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托鉢を終えて無事に里に帰ってまいりました。 出発のときはいつも阿修羅さまの前でお経を唱えて旅立ちます。そうして帰り着くと浄財をお供えしてまた阿修羅様の前で延命十句観音経を唱えます。 回を重ねるごとに、「ああ、無事に帰って来れたなあ。」という思いが深くなります。 何事もないということは、大変なことだと思います。途中ある待ち時間に、大阿闍梨塩沼亮潤さんの本を読ませていただいておりました。その中で毎日お山に行くとき、朝起きたとき、調子が良い日悪い日というものはなく、悪い日か最悪の日しかないと書かれておられました。 そのくらいの条件の中を歩いてこられるのだなあと教えられます。そしてそれくらいが基本なんだなあとも思います。 月々の托鉢を終えたとき 「これで今年も終わったなあ。」と電話口で言われて、本当にそうだなあと感慨深くなりました。 冷たいよう、寒いよう、痛いようなんて言ってられませんね。終わってしまえばすでにどこかに飛んでいます。 全国を行脚したときも北海道が終われば北海道との別れがさびしくなったように、九州に入って感激したと思えば門司港の夜は夜景をみながらしみじみと更けていったように、今こうして2010年にも、ああ良かったなあと思います。 本当に今年一年も無事に歩けたこと、嬉しさで一杯です。 一つ一つが誰かのためでもない、といって自分のためなのか、何のためなのか、ただ生きていく与えられた私の道ということでしょうか。 まだまだ、浮き沈みしながらの毎日ですが、一日のほんの僅かな時間でもしみじみと過ごせるときのあることは有難いことです。 幸せは恥ずかしがりやだから…、でしたね。 来年はどんな年になるのでしょう。 もぞもぞと動きそうな気がしています。
2010.12.21
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少しずつ風が冷たくなってまいりました。 庭の落葉松で人間たちのおこぼれを待つカラスの数も増えています。 食事の最後にお茶で洗ったお椀に残る一滴を眺めながら、みんなのこの一滴を集めたら一口の甘露になるのになあと思いつつ、外は灰色の雪雲です。「白鳥結構飛んでますね。」と教えてもらいました。 さて室内では年末のお掃除も始まりました。 くもの巣をとったり、障子を張り替えたり、なかなか大所帯らしい汚れです。 すやすや眠る猫を横目に、それでも平和な毎日です。 また今年最後の托鉢に出かけてまいります。
2010.12.12
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昨日の夜から「行って見たいところは?」と聞かれたら「スイスのチューリッヒ。」になりました。 夕ご飯が終わって皆さんでお茶を頂いているときのことです。Nさんがきれいな風景のカタログを持っていらっしゃいました。見れば、マツダのプレマシー。「知っていますか。」と見せてくださいました。 車と一緒に写っているその風景には建物があって、和尚様が最初にお寺を設計なさったときのイメージそのままの写真でした。建物そのものがすっぽり土に囲まれているのです。 どこにもないお寺を作ろうと設計まで進んだのですが、予算の都合と、道路幅など建築法に適さない等で断念したものでした。 それがこうして実際に出来上がっているものを目にするとは驚きました。話を聞いてみれば、私が知らなかっただけで、すでにこのCMを見ていた方もありました。 どこだろうと思い早速調べてみたら、スイスです。EARTH HOUSE、と呼ばれていました。詳しく読んでみたかったのですが、一面英語で写真だけ眺めました。とても素敵です。 この地上にはそんな場所もある、と知っただけでも嬉しい一夜でした。
2010.12.06
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12月1日。重機搬入。 いよいよ始まりました。 毎月1日は朝一番で向かいの愛宕山の神社掃除です。竹箒を片手に「うわあ、来た来た。」と機械が敷地にやってくるのを見守りました。 ずしんずしんと大きな音を立てて、コンクリートが壊されていきます。自分たちの手ではどうにもならないところをやってくれているとはいえ、お金を払って頼んでいるとはいえ、お昼寝させてもらっている間に、出来上がっていくというのは不思議な気持ちです。 寝かけたものの気になって、仕事を拝見させていただきました。 もうとっくに思い出は流れていったはずでしたが、壊されたお風呂の壁を見てしんみりしてしまいました。 みんなで色をこしらえてよいしょよいしょと塗った、哀しい黄色。木っ端を拾ってくるので精一杯でした。 「今に生きる」と教えますが、本当にその通りだなと思います。
2010.12.01
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