依頼しました。タイの活動家らのスマートフォンをCitizen Labやアムネスティ・インターナショナルが調査した結果、合計で30人以上もの活動家・学者、弁護士、NGO団体関係者がPegasusに感染していることが判明しました。Pegasusの感染は2020年10月~2021年11月にかけて発生し、感染時期はターゲットが政府に反対する集会に関与していた時期に活発だったとのこと。攻撃がタイの政府機関によるものだという決定的な証拠はないものの、Citizen Labは状況証拠からタイ政府が関与していると考えるのが合理的だと主張しています。タイでは2006年と2014年に軍事クーデターが起きるなど、政治的な混乱がたびたび起こっています。また、2016年には国民から絶大な支持を受けていたプミポン国王(ラーマ9世)が崩御し、国民からの支持が弱いワチラロンコン(ラーマ10世)が新国王に即位するなど、政治的な動揺が強まっています。2019年の総選挙後は多くの抗議行動主催者や支持者らが逮捕されており、2020年後半からは王室を侮辱した人々に「不敬罪」を適用する事例が急増。2021年1月には、元国家公務員の60代女性に禁錮43年6カ月という過去最長の刑期が言い渡されました。今回Pegasusの感染が判明した人の中にも、繰り返し逮捕・投獄されている活動家や人権派弁護士が含まれているとのこと。また、公然と抗議活動を支持したタイ人女優のIntira Charoenpura氏、政府批判の歌を発表したラッパーのDechathorn “Hockhacker” Bamrungmuang氏のスマートフォンにもPegasusが感染していたとのことです。多くのスマホがスパイウェア「Pegasus」でハッキングされ個人情報も何もかもが筒抜けだったことが発覚 - GIGAZINE誕生日 花 母 女性 女友達 男性 ギフト 父の日 送料無料 誕生日プレゼント フラワーアレンジメント バラ ギフト 送別会 季節の花 退職祝い 退院祝い 結婚記念日 発表会 祝い 記念日 お礼 妻 渋沢栄一 20代 30代 40代 50代 60代 70代 80代 90代価格:4,580円(税込、送料無料) (2023/6/17時点)楽天で購入
2023.06.21
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日本を代表する高名な歌人のひとり、永田和宏さんが綴った実在の手記をもとに、不器用な男性と一途に人を愛した女性の青春を描くラブストーリー。 最愛の妻が亡くなったあと、若いころに綴られた日記が押し入れから見つかった。 そこには二人の男性の間で揺れ動く切ない恋心が、数々の短歌とともに瑞々しい筆致で綴られていた。夫は日記を頼りに、青春の日々を追想する心の旅に出る―。 【あらすじ】 細胞生物学の権威で、宮中歌会始の選者を努める歌人・永田和宏さん(75)は、妻であり同じく高名な歌人の河野裕子さんを12年前、ガンの闘病の末に亡くした(享年64)。 「たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか」 河野裕子 教科書にも掲載されてきたこの有名な歌は、若き日、煮え切らない態度の自分に対して河野さんが奮起を促した歌だと永田さん自身は解釈してきた。 ところが河野さんの死後、実家の押し入れから、彼女が結婚前に綴っていた大量の日記が発見される。その記述によって、実は「ガサッと」の歌が生まれた時期、河野さんは2人の男性との恋心で苦しい葛藤の日々を送っていたことが明らかになっていく。 「訊くことはつひになかつたほんたうに俺でよかつたのか訊けなかつたのだ」 永田和宏 ドラマは、永田さんが綴った手記をもとに、出会いから結婚までの2人の青春の日々を描く。 永田和宏さんを柄本佑さんが、河野裕子さんを藤野涼子さんが演じる。柄本さんが青年期と老年期の永田さんを、一人二役で演じるのも見どころの一つ。【出演】柄本佑 藤野涼子 ほか 【原作】永田和宏「あの胸が岬のように遠かった―河野裕子との青春―」 【脚本・演出】 石澤義典(テレコムスタッフ) 【脚本・プロデューサー】 伊藤純 【制作統括】 東野真(NHK)柴田周平(NHKエンタープライズ)大伴直子(テレコムスタッフ) (HP)昨年6月に放送され録画しておいたものを見ました。河野裕子さんも永田さんも知りませんでしたが、京都を舞台にした青春のひとコマの物語で心がひかれました。押入れの段ボール箱に入った何冊もの日記、ところどころ破かれたページがとても気になります。たぶん、河野さんは自分の死後夫に読まれても大丈夫な部分だけを残し、もうひとりの相手方に迷惑がかからないよう配慮したのでしょう。再現ドラマは、いかにも京都っぽい場所が使われていました。それにしても、プロポーズを受けた永田さん、京大の大学院を落ちるなんてショックだったでしょうね。その後、· 1971年 京都大学理学部卒業、森永乳業入社、中央研究所研究員として勤務· 1975年 第一歌集『メビウスの地平』刊行· 1976年 森永乳業退社、京都大学結核胸部疾患研究所(現:医生物学研究所)研修員· 1979年 京都大学結核胸部疾患研究所講師、京大理学博士。· 1984年 アメリカ国立がん研究所客員助教授(1986年まで)· 1986年 帰国。京都大学結核胸部疾患研究所教授(細胞化学研究部門)· 1988年 京都大学胸部疾患研究所教授(細胞調節学研究部門 細胞生物学分野)· 1998年 京都大学再生医科学研究所教授(生体機能学研究部門 細胞機能調節学分野)· 2008年 秋田大学工学資源学部生命化学科客員教授(基礎生命化学講座 分子生物学分野)· 2010年 京大を定年前に退任、名誉教授、京都産業大学総合生命科学部教授・学部長· 2015年 「塔」主宰を引退。後継は吉川宏志· 2016年 京都産業大学 タンパク質動態研究所・所長· 2020年 JT生命誌研究館館長、京都産業大学名誉教授 とキャリアを重ねたようです。私自身のことが思いだされて、ひとりで見てよかったと思った番組でした。コロナが終息して、今年は2つほど大学関係の集まりのお誘いが来ています。ふたつは無理にしても、ひとつくらいは顔を出したいと思っています。参考:河野裕子代表歌· たとへば君ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか(『森のやうに獣のやうに』)· ブラウスの中まで明るき初夏の日にけぶれるごときわが乳房あり(『森のやうに獣のやうに』)· あるだけの静脈透けてゆくやうな夕べ生きいきと鼓動ふたつしてゐる(『ひるがほ』)· たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏き器を近江と言へり(『桜森』)· 君を打ち子を打ち灼けるごとき掌よざんざんばらんと髪とき眠る(『桜森』)· しらかみに大き楕円を描きし子は楕円に入りてひとり遊びす(『桜森』)· 手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が(『蟬声』、辞世)(ウィキ)
2023.06.16
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赤い靴を履いて〜作家 有吉佐和子の問いかけ〜初回放送日: 2023年6月3日「下品でもいい。赤い靴履きたかったの」昭和の作家・有吉佐和子。今、復刊が相次ぎ、若い読者の心を動かしている。差別の根源を問う『非色』。認知症介護の実態を描く『恍惚の人』。なぜ、時代を超えて響くのか?故郷・和歌山で進む遺品の調査や、元編集者たちの証言から、有吉の怒りと覚悟に迫る。そして、晩年のルポ翻訳『最後の植民地』に込めた、“赤い靴を履く”女性たちへのエールとは? 朗読:和久井映見 出演:草笛光子赤い靴を履いて〜作家 有吉佐和子の問いかけ〜 - ETV特集 - NHK有吉 佐和子(ありよし さわこ、1931年(昭和6年)1月20日 - 1984年(昭和59年)8月30日)、53歳で亡くなってからもう40年近くになります。いまはサワコといえば、タレントの阿川佐和子?2022年6月5日、和歌山県和歌山市伝法橋南ノ丁に和歌山市立有吉佐和子記念館がオープンした事にも関係しているのでしょうか、NHKの和歌山局が制作した番組です。などを取り上げ、今なお未解決の問題であることを述べていました。有吉は、当時の文壇の異端児で学者になることをめざし、複合汚染はそのつもりで書いたとも。女性の地位も依然低いままです。ボリショイサーカスをよんだ興行師の神彰(じんあきら)と結婚していたことは、知りませんでした。新潟県立大学国際地域学部の女子学生をナビゲーターにして、女性をめぐる環境は50年前と変わらないと訴えていたのが印象的でした。
2023.06.15
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(初回放送:2006年)太平洋戦争のさなか 国民学校で教育実習についた川口汐子。彼女が受け持ったのは4年生男子のクラス(ヨンダン)。教え子のひとり岩佐寿弥にとって汐子先生は初恋の対象だった。その二人が往復書簡を交わし、60年ぶりに奇跡の再会を果たす。少年の日の初恋が いま甦る。(番組HP)昨年BSプレミアムで録画しておいたものを見ました。川口汐子(歌人・児童文学者)さんと岩佐寿弥(映像作家)の19歳と9歳の頃の交流のドキュメンタリーです。ご本人たちは80歳と70歳なので、戦時中の再現ドラマは役者さんたちが演じています。舞台は奈良女子大の付属小学校、川口さんは旧姓雪山という苗字で19歳の教育実習生。戦時下(1944年)の繰り上げ卒業で、その年の秋にはふるさとの京都市で教職に就きました。ただ、わずか2か月で海軍航空隊の軍人(川口さん)と結婚。夫は8月22日に特攻出撃だったので、終戦で命拾い、戦後は姫路で材木商を営む。現在は、姫路でひとり暮らし。岩佐寿弥さんは岩波映画で映像制作。練馬の光ヶ丘団地在住。たまたまテレビで見た「昭和万葉集」で川口さんの歌と映像を見て、子どもの頃の初恋を思いだして手紙を出したことが、再会につながりました。奈良女子大や京都、姫路、そして富山(雪山は富山宇奈月の名家)と、知見のある地名が出てきて興味深く見ました。また、私自身の教生体験もよみがえりました。その実習生は、19歳の短大生でした。可愛らしいお嬢さんで、何人かで遠出をしたことを覚えています。卒業後は教職につかず、銀行に就職したと聞きました。番組のゲストは早稲田大学の政治学の教授(森川友義)で、恋愛学についても講義している方でした。最初の恋愛で結婚した場合はたいていうまく行かず、3人ぐらい付き合った中で一番よかった人を参考にその後付き合う人を品定めしてそれ以上の人と結婚するとうまく行くと話していました。番組のキャスターが、離婚経験がある渡辺(黒田)あゆみさんだったのが、何とも言えませんでした。70分間の少しファンタスティックなドキュメンタリーで、郷愁を感じさせてくれる番組でした。参考:untitled (ika-geijyutsu.jp)
2023.06.06
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