2015年03月22日
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1984年に発売された谷村新司さんのソロ12枚目のシングル。
1984年1月に発売された11枚目のアルバム「抱擁」と
1984年10月に発売された12枚目のアルバム「棘-とげ-」が全曲女歌として対になってるアルバム。
その「棘」に収録され、リードトラックとして発売されたのが「青春残酷物語」です。
このタイトルを初めて聴いた時、「どんな歌やろ?」って興味津々だったのを思い出す^^;

チンペイさんの女歌は特に珍しいわけではなく、アリス時代からいくらでもあった。
アリスIIIに収録されてる「かもめ」がアリスの楽曲として本格的な女歌の始まりかも知れない。
その後「紫陽花」「帰らざる日々」「五年目の手紙」「フィーネ」「秋止符」・・・
ソロアルバムだと1作目「蜩」から「恋唄」という強烈な大正演歌風の女歌を収録しています。

「夢行燈」は森進一さんの歌唱でも聴きたいとずっと思ってる曲です。
ソロ3作目「引き潮」からは女歌率が少しずつ上がります。
「哀しみの終る時」「春雷のあとで・・・」の2曲はシャンソンを強く意識した楽曲の最初かも。
ソロ4枚目「黒い鷲」にも「冬の嵐」「バイ・バイ」と2曲の名曲を収録。
ソロ5枚目「喝采」移行は女歌が一気に多くなってきます。
「喝采-想い出のライト-」「Left Alone」「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」
「ラスト・ソング-最後のライト-」と女歌の名曲が揃っています。

「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」は八代亜紀さんバージョンも超おすすめ!
最近CD化されたライブ盤「八周年記念 八代亜紀リサイタル'80」に約7分40秒の大作として
収録されています。とにかく八代さんの歌唱がめちゃくちゃカッコいい!演奏も本気です!
この曲の次に歌ってる「ダンシング・オールナイト」も八代さんの歌唱は最高です!


フォークテイストの強めの楽曲。この1年前にヒットした「22歳」以上にフォークテイストが
強めにアレンジされています。
どっちが好きかと言えば自分は「22歳」よりもこっちの方がずっと好きな曲です。
タイトルのインパクトが悪い方に作用してヒットしなかったと思う。
ちょうどこの頃、「暗い」=「悪い」みたいな変な風潮があって、さだまさしさんや

タイトルも凄いけど、歌詞もたしかに明るくはない^^;

この曲はデュードロップという2人組のアーティストがカバーしました。
そして、デュードロップバージョンが、映画「海に降る雪」の主題歌にもなりました。
この映画もかなり重い映画でした^^
1970年代後半のATGみたいなのが好きな人には深く入り込める映画だと思います。
自分はそこそこ好きな映画です。

2曲目「ガラスの風鈴」
B面はアルバムに未収録です。
CDでは「B面コレクション」くらいしか聴けないのかも。
ライブでは一度歌ってくれたと思う。
これは隠れた名曲と言ってもいい作品だと思う。
これも女歌です。

「22歳」「忘れていいの-愛の幕切れ-」「誕生日-ありふれた黄昏の街にて- 」
「青春残酷物語」と4作続いた女歌シングルは終って、
1985年3月「愛の誓い」を発売。
かなりアリス色とロック色を前に出したシングルでした。
アレンジとかあんまり好きではなかった^^;
「柊の街 -RAINY DAY-」をシングルカットしてほしかった。

デュードロップバージョンはプロモ盤でしか持ってないのでB面は知らない。
谷村新司1.jpg





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最終更新日  2019年06月13日 16時58分15秒
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