介護ど根性記

介護ど根性記

2006年06月24日
XML
カテゴリ: 介護
ショートステイ期間が終わり義母を迎えに行った。

入所者は皆、それぞれ自分の世界に入っているようだ。
大きな声で歌を歌う人。眠っている人。何かを飲もうとしている人。
入所者同士のコミュニケーションはほとんど見られない。
義母を探した。
毎回同じではないが、見渡すと遠くの方から私を見つけて手を上げる。
私も、手を上げ笑って近寄る。

今回も同じように見渡した。

身振りをしながら話をしているのだ。
「ばあちゃん、迎えに来たよ。何をしているの?」と声をかけると
「○○(義母の妹の名前)に一緒に帰ろうといってるのに返事をせん」
と鏡を指して言う。大きな鏡なのでまるで向こうにもう一部屋あるかのように見える。
そこに写っている自分の姿が妹だというのです。こちらが話せば相手も話す。
鏡の中の妹に一緒に帰ろうと誘い、私にも一緒に連れて行ってやってほしいという。
鏡だから自分が写っているのだと説明してもわかってくれない。
後から来るから先に帰ろうと促しやっと帰路についた。
すぐ忘れるかと思ったが、家に着くまでの20分ほどは気にしていた。
妹はもうこの世にはいない人だ。
自分の姿を忘れてしまったのだろうか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年06月24日 09時00分58秒
コメント(4) | コメントを書く
[介護] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: