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2025年01月26日
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去年の4月に参拝したきりでしたが、今回参拝してみて改めて面白い由緒だなぁと思いました。大通りから横道にそれたところに参道があり、真っすぐに浄生寺の小高い境内まで続いています。寺院の前には広い駐車場があり、車でも安心です。​

2025.2.1
八戸御城下三十三観音霊場十六番札所:凉雲山 浄生寺


まずは前回のおさらいと由緒の確認からです。

本尊
阿弥陀如来:八戸市指定文化財

札所本尊
浄生寺観音(十一面観音)

由緒

来迎寺 ​の末寺。来迎寺末寺になる前は​ 對泉院 ​の庵寺や大日堂とも呼ばれていたらしく、宗派が判然としなかったようだ。
 元禄5年(1692年)八戸の豪商9代目又右衛門(惣十郎)と弟:松橋孫助が、 浄生院 然誉廓信上人 創建との説もある。
 元禄11年(1698年)山寺号がないと不便であるため格式があがり、享保18年(1733年)には八戸南部四代藩主 広信 公自身が開基、 徳蓮社良然廓信上人 を招いて寺院として開山した。翌享保19年(1734年)には松橋孫助の尽力によって、遂に凉雲山という山号と、浄生寺という寺号を賜った。

 現在の本堂は平成9年(1997年)に再建されたもので宝形造、銅板葺、桁行4間、梁間4間、正面1間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、正面左右に華頭窓付。

※浄生院:南部二十九代(盛岡南部三代)藩主 重信 公の側室。八戸南部三代藩主 通信 公の生母。



御詠歌や説明書きに見える大日如来は、以前は堂内にあったようですが、18世紀末~近現代の荒廃期に散逸してしまったそうです。札所本尊の十一面観音も損傷が激しかったんですが、平成10年に修復され現在の美しい姿に戻っています。
また、岩井重郎兵衛愛秀の八戸御城下三十三番札所では三十二番札所になっています。その御詠歌は「ただ頼め はなの蕾にのちの世を 清く生きるる お寺なるらむ」です。





堂内左隅には札所本尊と権現頭が収められています。



札所本尊の浄生寺観音(十一面観音)です。四本の腕を持つ独特の姿で、腕や足の微妙な傾きが像に生き生きとした生命感を与えています。浄生院がどれほどの美女か分かるような気がします。



権現頭は相当の年代物に見えます。
充てられた祭神は八大龍王で、まさに寺の権現頭という感じがします。



斜めから。

浄生寺は御堂の形も美しく、同じく新井田に鎮座する對泉院と対になる寺です。こちらが上の寺、あちらが下の寺と呼ばれているようで、どちらも八戸御城下三十三観音霊場の札所になっています。新井田に来た際は併せて参拝したいところです!




ふしぎさの 誓ひは新井田浄生寺 大日堂の きよき流れは

現代新御詠歌
十一面 観音像の美しや 浄生院殿 ここに睡れる

札所本尊:浄生寺観音(十一面観音) एकदशमु

以上です。

次の記事
・十七番札所:貴福山 對泉院 新井田の下の寺、對泉院の千手観音





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最終更新日  2026年06月17日 21時20分35秒
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