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カテゴリ: 病気

おとんがFIP憎しと熱心に取り組んでおりますが、いかんせんまだまだ退治できるほどには至っていないのが現状です。がだんだん発症してからの寿命がのびてきているような気がします。もし少しでも参考になればと、このブログにも載せることにしました。

漢方薬のエキス剤を使います。それは(1)杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)(2)知柏地黄丸(ちばくじおうがん)(3)血府逐於丸(けっぷちくおがん)です。

FIPの発症の根本的な原因は発育不良と思っています、FIPを発症した子は同じ兄弟でも、体がひとまわり小さい、発情しない事などが有り、そう考えるようになりました。

漢方(中医学)では此の発育不良の原因を腎の未発達、未熟によると考えているようです、これを腎陰虚(じんいんきょ)と言っています。

 またFIPは伝染性腹膜炎の名称が付いていますが、実際には重篤な肝炎、貧血、そして腎不全が出現する致命的な症状です。肝炎の症状として高熱、食欲不振、黄疸、下痢、肺炎、涙目、流涙、結膜炎、瞬膜の目頭への出張り、四肢のひきつり、痙攣などが出現します、末期には体温が下がり(腎炎、腎不全)、抗体価も下がり死に至ります。
漢方(中医学)では此の肝炎の症状を肝の陰虚火旺(いんきょかおう)(陰虚陽陽亢(いんきょようこう)とも言います)によると、診ています。

発育不良の治療薬として古来から、六味地黄丸(ろくみじおうがん)があり、是に加味した処方として杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)と知柏地黄丸(ちばくじおうがん)があります。杞菊地黄丸は肝臓を滋養する生薬が入り、肝臓の保護、強化の働きが有り、知柏地黄丸は、腎の熱を取る生薬が入り、抗体の産生を抑制するように働きます、両方ともに腎臓の保護、強化の働きが有り、FIPを発症した子に、うってつけの漢方薬です。

(1)杞菊地黄丸と(2)知柏地黄丸の漢方薬は、朝夕に体重1kg当たり各1丸ずつ、併せて#00、もしくは#0のカプセルに入れて水と一緒に飲ませます.  これらは中医学で云う補腎薬で腎臓の保護、強化に為ります、腎炎の治療にも使うようです。(2)は抗体価(TP)を下げる作用が有ります、マーちゃんが、そうでした。
(3)血府逐於丸
  中医学で云う「活血化於」(かっけつけお)の方剤です、化於の力で血の滞りを防ぎ、肝臓の炎症の改善(総ビリルビン、黄疸指数の改善)に効力が有ました、また造血を強めます。杞菊地黄丸、知柏地黄丸とともに働いて貧血を改善します、マーちゃんが、そうでした。朝夕に体重1kg当たり2丸ずつ、#00、もしくは#0のカプセルに入れて水と一緒に飲ませます。

< 高熱が出て来たら、別の煎じ薬を服用します >
陰虚火旺(いんきょかおう)(陰虚陽陽亢(いんきょようこう)とも言います)による高熱(虚熱(きょねつ))です。

FIPの発症の初期は、これらの漢方薬は相当に有効でした、マーちゃんの体重は、少しでしたが増えました。しかし、体の熱感が出て来て高熱が続くようになると、喫食しても痩せて、次第に喫食できなくなりました。この熱が、どうやっても下がらず、致命的でした。

マーちゃんが逝ってからでしたが、漢方医(中医学)の先生に13年ぶりに相談した所、FIPの高熱を解消できそうな別の薬も見つかったので治癒の可能性も有るのではないかと思っています。その薬は、煎じ薬の「清骨散」(せいこつさん)「青蒿鼈甲湯」(せいこうべっこうとう)です、杞菊地黄丸、知柏地黄丸とともに使います。熱が、39.5℃以上なら清骨散を使い、39.4℃以下なら青蒿鼈甲湯を使います、その使い方はまたお知らせしたいと思います。

追記 :エキス剤の知柏地黄丸と杞菊地黄丸と
            血府逐お丸の服用の量の訂正 

上記にお知らせした服用の量では、多めにした方が効力は多いので若干、多目の量にしてあったので、少し効き過ぎて体の水分余計に排出される心配が有りますので、半分の量を服用量とするように訂正します、また血府逐於丸の服用の量も併せて半減します、宜しくお取り計らい下さい。

エキス剤の知柏地黄丸と杞菊地黄丸の服用の量は、朝夕に体重1kg当たり0.5丸に訂正します。

エキス剤の血府逐お丸の服用の量は、朝夕に体重1kg当たり1丸に訂正します

___   ______________

以上は、そらままさんの所のカイト君の27日忌に書いたコメントです。今度FIPの猫に出会ったときに参考にしてほしいという、おとんの思いがこもっておりますので、おかんも自分のブログに載せることにしました。

またFIPと戦ったかたでこれはよかったよ。というようなサプリメントなどがありましたら、お教えください。

そして先日黒い子猫ジャック君とはなちゃん2匹を助けたおばあさんですが、入退院を繰り返しているらしいのですが無事退院してきたそうです。携帯で2匹の様子をみて涙をながしておられたそうです。どうぞこれからもお体を御自愛ください。

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最終更新日  2010年05月09日 19時02分18秒
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