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題:Revolutionary Road
監督:サム・メンデス
原作:リチャード・イエーツ
脚本:ジャスティン・ヘイス
「今そこにある平凡なものから逃げ出したい」 とある夫婦の物語。
映画館で見たいなーなんて思いつつ、結局DVDのセルサンプルが届くまで保留状態にとどめていたこの作品。ディカプリオ大好きな私が何でかって??
・・・なんかどーでもよくないか?この脚本。(やっべ殺される。。。。)
いや、作品自体は端正なサム・メンデスの演出があるから。できはいいです。
ただ単に「あるカップルの家庭崩壊」っていう。どう考えても暗ーい結末しか思いつかない大筋が私を映画館に運ぶ足を重く重くしてしまっただけ。
「彼と私は特別だわ。」そう思い続けている。だからこそ、彼女は女優になる夢を追い続けて市民劇団で女優をして失敗したりしてる。彼と釣り合う女であるために。でも、彼はそのことに対して否定的。彼女はなんでそんなことを言うのか分からずに、キレる。そもそもこのカップルの、彼にとっての「彼女」、彼女にとっての「彼」、という互いの「認識」のズレがこの映画の冒頭から描かれている。
子供さえ妊娠しなければ、彼はもっと自由人であったはずだと彼女は信じ込んでいる。だからこそ、パリに移住して「私働く、あんた働かなくていいから」なんていう途方もない夢を語り出して彼をその気にさせたはいいけど、結局断念せざるを得ない事情にみまわれ大ショック、という展開になるんだけど。
ディカプリオの失敗は、サラリーマンの仕事に飽き飽きとして、彼女のパリ行こう話にその気になって一端OKを出したことだと思う。もっとあり得たかもしれない「自分探し」が出来ることを、魅力的な話と感じて。だから、彼が乗り気になった時、彼女は「本当の彼」が帰ってきたと思っている。だけど、やがて、夢想から徐々に覚めて、現実を見てみたとき、ディカプリオは「彼女の話」のあまりの突飛のなさに気づく。
その時、ディカプリオは彼女の思う男ではなくなっている。そのことをケイト・ウィンスレットは後に思い知らされる。そしてそこには絶望しかない。
この映画はなにからなにまで「間違って」始まっていることはものすごく自明な映画で、逆に言えば、その認識のズレを最後まで埋められなかったからこそ、あのラストは必然として存在する。
夫婦になるべきではなかった二人が、夫婦になったがゆえの悲劇なのだと、この映画を見て思いました。そこに「俺たち/私たち」を重ねる必要はない気がするのです。
あーあ。悲しいなーこんなレビュー。。。
おっけー。このシーンが一番怖い。↓
この作品では特にディカプリオの演技に注目が集まっており、フランクは少年の様な心を持っているという役どころなだけに、まるで子犬の様に妻に向かいギャンギャン吠える姿が印象的だ。また、物語の終盤付近に大喧嘩の後の翌朝の朝食のシーンがあるのだが、これは本作の一番の名シーン。そこでは穏やかな口調で会話するフランクとエイプリルだが、わたしたちはこれから訪れるであろう嵐の前の静けさに気付くだろう。そしてこの朝食のシーンはウィンスレットの女優としての凄みを感じさせられるシーンでもある。
そもそも映画ってさー。誰か一人でも感情移入できる人がほしいわけですよ。「まさかいないんじゃないのこの作品!?」って中盤で気がついたんだけれども。。。いました一人だけ。しかもエンドロールになる直前に気がついた。キャシー・ベイツの夫(また男に感情移入。。。)
「だよねー。わかるわかる。やってらんないよねー。」
って共感した瞬間。エンドロール。あー。救われた(--;)
ある友人に「大真面目」にこの映画を見るとすっごいショック受けて死にたくなるって言われたんで。。。心に余裕があるときに。お茶片手にどうぞ(^^;)
あ。私?終盤耐えられなくて笑い出した(苦笑)
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