耳(ミミ)とチャッピの布団

耳(ミミ)とチャッピの布団

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

monmoegy

monmoegy

Favorite Blog

採れたて野菜のサラ… New! danmama313さん

夏休み? New! パパゴリラ!さん

仙台七夕 New! moto,jcさん

予定を早めて病院で… New! marnon1104さん

私の足に暑いのにべ… 空夢zoneさん

Comments

marnon1104 @ Re:LINEグループを組む(08/08) New! 私の所でも、名古屋の孫たちも入れて 7名…
marnon1104 @ Re:葬儀が終わりました(08/07) New! ご自宅へ帰りたいと仰っていた奥様の遺骨…
danmama313 @ Re:LINEグループを組む(08/08) New! お通夜葬儀を無事済まされて昨夜は熟睡さ…
パパゴリラ! @ Re:LINEグループを組む(08/08) New! 私と女房と長男・次男はグ家族LINEグ…
moto,jc @ Re:LINEグループを組む(08/08) New! こんにちは あたしが以前アルバイトして…
Sep 13, 2020
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
池袋HUMAXシネマズで公開予定の映画「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」。

この映画は2018年に一度公開されてる作品で、製作費は300万円。
それも148万円くらいはクラウドファンディングで調達している、超低予算の映画なんですな。


この映画、突如、大仏が立ち上がって東京を歩き回ると云う奇想天外なストーリーで、しかしそれ以上でもなけりゃそれ以下でもない単純な作品なんですな。
云ってみれば「ゴジラ」が「大仏」にかわったような(笑)
そのためキャスティングに監督の横川寛人が影響を受けた特撮映画「ゴジラ」や「ガメラ」に出演していた俳優、宝田明や螢雪次朗などを起用してます。
宝田明は物語の語り部ですね。
他の俳優でオッファーした人のうち8割は断られましたが、「宝田さんが出演されるなら」という理由で出演を決めたキャストもいます。


それがきっかけで出演が決まったのが大統領役のフィリップ・グレンジャー。


この映画、監督の横川が友人から「昔、"大仏廻国・中京編"と云う奇想天外な映画があった」と教えてもらったのが制作のキッカケ。
こっちの作品の監督は枝正義郎と云う、円谷英二を初め多くの秀でた監督やカメラマンを育てた日本映画初期の先覚者です。
円谷は「枝正に会っていなければ、映画界には入って来なかった」と云うほどの大先輩です。

件の「大仏廻国・中京編」は1934年(昭和9年)に制作されました。
こっちは、大仏が動き出すのは一緒ですが、歩き回るのは「名古屋」です。

昭和9年ですよ~満州国で有名な溥儀が皇帝になった年で、忠犬ハチ公の銅像ができた年でもあります。
こんな時代に大規模なトリック撮影がなされたワケで、日本映画で初めて「着ぐるみとミニチュアで巨大なキャラクターを表現した作品」とされてます。


「大仏廻国・中京編」の内容については「幼稚」「日本映画の異色篇」など評価が低いのですが、映像技術については一定の評価がされているようです。
映画の舞台となった名古屋市では映画館が満席になるなど好評だったそうですよ。
ただ、この映画のフィルムは戦災で焼失して、現存していません。


犬山城の側で一睡した大仏は真清田神社を参詣した後、再び名古屋市内に戻り名古屋公会堂、名古屋市議会、松坂屋、覚王山、鶴舞公園、名古屋市公会堂などを巡り、三河の知立八橋や浄福寺大仏と対面します。
そして地獄を巡った後、雲に乗り東京に向かうと云う物語。
しかし、この映画に明確なメッセージ性は見出せません。
宗教的教訓や寓話はおろか、1966年(昭和41年)に大映が制作した「大魔神」のように、私腹を肥やす領主を倒すべく、大仏が怒りの表情に変化するわけでもありません。
日本軍の秘密兵器でもなければ、長い眠りから覚め再び人類のために戦うと云うようなストーリーでもなし。


よく言えば奇想天外、悪く言えば荒唐無稽。
実験的、意欲作ですが子供騙しの内容。
しかし技術的には当時の先端をいってたのです。
「大仏廻国・中京編」には生と死の概念、戦争の緊張などのテーマが込められてたそうです。
そして、もうひとつテーマが。
それが1933年(昭和8年)の自殺事件の物語とあります。
映画が制作される前の年ですが...1933年の自殺事件とは?
詳細な記録がないので確証はありませんが、この年、実践女学校の生徒の三原山投身自殺が2件も立て続けにおこったのです。

しかも、2件の自殺の間には時期のズレがあったにも関わらず、同じ女子生徒が立ち会っていたことを新聞などが猟奇事件として「三原山に死を誘う女」などとセンセーショナルに報道しました。
この報道が引き金になって、この年だけで944人が三原山で投身自殺するという異常事態に陥って、対応能力を超えた大島警察が警視庁に応援を要請しています。
こうしたメディアの自殺報道に影響されて自殺が増える事象をウェルテル効果と云います。
特に若年層が影響を受けやすいとされている現象です。

ウェルテル効果は、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」に由来します。
主人公ウェルテルは最終的に自殺しますが、これに影響された若者たちが彼と同じ方法で自殺したことを起源としてるのです。
さて、この三原山の投身自殺が「大仏廻国・中京編」とどう云う因果関係が有るか、今となっては知るすべがありませんが、なんとなく自殺志願の若い人に警鐘をなげかけてたとも感じられますね。

ウェルテル効果の名付け親、社会学者のデイヴィッド・フィリップスが1974年 、ニューヨークタイムズの一面に掲載された自殺と、1947年~1967年までの全米の月間自殺統計を比較することで、報道の自殺率に対する影響を証明しています。

それによると...
・自殺率は報道の後に上がり、その前には上がっていない
・自殺が大きく報道されればされるほど自殺率が上がる
・自殺の記事が手に入りやすい地域ほど自殺率が上がる
これらのことから報道が自殺率へ影響を与えることを証明しました。

映画「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」予告編





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Sep 13, 2020 05:50:33 AM
コメント(7) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: