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2024年07月27日
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カテゴリ: 津軽八十八霊場
国道四号線を青森市街から浅虫方面に走っていると、左手に立派な山門が見えます。青森市内に素晴らしい山門は数在れど、木の色が出ていて楼門形式の素晴らしい山門は他にないんじゃないでしょうか。道路を走っていてもつい見とれてしまいそうです(危険)。必ず停車してから見る様にしましょう

2024.5.25
津軽八十八霊場二十三番札所:一光山 摂取院 阿弥陀寺


この日はよく晴れて気持ちがいい一日でした。つい遠くまでドライブしてしまい、ここにたどり着きました。この寺の向い辺りにはある有名ラーメン店があるんですが、八戸に越してからは長らく行けていません。またあの味を味わいたい・・・そんなことを考えながら記事を書いています。
見れば見る程すばらしい山門ですねこれが街中にドンと建っているんだから驚きです。



門の内側には何体もの観音像が置かれています。



全部で二十五体あるみたいです。
  • 地蔵菩薩:今この世界で苦しんでいる私達を優しく暖かく救って下さる菩薩
  • 白象王菩薩:慈悲の大きさを、象の大きな力で例えた菩薩
  • 三昧菩薩:心の働きを、正しい教えに照らし合わせる事の出来る菩薩
  • 龍樹菩薩:阿弥陀如来の本願の教えを、お釈迦様を通して私達に教えて下さった菩薩
  • 月光王菩薩:月光の様に清らかで汚れがなく、円滑な徳を持ち、一切の衆生を導く菩薩
  • 光明王菩薩:智慧の光で一切の衆生を導く菩薩
  • 金蔵菩薩:壊れることのない黄金の徳を持つ菩薩
  • 徳蔵菩薩:衆生の求めに応じて、功徳大悲の宝庫を開き、一生涯、衆生を救う菩薩
  • 陀羅尼菩薩:陀羅尼の言葉の力で仏法を保護して、悪法を防ぐ菩薩
  • 法自在菩薩:文殊菩薩の別名とも言われ、智慧を象徴する、お釈迦様の脇侍の菩薩
  • 薬上菩薩:薬王菩薩と兄弟で、諸々の良薬で、病に苦しむ人々を救って下さる菩薩
  • 大勢至菩薩:観世音菩薩と同じく阿弥陀様の脇侍で、人々の無知を救って下さる智慧の菩薩


続いて・・・
  • 観世音菩薩:阿弥陀様の脇侍で、世の人々の願いを自由自在に救済する菩薩
  • 日照王菩薩:智慧の光をもって、衆生の明暗を照らし出し、仏道に励むよう導く菩薩
  • 普賢菩薩:文殊菩薩と兄弟で、智慧の文殊、定行の普賢といい、お釈迦様の脇侍の菩薩
  • 獅子吼菩薩:獅子吼は獅子が吼える様子を表した言葉で、堂々と悟りについて説法する菩薩
  • 虚空蔵菩薩:広大無辺の智慧と慈悲を持つ菩薩
  • 金剛蔵菩薩:堅固で絶対壊れることのない智慧を持ち、無辺の功徳を与える菩薩
  • 宝蔵菩薩:七種の珍宝を持つ大悲の菩薩で、願いに応じ蔵を開き、その宝を与える
  • 山海慧菩薩:深い海や高い山のような智慧と徳で衆生を導く菩薩
  • 薬王菩薩:薬をもって、人々の心身両面を治す菩薩
  • 珠宝王菩薩:七種の珍宝などを自由自在に集めることの出来る菩薩
  • 華厳王菩薩:華の様な美しい悟りの境地で身を荘厳し、因果の道理を説く菩薩
  • 無辺身菩薩:広大で限りないお慈悲を持った菩薩
  • 定自在菩薩:自由自在に変現出世して、何者にもとらわれない菩薩
・・・以上です。



境内には聖観音の石碑がありました。







隣には何かの小祠があります。稲荷でしょうか?



本堂です。修繕されながら現在まで鎮座し続けていることが分かります。



最後に御由緒を見て締めとしましょう。
一光山 摂取院 阿弥陀寺

浄土宗 ​ 無量山引接院正覚寺 ​末寺
開山・開基:正覚寺丗三世 円蓮社竜弁和尚
本尊:阿弥陀三尊

 青森市栄町一丁目のバス停で降り、そばの果物屋さんで聞くと、一光山摂取院阿弥陀寺はすぐ後ろにあった。お盆のさなか、しかも間もなくお葬式があるという忙しい時だったが、二十代半ばの長尾隆道代務住職が快く迎えてくれた。
 阿弥陀寺は明治19年(1886年)に、正覚寺三十三世の竜弁和尚の隠居寺として開山した”若いお寺”だ。現住職の三世聖心住職は病気療養中。その子息の聖道師が47年病没したので、お孫さんの隆道代務住職がお寺を守っている。
 隆道さんは青東高から大正大学へ進み、宗教学を専攻しながら竹中信常同大教授(東京・品川、隆崇院住職)のもとで47年から50年まで小坊さんとして修行してきた。若さに似合わず落ち着いて一番忙しい時間にも、ありがたい”法話”を説いてくれた。

 「仏教は死者を供養するのだけが目的でなく、先祖を弔うことで、生きている私たちの命の大切さを考えたい。後ろ(死)でなく前(命)をもっと見つめましょう」―。

 檀信徒と日常的につながりを深めようと、この若い坊さんはガリ版刷りの「阿弥陀寺寺報」を定期的に配っている。四季おりおりの風物をさらりと描いたエッセーを散りばめ、法然上人ご一代記をやさしく説くなど、なかなかの名筆家でもあるようだ。

 明治19年1月、正覚寺円蓮社竜弁が開基、二世聖顕、三世聖心と、歴史の浅いお寺だが、いろんな災禍があった。明治14年開山して間もなく、明治34年4月、大工町から出火した火事が堤町、栄町に延焼して類焼、翌35年に仮建築し大正11年9月再建なったが、昭和20年7月の青森空襲でまた丸裸同然となった。今の本堂は47年に建った。

 「歴史は浅いし災禍に遭っているのでお見せする寺宝とてない。作者は不明だが善光寺の阿弥陀如来の分身と伝えられる、ご本尊の阿弥陀如来一体、昭和15年に本堂わきに建った高さ2m余の聖観音菩薩の石像ぐらい。これから寺宝を作っていきたい」という。
 「この観音様の宵宮は6月23日で、近所の人たちで大にぎわいするのです。今度は宵宮にゆっくり遊びにおいでください」と送り出してくれた。

明治14年(1881年)に津軽八十八霊場二十二番札所:無量山 引接院 正覚寺三十三世 円蓮社竜弁和尚の隠居寺として開基し、明治19年(1886年)に山寺号を得て現在の形になりました。現在の本堂は昭和47年(1972年)に新しく建てられたものだそうです。青森の道路が広いのは空襲・火災の痕跡とよく言われますが、このお堂も被災。檀信徒の尽力によって再建されました。
青森市街は焼け野原から復興を遂げた力強い街。それを実感できる札所でした。



本尊:阿弥陀如来 अमिताभ

以前貰った御朱印です。



こちらの寺院も山門が素晴らしいです(それ以外も最高ですが)。興味がある方は是非下のリンクから記事をご覧ください!

・青森市:全仏山青龍寺 一息つくなら青龍寺

以上です。

次の記事
・二十四番札所:鷲尾山 佛宝院 当古寺 奥州街道沿いの古仏擁する寺




2026.3.28​​
見納め詣出


おほほほ、いつ見ても素晴らしい山門です。県内浄土宗寺院としては最高の山門でしょう。だんだんと木材の色合いが落ち着いてきて”アジ”が出てきましたね。



境内の聖観音石像と鎮守社。



本堂です。隠居寺としてはかなり大きめですよね。



斜めから。見納めと思うと寂しいですが、これで悔いなく旅立てるというもの。あちらでも沢山思い出を作りたいですねぇ!








調子に乗って撮った写真ギャラリー






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最終更新日  2026年03月30日 19時31分38秒
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