ある夏の暑い日、カリフォルニアの草原地帯で囚人たちが鉄道の線路工事をしていた。囚人のひとり、ギャンズ(ジェームズ・レマー)が、こちらに近づくトラックを見つけた。トラックがとまり、背の高いインディアンのビリー・ベア(ソニー・ランダム)がおりてきて、オーバーヒートしたので水をわけてくれと頼む。ギャンズが彼をからかう。怒ったビリー・ベアがとびかかり、 2
人はとっくみあいの喧嘩を始めた。とめようとした看守のブラディをギャンズが射殺。 2
人はトラックにとび乗って逃走する。
サンフランシスコでは、刑事のジャック・ケイツ(ニック・ノルティ)が恋人のエレイン(アネット・オトゥール)と一緒の朝を迎えた。ジャックは精神的に相当まいっている様子だ。その頃、ギャンズとビリー・ベアはサンフランシスコに来ていた。公園のベンチには昔の仲間ヘンリー・ウォンが死体となって横たわっていた。ウォンは盗んだクレジット・カードを届けに来て殺されたのだ。
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人は昔のギャングの一味ルーサーを脅迫し、例の 50
万ドルを寄こせと要求。月曜までに必ず手に入れるとルーサーが約束すると、 2
人は彼の恋人ロザリー(ケリー・シャーマン)を人質として連れ去る。ジャックはウォルデン・ホテルに行く。盗まれたクレジット・カードを調べに来たアルグレンとヴァンザントを手伝うことにするが、 2
人はいい顔をしない。ジャックはあまり同僚に好かれていないのだ。 2
人は 2
階へ。そこではギャンズが娼婦のリザと寝ていた。ギャンスがヴァンザントを射殺。ギャンズとジャックはロビーで対決する。ギャンズはジャックがピストルを捨てないとアルグレンを始末すると脅す。アルグレンが制止したにもかかわらず、ジャックはピストルを放る。ギャンズは即座にアルグレンを射殺して逃げ出した。呆然とするジャック。
ギャンズの捜査記録から、レジー・ハモンド(エディ・マーフィ)という黒人の仲間がいたことが分る。彼は今、刑務所で服役中だ。ヘイドン署長(フランク・マクレー)に散々どなられたジャックは刑務所に行き、レジーから情報を得ようとする。しかし、相手もさる者、ここから出してくれという。ジャックは強引なやり方でレジーを 48
時間だけ仮釈放させることにした。
まず、ルーサーのアパートに行き、速繋プレイでルーサー逮捕に成功。つぎに 2
人は .
ビリー・ベアがバーテンをしたことのある卜ーチーという店に行き、ビリー・ベアーがチャイナ・タウンにいることを聞き出した。 2
人はチャイナ・タウンのビリー・ベアの女友達のアパートに急行。ケイシーというビリー・ベアの友達は、しばらく顔を見ていないという。
ジャックはレジーが真相を隠していることに感づき詰め寄った。それがきっかけでニ人はなぐりあう。そののち、ギャンズたちは 50
万ドルーしかも、それは誰も盗難届けを出そうとしない性質の金だーを狙っていること、その 50
万ドルは自分のポルシェのトランクに隠してあることを、レジーは打ち明けた。
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人がポルシェの置いてある駐車ビルの前で見張っていると、早くも釈放されたルーサーがボルシェに乗って去って行く。 2
人は尾行した。ルーサーはトランクからアタッシュ・ケースを出すと、地下鉄の駅に人って行く。ギャンズにケースを渡そうとして、ジャックに気づき、たちまち銃撃戦となった。ギャンズ、そしてロザリーを連れたビリー・ベアは電車に乗って逃げ出した。
レジーはルーサーを追い、ブロマンズという黒人クラブから彼を見張っていた。レジーの通報でジャックもやって来る。レジーはさっそくキャンディという美人に目をつける。尾行されているとも知らぬルーサーは、バスを盗んで運転してきたギャンズに会いに行き、ケースを渡す。ギャンズはルーサーを射殺。
ジャックとレジーがキャデラックで追跡する。だが、またもや逃げられた。バスがチャイナ・タウンで発見された。ジャックとレジーはケイシーのアパートに急ぐ。ビリー・ベアを射ち殺し、逃げ出したギャンズも路地裏で射殺。レジーは刑務所にもどる前にキャンディと楽しみ、半年して出所したらまた来ると約束する。ジャックは「例の 50
万ドルはお前のものだ。だがまた悪事をはたらいたら、容赦しないぞ」と警告するのだった。
96分と短く、速いテンポで最後はハッピーエンド?の映画です。
やはり二人の掛け合いが面白く、エディー・マーフィが本作で
一躍人気者になったのもよくわかります。