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2020年04月24日
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1994年〜1995年にかけて開催された「CORAZON Ⅷ BLACK AND BLUE TOUR」の
1曲目に歌われた、この時のライブでのみ聴く事ができた曲です。
全71本の公演でした。(青山劇場20本含む)

コンサートでこの「BLACK AND BLUE」を聴いて、
きっと次のアルバムに収録してくれるだろうと思い込んでた







この時の「BLACK AND BLUE TOUR」は、
1993年4月にポリスターレコードからの最後のアルバム「バサラ」と
1995年11月にポニーキャニオン移籍第一弾「I・T・A・N」の間の
新しいアルバムを出していない時期のツアーでした。

その中で唯一、聴けた新曲がこの「BLACK AND BLUE」です。
これがまためちゃくちゃカッコイイ曲で、あのままお蔵入りにするのが勿体無い曲。






『BLACK AND BLUE』
作詞・作曲 谷村新司さん  編曲 佐孝康夫さん

The Black and blue 憧憬は 醒めない昼の夢 
ほろ苦い酒に似て 人を酔わせる
The Black and blue 三日月に きらめく凪の海
過ぎ去りし恋もまた 甘い傷跡

生まれて消えていく この波の間に間に
人はただ夢を見て そして溶けてゆく


崩れゆく砂の城 遠いまぼろし

(間奏SAXソロ)

The Black and blue 海鳴りは あの日の風の音
どこからか 流れ来る JAZZの響きか
The Black and blue 百億の きらめく星の海


生まれて消えていく この波の間に間に
人はただ夢を見て そして溶けてゆく

The Black and blue ひとときの 安らぎそれさえも
崩れゆく砂の城 遠いまぼろし 
崩れゆく砂の城 遠いまぼろし     








SAXのフリーソロと共に紗幕の向こうに港と倉庫の舞台セットが浮かび上がる。
青い港の灯りの中、ちんぺいさんの歌声がじっとりとこのジャズブルースの
シブシブの世界を舞台、客席に染み込ませていく。
自分はちんぺいさんの、この世界が大好きで「BLACK AND BLUE TOUR」で
初めて聴いた時は鳥肌が止まらなかった。
「引き潮」「暗い桟橋」「ハーバー・ライト(港の灯)」「煙草のけむり」「 Left Alone」「Vega」
「JADE-翡翠-」「ファイアフライ-螢-」「アゲイン」「哀しみの終る時」「愛去りて」
「イカロス」・・・・ ちんぺいさんのソロの中でかなり重要な世界かも知れない。

「BLACK AND BLUE」はレコーディングのタイミングを逃したのか、
最初からライブのみで歌うつもりだったのか。
「I・T・A・N」に入れるには浮きそうなので無理だとしても
「21世紀BEST OF THE BLUE 1982〜1997」の中のボーナストラック的な存在として
レコーディングして入れるべきだったように思う。良い曲だから勿体ない。
せっかく「青」つながりなのに。
(青いりんごのジャケットのCDです。赤りんごと対になってる。2枚同時発売)


「BLACK AND BLUE TOUR」セットリスト

1曲目「BLACK AND BLUE」
2曲目「狂った果実」
3曲目「夢去りし街角」
4曲目「男と女」
5曲目「三都物語」
6曲目「炭坑節 英語バージョン」
7曲目「最後の I Love You」
8曲目「Faraway」
9曲目「レストランの片隅で」
10曲目「帰らざる日々」
11曲目「ダンディズム」
12曲目「陽はまた昇る」
13曲目「遠くで汽笛を聞きながら」
14曲目「群青」
15曲目「チャンピオン」
16曲目「マイボーイ」

17曲目「昴」

このツアー、曲数が少ないのとレアな曲が少なくて当時はちょっと不満に感じてた。
「男と女」はあまりセットリストに入らないのでレア曲。
せめてバサラのツアーでセットリストから外れた「バサラ」からの曲をやってくれたら
うれしかったのに。「シンガポール・スリング」一択ですが^^;

6曲目「炭坑節 英語バージョン」は曲数が少なすぎるので1曲としてカウントしました^^;
曲数少ない分、MCはかなり充実していました。
詩の朗読もありました。

10曲目「帰らざる日々」は、「絶対手拍子させない!」って思えるアレンジで
この時の「帰らざる日々」は演出も含め大好きです。







この詩を朗読


「マイボーイ」のアウトロではバックに客船が浮かび上がってくる


数え切れないほどの星球と昴色に染まるステージ。
変幻自在の舞台装置。この時、バンドは奈落で演奏。





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最終更新日  2020年04月24日 04時18分10秒
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