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今日の話題は、「南極とまぐろ」です。 日本は、食欲の秋ですので「餃子」の話題に引き続き「まぐろ」の話題にします。 越冬が始まって「南極昭和基地には、まぐろの刺身がない!」と初めて知ったときには、ちょっぴりがっかりしました。まぐろの刺身は日本ではあたり前のようにいつでもスーパー買えて、みなさんの食卓に良くあがることと思います。 しかし!昭和基地に生のまぐろは持っていけません。だから、冷凍なら良いじゃないか、どうせ南極は寒いだろうし…とお思いでしょうが、冷凍まぐろは-60度の低温でないと保存ができないのです。 よって、昭和基地は冬の時期寒いとはいえ最低気温が約-40度、普通で-20度ですから外に置いておくことはできません。また、一年中、一定の温度を保つには冷蔵・冷凍庫が必要となります。昭和基地には冷蔵・冷凍庫があるのですが、まぐろを冷やす低温の冷凍庫まではありません。 それゆえ、昭和基地ではまぐろの刺身が食べられないのです。他の白身系のお魚の刺身は食べられるんでしけどね…。ちょっと寂しい気分になります。PEN
Jun 30, 2006
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今日の話題は、「南極とバーベキュー」です。 夏と言えばバーベキューですね。実は南極観測隊は大のバーベキュー好きです。何かにつけバーベキューをします。 観測隊員として決定すると大くの隊員は国立極地研究所に勤務することになります。その隊員室開きは、勿論バーベキュー。 昭和基地に行ったらバーベキュー。ソフトボール大会や氷山削ってそうめん流し大会にもそれだけでは寒いのでバーベキュー。 食材のお肉は超高級和牛だったりします。しかし、野菜がないのがたまにきずです。PEN
Jun 28, 2006
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今日の話題は、「南極とインスタントラーメン」です。 皆さんご存じですか?インスタントラーメンは、南極観測隊のために作られてと言っても過言ではありません。1959年(私の生まれた年)に南極観測隊の保存用の食料として開発されました。 南極観測隊でそのおいしさや保存能力が確認され、世の中に広まったのです。逆に言えば南極観測隊員は実験台だったのかもしれませんが、お湯を沸かせれば何処でも食べられるんですから便利ですよね! 内陸旅行の時にこの大事なインスタントラーメンを忘れた我が調査隊は、毎回食事を作るのが大変でした…。マヨネーズを内陸に持ち込んだ人がいますが、凍ると油と卵が分離するので毎日、はなみはなさず抱いて寝たそうです(話が横道にそれました)。 南極での食料の保存という観点で言いますと、南極は、自然の冷蔵庫です。食パンを外に1年間デポ(置いておくこと)しても、解凍して焼けば全く味は変わっていません。逆に缶ビールは、凍らせるとはれつしますし、6ヶ月もたつと「おり」がたまって美味しくありません。 20年前に越冬したとき、インスタントカップ焼きそばの数が少なくて、すごく食べたい衝動にかられました!「酒」の話で取り上げましたが、無いものは希少価値があって値段ではありません!食べたいものは食べたい!こんな話を書いているとお昼は無性にインスタントラーメンが食べたくなりますね!PEN
Jun 27, 2006
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今日の話題は、「南極と桃缶」です。 南極昭和基地には、2種類の非常食がおいてあります。1つ目は、食堂近くの食料庫が火事で消失して使えなくなったときに離れた非常食用倉庫から次の隊が来て補給されるまでの非常食です。主に米などの主食、インスタントコーヒー、缶詰、Etc...です。 2つ目は、ブリザードで外出禁止になり離れた建物から食堂棟まで行けなくなったときに使う食料です。これは、各棟毎に大きめの段ボールに一箱用意されています。 1つ目の非常食に手を出すと大変なことになりますし封鎖してありますからさすがに手を出すようなことはありません。しかし、2つ目の非常食は時折お腹がすくと手を出してしまいます。 この非常食は、その棟の責任者が管理することになっていますから、手をつけても特におとがめなしなのです。少なくなったら調理隊員に頼めば補給できます。ですから深夜勤務の時などの食料等に使ったリします。 中身は、隊によっても少々違うと思います。インスタントラーメン、惣菜や果物の缶詰、ビスケット、乾パン、ドライフルーツ、飲み物等だったと思います。特にこの中の桃缶は私の好物でしたので、沢山頂きました。寒いところでは甘くてとてもおいしいのです。体が要求します(弁解)。PEN
Jun 26, 2006
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今日の話題は、「南極とミッドウインター祭(5)」です。 今日で、ミッドウインター祭も3日目、終わりにしたいところですが〆を飾らねば盛り上がったお祭りの雰囲気は、終息できません! 20年前に参加したときには、持ち込んだ打ち上げ花火をどんとあげておしまい!という方法もしました。夏の終わりの花火みたいなものですね。 別の隊次では、こんな事もありました。演芸大会でも女装をして宴を華やかにします。それでも最後日の宴会のさい、締まらない雰囲気だったせいか趣味なのかは不明ですが、隊長自ら某隊員にもう一度女装を見たいからお願い!と言う事もありました。デニーズの制服がよほど気に入ったようでした。この話題でその年の祭典はお開き!でした。 観測隊は、1年中、バカなことばかりしているわけではありませんので、その点は、ご容赦をお願いします!ミッドウインター祭は高尚な遊びと考えてくださいね。1年という長い期間のちょうど真ん中の時期のちょっとした息抜きであることを想像して下さいね(弁解)。PEN
Jun 25, 2006
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今日の話題は、「南極とミッドウインター祭(4)」です。 6月21日は、南極では冬至になります。一番夜の長い日になります。そういう時期を極夜とも言い、またミッドウインターとも読んでいます。 宴会は、毎晩形を変えて行われています。居住棟対向で屋台を作って楽しむ事もあります。屋台には、寿司屋あり、そば屋あり、たこ焼き屋ありと様々です。 屋台は木で枠を作りホテルのパーティーでの屋台風に作られています。また、のれんもそれぞれ手作りです。 このときは立食パーティーでオードブルなどは、調理隊員が腕をふるっています。子豚の丸焼きなどもありました! こうやって、飲めや歌えや状態は続くのでした…。つづく…PEN
Jun 24, 2006
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今日の話題は、「南極とミッドウインター祭(3)」です。 いよいよミッドウインター祭の開催です。今日から3日間仕事がある日はそれなりに、無い人は思いっきりお祭りをします。昭和基地では前夜祭を入れるともうすでに始まっているかもしれません。 祭りのメインイベントは、やはり演芸大会です。昔は3つの居住棟に分かれて居住棟対向の演芸大会でした。幕が上がるまで各居住棟では約1ヶ月も前から舞台の大道具、小道具を作り演技の練習に余念がありません。もちろん出しものは秘密裏に行われるわけです。 内容は、寸劇有り、ダンス有り、etcです。演芸大会とは別の時間に、「なまはげ」が登場するということもありました。 また、演芸大会の時にモヒカン頭にしてびっくりさせるという芸もありました。こうして南極の伝統行事の祭典は、毎年繰り返されるのでした…。つづく…PEN
Jun 21, 2006
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今日の話題は、「南極とミッドウインター祭(2)」です。 今日はミッドウインター祭の行事の一つを紹介します。行事の中には、宴会や演芸大会、カラオケ大会、麻雀大会などがありますが、フランス料理のフルコースを食べる会があります。 この行事は伝統的に行われていて、食事をとるためだけにスーツに着替えることになっています。え?、南極でもスーツ持ってるのとお気づきの方がおられると思いますが、出発時や帰国時、オーストラリアでの公式行事などでは、スーツが必要ですから越冬中も洋服ダンスにしまっているわけです。 フランス料理を食べる会では、さっそうと、スーツに着替えた観測隊員のお客と給仕(ボーイ)に別れて会を楽しみます。結構まじめにやるところが、観測隊は紳士なんですよ(笑)。 メニューは、調理隊員がこのときにとばかり日本で仕込んだ食材をふんだんに使います。伊勢エビのムニエル、超高級国産肉のヒレステーキ、焼きたてのフランスパン、スープやデザートに至るまで高級食材と調理の腕でお客である隊員は満喫するわけです。 おそらくは、日本に帰って食べることのできないほどの高級感を楽しんでいます! つづく…。PEN
Jun 20, 2006
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今日の話題は、「南極とミッドウインター祭(1)」です。 ミッドウインター祭は、各国の南極基地で冬至の時期に行うお祝いの行事を言います。冬至といいましても南極は南半球ですから6月の21日前後となります。 すなわち、南極はつらい冬の時期の折り返し点のミッドウインター祭がもうすぐ始まろうとしています。 日本の昭和基地の場合は、観測隊次によっても違いますが3日程度開催されます。毎日が娯楽とパーティーの連続です。 この3日間のために隊員は、1ヶ月も前から仕事との合間を見て準備にいそしんでいます。材料などは日本ですでに仕込んできていますので、伝統行事としての位置づけがおわかりかと思います。 つづく…。PEN
Jun 19, 2006
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今日の話題は、「南極と懐中電灯」です。 南極では、半年間、暗い時期が続きます。冬は日中でも夕方ぐらいの明るさしかありません。よって、基地内を移動するには懐中電灯は必修です。 建物は、高床式ですから階段を上り下りには気をつけなくてはなりませんし、石がごろごろしていますのでつまづかないようにしないといけません。 冬の外の移動には、防寒用の帽子、羽毛服、ヤッケのズボン、長靴、それに懐中電灯という装備になります。 ペンギンが懐中電灯を持って外を歩き回っているような感じを想像してみてください。PEN
Jun 16, 2006
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今日の話題は、「南極と映画鑑賞」です。 南極の娯楽といえば「映画」と相場は決まっていました。週に1度食堂に集まって映画を鑑賞していました。ただし、今は、個室でビデオがみれる時代ですのでちょと様子が違ってきているそうです。 映画といっても昭和30~40年代のTVドラマの16mmフィルムやレンタルした映画です。越冬隊でちょっと古い人は、「赤い鈴蘭」と言えば共通語になるぐらいみられていたTVドラマがあります。今も見ているでしょうか? レンタルした映画は、寅さんなどの和物が多かったように思います。映画を上映するときは、映画係が準備します。事前に今日の映画は「赤い鈴蘭(10)、寅さん」などと南極新聞などで宣伝をします。 また、映画の時は、ソフトクリームと決まっていて食べながら鑑賞する習慣がありました。PEN
Jun 14, 2006
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今日の話題は、「南極とヨーロッパ旅行」です。 20数年前までは、南極観測隊は南アフリカの東のモーリシャスに寄港して飛行機でフランスを経由して日本に帰国していました。 この帰国経路は、越冬隊員をなるべく早く帰国させるためと南極越冬ご苦労様を兼ねていたと思います。ヨーロッパ内はビサが必要なくスイスやスペインなどに立ち寄ることができました。 また、モーリシャスにゆっくり滞在しても良かったですし、ヨーロッパを歴訪しても、最終的にフランスのホテル日航パリに帰国前日に集合すれば良いことになっていました。 そうして、集合の翌日、日焼けした越冬隊員は一緒の飛行機で帰国していました。これは、越冬隊員だけで夏だけ行って帰る夏隊の隊員は南極観測船で日本に帰国していました。 最近は、オーストラリアのシドニーから越冬隊・夏隊も一緒に飛行機で帰国しています。PEN
Jun 13, 2006
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今日の話題は、「南極と特殊車両」です。 日本の南極観測も早50年が過ぎ、昭和基地の建物も50棟以上になり、観測隊員数も40人となり、女性隊員も越冬するようになりました。 村から町ぐらいにはなってきたのかな?と思います。そんな昭和基地ですから、様々な車両が持ち込まれています。 雪上車、スノーモビルをはじめ、4tトラック、ショベルカー、クレーン車(クローラークレーン)、クレーン付き雪上車、ショベルカー、ブルトーザ、4輪バギー車、ホバークラフトまでありました。個人的にはマウンテンバイクなどの自転車も持ち込んでいます。 こういった、様々な特殊車両を持ち込んでいるものですから整備する隊員は大変です。自動車会社や雪上車を作る会社から専門家がきていますが守備範囲が広くて大変だそうです。 いきなり、普通免許だけの私が4tトラックお願いねと言われて運転しましたがそうは簡単に運転できませんね。また、2回目の越冬の時は雪上車の運転はあたり前の様にできるものと思われています。ついたとたん雪上車の海上輸送の運転手にされてしまいました。 しばらくぶりの雪上車の運転もなれないと結構感がつかめないものです。PEN
Jun 9, 2006
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今日の話題は、「南極と冷暖房」です。 南極で暮らすには、冷房はいらないでしょう冷蔵庫もいらないですよね?と思われがちです。 暖房の方は、必要なことは当然といえばそうですよね。しかし、暖房をあまり使わなくて良いほど観測装置が熱を持っていて電離棟という建物の中は暖房をあまりしません。油が節約できますがその分電気を沢山使うわけです。 冷房の方は、ちょっと窓やドアを開けると涼しくなります。さすがにクーラーはありません。冷蔵庫の方は、外にでも出しておけば良いのではないかと思われがちですが、冷凍庫も1年中-10度とかに一定の温度に保たないといけませんし、野菜などは、常温に近くて良いですがマイナスにならないように常温庫に入れています。 こうやって暮らしていますが、人間の方は、結構環境に順応してきますので、越冬した夏には、0度でも暖かく感じられます。PEN
Jun 7, 2006
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今日の話題は、「南極と蜂の巣岩」です。 南極では、ブリザード(地吹雪)が吹き荒れることは想像がつくかと思います。このブリザードには規則性があって昭和基地では北東からの風と決まっています。 これは、低気圧との位置関係で決まりますが一年中ほぼ同じ風向になっています。そうしますと、昭和基地などにある露出した岩に風で巻き上げられた砂が同じ方向からたたきつけることになります。 これが長い月日と共に岩の風上側に少しずつ傷をつけて、所々、穴が開きます。これが、蜂の巣の穴の様なので私達は、「蜂の巣岩」と呼んでいます。 これと同様に、地面の小石も長らく砂に削られ三角錐になったものも多く見受けられます。南極で蜂の巣岩というのも想像できないかもしれませんが、南極の露岩地帯は砂漠のよう所なのです。PEN
Jun 6, 2006
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今日の話題は、「南極と歯ブラシ」です。 先日、久しぶりに歯科医に行ってきましたので、この話題をお届けします。 南極では、気温が低いため歯茎がしまって歯が痛くなることがあります。また、もともと虫歯になりやすい人は、用心しなくてはなりません。 昭和基地では、水が貴重ですからコップ一杯の水で歯を磨きます。ですから節約が身につきます(日本に帰ると戻ってしまいますが!)。 また、旅行に出かけたときは、食事の後、お茶を飲むときに歯磨粉なしで磨きます。旅行中は歯ブラシをポケットにそのまま入れていつでも磨けるようにしている隊員もいます。 もし、旅行中に歯が痛くなったら大変です。長期の大陸旅行をする際は、歯の治療をしておく必要性があります。できれば、日本にいる間に歯を治しておくことがだいじです。南極には歯医者さんがいませんから! PEN
Jun 5, 2006
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今日の話題は、「南極と海峡」です。 昭和基地は、オングル島という島の上にあります。ということは、厳密に言うと南極大陸の上ではありません。 南極大陸とオングル島の間には、オングル海峡という海があって、通常は1年中凍っていて雪上車で南極大陸までいくことができます。 オングル海峡には、氷山が所々で座礁しています。中には、70mも突き出ている氷山が昭和基地から見えていた時がありました。この氷山は縦に長かったので私達は煙突形氷山と呼んでいました。 また、この海峡の海の氷(海氷)が1夜してすべて流れてしまって、海水面が見えるオープンシーの状態になってしまったことも数年に1回の割合でありました。 セスナなどの飛行機を海氷上においていて飛行機の周りが解けて飛行機が氷に乗った状態で海の上に取り残されるということもありました。 自然というのは、非常に大きなパワーを持っているものですね!PEN
Jun 2, 2006
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