おしゃれ手紙

2019.09.14
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テーマ: 北海道旅行(1140)
カテゴリ: 国内旅行

■7月1日(月)■15日目
「海から離れた旭川に屯田兵が入植したのは、なぜでしょうか?」という私の質問に
「石狩川があったからです。
石狩川の水運を利用して海に出たのです」と■ 北鎮記念館(屯田兵の記録を残している) ■を案内してくれた若い自衛官が即答した。


当時は、鉄道も道路もない時代、旭川の水運を利用していたのだ。
屯田兵が来る前にアイヌもこの地で水運を利用していた。


上川アイヌの人々は、石狩川とその支流である牛朱別川、忠別川、美瑛川の各支流筋に小規模なコタン(集落)を形成し、その恵まれた環境の中で採集・狩猟・漁労を生業とするとともに、広域にわたる交易を行っていました。
石狩川流域に居住していたことから、ペニ ウン クル(川上に・居る・人)と呼ばれていたいわゆる上川アイヌの人たちは、南北30キロ、東西20キロ、面積440平方キロにわたる北海道最大の上川盆地を中心にした地域を1つのイオル(伝統的な生活の場)としていたといわれております。



旭川の歴史は、石狩川と共にある。

その旭川を代表する橋が「旭橋」。

この橋は、優美なアーチ曲線を描く全長225m・橋幅18mの鉄橋で、
その美しくも力強い姿から旭川のシンボルとして市民から広く親しまれており、

現在は同市の南北を結ぶ重要な交通路(国道40号)の一部にもなっている。
初代旭橋が架橋されたのは明治37年で、北海道では2番目の鋼の道路橋でしたが、老朽化に伴い、昭和7年に、鋼鉄製のアーチ曲線を描く現在の旭橋が架橋された。

戦前・戦中は、旭橋の正面には、当時旭川に設置されていた陸軍第七師団の、佐藤巳之助師団長(中将)の筆による

「誠」という文字を中心に、忠節・礼儀・武勇・信義・質素の軍人勅諭網領が書かれた旭日章が掲げられており、電車が橋の上を通過する際、車掌は「気をつけ!」と号令をかけたと伝わっています。
また、旭川から戦地へと赴く軍人の多くは第七師団から旭橋を渡って出征して行き、当時は、軍都としての旭川を象徴する橋としても知られていました(そのため師団橋とも呼ばれていたそうです)。

(▲右、石狩川、左、牛朱別川が合流する地点に旭橋が架かっている。)
昭和7年に竣工してから80年以上が経った今も現役の橋として使用されている程の、強靭な構造を持つ橋ですが、それは、当時の旭川が師団司令部の置かれていた軍都であった事に起因します。

戦車などの重量物の通行を可能とし、戦時には橋脚が攻撃されても崩落に耐え得る必要性 から、旭橋は、当時としては考えられる限りの最新の技術を惜しみなく投入して建設されたのでした。
「旭川八景」のひとつにも数えられている。


そんな旭橋を見に雨の中、ホテルから一人で歩いて行った。

▲石狩川治水80年記念モニュメント。

旭川は、川の多い街で同市を舞台にした「氷点」でも川が多く描かれている。(◎は、私のメモ)

●この見本林を300メートルほどつきぬけると、 石狩川の支流である美瑛川 の畔に出る。

◎美瑛川のほとりで、陽子は自殺をしようとする。

●啓造はひさしぶりに近くの石狩川の堤防に立った。
夕焼けをうつした 石狩川 がうつくしかった。
みどりいろの弧をえがいた 旭橋 の向こうに遠い山脈がうすむらさきの線をくっきりとみせていた。
土手下の公園の中には早くも灯がついた。

●橋の下のサムライ部落の一軒の窓に、赤い布がぶら下がっていた。


◎この「サムライ部落」というのも、まったく忘れていた。
調べてみること■ かつて旭川市街と神楽町を結ぶ 忠別橋 上流の河川敷に「サムライ部落」 ■と称される住宅群があった。

歌手の藤圭子さんの一家も一時、ここで雨露をしのいでいたと言われるが、その〝集落〟ではどんな生活が営まれていたのか─。





▲いかにも寒い旭川らしい毛皮の店。旭橋の近くにあった。

▲同じく橋の近くにあったカフェ。看板に橋の絵が!!
 今回の旅行で感じたキーワードは・・・。
「アイヌ」、「開拓」、「屯田兵」、「地名」、「地形」、
「ブラタモリ」、「石炭」、「鰊(ニシン)」、「鉄道」、「寒い」、
「今じゃさびれて」・・・。

靴■走行距離:35km
■歩行数:11,789歩

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Last updated  2019.09.14 00:08:35
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