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今日の話題は、「南極とけん玉」です。 南極観測隊には、毎年のようにけん玉協会から「けん玉」が寄贈されています。ですから、隊員は一人に1つ以上はけん玉を持っています。 越冬中、けん玉がブームになった隊もあるようです。私も越冬中、少々けん玉を練習してみました。 剣先に玉を入れたり、飛行機という玉の方に剣先を入れる技も出来るようになりました。連続技は難しくて大皿と小皿を行き来させるだけでも、たくさん練習が必要となってきます。 南極での娯楽の一つとしてけん玉をする事は、時間の制約がないためか楽しいものです。けっこうけん玉にはまった隊員も少なくないのではないでしょうか。■PEN□
Nov 30, 2007
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今日の話題は、「南極と蜃気楼」です。 蜃気楼(しんきろう)と言うと砂漠を思い出す方が多いと思います。この蜃気楼は、空気の温度分布が層状になり、地上付近の温度の影響で地面近くとその少し上の層の温度分布が上と下で逆転し、その境界を光が曲がって通過し地上のものが上下さかさまに見える現象を言います。 ですから、砂漠のような地域でもおこりますし、寒い南極でもおこります。私達、南極観測隊員でも、最初は信じられない感じでした。南極では、ピラミッドではなく氷山がひっくり返しになります。氷山の高さが伸びたり縮んだりします。 蜃気楼のような自然現象は、南極ならでは見れることが他にもしばしばあります。空気、雪、氷、太陽、気温、風、気圧等々が私達の知らない色々な世界をかもし出してくれます。 今日のお話は、ちょっとロマンティックでしたね…。■PEN□
Nov 28, 2007
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今日のテーマは、「南極とオゾンホール」です。以前に頂いた質問の解答です。 Q:南極の事で気になっている事に、オゾンホールの拡大が人体に悪影響をおよぼす有害な紫外線が増加しているそうですね、越冬隊の方たちの健康は大丈夫でしょうか? また、他の生物(なにが生息しているのか知りません)に影響は無いのでしょうか?ペンギンが皮膚ガンになった...(ジョークです)なんて話があったら聞かせてください。 A:私が初めて越冬した1984-1986は、南極でオゾンホールが初めてできることが証明され話題になった年です。当然ながら紫外線(UV)の量は増加し、皮膚ガンの元になると言われていました。 しかし、現実には、南極での太陽高度は低く大気を長く通過するのでUVは減衰してあまり影響はないのではないかとも言われています。 体験談をお話ししますと、実は…私の顔の皮膚が弱かったせいか、南極の夏に大陸上(スキー場とほぼ同じ様な照り返しの強いところ)で長期間の作業を行ったさい唇が日焼けによって炎症を起こしてしまいまい「いかりや長介:ご冥福をお祈りしております」状態になってしまいました。時の国立極地研究所所長の永田先生がこのような唇をしていたことから、お医者様から「永田病」と言われてしまいました(笑)。南極の夏、すなわち、お日様のある時のお話です。1年の半分は、お日様が顔を出さないので、皮膚癌の心配は、あまりありません。人間以外の動物が昭和基地の近くに来るのは、この夏の時期ですから、少し日焼けが心配ですね。■PEN□
Nov 27, 2007
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今日の話題は、「南極と用語」です。 南極昭和基地には行かないとあまり使わない用語がいくつかあります。デポ、雪尺、アッパーかまし、ションドラなどです。 「デポ」は、英語のdepositのカタカナ読みの頭の2文字です。すなわち、ある場所にまとめておくと言う意味です。燃料のドラム缶や資材をデポしています。南極では物が置いてあっても誰かが持っていくことはありません。 「雪尺」は、雪がどのぐらい積もったかを計るための竹竿です。これを数本立てておき雪の堆積量の平均値を計算してその地点の降雪量としています。 「アッパーかまし」は、新潟県の方言でトイレを掃除するときに使います。特にトイレのタンクをの中を掃除するときに宣言します。 「ションドラ」は、これもしもの方ですが、おしっこをためるためのドラム缶のことです。朝顔をドラムの上に取り付けて使用します。 もっと他にもあると思いますが思い出したらまたお知らせします!■PEN□
Nov 26, 2007
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今日の話題は、「南極とお菓子」です。 昭和基地のには、非常食があることを話した事がありました。基本的には、缶詰ですがその他に乾パンや乾燥果物(パイナップルやプルーン、レーズン等)、チョコレートなどのお菓子もあります。 非常食としてだけではなく、南極では甘いものが食べたくなるのでお菓子を定期的に隊員に配っています。棚に並べておいて、自由にとれるようになっています。 お菓子好きの隊員は、自分の部屋にお菓子をストックしておきます。棚に並んでいないものを少しづつ食べるわけです。 昭和基地にコンビニなどありませんから配給みたいな感じなんです。日本ではあまり食べない乾燥果物を寒いところで食べると、とっても美味しかったことを思いだします。■PEN□
Nov 22, 2007
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今日の話題は、「南極とスポーツ」です。 昭和基地の個室の中にいると気がめいりますし、汗を流さないとストレスもたまります。観測隊の中には、いろいろな係りがもうけてあり「スポーツ係」があります。スポーツ係は1ヶ月に1度ぐらいは何かスポーツを楽しもう!といろいろ企画します。 一番人気があるのはソフトボール大会です。冬は、暗いしブリザードが吹くので夏の天気のいい日に行います。場所はヘリポートです。昭和基地のある東オングル島は岩だらけで意外と平坦なところがありませんのでアスファルトをひいたヘリポートが一番都合がいいのです。 その次に人気があるのは、遠足です。オングル島は、東と西に大きな島があって、遠足コースは2島をまわると約10kmぐらいになります。岩場が多いのですが、小高いところにアップルハウスとよばれる小屋があったり、風化した穴だらけの大きな岩があったり、氷山を間近にしたり、橋を渡ったりとアスレチック気分で遠足ができます。 その他には、凍った池でスケートをする人もいます。外で運動ができない越冬中は、室内で卓球もできます。しかし、外気温と同じ部屋に卓球台があるので球が硬くなってしまい、あまりうまく弾まずまなくて今ひとつでした。冬の間は、スポーツに変わるイベントを「お祭り係り」が考え楽しませてくれます。■PEN□
Nov 21, 2007
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今日の話題は、「南極とバーベキュー」です。 ★今日は、観測隊員の壮行会なのですよ~おきまりのBBQ! 南極観測隊は、野外での活動ができるときは「バーべーキュー」を良く行います。ソフトボール大会や氷山での流しそうめんの後など年数回は行います。 バーベキューコンロは、ドラム缶を半分に切った特製です。機械屋さんがいるのでドラムを溶接で半分にするのはお手のものです。 南極はとても空気が澄んでいますので、屋外で炭をおこしてお肉を焼くのでとてもおいしいです。 そろそろ、暖かくなって来ましたから河原、山や海で楽しみたいものですね。■PEN□
Nov 20, 2007
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今日の話題は、「南極と賞味期限」です。 ★何かと話題の賞味期限の話題です! 食べ物には、賞味期限がありますね。でも、南極では賞味期限はあっという間に切れてしまいます。賞味期限は美味しく頂ける期限ですから多少は大丈夫です。 半年もすると賞味期限切れのものばかりになります。ビールは、その期限が最も顕著にあらわれれる飲み物です。半年も経つとおりが溜まって味もぐっと低下します。ただ、飲めないわけではありませんので1年間飲み続けています。 非常食は期限切れになると処分します。現在は、日本に持ち帰り廃棄します。非常食の中には米もはいっていますが低温下で保存しておくと賞味期限はあって無いようなものです。全く劣化しません。 もっと驚いたのは、食パンです。1年前に内陸にデポ(置いておくこと)しておいてたものを焼いて食べたのですが水分もなくならず、味も全く低下していませんでした。冷凍保存はかなり有効ですね。 賞味期限切れで失敗したものがあります。それは、フカヒレスープの缶詰です。賞味期限を過ぎてほおっておくと内容物が膨張して缶が破裂します。もちろん腐ってしまったからです。 食品によっては、賞味期限を過ぎると腐りますので、においをかいでから食べましょう(爆)。■PEN□
Nov 19, 2007
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今日のテーマは、「南極と気候」です。 ブリザード(地吹雪)は、ご存じですか?昭和基地は、南緯69度なので暴風圏の南の端に位置しています。その関係から低気圧がいつも北に留ことになります。 低気圧は、南半球なので渦が右回りとなっています。ですから、毎回ブリザードの風は北東から吹いてきます。ブリザードは毎週1回ぐらいはやってくるので、ブリザードに女性の名前を一つずつ付けたりする観測隊員もいます(私だったりして!?)。 越冬の後半に私は、ふと木や植物のにおいが無いことに気づきました(気づくのが遅い?)。昭和基地は、オングル島と言う島の上にあり、地面が露出しているのですが、樹木は一本もないところ(今は、昭和基地の中にトマトなどの木があるがこれは例外)なのです。また、南極は低温ですから空気中の水分がほとんど凍ってしまい、乾燥しきっています。静電気が嫌いな人(好きな人はいないかな!)は、毎日、静電気でびっくりしています。観測装置にも影響があるのでやっかい者です。昭和基地の気温は、冬で最高に下がっても約-45度程度なので北海道の富良野あたりの方が寒いのではないでしょうか?しかし、昭和基地から南極大陸内陸部約1000 kmの地点にあるドーム基地では、-70度程に低下するそうです!■PEN□
Nov 16, 2007
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今日の話題は、「南極と非常食」です。 南極昭和基地では、万が一メインベースが火事になり食料が消失してしまうことを想定して、少し離れた倉庫に非常食を装備しています。倉庫の中の非常食は、インスタントラーメン、乾パン、缶詰、インスタントコーヒー、ドライフルーツ、チョコレートなどの保存がきくものを置いています。 メインベースが消失する様なことがあっては一大事ですが、離れた建物にいてメインベースに戻れないことは時々ありました。そういった時のために、ダンボール1箱程度の非常食が装備されています。 滅多に使うことも無いので、時折、おやつ代わりに缶詰を食べてしまったりしています。ただでさえカロリーオーバーになっている観測隊員は、非常食を食べてしまうことによりさらに太ってしまいます。 最初の話に戻りますが、倉庫に保存されていた非常食も毎年のように賞味期限が切れます。そうしたときは廃棄をするのですが、貧乏性な私のような隊員はインスタントコーヒー等をもらって使っておりました。 しかし、その中で、誰もが手をつけない缶詰(会社名はあかせません)がありました。非常食でなくても、まったく手をつけないほどのお味でしたので、昭和基地の最後の食料になるまでその缶詰は食べなかったことでしょう…。■PEN□
Nov 15, 2007
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今日の話題は、「南極とバー」です。 昭和基地の「バー」には伝統があり、毎年バー係の担当が決められバーテンダーを応募して「バー」を開いています。担当者は、店長で仕入れからサービスまで担当します。また、「バー」の名前を決めることができます。 私の越冬した隊では、「しのぶ」とか「南十字星」という名前をつけています。「しのぶ」の由来は、店長の地元のなじみのお店の名前?にした様です。「南十字星」の由来は、南十字星をサザンクロスとも言いますし、この隊は第33次隊でもあったことから、別名サンザンクロウスルというしゃれで名づけられました。ちなみにこの隊の店長は、自分で決められなかったので公募により決定しました。ユニークな由来ですよね! さて、私が行った時代のバーの中はどんな感じかといいますと、基本的にはカウンター席になっているプールバーでした。飲み物は、各種ありましたがバーテンダーの腕の見せ所はカクテルつくりです。本を見て作ったり、独学で作ったりして楽しんでいます。中には隊員持込の焼酎のかめが置いてあることもありました。 他にはパチンコ台やスロットを持ち込んでいます。景品は出ないのでスリルはありません、よってほとんどインテリア代わりです(ちなみに、観測隊ではギャンブルはご法度です)。プールバーですのでビリヤードは良く楽しんでいました。このようにして、毎夜楽しい日々は過ぎていきます。■PEN□
Nov 14, 2007
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今日の話題は、「南極とコーヒー」です。 私はコーヒーが好きです。本格的にひいた豆で入れたコーヒーはとても美味しいけれど、普段はインスタントコーヒーでもOKです。 昭和基地にはコーヒーサーバーがあって、コーヒーを何時でも飲むことができます。サーバーに使う豆は、缶入りのひいてあるコーヒー豆です。 コーヒーは利尿効果や脳を興奮させる成分(カフェイン等)が入っているので元気になります。仕事がうまくいっているとコーヒーも美味い! とっておきのコーヒー豆で美味しい一杯のコーヒーを、きりっと寒い南極の空の元で飲むのもおつなものですよ!■PEN□
Nov 13, 2007
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今日の話題は、「南極と殺人事件」です。 今日ちょっと嗜好を変えてSFっぽいお話でです。もし、船の上で殺人事件がおこったら船長に容疑者を拘束することができます。これが南極であったら誰が捕まえるのでしょうか?日本の基地ではどうなるのでしょうか?外国の基地ではどうするのでしょうか? 南極はどの国にも属していません、いわば船の上と同じ様な扱いです。この話題は総和基地で越冬中に結構盛り上がった事があります。 日本の昭和基地の場合、観測隊長は隊のまとめ役であって船の船長とは違い、法律で明確に犯罪者の取り扱いを決めていません。殺人事件があったら取り押さえてどこかにれるのでしょうか?それは誰に警察権がるのでしょうか?海上保安官が越冬する場合もありますのでその人が日本国の法律で容疑者を拘束するのでしょうか? 外国の基地はどうしているのでしょうか?アメリカの様に軍隊で行っている国は軍の取り決めに従って処置できるのでしょうか?私は、法理がわかりませんのでどなたか明確に示していただけると今までの疑問がスッキリするのですが…。 書き込みお待ちしています。■PEN□
Nov 7, 2007
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今日の話題は、「南極と磁極」です。 南磁極は、現在海の上にあります。年々少しづつ位置がずれていきます。北磁極は、南磁極の反対側にあります。棒磁石と同じですね。 オーロラの発生も磁極と密接に関係があります。磁極に向かって電気を帯びた粒子が入ってきますから数百kmの高さで磁極を中心にドーナツ上にオーロラは発生します。磁極がずれるとオーロラの見える場所は変わってしまいます。 さて、南磁極では方位磁石はどうなるでしょうか?(1)ぐるぐるまわる。(2)動かなくなる。(3)壊れて使えなくなる。 一番近い答えは、(2)です。正しい答えではないかもしれませんが、普通の方位磁石は、磁極から離れたところで地面と水平に使いますから南北極を指しますが、南磁極ですと下向きに磁力線が向いているので水平にして使う方位磁石はどちらでもなく動かなくなります。 南磁極を探すときには水(またはオイル)の中に浮かべた磁石を持って行き鉛直下向きに磁石が向く位置が磁極となるそうです。高度によって若干その位置が変わるそうです。■PEN□
Nov 5, 2007
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今日の話題は、「南極と平均年齢」です。 南極越冬観測隊員には、健康でかつ体力がある程度必要(このさい知力はおいておきましょう)です。そうなると、若い人が有利です。すなわち、大きな病気がない事が条件ですから高齢になると健康診断がパスできない人がでてくるのです。 越冬隊員は約40名です。平均年齢は、隊次によって異なります。平均28歳ぐらいから33歳ぐらいに多く分布します。平均年齢30歳を超えるとロートル隊、20歳代ですと若い観測隊だと言われます。 最高年齢はわかりませんが50歳代だとおじいちゃん扱いです(孫がいる人もいます)。20歳代ですと子供扱いです(ちょっと言い過ぎかな?)。 平均年齢はその年のプロジェクトにより隊員の構成が変わりますから先に書いた様に観測隊によって言われ方が違います。私は23歳で初越冬、33歳で2回目の越冬をしましたので、若僧の部類でした。その方が気楽でよかったですね!■PEN□
Nov 1, 2007
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