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2025年02月06日
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八戸御城下三十三観音霊場の巡礼は八戸の中心街から始まります。打ち始めとなるこの寺は紫雲山 来迎寺と言い、13世紀創建と伝わる古刹です。南部家との結びつきも深く、八戸の中心的な立ち位置の寺院と言えます。

2025.1.25
八戸御城下三十三観音霊場一番札所:紫雲山 来迎寺


前回のおさらい

紫雲山 来迎寺

浄土宗 盛岡 大泉寺末寺
創建:乗誉了本上人

弘安3年(1280年)に​ 小田毘沙門堂(現小田八幡宮) ​の裏手、臥龍ヶ岡に乗誉了本上人が創建したという。根城南部時代は重臣・新田家の信任を得、永享8年(1436年)、新田小十郎によって新井田今町へ遷った。ところが寛永4年(1627年)、根城南部氏が遠野(岩手県)へ領地替えになった際、廿八日町へ遷座した。しかし、この場所は湿地帯で水はけが悪く、たびたび水難に遭ったことから元禄5年(1692年)、現在地へ落ち着いたという(紫雲山来迎寺縁起)。

八戸藩からは、日和乞いや雨乞い祈祷の藩命を受けたり、定期的に八戸にやって来る遊行上人や信濃(長野県)の善光寺出開帳の宿坊も仰せ付かったりしていた。

本堂左手には表面が大きく削れた阿弥陀如来像が置かれており、これは八戸初代藩主直房公の三十三回忌に正室:霊松院が奉納したもので、八戸大火(1924年)の火勢を現代に伝える貴重な仏像である。







本堂の右手には阿弥陀如来像が置かれています。反対側に置かれている阿弥陀如来像は1700年に建てられたものですが、こちらはまだ新しそうです。なんとも言えない表情ですねぇ。



本堂内です。中央の本尊:阿弥陀如来像は八戸大火の中、当時の住職が運び出し、難を逃れたと言われています。左右には凛々しい観音像が置かれていますね。



本尊の右手には三十三観音像が置かれており、これが本巡礼の札所本尊になります。
昔は八戸大火を逃れたゆび観音という小さな三十三観音像もあったようですが、現在は公開していないとのことでした。



三十三観音像に囲まれるように薬師如来像が立っています。神々しい光背です。



そしてその下の木箱には如意輪観音像が置かれています。八戸大火以前は観音堂内の如意輪観音が奥州南部糠部三十三観音霊場の札所本尊だったようです。焼失後はゆび観音や三十三観音像が八戸御城下三十三観音霊場・奥州南部糠部三十三観音霊場両巡礼の札所本尊とされたみたいです。



本堂斜めから。
まだまだ寒い日が続きますが、八戸御城下三十三観音霊場の結願迄は足が止まって動けなくなるまでは巡礼し続けたいと思います。
寒さ的には津軽よりも南部の方が冷たい風が吹きすさび、大変に体が冷えます。ここは温泉の力を借りつつ、体の芯を冷やさないようにして歩きたいですね。今回もいい寺院に参拝出来て心が洗われました。南無三!




ふだらくや めぐりはじめのしうんざん いづつのつみも きえてこそわく

現代新御詠歌
朱の柱 いかしく建てる来迎寺 札所巡りの ここに始まる

札所本尊:来迎寺観音(三十三観音、ゆび観音) (御宝号)南無大慈大悲観世音菩薩

以上です。

次の記事
・二番札所:月峯山 廣澤寺 八戸南部初代が寄進した延命地蔵尊祀る寺






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最終更新日  2026年06月17日 21時18分59秒
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