それでも僕はやっていない

100万ポイント山分け！1日5回検索で1ポイントもらえる

000000

HOME | DIARY | PROFILE

2007年11月08日

(6)

カテゴリ： NEWキネマPARADISE

WHATSMAN@NNN

男のキーワードというのが
三つばかりある。

「それでも」「だがしかし」「それならば」

が、それだ。

その第一番目に上げられている言葉、

「それでも」

がタイトルにある映画を
レンタル屋で目にしたら、

「それでも僕はやっていない」

映画自体のことは知っていた。
SHALL WE DANCEで名を馳せた周防正行監督。
完全なる社会派映画。

内容的には、
想像してたものそのものなんだけど、
細部まで想像してたわけじゃないから、
見てて、マジでクソ怖くなった。
簡単に言えば、

痴漢のぬれ衣を着せられた若者の話。

刑事、検察、裁判官、弁護士、それから若者の母親。

とにかく借りてみたわけだが、
はっきりいって、クソヤベエ。
見ながら、

「こりゃ、クソやべえ」

をブツブツ繰り返してた。

満員電車に乗ることなんてないけど、
都会の方じゃ、満員電車に乗る機会も多いはず。
そしたら、痴漢に間違われる可能性もあるやろう。

マジでかなわん。

警察とかの取調べ方法とかも
マジでとんでもねえ。
見てクソ腹が立つ。
完全なる決め付けで勝負してくる。
クソ杜撰な捜査。
実際がどうかしらんが、
たぶんおおむねあんなところやろう。

たしか10年位前、
幼女にいたずらしたかなにかの容疑で、
地元のマイメン、ミヤが逮捕されたことがある。
当然ながら、犯人なわけがなく、
単に、その周辺で目撃された不審者と
きてた服の色が似てた、っていうだけの理由。

取調べは、マジでドラマみたいに、
ライトで顔を照らし上げられたりした挙句、

「おまえやろうが、いたずらしたのはっ」

みたいなまくし立ての嵐。
1時間もしないうちに、
真犯人が捕まり、拘留は解かれたわけだが、
捕まえたり取り調べたりした警察は、

「すまん、すまん」

程度で、悪びれた様子もなかったらしい。

これ、マジでクソ恐ろしいぞ。
対岸の火事じゃねえ。
いつでも、誤認逮捕される。
挙句は裁判。
本当に怖いよ、まったく。

たしかに、悪いヤツが多すぎるし、
痴漢で逮捕したヤツの中には、
本当にやってる奴も多くおるやろう。
そして、
被害者の立場からすると、
マジで許せないものとは思う。

が、その話と、誤認逮捕とは、
まったくもって別の話。
本当の犯人を捕まえなければ意味がねえ。

国家権力は怖いよ、ほんと。

「疑わしきは罰せず」

という言葉をよく聞くが、
実際はそうでもない。
痴漢に関しては、
被害者の証言だけほぼ決まるみたい。

裁判官が公判途中で変わったりして、
クソ出鱈目よ。
裁判官すらも官僚と同じ。
権力に逆らわない判決をする判事は
出世すると言う現実。

はっきりいって、
関係者ではないため、
その実情は知らんけど、
この映画が示すような側面はあるんやねえか。
少なくともそういう解釈はあるはず。

せっかく法学部に在籍してたんだから、
もっと法律、特に刑法を勉強しとけばよかった。
悔やまれる。
若い連中は、今のうちに、勉強して欲しい。

話を戻そう。
もし、現実に俺がこんなことで拘留されたら、
判決に関わらず、仕事は首になるかもしれんし、
下手したら、事実無根の後ろ指を指されることもありえる。

間違って有罪になろうことがあれば、
十分にありえるだろうが、
モセキで暮らすこともできんかもしれん。
その被害は、親、兄弟、親族にまで
及ぶ可能性すらある。

マジでクソ恐ろしい。

冤罪。

俺はこういうことが
本当に許せん。
マジで許しちゃいけん。

しかし、どうにもできん。

それだけの力は俺にはない。

いや、違う。

俺らの声が社会を変える。

昔、尾崎豊がライブで叫んだ。

「弱い犬ほどよく吠えるっていうけど、
何もしないより、いいんじゃねえかな」

今日はこれで。
興味を持った人は、是非みてくれ。

ピース。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう