June 10, 2026
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カテゴリ: 気になるTV番組
2026年NHK大河ドラマ
『豊臣兄弟!』 のあらすじ及び感想日記です。

この回は羽柴筑前守秀吉(池松壮亮さん)が上月城を見捨て
ざるを得なかったショックから一時的な記憶喪失になり、
秀吉を取り巻く皆があの手この手で秀吉を元に戻そうとする
流れの中で、秀吉自身と皆の気持ちが交錯した感じでした。

でもやはり、秀吉の記憶がよみがえる強烈な鍵となったのは、

さん)という家族の絆でした。
記憶を戻したくない秀吉が思い出してまた前に進もうと決意
できたのは、いつも苦労を分かち合い、それを乗り越えた後で
一緒に笑い合った弟の小一郎がいたからでした。
そして兄をなんとかしなきゃ!とあせって気持ちが煮詰まる
小一郎をあおるのではなく、最悪の場合は秀吉はまた百姓に
戻ればええ、と気持ちにゆとりを持たせて考える幅を広げて
くれた母・なかの存在は大きいと思います。

ただそんな家族愛の話を挟みつつ、史実的に先のことがつい
気になってしまうキーワードがあれこれ出てきました。

出てきて、今回は荒木村重(トータス松本さん)のセリフで
「生き残るにはそれしかなかった」という言葉と、ラストで
村重が謀反を起こしたという展開です。

今回の冒頭の上月城に対する秀吉の残酷な仕置きのことは、

でも次回、村重の妻・だし(山谷花純さん)を始め有岡城の
家臣やその妻子の身に起こることをどう描くのか。
予告では竹中半兵衛尉重治(菅田将暉さん)との別ればかりが
出ていましたが、村重の謀反によって起こることのほうが私は
つい気になってしまいます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

天正5年(1577)、播磨に出陣した羽柴筑前守秀吉(池松壮亮
さん)は播磨の国衆を次々と従わせ、12月には毛利領との境に
あり毛利方の要衝である上月城(兵庫県佐用郡)を攻略。
弟の羽柴小一郎長秀(仲野太賀さん)も竹田城(兵庫県朝来市)
を攻略して城代となっていました。
しかし上月城落城後の秀吉の仕置きがあまりにもむごいという
話を前野長康(渋谷謙人さん)から聞いた小一郎はすぐに兄・
秀吉のもとに行き、事の真偽を確かめました。

秀吉に同行していた荒木村重(トータス松本さん)の話によれば、
秀吉は上月城に対して降伏勧告を出していたが、城内の者は誰も
応じず、秀吉たちが城に踏み込んだときには男だけでなく女も
子供も、全員が自害していたということでした。
皆すでに息絶えていて、秀吉は亡骸を丁重に葬るよう命じたけど、
軍師の竹中半兵衛尉重治(菅田将暉さん)が進言しました。
「この者たちは我らが殺したことにしよう。兵どもの首は落とし、
女子のむくろは納屋に押し込んで火をつける。子は串刺しにして
毛利方との国境にさらす。せっかくの屍の山、我らに逆らったら
皆こうなると見せしめにするのです。」

自分には考えの及ばないことでしたが、秀吉も納得して官兵衛の
意見を取り入れました。
秀吉は自分が鬼のふりをして少しでも西国攻めを早く終わらせる
ことができるならそれでよいと考え、官兵衛はこれで戦わずして
我らに寝返る敵も増える、と読んでいました。
小寺官兵衛尉孝高(倉悠貴さん)は、苛烈な仕置きは逆に恨みを
募らせ敵をまとまらせてしまうと考えましたが、半兵衛はいっそ
敵が一つにまとまれば狙いも定めやすくなり策も練りやすくなる
と意見しました。

官兵衛は、毛利が全軍をあげて織田に攻めかかってきたら織田の
軍勢とてやすやすと太刀打ちできないから侮ってはいけない!
と強く主張しました
そんな官兵衛に半兵衛は尋ねました。
戦巧者でそこまで毛利のことをわかってる官兵衛が、なぜ織田に
ついたのかと。
官兵衛は言葉を選んで、今の織田には勢いがありこれからの世を
つくるのは織田だと見極めたと言いましたが、半兵衛はそれを
「実に曖昧で、それこそが今の播磨の国衆の状態。半信半疑の
まま皆どちらかにつかねばと織田を選んだ者がほとんど。その者
たちの気が変わらぬうちに一刻も早く毛利を倒さねばならない。
やっかいなのは明らかな敵ではなく、腹の底が見えない国衆だ。」
と現状を分析していました。


果たして、半兵衛の悪い予見は現実のものとなりました。
東播磨にある三木城(兵庫県三木市)城主の別所長治(下川恭平
さん)が織田に反旗を翻し、家老の別所賀相(田中美央さん)が
加古川城を攻めるため出陣しました。
秀吉も直ちに三木城に出陣すると決めたのですが、そこへさらに
毛利と宇喜多の軍勢が上月城に向かったとの報せが入りました。
上月城は尼子勝久(渡邊蒼さん)に託してあり、勝久は秀吉の
援軍が来るまでの辛抱だと兵たちを鼓舞していました。
秀吉は上月城にへ、小一郎は三木城に向かうことを決めたものの、
羽柴勢だけでは手に負えないと判断し、主君・織田信長にも援軍
要請をしました。

秀吉は上月城を助けるために高倉山に陣を敷いたけど、三木城の
攻略を優先する信長は上月城には援軍を送らぬとのこと。
半兵衛も信長と同じ考えで、三木城が手薄になれば別所に横腹を
突かれる、上月城は見捨てざるを得ないということでした。
秀吉は毛利に国を滅ぼされた尼子勢が自分を頼ってきたときの
ことを思い出していました。
食うや食わずで逃げ回っていた勝久と家臣たちは秀吉が用意した
粥を口にしたとたん涙が出るほど有難くて嬉しくて、生き延びた
実感がわいた勝久たちは今の喜びを歌にして秀吉に返しました。
尼子家再興を誓った勝久と共に毛利を討とうと約束した秀吉は、
どうしたらいいのかと涙しました。

半兵衛は官兵衛と囲碁で対戦しながら、今は織田方についている
けどまだどこか定まらないの官兵衛の胸の内を考えていました。
半兵衛はもし自分が官兵衛なら、織田でも毛利でもなく自分が
のし上がる策をとると言い、官兵衛も心の底でかすかに残って
いる本心を突かれたのか、しばし言葉を失いました。
でもちょうどそのとき大粒の雨が降り出し、官兵衛は雨に紛れて
囲碁の勝負をうやむやにしてしまいました。
「時をかければ思わぬことが起きて勝ち負けを覆すこともできる。
時さえあれば…。わしはそなたが妬ましい。」
半兵衛は力なくそう言うと、その場に倒れこんでしまいました。

上月城の勝久たちに思いをはせ雨に怒りをぶつける秀吉。
そんな秀吉のもとに半兵衛が倒れたと報せが入り、蜂須賀正勝
(高橋努さん)はもう撤退の潮時だと進言しました。
秀吉は上月城に向かって深く一礼し、引き上げを命じました。
上月城では最後の粥を皆ですすった後、城主・尼子勝久は切腹、
家老の山中幸盛(廣瀬友祐さん)は安芸国へ護送中に敵の手に
かかり討ち取られました。


上月城から退却した秀吉の軍は毛利と宇喜多の侵攻を食い止める
ため、書写山の円教寺(兵庫県姫路市)に陣を構えました。
勝久たちを救えなかったことが悔やまれて仕方がない秀吉は毎夜
うなされ、ある夜足を滑らせて庭に落ちたときに頭を強く打って
それまでの記憶をすっかりなくしてしまいました。
弟の小一郎が三木城から駆けつけてきても、御仏の前でただ祈る
秀吉は小一郎のこともわからないほど記憶をなくしていました。

元は僧侶だった宮部継潤(ドンペイさん)は、この世には人の理
では解けぬこともあると言い「ここの柱に己の名を刻んで願掛け
すればどんな願いも叶う。ただしそれと引き換えに書いた者の身
には大きな災いが降りかかる。」と住職から聞いた柱にまつわる
話をしました。
官兵衛はそんなのは世迷言だと受け入れませんが、宮部はこの世
には不思議な因縁もある、と考えていました。

それからは小一郎、蜂須賀、宮部らそれぞれが秀吉の記憶を取り
戻そうと必死に過去の出来事を語りました。
しかし秀吉の記憶はいっこうに戻らず、官兵衛はこのことを上様
(信長)に報せ、小一郎が秀吉の代わりを務めるのがよいと強く
小一郎に進言しました。
しかし自分は兄ほどの器量はないと自覚する小一郎は官兵衛に、
今の話は聞かなかったことにするとくぎを刺しました。

そのころ完成を目前に控えた安土城では城主・織田信長(小栗旬
さん)が荒木村重を呼び出していました。
完成したらさぞや素晴らしい城にと安土城を称える村重に信長は、
「安土城ができあがった姿をお前にも見せたかった。残念じゃ。」
と村重は完成を見ることがないと示唆しました。
信長は刀を手に取り、村重の家臣が毛利と内通していると聞いた
と言って近寄り、ことの真相を訊ねました。
信長に疑われたら命はないので村重は必死に弁明しました。
しかしそんな弁明が信長に通用するはずもなく、信長は村重が
手土産で持参した饅頭が毒入りかもと、饅頭をすべて食べるよう
命じたところ、村重はすべての饅頭を口に押し込みました。
信長はようやく村重を許して帰しました。

村重が有岡城(兵庫県伊丹市)に戻ると、内通の件で調べていた
中川清秀(すがおゆうじさん)と高山右近(市川知宏さん)が
毛利輝元の使いだと言う外交僧の安国寺恵瓊(立川談春さん)を
連れてきました。
恵瓊が話を始めると村重は話を聞くことを拒否、そして村重は
そのとき清秀と右近が毛利と通じていたようだと感づきました。
ただ恵瓊は去り際に「織田信長という男は一度疑いをかけた者を
やすやすと許すようなお方であろうか。誤解されればよいが。」
と村重に暗示をかけていきました。


秀吉の記憶はなかなか戻らず、弟の小一郎に対してもいまだに
他人と同じ接し方でした。
そこで小一郎は母のなか(坂井真紀さん)を長浜から呼び寄せ、
母の手料理で兄の記憶が戻ることを期待しました。
なかは秀吉を幼名の藤吉郎と呼び、藤吉郎のために焼きみそと
粥をこしらえました。
しかし粥の椀を手に取ったとき秀吉は突如、上月城で自分が
尼子の兵たちに粥をふるまったときのことを思い出し、彼らを
助けてやれなかった負い目も思い出して「わしは何も思い出し
たくない!」と言って椀を放り投げて退席してしまいました。

母・なかは息子の秀吉の取り乱しようを見て、もうこのまま
思い出さなくてもいいとさえ思いました。
小一郎がそれでは家来たちが困るからそういうわけにはいかん
と言うとなかは、お家のことは誰かにお任せして秀吉はまた
百姓に戻ればいい、とまで言いました。

もう他に方法はないと考えた小一郎は、自分への災いを覚悟の
上で本堂の柱に己の名を刻み始め「どうか兄者を元に戻して
くだされ。」と願掛けを始めました。
その姿を見た秀吉は「小一郎殿、そなたに災いが降りかかる。」
と言って小一郎を柱から引き離しました。
小一郎は「兄者にとっては忘れたままのほうがいいだろうけど、
わしはそんなのは許さぬ。兄者が誘ったから今のわしはここに
おるんじゃ!」と真剣に訴えました。

秀吉の心の中に二人で一緒にやってきた時間が流れました。
そして小一郎が再び柱に名を刻み始めたとき、秀吉はたまらず
「やめんか、小一郎!」と呼んで小一郎を引き離しました。
そのとき小一郎は、兄は記憶を取り戻したのだとわかりました。
そして秀吉は、実は母の顔を見たときから思い出していたと
打ち明け、母・なかもそうだと思っていたと言いました。
秀吉は、こんな情けない自分に戻りたくなかったから記憶が
なくなったフリをした、でも自分にも忘れたくない思い出が
たくさんある、小一郎のおかげで思い出した、と語りました。
なかは、侍として大出世した息子だけど、言葉にしないだけで
本当はたくさん傷ついていたことに思いをはせました。

小一郎は秀吉に「よかった」と安堵しながらも、兄の忘れた
フリで振り回されたことに腹が立ち、思わず怒鳴りました。
でもやはり兄にはこれからも苦しいことが山ほどあるだろうと
思い、その災いを自分が半分引き受ける覚悟で柱に刻んだ名を
残しておくことにしました。
皆は、これでいつもの秀吉に戻った、いつもの兄弟に戻ったと
安堵して喜び、息子たちの姿に母は静かに涙を流しました。

気持ちを立て直した秀吉は士気高く、三木城を落とすための
軍議を開きました。
ところがそのとき急使が来て、有岡城主・荒木村重が謀反を
起こしたとの報を持ってきました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇





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Last updated  June 10, 2026 02:55:44 PM


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