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2025年08月29日
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カテゴリ: 御朱印:宮城県
青森から東京までを結ぶ東北の幹線道路 国道4号。仙台の近くともなれば相当な混みようです。仙台を過ぎれば段々と都会の喧騒は消え去り、東北でよく見られる風景が出迎えてくれます。
名取も過ぎて早々に岩沼市に到着。ここで国道4号を少し外れ、県道39号を越え更に西へと向かいます。大分山に近付いたところで、大きな駐車場が見えてきます。この駐車場の向いには鳥居へと続く参道が伸びており、それに沿っていくつものお店が並んでいるんです。



参道の先にはこんな庭園もあります。結構規模が大きいです。
この庭園を抜ければ境内はまもなくです。



金蛇水神社


境内の入口に建つ鳥居は白く、立派な注連縄も付けられています。一説には注連縄は蛇を表現したものと言われており、古来より日本の信仰の根源には蛇がいたものと思われます。



鳥居を抜けると蔦木と風鈴とで飾られた参道が伸びています。参拝時は秋・冬ですが、夏や春に来れば涼風を楽しめるんではないでしょうか。



参道を挟んで、社務所の向い側には弁財天を祀る社殿が置かれています。



扁額もデラデラとしており豪華でした。



弁天堂の隣には御神体?の木が祀られています。







更にその隣には、この神社の祭神と関わりの深い池があります。池と言っても今は石垣によって護岸され、井戸の様になっていますが。



金蛇水神社御霊池。詳細は不明ながら、おそらく祭神の水波能売神の化身である龍が眠る・・・とかそんな感じの由緒が考えられます。



池はこの通り、今では清水湧き出るとは言えない状況ですが、賽銭の量を見るに崇敬は相当のものなんでしょう。



参道を進み社務所へ。御朱印の手続きを終え、辺りを見回します。社務所のすぐ横に​ 古峯神社 ​の石碑を見つけました。日光の修験とも関りの深い霊場なれば、関東のみならず、東北の至る所に講が結成されたと言われています。
古峯神社は栃木県の北西、鹿沼市に鎮座しています。そのためこうした石碑は、栃木県や茨城県の神社にはかなりの頻度で置かれていました。東北では隣り合う福島県の神社に多いイメージです。ただ青森県でも、ごくたまに見かけられ、かなり広い信仰圏を持っていることが分かります。



参道左手には手水舎こと祓場が置かれています。・・・もはや手水ではなく、一種の芸術品の域に達していますよね。



手水の奥には禊ぎ場のような池が続きます。



更にその奥には滝まであります。ここで札を洗うと金運がどうとかこうとか言われています。”札洗い”は初めて見ましたが、”銭洗い”なら鎌倉に有名なものがありますよね。通貨の変遷に合わせた変化と言えるのではないでしょうか。その内”電子マネー洗い”なども出てきそうですよね、これは。
ただ、”金を洗う”という表現はいささか犯罪的な風情も感じられ・・・。



参道もそろそろ突き当り。すぐ先には社殿が見えます。







拝殿です。屋根は赤く、木材は黒っぽいという、なかなかに好きなカラーリングです。



ご由緒です。
金蛇水神社


相殿:大国主神、少名彦神

 創始年代不詳。人々がこの地に住み農耕をはじめた時に、山より平野へ水の流れ出るこの場所に水神をおまつりしたものと思われる。

 社名については、次のようにつたえられている。平安時代中頃一条天皇の御代、京都三条の小鍛冶宗近は、天皇の御佩刀を鍛えよとの勅命を受け名水を求めて諸国を遍歴してこの地に至り、水神宮のほとりを流れる水の清らかさに心をうたれた。
 早速、水神宮に祈願をし、炉を構えて刀を鍛え始めたが、カエルの鳴き声で精神統一ができず、よい刀が打てずにいた。そこで宗近は巳(へび)のお姿をつくり、田に放ったところカエルはピタリと鳴き止んだ。無事素晴らしい刀を鍛え上げることができた宗近は神への感謝のために巳のお姿を献納し都に帰った。
 以来、水神宮ではこれを御神体と崇め、社名も金蛇水神社と称するようになったと言う。

平安時代の中頃には既に社があったようですね。ともすればかなりの古社と言えるんではないでしょうか。
御神体の蛇の姿をした何かは、石なのか木なのかは不明です。ただ、もうこの頃には蛇=水神の使い的な考え方が存在したということになりますね。

扁額も弁天堂と同じく豪華なもの。







斜めから。
おそらく最初は、水神を祀る小さな祠があったのみだと思うんですが、それが今やこんなにも立派な社殿を構えるに至っているというのは、水神がいかに重要視されていたか、ということが読み取れるんではないでしょうか。水は生命の根源とされており、生きていくのに欠かせないものです。古来より雨乞いや治水など、水をどのように得るか・どのように治めるかというのは、信仰の重要な要素であり、農耕生活を続けていけるかの要でもありました。人々は自分の暮らしを続け、繁栄していくためにも、水神に祈りを捧げ暮らしてきたのです。
陸奥は岩沼の水神社も、そうした古来よりの信仰を表す社でありました。



今回貰った御朱印です。

季節御朱印



切り絵季節御朱印



公式サイトへのリンクです。
・商売・金運の大神 水清き花の社 金蛇水神社

以上です。






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最終更新日  2025年08月31日 12時57分58秒
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