直子の直筆

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2006年04月05日
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カテゴリ: 胆道閉鎖の三女
三女の乗ったエレベーターが動き出したのを確かめてから、となりのエレベーターで、9階の夫の病室に向かった。

ベッドに座っていた夫に

「泣いてなかったよ」

と、三女の様子を報告すると、”うん”とうなずいた。

そこへ看護師さんが

「そろそろ手術室に向かいます」

と迎えに来てくれた。

三女と同様、エレベーター前までしか同行できないので、看護師さんと夫が乗り込んだエレベーターのドアが閉まるのを、黙って見ることしかできなかった。

夫は、ドアが閉まるまで、何も話さなかった。







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最終更新日  2006年04月05日 19時40分43秒
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