昭和15 年 。 日本 は 戦争 への道を歩み始めていた。国民の娯楽である演劇は規制され、警察で 台本 の 検閲 を受けなければ上演できない。そんな時代に、生まれて一度も心の底から笑ったことがない検閲官・向坂睦男と、劇団『笑の大学』座付作家・椿一が 警視庁 の取調室で顔を合わせる。
『笑い』に理解のない向坂は「このご時世に、低俗な 軽演劇 など不謹慎であり上演する必要はない」と考えているため、『笑の大学』を上演中止に持ち込むべく、椿の台本に対して『笑い』を排除するような無理難題を課していく。いっぽう椿は何としても上演許可を貰うため、向坂の要求を飲みながらも更に『笑い』を増やす抜け道を必死に考え、一晩かけて書き直していく。向坂の検閲、椿の書き直し。そんな毎日が続くうち、いつしか向坂も検閲の域を超えた「台本直し」に夢中になってゆく。
ようやく台本は完成するが、その際に椿が告白したある一言で一転、向坂は国家権力の末端である自身の職責を忘れてしまっていたことに気付く。向坂は改めて椿の台本に対し、最大の無理難題を課す。そして偶然にもその晩、椿に 召集令状 が届く。もう『笑の大学』の幕が開くことはないと悟った椿は、一睡もせず無心で最後の書き直しを行うのだった。
1996 年 に 青山円形劇場 で初演、 1998 年 に PARCO 劇場 で再演された。 1996 年度 読売演劇大賞 ・最優秀作品賞を受賞している。キャストは 2 人で場面も取調室のみという、完全な密室劇・二人芝居となっている。
キャスト [ 編集 ]
· 向坂睦男 - 西村雅彦
· 椿一 - 近藤芳正
スタッフ [ 編集 ]
· 原作・脚本: 三谷幸喜
· 演出: 山田和也
· 音楽:川崎晴美
· 美術:伊藤保恵
· 企画制作: パルコ
(ウィキ)
BSのプレミアムシアターで初演を観ました。
西村雅彦と汗だくになりながら熱演する近藤芳正のふたり芝居です。
まだ二人とも若いです。
笑いの大学
という題名ですが、けっこうシリアスなシナリオでそんなに笑わせてはくれませんでした。
ふたりの掛け合いが見所です。
今は検閲こそありませんが、 自主規制
があるのではと危惧しています。
芝居はともかく、テレビドラマは忖度も加わって危ないです。
ずたずたになったドラマもありました。
先日終わった中園ミホの 七人の秘書
は、最終回で岸部一徳演じる政治家の「 秘書が秘書が
」でした。
桜前夜祭のウソがばれたアベもやっぱり、「秘書が秘書が」とやらかすのでしょうか。
あまりのタイミングの良さに、にんまりと言うかあきれてしまいました。
今日は、地方紙のこんな記事が目に付きました。
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「安倍切り」もろ刃の剣 党内の反発強まる恐れも|【西日本新聞ニュース】 (nishinippon.co.jp)
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