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Dec 14, 2016
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カテゴリ: カテゴリ未分類
「グローマーエクスプローラー」とは何か?


アメリカはソ連の機密情報を入手するために、沈没したK-129を秘密裏に引き上げることに決定。
ソ連の監視の目をくぐりぬけながら極秘任務を遂行すべく、巨大なサルベージ船「ヒューズ・グローマーエクスプローラー」が開発されたのです。
まるでスパイ映画の世界そのものが現実に起こっていたのですね。


「K-129」と云うのは当時のソ連における最新鋭の潜水艦(ゴルフ型潜水艦)です。
まだ原子炉を積んでいないために長期間潜航できない(航続距離70日)し、弾道ミサイルの搭載数はI型ではわずか3発(II型では6発、III型では4発)に留まっています。
全長約98m 、全幅8.2m 、搭乗人員は80名。
ゴルフ型潜水艦はソ連では1990年までに全艦退役しましたが、1993年に10隻が北朝鮮に解体するために売却されています。



また中国人民解放軍海軍に4隻と設計図及び核弾頭無しのミサイルが供与され、これを改造して水中発射能力を付与し、弾道ミサイル発射実験に使用して弾道ミサイルと弾道ミサイル潜水艦のノウハウを得たとみられてます。
この弾道ミサイル発射試験艦「長城200号」は40年以上の艦齢ですが、現在でも使用され続けているとみられています。
さてアメリカが沈没したK-129を秘密裏に引き上げる作戦をプロジェクト・ジェニファーと呼びます。
作戦を決行したのはアメリカ中央情報局(CIA)です。
まさにスパイ映画の世界。
1968年にK-129がミサイル発射可能な状態で作戦海域を大きく逸脱し、ハワイ近海を航行するという不可解な事態のなか沈没しました。
周辺海域が放射線によって汚染される事態が発生したのです。

アメリカのシースパイダーソナーネットワークは即座にこの爆発を探知。
衛星や海兵隊の調査船によって事故の状況を探るなど、K-129の沈没事故について追跡調査が行われました。

アメリカがK-129に強い関心を寄せた理由は、K-129が弾道ミサイルを搭載する潜水艦であること。
沈没船から冷戦の相手国であるソ連の軍事技術や暗号技術を入手できると期待したからです。

しかし沈没した潜水艦を発見することはできず、逆にアメリカ海軍の原子力潜水艦ハリバット(SSN-587)が太平洋の水深5km の海底に沈むK-129を発見することに成功したのです。
CIAは秘密裏にK-129のサルベージを断行することを決め「Project Azorian(アゾレス諸島プロジェクト)」と呼ばれる極秘任務がスタート。
しかしソ連の監視の目をかいくぐるために、表だって沈没潜水艦を引き上げることはできません。

そこでCIAは当時、アメリカ海軍と武器や航空機に関する製造契約を結ぶなど実業家として成功を収め「地球上の富の半分を持つ男」と呼ばれていた大富豪ハワード・ヒューズと結託して、架空のマンガン掘削事業を隠れ蓑に利用したのです。
CIAはヒューズの運営するヒューズ・ツールカンパニーにK-129を引き上げられる巨大なサルベージ船の建造を依頼。


グローマーエクスプローラーは沈没船を海底の土ごと持ち上げるための巨大な機械式のかぎ爪を搭載。
かぎ爪はロッキードが開発を担当しました。
さらにかぎ爪で引き上げたK-129をソ連の衛星に探知されないように格納する巨大施設「ヒューズ・マイニングバージ」も併設されました。




こうして完成したグローマーエクスプローラーはマンガン団塊掘削船という表向きの顔を与えられた上で、1974年7月にリカバリーポイントに配置され、約1ヶ月にわたる諜報作戦を開始。

ソ連の監視の目をそらせるために億万長者のヒューズがマンガン採掘プロジェクトに大金を投じたというプレスリリースまで打ち、海洋採掘事業が大々的に発表されたそうです。
グローマーエクスプローラーはサルベージ開始から数週間後にK-129を引き上げましたが、水深約2.7km の地点で機体が分裂。
結果的に潜水艦の前方部分だけが回収されました。
引き上げに成功したK-129からは6人の乗組員の遺体が発見され、アメリカ軍によってひっそりと葬儀が行われています。

こうしてK-129の機体半分の引き上げに成功しましたが、肝心の軍事技術や暗号技術などは見つからなかったとされています。
しかし核魚雷や暗号表など有益な諜報情報を入手したとする説もあり、1997年に発刊されたクライド・W・ブルーソン著「The Jennifer Project」では、そもそも機体が半分しか回収できなかったというのも偽の情報であると記述されるなど、アメリカが有益な情報を獲得していた事実をCIAが隠蔽しているとする陰謀論も根強く残っています。




冷戦時代に最も複雑で極秘裏に行われた諜報作戦の一つに数えられるプロジェクトを成功させたグローマーエクスプローラーは、2006年にはアメリカ機械学会から「前例のない挑戦を敢行し成功した歴史的建造物」に認定されましたが、スクラップ現場に搬出され、ついに解体されることになったそうです。
中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-」
整備工事で閉鎖になった大阪の中之島公園。そこに暮らしてた約70匹の子供たち。
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Last updated  Dec 14, 2016 05:21:41 AM
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