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2024年05月03日
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二日かけた津軽特集もここが最後です。日東流安藤氏に縁のある山王坊日吉神社。十三湖周辺を走っていると急にデカい変わった形の鳥居が見えてきます。その先に鎮座しています。
今回改めて参拝するまで日吉神社を”ひよしじんじゃ”と呼んでいたことは秘密にしておきます。


山王坊日吉神社


津軽八十八霊場十一番札所、津軽三十三観音十七番朱印所である蓮華庵からほど近い場所にあります。まずは一の鳥居から。京風の鳥居ということで、プレねぶたと同じように津軽に伝わった上方文化の痕跡でもあります。
プレねぶたは今適当に考えた単語なので気にしないでください。能代ねぶながしやねぶた、白八幡の祭などは京都の祇園祭の影響を受けているとよく聞くので・・・。北前船などで上方文化が積極的に取り込まれていたんでしょうか。



説明書きです。




安藤文化顕彰シンボル塔

平安時代、みちのく王国の実現を目指し黄金の文化を築いた人たちを主人公にしたNHK大河ドラマ「炎立つ」(平成5年放送)の十三湊(十三湖)ロケを記念し、中世の頃、奥州十三湊を拠点に栄華を極めた津軽の豪族 日本将軍 安藤氏が山王日枝大社(滋賀県大津市)から移入し建立したと伝承される「山王造り京風二重鳥居」を素材として平成5年3月、安藤氏の文化を顕彰するシンボル塔として建立したものである。

山王坊日吉神社は、大津市の日枝大社の末社であり、朝夕の梵鐘と読経の響きが深山にこだまし、参詣者の心身を洗い清める一大霊場であったと伝承されている。



田んぼ脇の道を走り駐車場へ向かいます。この辺までくれば、かなり水がきれいで空気もひんやりと涼しげです。夏に来れば涼んで帰れそうです。
鳥居はすぐに見えてきます。ぼろぼろの鳥居には苔まで生え、何十年も津軽の風雪に耐えてきたことを実感させてくれます。







日吉神社が見えてきました。見事な懸造ですね。津軽三十三観音二番札所多賀神社・九番札所見入山観音堂・番外岩谷観音堂しかり、津軽にも見事な懸造は多いですね



拝殿内で祝詞を唱える声が・・・。熱心な参拝者の方でした。ただ、心臓が止まるくらいびっくりしましたがね・・・。



拝殿脇には山神社と判別不能の社がありました。新旧山神社の可能性もありますかねぇ?

山神社



判別不能の社



最後に説明書きです。




山王坊遺跡と日吉(ひえ)神社

山王坊川が流れる山間の奥まった谷間に日吉神社が勧請されている。この一帯は「山王坊」とも呼ばれ、山林に囲まれた境内地は古来より霊地として地域住民に畏敬の対象とされ、大切に守られてきた。
これまで①安藤氏に関する日吉神社の地である、②「十三往来」に記載される阿吽寺跡の地である、③南部氏によって焼き討ちされた地であるといった伝承が語られてきた。
さらに山王坊一帯からは南北朝~室町時代の五輪塔・宝篋印塔・板碑などの石造物が多く出土しており、「十三千坊」の中心地と考えられてきた。
昭和57年~平成元年度の調査では、最奥にある丘陵中腹から奥院と考えられる方形配石墓や幣・拝殿跡、大石段(石組階段)が一直線上に配置されて発見された。
一方で、平坦地からは南北一列に並ぶ拝殿、渡廊、舞台、中門、瑞垣、本殿跡といった社殿跡(神社跡)として復元可能な礎石建物跡が発見された。

山王坊遺跡は十三湊安藤氏の盛衰と一致する14世紀中頃から15世紀中頃(南北朝~室町前期)に繁栄を極めた神仏習合を如実に示す貴重な宗教遺跡である。



拝殿斜めからです。
山王坊日吉神社では、南部氏が侵攻する前の支配者安藤氏の痕跡を感じることができます。安藤氏に関しては、安彦良和先生の”安東”と絡めて楽しむことができるジャンルです。素晴らしい!
他にも安藤氏の痕跡は高山稲荷神社や、春日内観音堂付近の唐川城跡や福島城跡などに残っており、勉強してから再び巡ると更にカタルシスを感じられそうです。



いやー、今回の帰省もいろいろな神社仏閣や景勝地を巡れて面白かったです


以上です。





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最終更新日  2024年09月15日 17時21分00秒
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