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ましろのおと(15)良い意味で期待を裏切られた15巻でした!しょっぱなからネタばれありますのでご注意!いやぁ、わたくし、この大会で雪くんが優勝するとは少しも思っていなかったのです。“まだ神木清流や田沼総一には敵わないか… これからも頑張るしかないよね、雪くん…”という流れだとばかり思っていたのですよ。それなのに“ここで優勝しちゃう? いいの? ほんとにいいの? 展開早くない?”だったこの15巻。個人的にはさくさく進んでくれて非常に嬉しいっ!!それに! それにですよ!!雪くんだけじゃなく、若菜ちゃんも青森の大会で優勝!(梶くんはお気の毒だったけど…)いつにもまして若菜ちゃんがカッコいいです。15巻はそのほとんどが演奏シーン。毎度毎度のことだけど、会場にいる聴衆の一人になっているような臨場感です。このマンガを読むと津軽三味線聞きたくなりますなぁ。自分の音を見つけた雪くん。みんなに聴いてもらえる喜びを感じながら、「気持ぢっこいい」演奏を終えることができました。ライバルの二人も惜しみない拍手を送るほどの素晴らしい出来栄えでした。(梅子さんは「松五郎… あんたが消えでまる」と思ったみたいですけどね)結果、優勝は雪くん、準優勝は同点で神木清流と田沼総一。一方若菜ちゃんは、青森大会で梶君をおさえて優勝、その後の金木の大会(トーナメント方式)では、準決勝で神木清流を、決勝では田沼総一を破って優勝しちゃうという凄すぎる活躍を見せてくれます。兄弟そろって目覚ましい躍進ですよ!!まさに突然の羽化ですね。前々から若菜ちゃんを応援していた私としましては、若菜ちゃんの魅力を世間に知らしめてくれるであろうこの15巻はまさに「神の巻」ですわ!!!雪くんはまだどこのレーベルからも声をかけられていないみたいですけど、これからどうするのかなぁ?今まで雪くんに気を使い、遠慮していた感がある若菜ちゃんにも変化がありましたし、今後が楽しみです。おまけの4コマ漫画では、中学・高校時代の可愛い雪くんと若菜ちゃんが見られます。若菜ちゃんに彼女がいたかどうか思い出そうとしている雪くん。浮かんでくるのは若菜ちゃんにまとわりつくコータ(もじゃ)の姿ばかり…若菜ちゃんを気の毒に思い、一人涙する雪くんなのでした… ちゃんちゃん…【内容情報】(出版社より)「赤ちゃんと僕」「しゃにむにGO」羅川真里茂が贈る、今一番アツい津軽三味線×青春ストーリー!!少女漫画界を牽引し続ける作家、羅川真里茂が次に飛び込んだフィールドは少年漫画。テーマは『津軽三味線』。「ずっと描きたかったテーマ」と羅川真里茂が語る、壮大な“自らの音を探す旅”がここに幕を開ける。貴方の音もきっと見つかる。雪、清流、総一が個人戦で一堂に会する弘前津軽三味線全国大会。総一の完璧な演奏、神木清流(緒方洸輔)の美しき演奏に続いて、雪の演奏がいよいよ始まる。それは、いつもの雪の音を感じさせつつも、どこか違う音で――。
2016年02月26日
ましろのおと(14)先日発売された『ましろのおと』15巻のネタばれを書いた後で、ふっと気づきました…14巻をまるっとスルーしていることに…今さらな感じがしまくりですが、一応ネタばれです…前半は、若菜ちゃんと梶君が出場する青森大会と、雪くん、神木清流&田沼総一が出る弘前津軽三味線全国大会の様子が、そして後半は神木清流の幼い頃のお話が描かれています。青森大会は曲弾きと唄付けの総合点で日本一が決まります。若菜ちゃんがこの大会に出て来たのは、「弘前は三連覇確実って言われてる神木清流が出るから」だと陰で言われているのを聞いて、「へぇ… 澤村君のお兄さん そういう認識なんやなぁ」と思った梶くん!私が密かに贔屓している若菜ちゃんを、上から見るのはやめてちょーだい!!君は間違っているよ!!私は15巻を読んだから知っている!!それに曲弾き部門で君は3位、若菜ちゃんは1位!!唄付け部門では、クセの強い唄い手さんを気持ちよく唄わせる若菜ちゃんの力量を見たでしょうが!!(大会結果を知っているからこそできる強気な物言い…)方や弘前大会では田沼総一の演奏が終わり、三連覇目を狙う神木清流の番がやってきたところです。ここで神木清流の回想が入ります。悲惨な家庭環境で育った彼がどのように津軽三味線に出会ったか、そして田沼総一の父(雪の父でもあるけど)に弟子入りする様子などが描かれていますが、これがまた…現在のオシャレな姿からは想像もできないヒドイ幼少期…その闇を抱えながらの演奏…二つの大会結果は15巻!!【内容情報】(出版社より)雪、清流、総一が個人戦で一堂に会する弘前津軽三味線全国大会。まずは、団体戦でチーム竹の華の一員として参加した雪は、そこでかつて共に三味線を弾いてきた梅園学園の津軽三味線愛好会のメンバーと再会を果たした。一方、青森で行われる津軽三味線日本一決定戦には、竹の華の梶と、雪の兄・若菜がエントリーしていた。同日に行われる二つの大会。それぞれの勝者になるのは果たしてーー。
2016年02月26日
迷宮回廊 3コミックの柱部分「神谷さんの親バカは楽し」を読んでいたら、ほんわかしてきちゃいました。神谷さんの息子さんは、「そこにいるだけでほんわかした楽しい気分にさせてくれる癒し系」(一年担当の先生談)、「彼の周りに争いはない 癒し系」(二年担当の先生談)と、誰もが認める癒し系だそうです。きっと山田くんのようなお子さんなんだろうなぁ。神谷さんの作品にもちらほら癒しオーラが出てますよね。特に今回収録の「八月の雨合羽」は、優しさ溢れる作品です。3巻には「王の柩」「八月の雨合羽」「英雄はふたり」の3編が収録されています。思いっきりネタバレあります。犯人もわかっちゃいます。未読の方はご注意下さい。「王の柩」京ちゃんと一緒に街を歩いていた山田くんが、突然プロポーズされちゃった!お腹には山田くんの赤ちゃんまでいると言い出した!プロポーズしたのは高校一年の小石川唯という女の子。私生活に一点の曇りもない山田くんに対して、そんな暴挙に出た理由は…小石川唯の父・兼仁(婿養子)は製薬会社の社長ですが、実権は姉・田嶋聡子に握られています。田嶋聡子は自分の甥・始を、唯の婚約者に決めるほどの独裁ぶり。唯の祖父・一太朗は脳梗塞の後遺症で身体が不自由、会話も思うようにできません。唯の母・美砂は2年前から行方不明。家族はてんでばらばら、嫌いな男と結婚させられそう… 嫌で嫌で堪らなくなった唯は、仲睦まじい山田くん一家を見かけて、ぶち壊してやりたくなったっというのがプロポーズの顛末でした。毒入り紅茶を飲んだ田嶋聡子が死亡、小石川兼仁も入院するという事件が発生。その真相は…2年前、唯の母を撲殺したのは田嶋聡子で、死体を棺(小石川家の庭にある沖縄の石厨子)に隠すのを手伝ったのが小石川兼仁。美砂の遺体を発見した一太朗は仇討を決意、田嶋聡子と小石川兼仁のティーカップに毒を塗りつけたのでした。重い柩の蓋を押し上げたのは、ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)の枝。美砂が持っていたお守りの実が発芽したのでした。そしておススメの「八月の雨合羽」山田くんの優しさと、京ちゃんの推理が冴えわたる作品です。山田くんには最近気になることがあります。真夏で、しかも天気が良いにもかかわらず、毎日黄色い雨合羽を着ている小さな女の子がいるのです。山田くんは熱中症の心配をしますが、側にいる母親は好きにさせているようです。女の子が雨合羽を着続けている理由は?女の子は日曜日の保育園の盆踊りをとても楽しみにしています。単身赴任のお父さんが帰ってきてくれて、お母さんも仕事を休んで見にきてくれるからです。天気予報で日曜日は雨だと知り、雨天延期を心配した女の子は、家中にてるてる坊主を吊るしたあげく、自分もてるてる坊主になって登園していたのです。雨が降ったのは日曜日の夜。保育園の盆踊りは無事開催されました。良かった良かった。「英雄はふたり」兄が書きためていた小説の案を拝借して、新作を発表した弟。その弟は京ちゃんの患者さんで、人工心臓を埋め込む手術を控えていました。ぎくしゃくした兄弟の仲はどうなる?今まで発表した作品を“原案・兄、作・弟”と訂正することで一件落着。手術も成功。兄弟仲も元通り。京ちゃんと山田くんが絡むと、殺伐としたものが氷解していきますね。京ちゃん一人だけでも、山田くん一人だけでもちょっと足りない。やっぱり二人一緒じゃないと!おまけとってもcuteな京ちゃん(と山田くん)【内容情報】(出版社より)「結婚してください!」道端で突然一平に逆プロポーズしたのは製薬会社を経営する小石川家の1人娘・惟。父とは殆ど会話もなく、最愛の母は2年前に行方不明。更には会社の実権を握る小石川の姉・田嶋聡子によって結婚相手も決められていた惟の境遇に一平は…?謎に挑む京&一平が出会う人々の心も癒す、新・迷宮シリーズ第3弾!!2015年10月刊。
2015年11月14日
ましろのおと(13)この巻は読みごたえありました!演奏シーンも音が聞こえてきそうな迫力。贔屓の若菜ちゃんも登場し、むっさいお姿を拝見できました。。。でも、でも…一番の衝撃は…大俵ヒロシと小藪啓子先生ですわ!!小藪啓子先生が随分と丸くなっていらっしゃいまして、只今4カ月なんだと!いつの間に??「これは大俵ヒロシと小藪啓子先生を見守る物語である」 って、羅川さん…これは三味線青春物語だと認識しておりましたが…日比谷の三味線全国大会での大河さん、カッコい~~表紙もカッコい~~優勝はお約束の田沼総一でしたが、大河さんも入賞できたし、賞よりも過去をすっきり消化できてよかった!さぁ、次は弘前津軽三味線全国大会!!団体Aには梅園学園が出場しまして、朱利ちゃんや雷先輩、大俵さん、小藪啓子先生とも嬉しい再会を果たし、雪を含む”竹の華”の面々は団体Cに出場。大いに会場を盛り上げてくれちゃいました。雪くんは個人戦で田沼総一、神木清流と対決!仕上がりは「悪ぐない」と言っている雪くんが、どんな演奏を見せてくれるのか今から楽しみ。ちょっとした余談爽やかな顔してるのに、結構ブラックな神木清流さん。メガネフェチだけど、この人はどうもね。。。【内容紹介】日比谷の三味線全国大会、大本命・田沼総一が他の追随をまったく許さない完璧な演奏で会場を圧倒する。誰もが田沼の作った空気を破れない中でやってきた大河の出番。幼き日の挫折、女将に拾われて紡いできた竹の華での時間、そして雪との出会い……13年振りの大会で見せる大河の音とは!? そして舞台は日本一を決める最大の大会・弘前津軽三味線全国大会へ。雪、総一、清流の3人がついにぶつかる!!
2015年04月19日
ましろのおと(12)13巻が来月(4月17日)発売だというのに、まだ12巻の感想(というかネタバレというかなんというか…)を書いていませんでした。どうにも気分が乗らなくてですね… 半年近くも放置したまま…どうしてなのか、今朝(!)ふっと気づいたんです。“雪くんには萌え要素がない!(自分比)”ということに…『しゃにむにGO!』のルウイちゃんみたいにメガネっ子でもないし…そして!!私は雪くんよりも若菜ちゃん派なんだと、恐ろしいことに思い当りました…なので、この巻の山場である雪くんとユナさんの再会ですらも、“若菜ちゃんとは関係ないし~”という感想に落ち着いてしまいした。「いやいや、そこ一番の見せ場だろっ!」と突っ込まれるのは重々承知のうえです。自分の音がわからなくなっていた雪が、ユナさんと再び出会ったことで初心を思い出したことなんてホントど~でもいいんです…それよりも若菜ちゃんを出してくれ!!…とりあえず雪くん!「弘前の津軽三味線全国大会」頑張ってください(棒)。関係ない余談表紙のユナさんを見て ”うわぁ、きわどっ…”って思ったけど、考えたらこのマンガ、少年マンガでした。 今頃?【内容紹介】雪が東京で初めて出会い、心惹かれた女性 立樹ユナ。運命の二人、再会!?民謡全国大会・東ノ宮杯を制した雪は、次なる舞台「弘前の津軽三味線全国大会」を目指す。しかし、唄付けで他人に合わせる演奏をしてきた影響で、「自分の音」を見失ってしまっていた。答えを模索する雪が赴いた地・福岡。そこにはかつて心を通わせ合った女性・立樹ユナがいた…。
2015年03月16日
迷宮回廊 2『迷宮回廊 2』に収録されているのは「F博士の聖なる夜」、「密室の奏者」、「赤鬼ノ杜事件」の3編です。F博士の聖なる夜イヴの夜、京ちゃんと山田くんが向かったのはオーストリア料理のお店。一緒に食事をしたのは、京ちゃんが勤務している病院に入院中の福永医学博士です。福永博士の亡き奥様(りくさん)はバイオリニストで、実家とは絶縁状態でした。子供がいない博士は天涯孤独の身の上。そんな博士に京ちゃんが用意したプレゼントは…オーストリア料理のお店「銀の丘」は、博士の奥様の妹さん家族がやっているお店だったんですね。来るたびに聴いていた店内のBGMと、博士が持っていたMDのりくさんの演奏が同じだと見抜いた(聴き抜いた?)京ちゃんの耳と記憶力の賜物でした!りくさんは博士に内緒で、妹さんたちに手紙を送っていたようですね。独りだった博士に縁者ができました。。。密室の奏者K大附属病院のX'masコンサートで、天使の格好(エンジェルリング付き)をしてバイオリンを演奏した京ちゃん。その演奏はプロのチェロ奏者・安藤亮太郎までも魅了する素晴らしいものでした。それがきっかけで、京と一平は、以前安藤が所属していた寺坂音楽事務所の社長の別荘に招待されます。別荘に集まったのは、寺坂社長とその秘書、安藤一家、寺坂の息子、そして寺坂と愛人の間に生まれた息子です。そして、地下室で火災が発生。密室だった地下室には寺坂社長の遺体が…犯人は?? (知りたい方のみ反転して下さい)犯人は、秘書の鈴木さんでした。鈴木さんは元々将来を嘱望されたバイオリニストだったのですが、左手のケガのためバイオリンを諦め、耳の良さを見込まれて寺坂音楽事務所にやってきました。ですが、左手がダメなら…と右手で練習を重ねていたんです。弾けるようになって社長にその音を聞いてもらったのですが、評価は惨憺たるものでした。そのうえ耳の良さまでも否定され、解雇を言い渡されます。それで殺意を抱いてしまったというわけです。赤鬼ノ杜事件山田くんと京ちゃんは、山の中の獣道をがさがさと歩いています。目的地は、赤鬼の魂を鎮めるために建てられたという“赤鬼の石碑”がある村。この赤鬼、本当の鬼ではなく、実在した一人の男性のことを指しています。昔その村では流行病で村人が何人も倒れ、一人の男が赤鬼の形相で病人ごと村を焼き払い、その後自ら川に身を沈めたそうです。後に村を襲ったのは流行病ではなく、麻薬(アヘン)だったことがわかります。その村では芥子の花を栽培していたのです。男は村を守るため、あえて鬼になったのですね。“赤鬼の石碑”はいつからか薬物依存の関わる人たちのお参りの場所になりました。今回村に集まったのは、京ちゃん、山田くんを含めて7人。山田くんが務める新聞社の先輩ご夫妻(リタイアされています)。芸能界のゴシップカメラマンの男性。アイドルになりたかった女性と、その妹で美少女コンテストで準グランプリをとり、芸能界入りするかもしれない少女。赤鬼ノ杜で起こった事件はやっぱり麻薬絡みです。カメラマンが殺されるのですが、誰もが彼に恨みを持っています。さて犯人は?知りたい方は反転して下さい。犯人は、アイドルになりたかった女性です。スカウトの男に騙され参加させられた薬物パーティーで、女性は顔に傷を負ってしまい、夢を断たれてしまいます。そのパーティーでの写真を撮って、女性をゆすっていたのが殺された男性です。芸能界入りするだろう妹の専属カメラマンにしろと迫るのです。妹を守るため、女性はカメラマンを殺してしまいます。この話で印象に残ったのは、山田くんがえらく悩んでいるってことですね。「記者として伝えたいことはたくさんあるのにその力がない」と新聞社の先輩に相談していました。京ちゃんも言ってますが、山田くんはボキャブラリーが貧困(あくまでも新聞記者としてだと思います)だそうで…山田くんの夢は“新聞記者になること”!その夢が叶ったとたん立ち尽くすなんて、山田くんらしいといえばらしい。でも、京ちゃんの「ゴールがスタートに変わっただけだ」という言葉で、決意を新たにするところも山田くんらしいといえばらしいのです。【内容紹介】心臓外科医ながら音楽への造詣も深い京。そのヴァイオリンの音色は、育児休業中だったチェロ奏者・安藤亮太郎の心を動かした。一平の先輩を通じて京と共に招待されたのは久々の演奏と録音の場。亮太郎がかつて組んでいた三重奏のメンバー達と和やかに音合わせが進むが、その時、地下室では凄惨な事件が起きていて…!? 京&一平が謎に挑む、新・迷宮シリーズ第2弾!!2014年11月刊。
2014年12月10日
ましろのおと(11)11巻は、マニさんが出場する東ノ宮杯民謡全国大会の話が大部分です。民謡って馴染みがないんですけど、こうして読んでみるとなかなか興味深いですね。「竹の華」のお客さんに合わせて伴奏するようになってきた雪くんですが、女将さんから見たらまだ「合わせてやってる」感じだそうな。大河さんは、「唄付けと並行して曲弾きもやってるんだろうな?」と雪に尋ねます。総一にリベンジするため、5月の大会に出る雪の心配をしてくれているんです。「今まで通りに弾げばいいんですよね」と雪は応えますが、大河さんは“今まで通りに”弾けなくなってしまったらしいのです。「望まない形に矯正されるかも」以前、大河さんが言った言葉の意味はここにあったのか…マニ(やお客さんの)伴奏をすることで、雪の演奏がどう変わるのか。今まで通りに弾くことができるのか。梅子が言っていたように「ワヤになる」のか。そんなことをちらっと考えながら、東ノ宮杯です。今回の東ノ宮杯の専属伴奏者は神木清流!!その神木清流が、去年の準優勝者で無冠の女王・成宮あやこの伴奏をするのです。東ノ宮杯争奪戦では「津軽五大民謡」の中から一つ唄うのですが、何を唄うかは直前のくじ引きで決まります。マニさんが得意とするのは「あいや」、反対に苦手なのは「三下がり」。よりによって「三下がり」を引いてしまったマニさん…いつもの強運はどこへ行った??こんな気持ちだと緊張感も増幅されてしまいますね…しかし、その緊張を雪の前奏が打ち消したっ!!「マニさんば生がします!!」という雪の心意気が、ちゃんと伝わってます。結果、今までで最高の出来栄えで、無事唄い終えました。さて、ライバルの成宮あやこの出番です。日本一を目指して20年、さすがベテランの貫録!なかなか気風もよろしくて、こういう人大好きですね。「おばさん なめられんなぁ」と気合が入ってまして、神木清流も「面白いっ 思い切り叩ける!!」と伴奏していたのですが…突然!! 声が出なくなりまして…唄が止まり、演奏も止まり、お終いになりました。去っていく成宮さんの後姿を見ながら、神木清流は心の中で「成宮さん あなたは僕との競り合いに負けたんですよ」ですと!うーん、神木清流、あんたってヤツは…マニさんの優勝で東ノ宮杯は幕を閉じました。さぁ、次は雪の大会です!!今回の個人的ツボは1.雪くんが民謡大会で着けた袴… 「ヤンキーの成人式!?」と神木清流が吹き出したほどド派手でした…雪の名誉のために書き添えますが、大河さんに借りた袴です。2.桜ちゃんのパンツは蛍光ピンク… 可愛い顔して蛍光ピンク… そんな色のパンツ見たこと無い… 水着の間違いじゃないの?…【内容紹介】雪、麻仁――東ノ宮杯民謡全国大会へ!! 対するは、全国から集った強豪たちと、大会専属伴奏者・神木清流!! 優勝の栄冠を勝ち取るのは、果たして――!?
2014年06月22日
ましろのおと(10)発売と同時に読んではいたんですが今まで放置したまま…あらすじも感想もどこから書いていいものやら…状態でした。退路を断ち、自分を追いこむ雪くんがもがきにもがいているのが苦しい。以下ネタばれあります。若かりし頃の松五郎さんが冒頭にちらっと登場!雪くんはおじいさん似?今までうっかりしていたのか、それとも出て来なかったのか、盲目だったことに驚きました。文字通り「生きる為」に三味線を弾いていた松五郎さん、凄まじい奏者だったんですね。マニさんの伴奏をしていることが大河にばれて、店を叩き出されてしまった雪。何故怒られたのかわからないけど、今店を辞めさせられたらダメなことはわかっており、大河に許してもらうまで座り込みを続けます。寒い中何日も座り続け、やっと店に入れてもらえたはいいけど、さすがに熱でダウンした雪を大河が見舞いにやってきて、マニと雪がダメな理由を話します。「マニはお前の音に惚れているが お前はマニの唄に惚れてない」悪い人みたいになってしまった大河さんですが雪のことをすごくかってくれてまして、「自分の知識をくれてやる かわりに 俺にも日本一の気分を味わわせてくれ」とまで言ってくれるんです。打倒 神木清流&田沼総一!!そして、金城さん(お客さん)の「気持ぢっコ良ぐ唄えるよう気遣わねが」という言葉で、雪は今まで相手のことなど考えず、自分の音だけしか見ていなかったことに気付きます。その後、新春イベントで唄うマニさんの伴奏をすることになりますが、ここで活路を見出したよう。次巻はいよいよ民謡大会本番!! (6月中旬発売予定!)松五郎杯で競い合った梶くんが、同じ店で働くことになりました!高校を辞め、三味線一本でいく覚悟の雪。大学に通いながら三味線に打ち込む梶君。さてどうなりますか。【内容紹介】"他人の唄に合わせること"が出来ず、自分の音に迷い続ける雪。はたして、その暗闇から抜け出すことはできるのか!? そして、「竹の華」に、かつて雪と競い合った奏者が仲間入り!? ――試練と再起の第10巻
2014年03月11日
ましろのおと(9)新章がスタート!高校を辞め、民謡酒場「竹の華」で弾くことになった雪。そこで雪は、唄い手と合わせる難しさにぶち当たります。これまでは自分が弾きたいように弾いていたのに、今は唄い手がいて自分がいる構図になっているのですね。 (松五郎じい様、梅子ママという天才に囲まれて育った雪は、 素人と合わせることなんてなかったんだろうなぁ… あ、若菜ちゃんは努力家さんでしょう。 私、もっさい若菜ちゃん、大好きです。)お金を稼ぐためにはお客さんがいて、そこには「上手・下手」の前に「好き・嫌い」があることを知ります。その「竹の華」に梅子がやって来ます。梅子さん、20年前に「竹の華」で唄っていたそうなんです。一ヶ月で女将さんと大げんかして出てったらしいのですが、どうして唄をやめてしまったんでしょう?…って、余計なことでした。ワヤになったと梅子さんは言いますが、どうワヤなんでしょう。松五郎の音から遠ざかったということでしょうか?雪の真剣さが伝わってきて、こちらまで緊張してしまった9巻でした。そんな中、雷先輩とお父さんの親子共同作品エピソードは楽しかった!三味線と落語の共演、面白そうです。5月の弘前の大会に照準を合わせ、再度田沼総一と競うことに。まだまだ試練が続きそうです。10巻は2014年2月中旬発売予定です。がんばれ! 雪!! 【内容紹介】新章突入! 津軽三味線甲子園「松吾郎杯」で田沼総一に敗れ、自分の新たな感情、奏者としての“欲”を知った雪は、高校を辞める決意を固める。そして門を叩いたのは民謡居酒屋「竹の華」。新たな舞台、新たな仲間、新たな三味線の世界がもたらすものは!?
2013年11月07日
迷宮回廊(1)あの京ちゃんと山田くん、ふたたび!新・迷宮シリーズの第1巻です!ネタばれありますので、未読の方はご注意下さい。act.1 プディング・プリンス京がよく行くコンビニの店員・稔の恋人・琴音が、コンビニの裏階段から落ちて、記憶喪失になってしまいます。琴音が作ってくれたプリンの味を再現できたら記憶がもどるのでは?と、プリン作りに精を出す稔ですが、果たして??実は琴音は社長令嬢で、親が決めた婚約者がいたのです。京は、琴音の転落は、事故だったのか事件だったのかと稔に問いただします。結果・・・事件ではなくて、事故でした。。。琴音は記憶を取り戻すことはできませんでしたが、再度、稔と付き合うことになりまして、収まるところに収まりました。(婚約者の人は、可哀そうなのですが、失恋です。)最後の京ちゃんの言葉が何とも傑作です。“恋愛とは、実に面倒くさいものだね”!!!act.2 幸福スキップ山田くんが勤める新聞社に入社した堀川愛(29歳)は、日曜版クロスワードパズル担当のシングルマザー。実父との折り合いが良くないので、一人頑張って10歳の息子を育てています。ある日、その息子が「しばらくじいちゃんの家で暮らす」とメモを残して家を出ます。ショックを受けた愛は、山田くんの幸せそうな笑顔が我慢なりません。酔いつぶれた自分を介抱してくれる山田くんに、当たり散らす始末。それを見ていた京は、愛の息子が家を出た理由を突き止めるのですが…ま、これは安定のパターンですね。じいちゃんがぎっくり腰になっちゃって、その電話を受けた息子がじいちゃん家に行ったというのが真相です。これがきっかけで、愛と父親の関係も良くなって、めでたし、めでたし。今回の京ちゃんの名言「幸せバカに見える山田君 単に幸福スキップがうまいだけです」。act.3 星は願いを叶えたかこの作品は、前・後編になってます。結城、アキラ、アキラの妹・ゆずちゃんが登場します。22歳になったアキラ、とっても良いお兄ちゃんです。(結城はまったく変わらないですね。)結城と、お兄ちゃん激ラブのゆずちゃん、えらく歳の離れた恋敵なのであります。(詳しいことはおまけページの4コママンガをご覧ください。 ちょっと意味深です。。。 ← 妄想し過ぎ??)山田くんの娘のみどりちゃんが通う幼稚園では、頑張ったりほめてもらったりすると☆がひとつもらえて、☆が30個集まると願いをひとつ叶えてもらえる「おほしさまにおねがい☆」表というのがあるそうで。。。その幼稚園のゆかこせんせいが、先生を辞めると言いだします。理由は「人を殺してしまったから・・・」。一方、京ちゃんが連日通っていた水族館の警備員・田村さんが警察に自首しようとしています。理由は「人を殺してしまったので・・・」。事の顛末は・・・田村さんとゆかこせんせいは、父子の間柄でして、事情があって離れ離れになっていました。ゆかこせんせいは痴漢を撃退しただけで、殺してはいないのですが、殺してしまったと勘違い。その現場を見ていた田村さんは、娘をかばうため、自分が殺したと嘘を。でも、真犯人はちゃんと逮捕されていたのです。これも安定の展開。「もう一度お父さんってよべますように」というゆかこせんせいのお願いは叶ったのでした。act.4 茨の扉取り壊されるという綾小路のお屋敷を見に来た京と山田くん。二人はそこで、赤ちゃんを抱いた恵里さんに会います。目がまん丸の山田くん、目が点の京ちゃん… 珍しいギャグタッチ・・・赤ちゃんは、恵里の友人・ひとみの娘で、「しばらくあずかって」ということで恵里さんが面倒をみているのでした。京の祖母・千世さんは出てくるし、相変わらず性格は京とそっくりだし、千代さんと山田くんはメル友だし、恵里さんの“今”も読めるし、赤ちゃんの母親はもどってくるし、子育てに疲れて「こんなはずじゃなかった」というのもお約束だし。千世さんが、心なしか、穏やかになったような感じです。山田くん(今回は恵理さんも)が絡むと、あのテの人は弱いんですかね? (京ちゃんもそうだし…)【内容紹介】類まれなる洞察力を持つ心臓外科医・綾小路京&人情家の新聞記者・山田一平が装いも新たに登場!京の顔馴染みの青年の彼女が転落事故で記憶喪失に!しかしその背後に複雑な事情があり!? 名コンビが日常に潜む謎に挑む5編を収録した京&一平NEWシリーズ第1弾! 2013年8月刊。
2013年08月29日
ましろのおと(8)「松吾郎杯」個人の部、優勝はやっぱり田沼総一でしたね。600点満点で598点という圧倒的な勝利!おまけに審査員特別賞もかっさらっていきました。それで、雪は準優勝だったのか・・・というと523点で3位でした・・・2位は532点で荒川潮(あの個性的な人)。田沼総一と70点以上の大差がついたのはなぜか?神木清流が言うには、前半と後半の演奏が別人すぎて、音の中にある「一本の筋」が変わってしまい、聴き手が戸惑ってしまったから。奏者にとって「音」は「自己表現」、表現するには「他者」(「聴衆」)が必要だとも。雪の演奏は「独り善がり」だということです。大会後すぐに、雪は竹千代さんのお店(民謡居酒屋)を訪ねます。聴衆がいる「場」を求め、その「場」を得るために。竹千代さんに“下手糞!!”“傲慢”呼ばわりされたけど、無事働かせてもらえることになりました。 (雪が通っている高校はバイト禁止なので、 高校を辞めるつもりみたいですね。)“三味線で食ってぐ”覚悟を持った雪。8巻は転機の巻になりました。おまけ。。。津軽三味線愛好会の面々ですが。。。矢口くんは、本格的な足の治療とリハビリのため、愛好会を抜けることになりました。雷先輩は、米福(雷先輩のお父さん)の落語に音をつけるという「噺と音」の共演ライブのため、愛好会を抜けることになりました。結ちゃんはゲーム愛好会に戻ったものの、禁断症状(?)が出て愛好会へ逆戻り。朱利ちゃんと一緒に愛好会を続けることになりました。【内容紹介】天才、田沼総一の演奏を受け、万雷の拍手に満たされる津軽三味線甲子園「松吾郎杯」!その演奏を聴いた雪の心には今まで感じたことの無い思いがこみ上げる。全ての演奏が終わり、遂に運命の結果発表へ――。そして物語は新章へと続く!
2013年05月21日
ましろのおと(7)松吾郎杯個人戦も佳境に入りました!梶君、雪、田沼総一の三人が登場します。いつものことながら音が聞こえてきそうな臨場感。演奏シーンを読んでいる最中は、息をするのを忘れてました。圧倒的な迫力です。梶君は、荒川の豪快な音に触発されて、いつもより激しい音を奏でます。「ニュー梶君」誕生なんですが、途中でアクシデント発生。三の糸が切れてしまいます。2本の糸だけで演奏を続ける梶君の音に、雪は思わず身震いするんですね。それでも勝負は勝負。楽器管理ができていないということで、梶君の勝ちはなくなってしまいます。そして待望の雪の出番です。この時の雪、とてもイイ顔してます。(青森を飛び出した時のフヌケた顔とは全然違いますね。)そして演奏の方ですが・・・ 鳥肌が立ちました。はじめに雪と松吾郎との回想シーンがあるのですが、これがとてもあったかい。そこに流れているのはじっちゃんの音なんです。じっちゃんが亡くなって「無音」になった後、雪は自分の音を奏で始めます。う~~ん、スゴイっ!!演奏を終えた雪自身、「いい音が出せだ」と清々しい顔でした。一方、田沼総一ですが・・・圧巻です!変人で友達がいなくても(笑)田沼はやっぱり天才でした。“ライバルがどんなに強くても、結局最後は主人公が勝つ!”という定番通りには進ませてくれないようですね。田沼の演奏を聴いていた雪は、「あれに勝ちたい」と強く思います。今までそんな感情を持ったことなんてなかったのに・・・これが契機となって、雪の音がどう変わっていくのか楽しみです。あっ、もちろん個人戦の結果も。ただ、次巻は2013年4月発売なんですよ・・・随分先なんですよ・・・7巻の発売に当たって既刊を読み返したんですが、そこで私気づいちゃったんです。若菜ちゃんがとってもステキだということに・・・一歩間違えたら無精ともいえるあのヒゲヅラ(いや、無精だろう…)。三味線の腕前もイマイチで、田沼や神木清流には及ばないし・・・でも、父性のカタマリのような人ではないですか!!時に厳しく、時に優しく雪を見守っていて、兄というよりもはや父っ!!それにあの気配り、とても10代とは思えません!その若菜ちゃんも、今回「雪の音が聴げで良がった」と言ってましたが、どうも梅子ママは松吾郎の音にこだわっているみたいで、「雪の音<松五郎の音」を期待している感じがしました。梅子ママと雪との間で何かありそうないや~な予感が・・・若菜ちゃんの気苦労が絶えることは当分ないんだろうなぁ…頑張れ!! 若菜ちゃん!!
2012年11月19日
ましろのおと(6)6巻は通常版と携帯クリーナーストラップ付きの特装版(1260円)があります。※ここから先ネタばれありますので、未読の方はご注意下さい。やっと雪たち梅園学園の出番がやってまいりました!!素人メンバーの緊張がハンパないっ・・・ (無理もないけど)でも雪がサポートにまわり、雷先輩の「長唄の手」も決まって、だんだん調子が上がっていきます。このシーン、圧巻です!ただ「長唄の手」っていうのがどういうものかわからなかったです・・・なのでちょびっと迫力減・・・結果、大阪のチーム、マイマイの青森チームに次いで堂々の3位!!それも本当に僅差でした… 1位との差はわずか3点!今までで最高の演奏だったこともあり、悔しい気持ちが湧きあがってくるメンバーたち。(短期間でここまでできるなんてスゴイとおもいますけどね。 審査員特別賞もいただいたことですし…)さ~~て次は個人戦、雪はもちろん、あの田沼総一くんも登場です!その会場へやって来たのが神木流絃、総一くんとマイマイのお父さんです。「息子の腕前ば確かめに」来たのですが、総一くんの腕前はもうとっくにわかってますよね。「俺は雪の腕前ば確かめに来たんだ」って・・・・・・・・・ということは・・・え、え~~~! 雪は流絃の息子ってことですか~~~??これはサラリとスキャンダル!!それも「田舎じゃ周知の事実」って・・・マイマイが雪を敵視していたのは、単にライバル視していただけでなく、こういう背景があったんですね。・・・そのわりに総一くん、のん気でしたね。7巻は2012年11月中旬発売!“福岡の荒川、大阪の梶、そして遂にこの男の出番が…!!”この男って総一くん? それとも雪? 【内容紹介】遂に開幕した、津軽三味線甲子園「松吾郎杯」。初日の団体戦に燃える雪たち梅村学園の面々だが、その目の前で梶貴臣が率いる大阪、荒川潮の福岡、そして青森の田沼舞たちのチームが苛烈な演奏を見せ付ける!皆が不安や緊張を覚える中、雪は静かにゆっくりと気持ちを高めていた。「やる気はピークさ達してる」その雪の言葉に勇気付けられ、梅園学園は遂に団体戦のステージへ!
2012年06月16日
毎日かあさん(8(いがいが反抗期編))子供が成長するにつれて、パワーダウンしていくのが育児モノの宿命。『毎日かあさん』も息子さんが中学生、そろそろ潮時なのかな~~と勝手に思っておりました。ところが!!息子さんが反抗期に突入!誰にでもある反抗期。わかっちゃいるけど、親の立場からするとやたら腹が立つ!表紙の西原さんのいがいがぶりがそれを物語っていますね~~。よさこいの練習に息子を送り込み(高知まで!)、息子に試練が訪れると「ざまあみやがれ!」と思うようになった西原さん。険悪ムードのまま終わるのかと思いきや、息子の「きてよ」の一言で、忙しい中高知までよさこい見に行っちゃうなんて!なんだかんだいっても愛がありますね~~。『遠くの友達』に登場するお母さんと息子さんのお話、ホロリとしちゃいましたよ。。。 でも、さすが西原さんのご友人、ホロリだけで終わらせてくれませんでした。。。この巻で一番大笑いしたのは 『子ネタ7』温泉に行った時、娘さんがパンツを忘れてしまいました。おばあちゃんのを渡したら、「お母さん 私、こんな絶望的な色のぱんつ はかなきゃだめなの?」ぜ、絶望的な色って… 娘さん、最高だ!! 【内容紹介】ついに、中学生の息子が反抗期に突入!特別描き下ろしは台湾取材をもとにした「台湾吉日」ほか盛りだくさんの24ページ!台湾へ出発する空港で息子が起こした騒動とは!?
2012年03月20日
ましろのおと(5)いや~、ついに津軽三味線甲子園、始まりましたっ!あっ、ネタばれあります。 未読の人はご注意下さい…開会式から始まって、まずは団体戦! エントリーした高校は22校。後々雪のライバルのなるんだろうなぁ~と思しき人達が登場します。そして、田沼総一くん…彼は個人戦のみ出場みたいで、この巻では観客です。その田沼くん、各チームの評価をする時、駄菓子にたとえちゃったりしてます。例えば、・技術はイマイチだけど、可愛さでカバーする女の子チームの演奏---ヨーグル・梶貴臣率いる大阪のチーム、統制がとれていて確実な演奏---タマゴボーロ・荒川潮の個人プレイが目立つ独創的な福岡チームの演奏---よっちゃんイカう~ん、凡人に理解できないこの感覚。 天才なんだな、きっと…雪たちの演奏をどんな駄菓子にたとえてくれるのか、すっごく楽しみです。…でも、もうよっちゃんイカ出ちゃってるしなぁ…結局、雪たちの出番は次巻に持ち越しです。マイマイ(田沼の妹)の演奏を聴いて刺激された雪くん、何か雷先輩にお願いしてましたね。「変則的な事 やりてぐなった」さぁ、どんなことをやっちゃってくれるのか? 6巻は2012年6月中旬発売予定だそうです…*今回は通常版と特装版の2種類があって、 特装版は三味線の曲6曲が入ったCDがついているそうです。 羅川さんのサイトでPVを聴いたんですが、これが良かったんですわ。 なんか特装版欲しくなってしまいました。
2012年01月19日
ましろのおと(4)津軽三味線甲子園「松吾郎杯」へむけて猛練習に励む津軽三味線愛好会の面々。和楽器ショップ「鈴音」店主・大俵ヒロシさんを師匠にして、なんと1週間の青森合宿までしちゃいました!皆さん、頑張ってます!次巻、ついに津軽三味線甲子園 開幕ですっ!! 発売は2012年1月中旬(予定)だっ!雪・・・団体戦だけでなく、個人戦にも出場することに。 “人に聴がせねば「音」は見付がらねぇ”と気付き、 何かをつかみかけている感じです。 神木清流との競演(?)が楽しかったらしく、ちょっとスキップしちゃうところが可愛い!朱利・・・ひとりだけテンポに乗り遅れ、みんなの足をひっぱっていることを気にしてます。 雪の中節を聞き、“音に乗る”ことを体で感じ取って ノーミスで最後まで演奏できるように!海人・・・青森合宿で清流の三味線を鳴かせるまでに。 自宅地下のシアタールーム(!!)での個人練習の成果が出てますね。 シアタールームがあるなんて、どこぞの豪邸だ… 羨ましいぞ… 雷・・・あなたのしゅたしゅた走り、好きです。神木清流・・・「今日もキレイだよ 清ら2号」ッて… ちょっと誤解を生むセリフかもしれません。 3等身の時のぷっくりほっぺ、つつきたいです。コータ・・・雪の兄ちゃんのお世話をするお手伝いさん(♀)かと思いました…雪の兄ちゃん(若菜さん)・・・その老け顔、いいです。大俵ヒロシ・・・さり気に熱くてイイ人だぁ。 でも愛好会メンバーから冷遇されている気がしないでもない…田沼総一・・・表紙に登場する時も「ガリっと君」食べてるあなたに 早くお友達ができることを祈ってます。
2011年09月17日
ましろのおと(3)遂に始動した津軽三味線愛好会は、澤村雪の母・梅子によって設立された「松吾郎杯」に向け練習を開始。団体戦は5人以上なのに、部員は4人… 指導者もいない…とりあえず雪が教えることになりますが、どうも指導者向きじゃない…やる気がないわけじゃないけど、他人と競い合うことに関心はないし、何のために、誰のために弾くのかわからなくなっている雪にとって、「松吾郎の孫」という周囲の期待が容赦なく襲いかかってきます。そして、苛立ちまぎれに弾いた雪の「新節」を聞いていたオネエマン・雷(らい)に「曲が尖ってて痛かったわ」(←オネエですから…)と言われる始末。モンモンとする雪に、前田朱利は「澤村君は澤村君よっ!! 澤村君は自分の“音”を持ってる!!」と伝えるんです。そして、津軽三味線愛好会の部員を集めるため、皆の前で演奏を始めますが、これがあまりにも拙くてですね…初心者ですから当たり前なんだけど、ちょっとイタイ…それを見ていた雪が、代わりに「さくら」を弾き始めます。おっ!? 前の雪と何か違う!? 曲も尖ってないぞ!! そこへあのオネエマン・永森雷が! これで部員が5人になった~!「松吾郎杯」団体戦へ向けて本格始動だ~! でも、海人の様子が変…(ケガでサッカーをあきらめた海人にとって、 あふれるほどの才能を持っていながら それを自覚しないで迷ってばかりの雪は 歯がゆい存在にしか見えないんだろうな~~)雪と海人のサッカー勝負が始まり、そのうち殴り合いに…これって少年マンガだったなぁと、静かに感心しちゃった次第です。津軽三味線甲子園(「松吾郎杯」のことね!)まで4カ月を切った!津軽三味線愛好会は間に合うのか? 4巻は2011年9月中旬発売予定だっ!!
2011年04月18日
な、懐かしい!!あのレオンや真澄ちゃん、葵さん、京極さんetc.…皆さん、美しく歳をとってますね~!(でも、葵さんは今回も2枚目半ですね~~)”俺様!!”レオンがお父さんなんて想像できなかったけど、なかなか良いお父さんしてます。 私の中では ”すぐへこむ、すぐ泣く、それでいて無謀に強気の時もある”という、あまり共感できない主人公だった真澄ちゃんが、母になって雰囲気ががらりと変わっていたのが衝撃でした。どうも娘のまいあが、真澄ちゃんのその性格をしっかり受け継いでしまったようで…(レオンが 「いったい誰に似たんだ…」と言ってます。)そんなわけで、『SWAN』次世代編に興味があってというより、レオンのその後を読みたいがばかりにこのコミックスを買ったようなものです。でも、この次世代編、なかなか魅力的なキャラが出てきてます。レオンに続く”俺様”キャラ・リオがこの後どうまいあに絡んでくるのか楽しみです。そして、やっぱりバレエシーンは綺麗で圧巻!見ごたえのある絵はますます磨きがかかってますね!出版社/著者からの内容紹介ついに開幕、バレエ漫画の最高峰『SWAN』の真澄とレオンの娘「まいあ」が活躍する、ファン待望の次世代ストーリー! 両親ともダンサーであるまいあは、幼い頃から舞台で踊ることを夢見てきた少女。14歳になり、憧れのパリオペラ座バレエ学校の編入試験を受験する日が来て......。バレエ漫画デビュー作「白鳥の歌をきいて!」を同時収録。 難関を突破し、パリ・オペラ座バレエ学校に入学したまいあは、憧れの舞台を目前に控え…。名門パリ・オペラ座バレエ学校の定期公演に取り組むまいあの前に、強烈な個性の持ち主、リオが現われ…。クライマックスは再び日本へ。往年のファン待望の懐かしいキャラ総出演で第一部、堂々完結!
2011年02月07日
ましろのおと(1)津軽三味線を背負い、単身、青森から東京へやってきた津軽三味線奏者・澤村 雪(さわむら せつ)。師でもあった祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった雪だが、様々な人々と出逢いながら今、自らの音を探す旅を始める。 ましろのおと(2)東京の高校に転入した雪はクラスメイトの前田朱利が「津軽三味線愛好会」を設立しようとしていることを知る。三味線のことは何も知らないのに愛好会を作りたいという朱利が理解できないでいた雪だが、ふいに朱利のケータイから聞き覚えのある旋律が流れる。それは紛れもなく雪の祖父が遺した曲「春暁」のフレーズだった‥‥。羅川真里茂が贈る唯一無二の津軽三味線×青春ストーリー! 「邂逅」と「激動」の第二巻!!大好きな羅川真里茂さんの新作です。今まで読んだ中でハズレマンガがないという素晴らしさ!もちろんこの『ましろのおと』も面白い! 最高です!それも少年マンガです!(月刊少年マガジン連載)少年マンガで連載って、この作者さんにとって初ではないでしょうか?(間違っていたらすみません…)今回の連載の主人公は、津軽三味線奏者・澤村雪。津軽三味線って吉田兄弟くらいしか知らないけど大丈夫?と思いましたが、分からないなりに(笑)、ものの見事に話に引き込まれてしまいました。『しゃにむにGO』はテニスを通しての成長物語でしたけど、これは祖父を亡くし、自分の弾くべき音を見失ってしまった雪の「自分の音探し」の物語なんでしょう。ちょっと寡黙な主人公を引き立てる脇キャラが秀逸です。19歳にはとても見えない雪のお兄ちゃん・若菜、どんな仕事をしているのか皆目わからないゴージャスな母・梅子、これからライバルになるであろう緒方洸輔、クラスメイトの前田朱利などなど…誰もが雪の成長に欠かせない存在になっていくんだろうと思います。3巻は2011年4月中旬発売予定です!
2011年01月15日
摩利と新吾(第1巻)私が持っているのは単行本全13巻です。このマンガも古いなぁ。でも、今読んでもどきどきするのですわ~。 良いものは良い!名門旧制高校持堂院高校を舞台にした鷹塔摩利(たかとうまり)と印南新吾(いんなみ しんご)、二人併せて”縞りんご”を主人公とした青春、恋愛、ちょっとBL、その他もろもろ、てんこ盛りごった煮マンガです。幼い頃から親友同士の二人、固い友情で結ばれています。それを妬んで二人の仲を引き裂こうとする男がいたり、女(!)がいたり。ある時、摩利は自分が新吾に対して、友情以上のものを抱いていることに気付きます。新吾も摩利の気持ちに答えようとしますが、結局は答えられないんです。二人の間に恋愛は成立しませんでしたが、最後の最後、二人はこれ以上ないくらいの魂の結びつきを見せつけてくれます。それは同性間、異性間の恋愛をはるかに超えています。摩利と新吾にとって、お互いが一番近い存在だったんですね。持堂院高校の「全猛者連」のメンバーもステキです。古き良き時代の全寮制高校。今では考えられないほど破天荒な面々。読んでいると自分も持堂院高校の生徒になって、青春を謳歌したくなってしまいます。
2010年11月27日
毎日かあさん(6(うろうろドサ編))麦5(ファイブ)がいいですね~~男の子5人の麦家。 毎日がワンダーランドですね~~長男が学校でいじめにあっている??? こりゃ、大変!と母大慌て。でも・・・、いじめの犯人は弟だった・・・ そして出来た麦家の新ルール、「家のことを学校に持ち込まない。」 何を勘違いしたのか、兄弟5人、家の外で宿題してた・・・ 爆笑!!毎日がこんなだったら楽しいなぁ~ でもかあさんは疲れ果てちゃうだろうなぁ~ 本家かあさんたちは、カンボジアで蜘蛛のからあげ(巨大タランチュラ!)食べたり、焼き肉食べに韓国行っちゃったり、タイでゾウに乗ってみたりetc...どこまでホントかわからないけど、突き抜けてます。。。 元旦那の鴨ちゃん(故人)が時々登場して、ホロリとさせられたりもして・・・ちょっと毒が弱まった感があるけど・・・今回、猫二匹が新たに加わります。可愛いような、可愛くないような、不思議なニャンコ絵・・・ さすがです・・・
2010年07月22日
魔弾の射手『エロイカより愛をこめて』のサイドストーリー。 いつものエーベルバッハ少佐とは一味も二味も違います。伯爵や、無能な部下、嫌味な上司に辟易している、ちょっとギャグタッチな少佐ではありません。「鉄のクラウス」健在! 任務に命をかける男のストイックさ、むんむん。とにかくシリアス、ハードボイルド! 少佐ってホントはカッコいいんですっ! KGBの二重スパイ(コードネーム・ボリス)を護衛する役目を負ったエーベルバッハ少佐。二重スパイを始末している 腕利きの殺し屋・「魔弾の射手」。少佐と「魔弾の射手」との息詰まる心理戦。 最後のどんでん返し。 う~~ん、すばらしいっ!! 大満足っ!
2010年04月04日
まつりスペシャル(全4巻)爽快、爽快! 楽しさが ”ぎゅ~~っ” と凝縮された全4巻! 『花より男子(全37巻)』 『キャットストリート(全8巻)』 ときて、お次は少年マンガ!しかもプロレス! ぶらぼ~です。 神尾さんの作品、あまり長くない方が面白いですね。ハナダンは、エピソードずるずるで、無理やり続けてる感があったんで、 最後の方はダレ気味・・・ 「もう好きにして・・・」って投げやり状態で読んでましたね・・・その点、この『まつりスペシャル』は テンポが良くてダレることもない。エピソードひとつひとつが楽しく、笑えます。 地味目な主人公・羽生まつりは、クラスメイトのイケメン・諸角渉くんに想いを寄せる女子高生。お父さんは 「まごころプロレス」 を経営する、現役プロレスラー・ハニーギャング。実は、まつりちゃん、女子高生プロレスラー・ハニープリンセス(!!)なんです。でも、それは学校では絶対内緒。 特に諸角くんには、死んでも知られたくない。 まつりの隣の席にいる転校生・重松荒太。 一見すごく怖そう・・・その実体は、まつりの父・ ハニーギャングをこよなく愛し、ハニープリンセスの大ファン!重度のプロレスオタク(略してプオタ)でした・・・まつりの正体にすぐ気付いてしまいます。 ファンの鏡ですな。 諸角くんの一大事に、華麗なプロレス技で諸角くんを助けたまつりちゃん。なんだかんだで両想い。 でも、最後はやっぱり、重松くん!単純にして明快なラブ・ストーリー、プロレス風味!ってとこですか? ハナダンもそうだったけど、脇キャラの女の子の方が主人公よりナイスですね。 まつりのライバル・リングネーム美々丸(みみまる)こと 前野美々の気風の良さが爽やか~プロ意識の高さもさることながら、鍛え上げられた身体といい、清々しい性格といいあっぱれです。 「まごころプロレス」のよわっちいレスラーさんたち(名前は・・・ はて・・・?)もまつりのとうちゃんも、すっごくいい味だしてます。『デカワンコ』 以来の爆笑ものでした、まる
2010年03月28日
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